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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77226-02
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Oracle Business IntelligenceでのEssbaseデータの使用

次のトピックは、Oracle Business IntelligenceEssbaseを使用するための概要について説明しています。

この項では、Oracle Business IntelligenceでのEssbaseキューブの使用について説明します。

Essbaseデータソースでのシングル・サインオンの有効化

Oracle Business Intelligenceインストーラを使用してインストールされたEssbaseデータソースでSSOを有効化するには、Oracle BIリポジトリのEssbaseデータソースに対応する接続プール・オブジェクトの「一般」タブで「SSO」を選択します。

また、対応するデータベース・オブジェクトの「仮想プライベート・データベース」オプションを選択して、キャッシュ・エントリを保護します。

詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイドの「一般」タブの多次元接続プールのプロパティに関する項を参照してください。

次のノート1993210.1も参照してください。

https://support.oracle.com

Essbaseがデータソースの場合の分析とレポートの作成、スケジューリングおよび実行

BI Authorのアプリケーション・ロールを持つユーザーは、Essbaseがデータソースの場合、エンド・ユーザーのアイデンティティを使用してフィルタが適用されている場合、およびSSOが構成されている場合に、分析とレポートを作成、スケジュールおよび実行できます。

詳細は、次を参照してください。

  • Oracle Business Intelligenceの分析の作成、スケジューリングおよび実行については、次のものを参照してください。

    Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド

  • BI Publisherレポートの作成および実行については、次のものを参照してください。

    Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイド

Oracle BI EEによるSSLを介したEssbaseへの接続の有効化

この項では、Oracle BIサーバーおよびEssbaseがOracle Business Intelligenceの一部としてインストールおよび構成される場合にOracle BIサーバーがEssbase接続を処理する方法について説明します。

EssbaseがSSLに構成されている場合、BIサーバー(Essbase RTCクライアントを使用)はEssbaseクライアントとしてすべてのクライアント側SSL構成を実行する必要があります。

BIサーバーおよびEssbaseが同じマシンで実行され、EssbaseサーバーがSSLに構成されている場合、BIサーバーはEssbase構成ファイル(essbase.cfg)を指すことができます。これを実行するには、ESSBASE_CONFIG_PATHプロパティをobis.propertiesに追加し、essbase.cfgの場所を指定します。

Oracle BIサーバーでカスタム・クライアント側essbase.cfg(たとえば、特定のEssbaseクライアント設定を制御する場合など)を使用する必要があり、Essbaseサーバー構成ファイルを使用しない場合は、12cバージョンの『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』のEssbaseクライアント・ウォレットの設定およびウォレット・パスのコピーおよび構成に関する項を参照してください。この場合、obis.propertiesファイルはOracle BIサーバーに定義されているessbase.cfgを含むディレクトリの場所を指す必要があります。

BIサーバーがessbase.cfgの場所を指すには:

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/bienv/OBIS/obis.properties

    Oracle BI EEに定義されているessbase.cfgの場所またはEssbaseサーバーですでに使用されている場所のパスを表す値を使用して、ESSBASE_CONFIG_PATHプロパティを追加します。

    たとえば、Essbaseサーバーの構成ファイルを指すには、次のとおりです。

    ESSBASE_CONFIG_PATH=DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/biconfig/essbase
    
    
  2. obis.propertiesファイルを保存します。

注意:

12.2.1.0.0リリースのエンドツーエンドSSL構成はサポートされていません。つまり、Oracle BIサーバーもSSLに構成されている場合、Oracle BIサーバーとEssbaseサーバー間の接続が機能しません。ただし、これは12cの今後のリリースでサポートされます。