Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Management Studioでのビジネス・プロセスの開発 12c (12.2.1.1) E79347-01 |
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この章では、プロセス・アセット・マネージャにビジネス・アセットを格納する方法について説明します。プロセス・アセット・マネージャは、構成するアプリケーション・サーバー内で実行されます。
この章の内容は次のとおりです。
プロセス・アセット・マネージャは、BPMプロジェクトおよびOracle Business Process Architectプロジェクトの一部である様々なビジネス・アセットを管理するための統一された方法を提供します。
プロセス・アセット・マネージャを使用すると、プロジェクトで作業している様々な人の間でBPMプロジェクトを共有できます。Oracle BPM Studioを使用しているプロセス開発者は、彼らのBPMプロジェクトを、他のプロセス開発者やOracle Business Process Composerを使用しているプロセス分析者と共有できます。開発ライフ・サイクルの詳細は、「アプリケーション開発ライフサイクルの概要」を参照してください。
プロセス・アセット・マネージャからプロジェクトをチェックアウトした後、JDeveloper SVN機能が有効化されます。プロセス・アセット・マネージャを使用するか、SVNのバージョニング機能を使用するのかを選択できます。たとえば、プロセス・アセット・マネージャの保存アクションまたはSVNのコミット・アクションを使用してプロジェクトを公開できます。プロセス・アセット・マネージャからチェックアウトしたプロジェクトは、JDeveloperのSVNプロジェクトです。
プロセス・アセット・マネージャは、次のものをサポートしています。
コラボレーション
複数のユーザーが同じプロジェクトを同時に作業できるようになります。
セキュリティとアクセス制御
ビジネス・アセットに対するファイングレイン・セキュリティおよびアクセス制御を提供します。カタログにアクセスするアプリケーションによって、アプリケーションのプリンシパルに付与される適切なアクセス権が決定されます。
バージョニング
同じビジネス・アセットの複数のバージョンを格納します。
競合の解決、差分とマージ
異なるユーザーが1つのビジネス・アセットを同時に変更した場合、プロセス・アセット・マネージャで、それらの異なるバージョン間の差分を表示し、それらの間の競合を解決し、変更をマージできます。
ライフ・サイクル
ビジネス・アセットを、最初のブレーンストーミングから開発およびテストへ、そして統合テストおよび最終的な本番でのデプロイメントへと完成できる柔軟なライフサイクル・モデルをサポートします。
レポート作成
ビジネス・アセットの詳細なレポートを、カタログおよびそれらの履歴で提供します。
バックアップとリカバリ
ハードウェアの障害、ソフトウェアのバグおよびヒューマン・エラーの発生時に、変更内容をプロジェクトの安定したバージョンに戻すことができます。
この項では、環境の設定や、BPMプロジェクトの追加とエクスポートなど、プロセス・アセット・マネージャの一般的なユース・ケースを示します。
プロセス・アセット・マネージャを使用するための環境のセットアップ
プロセス・アセット・マネージャに格納されているBPMプロジェクトの使用
「プロセス・アセット・マネージャに格納されているBPMプロジェクトの変更方法」を参照してください。
プロセス・アセット・マネージャへのBPMプロジェクトの追加
プロセス・アセット・マネージャからzipファイルへのBPMプロジェクトのエクスポート
プロセス・アセット・マネージャに格納されているBPMプロジェクトの使用を開始する前に、接続を構成してBPMプロジェクトをチェックアウトすることで環境を設定する必要があります。
環境をセットアップする手順は次のとおりです。
プロセス・アセット・マネージャからチェックアウトしたBPMプロジェクトを変更し、その変更内容をプロセス・アセット・マネージャに保存し、それらを他の開発者と共有できます。
プロセス・アセット・マネージャに格納されているBPMプロジェクトを変更する手順は次のとおりです。
作成してローカルに格納していたBPMプロジェクトをプロセス・アセット・マネージャに追加できます。
プロセス・アセット・マネージャにBPMプロジェクトを追加する手順は次のとおりです。
プロセス・アセット・マネージャでは、接続の作成、BPMプロジェクトのチェックアウトと保存、BPMプロジェクトのローカルでの更新、プロジェクトの削除、および変更履歴の表示がサポートされています。
接続の作成
「プロセス・アセット・マネージャ接続の作成方法」を参照してください
BPMプロジェクトのチェックアウト
BPMプロジェクトの保存
「プロセス・アセット・マネージャへのBPMプロジェクトの保存方法」を参照してください
ローカルに格納されたBPMプロジェクトの更新
「ローカルBPMプロジェクトの更新方法」を参照してください
BPMプロジェクトの削除
「プロセス・アセット・マネージャからのBPMプロジェクトの削除方法」を参照してください
変更履歴の表示
「変更履歴の表示方法」を参照してください
プロセス・アセット・マネージャの使用を開始する前に、プロセス・アセット・マネージャが格納されるサーバーを見つけるためのプロセス・アセット・マネージャ接続を構成する必要があります。
プロセス・アセット・マネージャ接続を作成する手順は次のとおりです。
「プロセス・アセット・マネージャ・ナビゲータ」ウィンドウを開きます。
「JDeveloper」メニューから「ウィンドウ」を選択します。
「プロセス・アセット・マネージャ・ナビゲータ」を選択します。
プロセス・アセット・マネージャ・ナビゲータが、画面の左側に開きます。
PAMノードを右クリックし、「接続の作成」を選択します。
プロセス・アセット・マネージャ接続の作成ウィザードが表示されます。
「次へ」をクリックします。
「接続名」ページが表示されます。
次回、プロジェクトをエクスポートするときにようこそページを表示しないようにする場合、「次回にこのページを表示しない」を選択します。
接続を識別する名前を入力します。
プロセス・アセット・マネージャ・サーバーにログインするためのユーザー名を入力します。
プロセス・アセット・マネージャ・サーバーにログインするためのパスワードを入力します。
「次へ」をクリックします。
「WebLogicホスト名」フィールドに、プロセス・アセット・マネージャ・サーバーを見つけるためのURLを入力します。
必要に応じて、ポート、SSLポートおよび「常にSSLを使用」オプションを構成します。
「接続のテスト」をクリックして、入力した情報が正しいかどうかを確認します。
「ステータス」フィールドに、プロセス・アセット・マネージャ・サーバーへの接続が正常に行われているかどうかが表示されます。
「終了」をクリックします。
「プロセス・アセット・マネージャ・ナビゲータ」に新しい接続が表示されます。
プロセス・アセット・マネージャから特定のバージョンのBPMプロジェクトをチェックアウトして、それをローカルに格納できます。このローカル・プロジェクトにローカルな変更を行い、それらをプロセス・アセット・マネージャにチェックインできます。
プロセス・アセット・マネージャからBPMプロジェクトをチェックアウトする手順は次のとおりです。
BPMプロジェクトをプロセス・アセット・マネージャに格納すると、それを他のユーザーと共有し、同じプロジェクトに対して一緒に作業できます。この手順を使用すると、新しいBPMプロジェクトを格納したり、プロセス・アセット・マネージャにすでに格納されているBPMプロジェクトに対して行った変更を保存できます。
プロセス・アセット・マネージャにBPMプロジェクトを保存する手順は次のとおりです。
プロセス・アセット・マネージャ内のBPMプロジェクトに行った変更で、ローカルBPMプロジェクトを更新できます。
ローカルBPMプロジェクトを更新する手順は次のとおりです。
プロセス・アセット・マネージャからプロジェクトを削除できます。
プロセス・アセット・マネージャからBPMプロジェクトを削除する手順は次のとおりです。