プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77226-02
目次へ移動
目次

前
前へ
次
次へ

コマンドを使用した起動、停止およびOracle BI EEプロセスのステータスの表示

スクリプト・コマンドを使用すると、ソフトウェアのいくつかのコンポーネントを制御できます。

スクリプト・コマンドを使用して、起動、停止およびOracle Business Intelligenceコンポーネントのステータスの表示を行います。

ドメインのOracle Business Intelligenceコンポーネント・プロセスの起動

ドメイン内のすべてのコンポーネント・プロセスを起動する方法について学習します。

前提条件

  • 起動コマンドは、まだ実行されていない場合に、ノード・マネージャをローカルおよびリモート(クラスタ化されたサーバー上)で起動します。

  • 起動コマンドは、マスター・ホストからのみ実行されます。

  • 起動コマンドは、コンポーネント・プロセスが起動されるか、またはrestartMaxValueパラメータ(-m)に指定した回数の起動に連続して失敗するまで完了しません。

  • コンポーネント・プロセスは順番に起動します。

  • コマンドは最初に資格証明を要求し、boot.propertiesファイルを自動的に作成するため、後続の実行では資格証明が必要ありません。

前提条件

  • ファイル・システム権限を持ち、ブート・アイデンティティ資格証明を把握する必要があります。

コマンドを使用してドメインで実行中のコンポーネント・プロセスを起動するには:

  1. 次の適切なコマンドを入力して、起動スクリプトを実行します。

    DOMAIN_HOME/bitools/bin

    UNIX | Windowsの場合:

    ./start.sh | start.cmd {-noprompt} {-i <list of instances>} {-r <restartIntervalSeconds>} {-m <restartMaxValue>} {-r <restartIntervalSeconds>} {-c}
    
    For example, ./start.sh -i obis1,obips1 -r 10,000 -m 30 -c
    引数 説明

    -h<Domain home>

    (オプション)ドメイン・ホーム(domainNameディレクトリを含む)を指定できます。設定した場合、デフォルトはDOMAIN_HOMEです。

    -i <startServersList>

    (オプション)カンマ区切りリストで起動するインスタンスを指定できます。インスタンスには、管理サーバー、管理対象サーバーまたはシステム・コンポーネント・インスタンス名を指定できます。

    -r<restartIntervalSeconds>

    (オプション)システム・コンポーネントを再起動できる秒数を指定します。デフォルトは3600で、最大は214748647、最小は300です。

    -m<restartMaxValue>

    (オプション)ノード・マネージャが「再起動間隔」で指定した間隔(秒単位)内でシステム・コンポーネントを再起動できる回数を指定します。デフォルトは2で、最大は2147483647、最小は0です。注意: 0に設定した場合、システム・コンポーネントの自動再起動は無効になります。

    -c<Clear cached credentials>

    (オプション)キャッシュされたWebLogic管理者資格証明をクリアして再設定します。その際、ユーザー名とパスワードを求めるプロンプトが表示されます。デフォルトのWebLogic Server管理者のパスワードをキャッシュした後は、このパラメータを使用します。ユーザーとの対話なしに、起動/停止時に使用するため、パスワードは暗号化されてからキャッシュされます(従来どおり)。デフォルトはfalseです。

    注意: ノード・マネージャの資格情報は変更されません。

    インスタンスがコマンドの引数として指定されていない場合、管理サーバー、管理対象サーバーおよびすべてのシステム・コンポーネントはデフォルトで起動します。

  2. 起動する非アクティブ・コンポーネントのリストが表示されます。
  3. コンポーネントが起動します。

    -iを指定しない場合、すべての非アクティブ・プロセスが起動します。すでに実行されている場合でも失敗しません。

    管理サーバー、管理対象サーバー、ローカル/リモート・ノード・マネージャおよびシステム・コンポーネントが起動します。

    起動したコンポーネントの数が表示されます。

    すべてのコンポーネントのステータスが表示されます。

ドメインのOracle Business Intelligenceコンポーネント・プロセスの停止

この項では、ドメイン内の実行中のコンポーネント・プロセスを停止する方法について説明します。

前提条件

  • stopコマンドにより、ローカルおよびリモート(クラスタ化されたサーバー上)のノード・マネージャが停止します。

  • 停止コマンドは、マスター・ホストからのみ実行されます。

  • すべての指定されたコンポーネント・プロセスが停止するまで、停止コマンドが続行します。

  • 停止コマンドは最初に資格証明を要求し、ブート・アイデンティティ・ファイルを自動的に作成するため、後続の実行では資格証明が必要ありません。

  • 特定のプロセスの停止によってフェイルオーバーが発生する可能性があるため、「デプロイメントのスケーリング」を理解しておいてください。

前提条件

  • ノード・マネージャが動作している必要があります。

  • ファイル・システム権限を持ち、WebLogic Serverを起動するシステム管理者アイデンティティ資格証明を把握する必要があります。

コマンドを使用してドメインで実行中のコンポーネント・プロセスを停止するには:

  1. 次の適切なコマンドを入力して、停止スクリプトを実行します。

    DOMAIN_HOME/bitools/bin

    UNIX | Windowsの場合:

    ./stop.sh | stop.cmd {-i <list of instances>} {-c}
    For example, ./stop.sh -i obis1,obips1 
    引数 説明

    -h<Domain home>

    (オプション)ドメイン・ホーム(domainNameディレクトリを含む)を指定できます。設定した場合、デフォルトはDOMAIN_HOMEです。

    -i <list of instances>

    (オプション)カンマ区切りリストで停止するインスタンスを指定できます。インスタンスには、管理サーバー、管理対象サーバーまたはシステム・コンポーネント・インスタンス名を指定できます。

    -c<Clear cached credentials>

    (オプション)キャッシュされたWebLogic管理者資格証明をクリアして再設定します。その際、ユーザー名とパスワードを求めるプロンプトが表示されます。デフォルトのWebLogic Server管理者のパスワードをキャッシュした後は、このパラメータを使用します。ユーザーとの対話なしに、起動/停止時に使用するため、パスワードは暗号化されてからキャッシュされます(従来どおり)。デフォルトはfalseです。

    注意: ノード・マネージャの資格情報は変更されません。

    インスタンスがコマンドの引数として指定されていない場合、管理サーバー、管理対象サーバーおよびすべてのシステム・コンポーネントはデフォルトで停止します。

  2. コンポーネントが停止します。

ドメインのOracle Business Intelligenceコンポーネントのステータスの表示

ステータス・コマンドは、ドメイン内のコンポーネントのステータス・レポートを表示します。

前提条件

  • ステータス・コマンドは、ノード・マネージャ・ステータスをレポートします。

  • ステータス・コマンドは、マスター・ホストからのみ実行されます。

  • ステータス・コマンドでは、ローカル・ノード・マネージャ・プロセスが実行されている必要があります。

  • 最初の実行で資格証明を要求し、ブート・アイデンティティ・ファイルを自動的に作成するため、後続の実行では資格証明が必要ありません。

前提条件

  • ファイル・システム権限を持ち、ブート・アイデンティティ資格証明を把握する必要があります。

コマンドを使用してドメインのOracle Business Intelligenceコンポーネントのステータスを表示するには:

  1. 次の適切なコマンドを入力して、ステータス・スクリプトを実行します。

    DOMAIN_HOME/bitools/bin

    UNIX | Windowsの場合:

    ./status.sh | status.cmd {-v}
    
    where {-v} is verbose
    
  2. コマンドはコンポーネント名、タイプ、ステータスおよびマシン名を表示します。