Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイド 12c (12.2.1.1.0) E77222-02 |
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「データ・モデル」の「プロパティ」ページにアクセスするには、次に示されているように、コンポーネント・ペインの「データ・モデル」ノードをクリックします。
サーバー設定の詳細は、Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイドのデータ・エンジン・プロパティの設定を参照してください。
データ・モデルの次のプロパティを入力します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
説明 |
ここに入力した説明が、カタログに表示されます。この説明は、翻訳可能です。 |
デフォルト・データソース |
リストからデータソースを選択します。データ・モデルには、1つ以上のデータソースからの複数のデータ・セットを含めることができます。ここで選択したデフォルトのデータソースは、新しいSQLデータ・セットを定義するときにデフォルトとして提示されます。セッションの開始後に追加された新規データソースを表示するには、「データソース・リストのリフレッシュ」を選択します。 |
「Oracle DBデフォルト・パッケージ」 |
Oracleデータベースに対する問合せが定義してあるときには、データ・モデル内にBeforeまたはAfterデータ・トリガー(イベント・トリガー)を含めることができます。イベント・トリガーは、RDBMSレベルの関数を実行するためにPL/SQLパッケージを使用します。イベント・トリガーまたはPL/SQLグループ・フィルタを含んでいるデータ・モデルについては、ここにデフォルトのPL/SQLパッケージを入力する必要があります。このパッケージは、デフォルトのデータソースに存在している必要があります。 |
データベース・フェッチ・サイズ |
JDBC接続で一度にフェッチされる行数を設定します。この値によって、システム・プロパティで設定した値はオーバライドされます。この値とサーバー設定のどちらもが定義されていない場合は、デフォルト値の20が使用されます。サーバー・プロパティ「自動DBフェッチ・サイズ・モードの有効化」がTrueに設定されている場合、この値は無視されます。 |
問合せタイムアウト |
SQL問合せに基づくデータ・モデルに適用されます。タイムアウト値が満たされた時にSQL問合せがまだ処理中の場合、データxmlの取得に失敗しました。エラーが返されます。秒単位の値を入力します。このデータ・モデルに値を入力しないと、サーバー・プロパティの値が使用されます。 |
スケーラブル・モード |
大きなデータ・セットの処理では、大量のRAMが必要です。メモリー不足を防止するには、データ・エンジンのスケーラブル・モードを有効にします。スケーラブル・モードでは、データの処理時に、データ・エンジンがディスク領域を利用します。これをOnに設定すると、パフォーマンスに影響しますが、メモリー不足エラーの発生を回避します。 「データ・モデル・スケーラブル・モードの有効化」もサーバー・レベル・プロパティですが、デフォルトでは、データ・モデル・レベル・プロパティは「インスタンス」レベルに設定され、サーバーまたはインスタンス・レベルの設定が継承されます。この特定のデータ・モデルでスケーラブル・モードをオンまたはオフにするには、リストから「ON」または「オフ」を選択します。 |
SQLプルーニングの有効化 |
標準SQLを使用するOracle Database問合せのみに適用されます。問合せにより戻される列が多数あり、サブセットのみをレポート・テンプレートで使用する場合、SQLプルーニングによりテンプレートで必要な列のみが戻されます。このプロパティを設定すると、処理時間が強化され、メモリー使用量を削減できます。 「SQLプルーニングの有効化」もサーバー・レベル・プロパティですが、デフォルトでは、データ・モデル・レベル・プロパティは「インスタンス」レベルに設定され、サーバーまたはインスタンス・レベルの設定が継承されます。この特定のデータ・モデルでSQLプルーニングをオンまたはオフにするには、リストから「ON」または「オフ」を選択します。 SQLプルーニングは、PDF、ExcelおよびE-textテンプレート・タイプに対して適用できません。 |
バックアップ・データソース |
このデータソースに対するバックアップ・データベースが設定済の場合は、「バックアップ接続の有効化」を選択してこのオプションを有効化しておき、BI Publisherでバックアップを使用する必要があるときに、そのバックアップ・データベースを選択します。
この機能を利用するには、選択したデータソースのバックアップ・データソースを使用できるようにしておく必要があります。詳細は、Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイドのバックアップ・データベースについてを参照してください。 |
これらのオプションでは、XMLデータ構造の特性を定義します。これらのオプションを変更すると、そのデータ・モデルに基づいて構築されたレイアウトに影響を与えることがあります。
パラメータ・タグを含める - データ・モデルにパラメータを定義する場合は、このチェック・ボックスを選択してXML出力ファイルにパラメータ値を含めます。データ・モデルにパラメータを追加する手順の詳細は、パラメータと値リストの追加を参照してください。このオプションは、レポート内でパラメータ値を使用する必要がある場合に有効化します。
Null要素用の空のタグを含める - 出力のXMLデータにNULL値を保持する要素を含める場合に、このチェック・ボックスを選択します。NULL要素を含めると、要求された要素のデータがデータソースに格納されていない場合、その要素は<ELEMENT_ID\>のように空のXMLタグとしてXML出力に含まれるようになります。たとえば、要素MANAGER_IDに格納されたデータがないときに、NULL要素を含めるように選択していると、その要素はデータ内で<MANAGER_ID />と示されます。このオプションを選択していない場合、MANAGER_IDのエントリは示されません。
グループ・リスト・タグを含める - (このプロパティは、10gへの下位互換性と、Oracle Reportの移行に向けたものです)。行セットのタグを出力XMLデータに含める場合は、このチェック・ボックスを選択します。グループ・リストのタグを含めると、そのグループ・リストはデータ内で別の階層として示されます。
XMLタグ表示 - このチェック・ボックスは、XMLデータのタグを大文字で生成するか、小文字で生成するか、またはデータ構造で指定した定義を保持する場合に選択します。
ページの「添付」リージョンには、アップロードしたデータ・ファイルまたは、データ・モデルに添付したデータ・ファイルが表示されます。
データ・モデルの構築後には、そのデータ・モデルから生成した小規模で典型的なサンプル・データのセットを添付する必要があります。サンプル・データは、BI Publisherのレイアウト編集ツールで使用します。小規模なサンプル・ファイルを使用すると、レイアウトのデザイン段階でのパフォーマンスの向上に役立ちます。
データ・モデル・エディタには、サンプル・データを生成および添付するためのオプションが用意されています。詳細は、データ・モデルのテストとサンプル・データの生成を参照してください。
管理者は、サンプル・データ・ファイルのサイズの上限を設定できます。詳細は、Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイドのデータ・エンジン・プロパティの設定を参照してください。
データ・モデル・エディタには、サンプル・スキーマをデータ・モデル定義に添付する機能があります。
スキーマ・ファイルは、BI Publisherでは使用しませんが、開発者の参照用に添付できます。データ・モデル・エディタでは、スキーマの生成はサポートされません。
このレポートのデータソースとして、ローカルのMicrosoft Excel、CSVまたはXMLファイルをアップロード済の場合は、そのファイルがここに表示されます
リフレッシュ・ボタンを使用すると、このファイルをローカル・ソースによってリフレッシュできます。データソースとして使用するファイルをアップロードする方法は、データ・セットの作成を参照してください。
次の図に、サンプル・データとデータ・ファイルが添付されている「添付」リージョンを示します: