C Oracle Application Development Frameworkの監査リファレンス

この付録では、Oracle Application Development Frameworkでの監査のリファレンス情報を示します。

この付録の内容は次のとおりです。

C.1 カスタムおよび標準の監査レポートについて

Oracle Fusion Middlewareの共通監査フレームワークには、監査レコードに基づいた一連の標準レポートが用意されています。また、標準レポートを変更し、独自のカスタム監査レポートを作成することもできます。I

この付録では、Oracle Application Development Frameworkで監視可能なイベントに関する詳細情報を示します。カスタム・レポートを開発する場合は、この情報を使用して、各イベント・レコードの構造を理解してください。

次のドキュメントに、カスタム・レポートを記述する際に役立つ詳細情報が記載されています。

『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』の監査スキーマに関する項

次のドキュメントに、監査を構成して標準レポートを表示する方法に関する追加情報が記載されています。

『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』の「監査の構成と管理」

C.2 ADF監査イベントの属性

ADF監査イベントは、表C-1に示される属性を使用します。

表C-1 ADF監査イベントの属性

属性名	説明
`mds-mo-name`	メタデータ・オブジェクトの名前。
`mds-mo-type`	メタデータ・オブジェクトのタイプ。
`mds-cust-layer-name`	カスタマイズ層の名前。
`mds-cust-layer-value`	カスタマイズ層の値。
`mds-sandbox-name`	サンドボックスの名前。
`custom-operation`	このイベントによってトリガする操作
`custom-attribute1-name`	カスタム属性1の名前
`custom-attribute1-value`	カスタム属性1の値
`custom-attribute1-old-value`	カスタム属性1の元の値
`custom-attribute2-name`	カスタム属性2の名前
`custom-attribute2-value`	カスタム属性2の値
`custom-attribute2-old-value`	カスタム属性2の元の値
`custom-attribute3-name`	カスタム属性3の名前
`custom-attribute3-value`	カスタム属性3の値
`custom-attribute3-old-value`	カスタム属性3の元の値
`custom-attribute4-name`	カスタム属性4の名前
`custom-attribute4-value`	カスタム属性4の値
`custom-attribute4-old-value`	カスタム属性4の元の値
`custom-attribute5-name`	カスタム属性5の名前
`custom-attribute5-value`	カスタム属性5の値
`custom-attribute5-old-value`	カスタム属性5の元の値
`custom-sub-object-name`	変更されたサブオブジェクト(XML要素/属性)のユーザーが判読可能な名前
`custom-sub-object-type`	変更されたサブオブジェクト(XML要素/属性)のユーザーフレンドリ・タイプ
`mds-repository-name`	MDSリポジトリ名。
`mds-partition-name`	MDSリポジトリ・パーティション名
`custom-object-name`	ユーザーフレンドリ・オブジェクト名。
`custom-object-type`	ユーザーが判読可能なオブジェクト・タイプ。

C.3 Oracle ADFビューの監査イベント

表C-2に、ADFビューの監査イベントを示します。

表C-2 Oracle ADFビューの監査イベント

イベント	説明
`CreatePage`	新しいページを作成します。
`CreateRegion`	リージョンをページに追加します。
`CreateDataboundComponent`	データバインドされたコンポーネントをページに追加します。

C.4 Oracle ADFビジネス・コンポーネントの監査イベント

表C-3に、ADFビジネス・コンポーネントの監査イベントを示します。

表C-3 Oracle ADFビジネス・コンポーネントの監査イベント

イベント・タイプ	イベント	説明
ビュー・オブジェクト	`AddViewLinkDef`	ビュー・リンク定義を追加します。
ビュー・オブジェクト	`RemoveViewLinkDef`	ビュー・リンク定義を削除します。
ビュー・オブジェクト	`AddAttributeDef`	属性を追加します。
エンティティ・オブジェクト	`AddAttributeDef`	属性定義を追加します。
エンティティ・オブジェクト	`AddTrigger`	トリガーを追加します。
エンティティ・オブジェクト	`AddValidator`	バリデータを追加します。
エンティティ・オブジェクト	`RemoveTrigger`	トリガーを削除します。
エンティティ・オブジェクト	`RemoveValidator`	バリデータを削除します。
アプリケーション・モジュール	`CreateViewObject`	ビュー・オブジェクトを作成します。
アプリケーション・モジュール	`RemoveViewObject`	ビュー・オブジェクトを削除します。

C.5 Oracle ADFモデルの監査イベント

表C-4に、ADFモデルの監査イベントを示します。

表C-4 Oracle ADFモデルの監査イベント

イベント・タイプ	イベント	説明
ページ定義	`AddControBinding`	コントロール・バインディングを追加します。
ページ定義	`AddIterator`	イテレータ・バインディングを追加します。
ページ定義	`AddVariable`	変数バインディングを追加します。
ページ定義	`AddExecutable`	実行可能ファイル・バインディングを追加します。
ページ定義	`AddParameter`	パラメータ・バインディングを追加します。
ページ定義	`AddNestedContainer`	ネストされたコンテナ・バインディングを追加します。
ページ定義	`RemoveExecutable`	実行可能ファイル・バインディングを削除します。
ページ定義	`RemoveIterator`	イテレータ・バインディングを削除します。
ページ定義	`RemoveParameter`	パラメータ・バインディングを削除します。
アプリケーション	`AddDataControlReference`	データ・コントロール参照を追加します。
アプリケーション	`AddPageDefinitionUsage`	ページ定義使用方法を追加します。
アプリケーション	`AddPageMapEntry`	ページ・マップ・エントリを追加します。
アプリケーション	`RemoveDataControl`	データ・コントロールの使用方法を削除します。
アプリケーション	`RemovePageDefinitionUsage`	ページ定義使用方法を削除します。
アプリケーション	`RemovePageMapEntry`	ページ・マップ・エントリを削除します。
構成	`AddDataControlDefinition`	データ・コントロール定義を追加します。
構成	`RemoveDataControlDefinition`	データ・コントロール定義を削除します。

C.6 Oracle ADF Controllerの監査イベント

表C-5に、ADF Controllerの監査イベントを示します。

表C-5 Oracle ADF Controllerの監査イベント

イベント	説明
`setPageName`	ページ名を設定します。
`addControlFlowCase`	フロー・ケースを追加します。
`addActivity`	フロー内に新しいアクティビティを挿入します。
`getMutableTaskFlowDefinition`	タスク・フロー定義を編集します。
`addEntry`	リソース・エントリを追加します。
`updateEntry`	リソース・エントリを更新します。
`deleteEntry`	リソース・エントリを削除します。

C.7 Jediの監査イベント

表C-6に、Jediの監査イベントを示します。

表C-6 Jediの監査イベント

イベント	説明
`AddAttribute`	属性を追加します。
`AddOperation`	操作を追加します。
`AddValidationRule`	検証ルールを追加します。
`DeleteOperation`	操作を削除します。
`EditAttribute`	属性を編集します。
`RemoveAttribute`	属性を削除します。
`NewCustomObject`	新規カスタム・オブジェクトを追加します。
`ChangedProperty`	プロパティを変更します。
`ChangedLabel`	表示ラベルを変更します。
`ChangedRequired`	要求された変更。
`ChangedUpdateable`	更新可能な変更。