Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド 12.2.1.1.0 E77225-02 |
|
![]() 前へ |
![]() 次へ |
トピック
この章の内容は次のとおりです。
Oracle BI Enterprise Editionは、データを分析および表示するための強力なツールです。
Oracle BI Enterprise Edition (Oracle Business Intelligenceと呼ばれることもあります)には、あらゆるビジネス・インテリジェンス機能が備わっており、次のことが可能です。
組織の最新データの収集
わかりやすい形式(表やグラフなど)でのデータの表示
組織内の人々へのタイムリーなデータの配信
これらの機能によって、組織では、よりよい決定、詳細な情報に基づいた措置、より効率的なビジネス・プロセスの実装が可能になります。
図に、わかりやすい形式(タイル、表、グラフなど)で組織のデータを表示したダッシュボードの一部を示します。
Oracle BI Enterprise Editionでは、次のものを使用できます。
分析 - (Oracle BI EEのこの部分は、アンサーとも呼ばれます。)分析は、ビジネス上の疑問に対する回答を得るための、組織のデータに対する問合せです。分析では、データがわかりやすい形式(表、グラフなど)で表示されることにより、情報の探索や対話が行えます。分析の結果は、保存、編成および共有できます。
あらかじめ作成された、業界に固有の分析を購入することもできます。ビジネスの情報の必要性に合わせて、事前作成の分析を使用できます。
分析の使用の詳細は、「分析の作成」を参照してください。
ダッシュボード - (Oracle BI EEのこの部分は、インタラクティブ・ダッシュボードとも呼ばれます。)ダッシュボードでは、企業や外部情報をパーソナライズして表示できます。ダッシュボードは、分析、Webサイトへのリンク、Oracle BI Publisherレポートなどのコンテンツを含む1ページ以上のページで構成されます。ダッシュボードによって、エンド・ユーザーは分析情報にアクセスできます。
あらかじめ作成された、業界に固有の分析を含む事前構成済のダッシュボードを購入することもできます。
ダッシュボードの使用の詳細は、「ダッシュボードの作成と使用」を参照してください。
フィルタ、選択ステップおよびプロンプト - フィルタ、選択ステップおよびプロンプトを使用すると、ダッシュボードや分析で表示するデータを制限したり、指定できます。
フィルタおよび選択ステップの詳細は、「分析用データのフィルタリングと選択」を参照してください。プロンプトの使用の詳細は、「ダッシュボードと分析でのプロンプト」を参照してください。
エージェント - (Oracle BI EEのこの部分は、デリバーとも呼ばれます。)エージェントによって、ビジネス・プロセスを自動化できます。エージェントは、イベント駆動型アラート、スケジュールによるコンテンツの公開および条件付きイベント駆動型アクションの実行に使用できます。エージェントはスケジュールすることも、特定の条件でトリガーすることもでき、ユーザーにタイムリな情報を配信できます。
エージェントの使用の詳細は、「コンテンツの配信」を参照してください。
条件 - 条件は、分析またはキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)の評価に基づいて1つのブール値を返すオブジェクトです。条件を使用して、何かを行うかどうか(エージェントがコンテンツを配信するかどうか、など)を決定します。
条件の使用の詳細は、「条件の使用」を参照してください。
アクション - アクションは、関連コンテンツへ移動したり、外部システムで操作、関数またはプロセスを起動する機能を提供します。アクションは、分析やダッシュボードのページなど、様々なオブジェクトに含めることができます。アクションによって、ユーザーは受け取ったデータから得られるビジネスの見通しに基づき、適切な行動をとることができます。
アクションの使用の詳細は、「アクションの使用」を参照してください。
スコアカード - (Oracle BI EEのこの部分は、Oracle Scorecard and Strategy Managementとも呼ばれます)。スコアカードでは、企業の戦略を構成する目標や取組みのモデル化、指定されたKPIによる業績の評価、および全体的な業績の確認と表示を行えます。
スコアカードの使用の詳細は、「スコアカード」を参照してください。
他の製品 - Oracle BI EEは、様々な方法で他の製品と対話します。たとえば、Oracle Hyperion Smart View for Officeを使用すると、Oracle BI EEからMicrosoft Officeアプリケーション(Excel、WordおよびPowerPoint)内で分析にアクセスしたり、実行することができます。
詳細は、「Oracle BI EEと他の製品との対話方法」を参照してください。
注意:
Oracle BI EEのこれらの領域(つまり、分析、エージェント、ダッシュボードなど)は、プレゼンテーション・サービスと呼ばれる場合もあります。Oracle BIプレゼンテーション・カタログには、Oracle BI EEを使用してユーザーが作成した分析、ダッシュボード、KPIなどのオブジェクトが格納されます。
ユーザーは個人のフォルダ(マイ・フォルダ)を持ち、作成したオブジェクトを格納できます。個人フォルダ内のオブジェクトにアクセスし、コンテンツをそのフォルダに保存できます。ユーザーは、個人フォルダにサブフォルダを追加し、自分にとって最も理にかなった方法でコンテンツを編成できます。
他のユーザーやグループがオブジェクトにアクセスできる共有フォルダに、オブジェクトを格納することもできます。ビジネス・ロジック・セキュリティ、カタログ・オブジェクト・セキュリティおよびデータ・レベル・セキュリティの組合せによって、データやオブジェクトの表示、オブジェクトの編集およびカタログからのオブジェクトの削除を行えるユーザーが決まります。管理者は、カタログの共有フォルダ構造の作成および保守を行います。
詳細は、Oracle BIプレゼンテーション・カタログとはおよびOracle BIプレゼンテーション・カタログでのオブジェクトの管理を参照してください。カタログの設定の詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle BIプレゼンテーション・カタログの構成と管理に関する項を参照してください。
アプリケーションにサインインするにはいくつかの情報が必要です。
Oracle BI EEへのアクセスには、組織で定められたURL、ユーザーIDおよびパスワードを使用します。
注意:
Oracle BI EEを使用する場合、Cookieを受け入れるようWebブラウザを設定する必要があります。ここでは、Cookieを使用して、ユーザーがサイン・インしたセッションが追跡されます。シングル・サインオン(SSO)を使用してすでにサインオンしている場合は、(次の手順で説明されているような)サイン・イン・ページのすべてのフィールドに値を入力するように求めるプロンプトは表示されない可能性があります。
Oracle BI Enterprise Editionへサイン・インする手順:
ブラウザのアドレス・フィールドに、組織から指定されたURLを入力します。サイン・イン・ページが表示されます。
使用する言語を選択します。
このボックスへのデフォルトの入力は、「マイ・アカウント」ダイアログの「プリファレンス」タブの「ユーザー・インタフェース言語」フィールドで別の言語を選択することで変更できます。詳細は、「プリファレンスの設定」を参照してください。
注意:
Windowsの場合、「地域と言語のオプション」ダイアログの「言語」タブで「複合文字や右から左方向に書く言語 (タイ語を含む) のファイルをインストールする」オプションを選択すると、ヘブライ語のフォントが右から左ではなく、左から右の間違った方向で表示されます。この問題を回避するには、「複合文字や右から左方向に書く言語 (タイ語を含む) のファイルをインストールする」オプションの選択を次のように解除します。
コントロール パネルで「地域と言語のオプション」ボタンをクリックし、「地域と言語のオプション」ダイアログを表示します。
「言語」タブをクリックします。
「複合文字や右から左方向に書く言語 (タイ語を含む) のファイルをインストールする」オプションの選択を解除します。
「OK」をクリックします。
ユーザーIDとパスワードを入力します。
スクリーン・リーダーの使用を容易にする方法で、Oracle BI EEのコンテンツをブラウザでレンダリングする場合は、「アクセシビリティ・モード」ボックスを選択します。
このボックスを選択すると、分析エディタとしてアクセシビリティ・モードのBIコンポーザ・ウィザードが使用されます(「分析」エディタは使用されません)。BIコンポーザの詳細は、「BIコンポーザを使用した分析操作」を参照してください。「分析」エディタの詳細は、「分析」エディタとは」を参照してください。
アクセシビリティの詳細は、「アクセシビリティ機能」を参照してください。
「サイン・イン」をクリックします。次のいずれかのページ(構成によって異なる)が表示されます。
マイ・ダッシュボードと呼ばれる個人のダッシュボード。
ホーム・ページ。ホーム・ページの詳細は、「Oracle BI EEホーム・ページとは」を参照してください。
担当業務(コール・センター職員など)に固有のダッシュボード。
ダッシュボード(マイ・ダッシュボードまたは業務に固有のダッシュボード)には、通常、業務に関する分析およびその他の情報が含まれます。「Oracle BI Enterprise Editionの概要」には、ダッシュボードの例が示されています。
これで、Oracle BI EE内を移動できます。詳細は、「Oracle BI Enterprise Edition内の移動」を参照してください。
ヒント:
サイン・イン後、以降のサイン・イン時に表示されるダッシュボードを選択できます。詳細は、「プリファレンスの設定」を参照してください。アプリケーションを完全に終了するには、正しくサイン・アウトする必要があります。
注意:
Oracle BI EEからサイン・アウトするためにブラウザ・ウィンドウを閉じないでください。
Oracle BI EEからサイン・アウトする手順:
インタフェースからアプリケーションの様々な領域に簡単にアクセスできます。
Oracle BI EEへサイン・イン(「Oracle BI Enterprise Editionへのサイン・イン」で説明)すると、構成に応じて次のいずれかのページが表示されます。
マイ・ダッシュボードと呼ばれる個人のダッシュボード
ホーム・ページ。
担当業務(コール・センター職員など)に固有のダッシュボード
このページを起点に、Oracle BI EEを使用します。ホーム・ページには、分析、ダッシュボードなど、よくアクセスするものがあります。必要なものが見当たらない場合、ページの最上部にある「検索」ボックスに項目名を入力します。または、「カタログ」リンクをクリックすると、利用できるすべてのコンテンツを探すことができます。作業時には、Oracle BI EE内をナビゲートする主な方法として、グローバル・ヘッダーとホーム・ページを使用できます。
グローバル・ヘッダー - グローバル・ヘッダーは、Oracle BI EEインタフェースの上部に表示され、作業時、常に使用できます。グローバル・ヘッダーでは、Oracle BI EEが提供する機能にアクセスできます。たとえば、ホーム・ページへのアクセス、ダッシュボードへのアクセス、オブジェクト(分析やダッシュボード・プロンプトなど)のオープン、新規オブジェクトの作成などを行えます。グローバル・ヘッダーで使用できる機能は権限によって決まります。管理者は、リンクの順序を変更したり、会社や業界特有のリンクを追加することでグローバル・ヘッダーを変更できます。たとえば、Oracle Technology Network (OTN)へのリンクを追加できます。
グローバル・ヘッダーの詳細は、「Oracle BI EEグローバル・ヘッダーとは」を参照してください。
ホーム・ページ - ホーム・ページでは、Oracle BI EEの起動方法、オブジェクトの作成と変更方法、オブジェクトの参照と管理方法を知ることができます。
ホーム・ページの詳細は、「Oracle BI EEホーム・ページとは」を参照してください。
タスクの起点にアクセスすると、タスクの実行に必要なページ、ダイアログまたはエディタが表示されます。
注意:
他にナビゲーションの方法がない場合以外は、ブラウザの戻るボタンを使用してOracle BI EEをナビゲートしないことをお薦めします。ブラウザの戻るボタンでは、戻ったときにダッシュボードの状態が保持されない場合があります。ブレッドクラムは推奨されるナビゲーション方法です。ブレッドクラムの詳細は、ブレッドクラムを使用したナビゲートについてを参照してください。ホーム・ページは、Oracle BI EEでタスクを行う起点です。
ホーム・ページはセクションに分かれており、各セクションでは、個別のタスクを開始したり、オブジェクトを検索できます。このホーム・ページには、最近表示、作成または更新したオブジェクトや、所属するグループのユーザーが最も頻繁にアクセスするオブジェクトにアクセスできるセクション(たとえば、「最近」や「お気に入り」)もあります。
この図は、ホーム・ページの例を示します。
起点の構成によっては、Oracle BI EEへサイン・インすると、ホーム・ページが表示される場合があります。
そうでない場合、グローバル・ヘッダーの「ホーム」ページをクリックして、いつでもホーム・ページに移動できます。グローバル・ヘッダーの詳細は、「Oracle BI EEグローバル・ヘッダーとは」を参照してください。
グローバル・ヘッダーによって、よく使用される機能へ簡単にアクセスできます。グローバル・ヘッダーは、ユーザー・インタフェースからいつでも使用できます。
たとえば、グローバル・ヘッダーを使用すると、ホーム・ページに戻ることなく、新規タスクの開始、Oracle BIプレゼンテーション・カタログの検索、製品ドキュメントへのアクセス、別のオブジェクトの表示を行えます。グローバル・ヘッダーには、ホーム・ページ・リンクも含まれ、他のページからホーム・ページにアクセスできます。
注意:
グローバル・ヘッダーで使用可能な機能は権限によって決まることに注意してください。管理者は、リンクが表示される順序を変更することによって、または内部やGoogleやOracle Technology Network (OTN)などの外部の場所にリンクを追加することによって、グローバル・ヘッダーをカスタマイズすることができます。詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のプレゼンテーション・サービスでのカスタム・リンクの提供に関する項を参照してください。
次の図では、グローバル・ヘッダーの左端の部分を示します。
グローバル・ヘッダーには、次のコンポーネントが含まれています。
検索 - カタログを検索できます。この領域の使用方法の詳細は、「オブジェクトの検索方法」を参照してください。
詳細設定 - カタログ・ページが検索モードで表示されます。ここでは、カタログ内のオブジェクトを検索できます。検索モードでは、ページ内に「フォルダ」ペインではなく、「検索」ペインが表示されます。
管理 - 管理者としてログインしている場合に使用できます。管理ページが表示されます。ここでは、権限、およびマップのメタデータの管理などの管理タスクを行います。管理タスクの詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle Business Intelligenceの管理に関する項、およびOracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイドの管理ページの理解に関する項を参照してください。
ヘルプ - 次のオプションが表示されます。
xxx ヘルプ(xxxはページ、エディタまたはタブの名前) - 現在のページ、エディタまたはタブのヘルプ・トピックが表示されます。
ヘルプの目次 - Oracle BI EE、BI Publisherおよびマーケティングの目次へのリンク・オプションが備わったカスケード・メニューが表示されます。
ドキュメント - Oracle BI EEのドキュメント・ライブラリが表示されます。
OTN - OTNのBusiness IntelligenceとData Warehousingテクノロジ・センターのページが表示されます。
Oracle BI EEのバージョン情報... - Oracle BI EEのバージョンと著作権情報が表示されます。
サイン・アウト - Oracle BI EEからサイン・アウトします。
アラート - 1つ以上のアラートが生成されている場合にのみ使用できます。「アラート」ダイアログが表示されます。ここでは、アラートを管理できます。アラートは、パーソナライズされ、アクショナブルなコンテンツを、指定された受信者およびエージェントへの登録者に配信するエージェントによって生成される通知です。
ホーム - ホーム・ページが表示されます。ホーム・ページの詳細は、「Oracle BI EEホーム・ページとは」を参照してください。
カタログ - カタログ・ページが表示されます。ここでは、カタログ内のオブジェクトを検索して、それらのオブジェクトに固有のタスクを実行できます。
お気に入り - お気に入りオブジェクトや、お気に入りオブジェクトを編成するために作成したカテゴリが表示されます。また、「お気に入りの管理」リンクが表示され、これをクリックして「お気に入りの管理」ダイアログにアクセスできます。ここでは、お気に入りの編成に使用するカテゴリを作成して管理できます。お気に入りの詳細は、お気に入りとはを参照してください。
ダッシュボード - ユーザーのフォルダまたは共有フォルダ内の「ダッシュボード」サブフォルダに格納されているすべてのダッシュボードへのリンクが含まれています。「ダッシュボード」サブフォルダに保存されていないダッシュボードは、グローバル・ヘッダーのダッシュボード・リストから表示されません。
新規 - 作成可能なオブジェクトのリストが表示されます。オブジェクトを作成するには、オブジェクトをリストから選択します。オブジェクトの作成に適切なダイアログまたはエディタが表示されます。
開く - 次のオプションが表示されます。
開く - 「開く」ダイアログが表示されます。ここでは、使用するオブジェクトを選択できます。
最近使用したオブジェクト - 最近表示、作成または更新したオブジェクトのリストが表示されます。このリストを使用して、使用するオブジェクトを選択できます。
最も人気のあるオブジェクト - 所属するグループのユーザーから最も頻繁にアクセスされているオブジェクトのリストが表示されます。このリストを使用して、使用するオブジェクトを選択できます。
usernameとしてサインイン - (usernameは現在のセッションで使用しているユーザー名)次のオプションが表示されます。
マイ・アカウント - 「マイ・アカウント」ダイアログが表示されます。ここでは、タイム・ゾーン、配信デバイス、配信プロファイルなどのプリファレンスを指定できます。プリファレンスの設定の詳細は、プリファレンスの設定を参照してください。
実行者 - 組織でこの機能を有効にし、適切な権限が付与されている場合にのみ使用できます。別のユーザーのかわりに操作を行えます。詳細は、他のユーザーの代理を参照してください。
Oracle BI EEでは、Oracle BI EEの理解に役立つ概念および手順に関する情報が含まれるガイド、状況依存ヘルプおよびライブラリに直接アクセスできます。
具体的には、次のものにアクセスできます。
Oracle Business Intelligence Enterprise Editionヘルプ - Oracle BI EEユーザー・インタフェースの各ページ、タブ、エディタ、ペインおよびダイアログには、ヘルプ・トピックが関連付けられています。これらの各ヘルプ・トピックには、概要、関連する概念や手順へのリンクおよび各コンポーネントの説明が含まれています。
ページ、エディタ、タブまたはダイアログのオンライン・ヘルプにアクセスするには、その「ヘルプ」ボタンをクリックします。
あるいは、ページ、エディタまたはタブの場合、グローバル・ヘッダーにある「ヘルプ」メニューから「xxxヘルプ」(xxxは、ページ、エディタまたはタブの名前)を選択します。たとえば、カタログ・ページの場合、「カタログ・ページのヘルプ」を選択します。グローバル・ヘッダーの詳細は、「Oracle BI EEグローバル・ヘッダーとは」を参照してください。
Oracle BI EE、Oracle BI Publisherおよびマーケティングのヘルプの目次 - これらの目次を使用することは、製品の知識を得たり、特定のトピックにアクセスするよい方法です。
これらの目次のいずれかにアクセスするには、グローバル・ヘッダーで「ヘルプ」メニューの「ヘルプの目次」をクリックし、適切な目次を選択します。
Oracle Business Intelligence Enterprise Editionドキュメント・ライブラリ - Oracle BI EEドキュメント・セット内のドキュメントは、OTNのFusion Middlewareドキュメント・ライブラリに含まれています。
Oracle BI EEドキュメント・ライブラリにアクセスするには、グローバル・ヘッダーの「ヘルプ」メニューで「ドキュメント」をクリックします。
Oracle Technology Network(OTN) - OTNには、Oracle Business Intelligenceに固有の情報および他のすべてのOracle製品に関する情報が掲載されています。OTNには、開発者、データベース管理者(DBA)および技術者が、アプリケーションの設計、構築、デプロイ、管理および最適化の方法に関する専門的な情報とベスト・プラクティスを共有したり、検索するのに役立つサービスやリソースがあります。OTNにあるアイテムのタイプには、Java、Linuxなどの業界標準のテクノロジに関する情報、すべてのOracle製品のドキュメント、ディスカッション・フォーラム、Oracleソフトウェア、ブログとポッドキャスト、他のOTNメンバーによって書かれた技術的な記事などがあります。
OTNにアクセスするには、グローバル・ヘッダーの「ヘルプ」メニューで「OTN」をクリックします。
ユーザー権限および許可により、アプリケーション内でのアクションおよびアクセスを許可または制限できます。
権限と許可により、分析の作成やスコアカードの編集などの特定のアクションを実行し、オブジェクトやアプリケーションなどにアクセスおよび管理するための資格を付与できます。ロールは、特定の要件に関連する権限を1つにグループ化し、職責に基づいて継続性を有効にしてアクセスを制限します。
権限およびロールは、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionで表示およびアクセスできるものを管理します。詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイドのプレゼンテーション・サービスの権限の管理に関する項を参照してください。また、権限の詳細は、Oracle BIプレゼンテーション・カタログでのオブジェクトの管理のカタログの使用者を参照してください。
非管理者は別のユーザーとして実行することで、他のユーザーの機能を実行できます。
代理機能では、別のユーザーのかわりにOracle BI EEの操作を行えます。この機能は、別のユーザーのダッシュボードやコンテンツを操作する必要がある場合やITサポート・スタッフがユーザー・アカウントのトラブルシューティングを行う必要がある場合などに便利です。
代理機能を使用するには、別のユーザーの代理を管理者から認可されている必要があります。詳細は、『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』の別ユーザーとして実行可能にする方法に関する項を参照してください。
別のユーザーの代理を認可する際、管理者は、他のユーザーのアカウントへのフル・アクセスまたは制限付きアクセスを付与します。
フル・アクセス - フル・アクセスが付与されている場合、ターゲット・ユーザーの権限が継承され、ユーザーのデフォルト・ダッシュボードの変更およびユーザーのコンテンツとプリファレンスの変更を行えます。
制限付きアクセス - 制限付きアクセスが付与されている場合、自身の権限が保持されますが、ターゲット・ユーザーのデータ表示権限が継承されます。制限付きアクセスでは、ユーザーのデータの表示のみ行えます。
アカウントへのアクセス権を持つユーザーのリストは、「マイ・アカウント」ダイアログ: 代理ユーザー・タブを開くと確認できます。このタブには、アカウントへのアクセスが許可されているユーザーの名前のリストが表示されます。
別のユーザーの代理の詳細は、「他のユーザーの代理」を参照してください。
エンド・ユーザーは、Oracle BI EEに関する個人のプリファレンスを設定できます。
Oracle BI EEでは、アカウント・プリファレンスを設定できます。たとえば、営業ダッシュボードを開始ページに指定し、太平洋標準時間をタイムゾーンとして選択します。開始ページを指定することによって、Oracle BI Enterprise Editionにアクセスし、ダッシュボードをすぐに使用できます。権限に応じて、「マイ・アカウント」ダイアログで次のことができます。
表示名やユーザーIDなどのアカウント情報全般の表示。
言語、タイム・ゾーン、通貨などのプリファレンスの表示と変更。
場所やタイム・ゾーンなどのBI Publisherのプリファレンスの表示と変更。
Oracle BI Mobileのプリファレンスの表示と変更。
エージェントに対する配信オプションの表示と変更。配信オプションの詳細は、「デバイスと配信プロファイルとは」を参照してください。
所属するロールとグループの表示。
プリファレンスを設定するには、次の手順を実行します。
自分がアクセスする権限を持つBIデスクトップ・ツールをダウンロードできます。
ダウンロードできる製品に応じて、次のような様々なBIデスクトップ・ツールを、Oracle BI EEホーム・ページの「はじめに」セクションからダウンロードできます。
Oracle Hyperion Smart View for Office (Smart View) - このツールを使用して、Microsoft OfficeアプリケーションからOracle BI EE分析にアクセスして実行します。Smart Viewをダウンロードしてインストールした後の使用手順については、Oracle Hyperion Smart View for Officeユーザーズ・ガイドおよびOracle Hyperion Smart View for Office開発者ガイドを参照してください。
Oracle Business Intelligence Client Toolsインストーラ — このツールを使用して、Business Intelligence管理ツール、Oracle Business Intelligenceジョブ・マネージャおよびOracle Business Intelligenceカタログ・マネージャをインストールできます。ご使用のオペレーティング・システムに応じて、32ビットまたは64ビットのインストールを選択できます。
Template Builder for Word Add-in - このツールを使用して、公開レポートで使用するRTFテンプレートを設計できます。ご使用のオペレーティング・システムに応じて、32ビットまたは64ビットのインストールを選択できます。
BIデスクトップ・ツールをダウンロードするには:
他のガイドに、コンテンツ・デザイナと管理者に関係の深いトピックがいくつか取り上げられています。次の表にこれらのトピックをリストし、詳細の参照先を示します。
トピック | 詳細の参照先 |
---|---|
Oracle BI EEのインストール |
『Oracle Business Intelligenceのインストールと構成』のOracle Business Intelligenceのインストールに関する項 |
Oracle BI EEの構成 |
『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle Business Intelligenceの構成に関する項 |
Oracle BI EEの統合 |
『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』のOracle Business Intelligenceとの統合の概要に関する項 |
システムが適切に動作するには、特定の証明書、ハードウェアおよびソフトウェアが必要です。
ハードウェアとソフトウェアの要件、プラットフォーム、データベースおよびその他の情報の詳細は、システム要件と動作要件のドキュメントを参照してください。いずれのドキュメントもOracle Technology Network (OTN)から入手できます。
システム要件のドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、ディスク領域とメモリーの最小要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチなどの情報が記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
動作要件のドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサードパーティ製品が記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html