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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementによるプロセスの管理とモニタリング
12c (12.2.1.1)
E77374-01
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4 プロセス・ワークスペースでのアクティビティ・ガイドの操作

Oracle Business Process Management Workspace (プロセス・ワークスペース)でアクティビティ・ガイドを使用して、自分がタスクを割り当てた様々なプロセスを整理し、順を追って進めることができます。

この章の内容は次のとおりです。

4.1 アクティビティ・ガイドの理解

アクティビティ・ガイドを使用してタスクをマイルストンに整理できます。各マイルストンには、ユーザーが自分1人でまたは他のユーザーとのコラボレーションによって完了させるタスクのセットがあります。各マイルストンについて、どのタスクをどの順序で完了させるかがアクティビティ・ガイドによって示されます。マイルストンに含まれる自分のタスクをすべて完了すると、マイルストンの完了となります。タスクの性質によっては、未完了のタスクを保存して、後で再開することも可能です。

図4-1は、アクティビティ・ガイドの例を示しています。

図4-1 サンプル・アクティビティ・ガイド

図4-1の説明が続きます
「図4-1 サンプル・アクティビティ・ガイド」の説明

アクティビティ・ガイドを使用すると、次のことが可能になります。

  • マイルストンを展開し、マイルストンに含まれているタスクを確認および処理します。

  • 自分が参加しているビジネス・プロセス全体のステータスと完了率を表示します。

4.1.1 アクティビティ・ガイドの使用

図4-1の例に示すとおり、アクティビティ・ガイドはプロセスに含まれるタスクを整理するのに役立ちます。アクティビティ・ガイドは、プロセス内のステップを適切な順序で移動するようユーザーを誘導します。この例で使用するマイルストンの1つは、Human Taskというタスクが含まれているMS3というマイルストンです。

アクティビティ・ガイドでは、ユーザーは、現在のマイルストン内で今注目する必要があるタスクのみ処理することができます。ユーザーは、そのマイルストンのすべてのタスクを完了すると、次のマイルストンのタスクを処理できます。将来のマイルストンのタスクや他のユーザーに割り当てられたタスクは処理できません。

4.2 アクティビティ・ガイドのナビゲーション

「アクティビティ・ガイド」タブを選択すると、タブ・ページに「アクティビティ・ガイド」リストが表示されます。

「アクティビティ・ガイド」リストの上部セクションには、現在システム内を移動しているすべてのプロセスを表示するプロセス・リストが表示されます。

  • これらのプロセスを最新の状態に更新するには、「アクティビティ・ガイド・プロセス・リストのリフレッシュ」アイコンをクリックします。

  • 「割当て先」のデータをフィルタ処理するには、次の項目から選択します:

    • 自分: ログイン・ユーザーとそのログイン・ユーザーに報告するユーザーに割り当てられているアクティブなタスクが含まれている、すべてのアクティビティ・ガイド・プロセス・インスタンスを取得します。

    • : タスクがログイン・ユーザーによって完了されている、すべてのアクティビティ・ガイド・プロセス・インスタンスを取得します。

    • 報告先: ログイン・ユーザーに報告するユーザーに割り当てられているアクティブなタスクが含まれている、すべてのアクティビティ・ガイド・プロセス・インスタンスを取得します。

    • レビューア: ログイン・ユーザーに割り当てられているアクティビティ・タスクが含まれている、アクティビティ・ガイド・プロセス・インスタンスをレビューします。

  • プロセスのステータスに基づいてデータをフィルタ処理するには、次のいずれかを選択します。

    • 進行中

    • 完了

    • エラー発生

表4-1は、「アクティビティ・ガイド・リスト」サブタブに表示されるプロセス・リスト内の列とその説明を示しています。

表4-1 プロセス・リスト

説明

タイトル

次の2つの値が使用可能です。

  • プロセス名とインスタンス番号の組合せ

  • プロセスのインスタンス化時にエンド・ユーザーが指定した値

ステータス

アクティビティ・ガイド・プロセスの現在のステータス。

開始済

プロセスが開始された日付。

インスタンス番号

Oracle Fusion Middleware Controlからアクティビティ・ガイド・プロセスがインスタンス化されたときに、プロセスに割り当てられた番号。

プロセス名

アクティビティ・ガイド・プロセスのモデル化中に、プロセス設計者がBPMNエディタで指定したタイトル。

コンポジット名

Oracle BPMコンポジット名とリビジョン番号。

最終更新

アクティビティ・ガイドの最終更新日。

ページの下のセクションにプロセス・アクティビティ・ガイドを表示するには、プロセス・リストからプロセスを選択します。プロセス・アクティビティ・ガイドを別のタブ・ページで表示するには、プロセス・リストでプロセスを右クリックし、「別のタブで開く」を選択します。この別のタブ・ページは、プロセス・リストでプロセスを選択するたびリフレッシュされます。

アクティビティ・ガイドの左のセクションには、表4-2で説明するガイドのナビゲーション・パネルが表示されます。

表4-2 アクティビティ・ガイドのナビゲーション・パネル

要素 説明

アクティビティ・ガイド・リフレッシュ

現在のアクティビティ・ガイド・プロセスにおいて、なんらかのアクションがプロセス・ワークスペース外で実行された場合に、ナビゲーション・パネルをリフレッシュします。

「アクティビティ・ガイド完了」進行状況バー

現在のアクティビティ・ガイド・プロセスの完了率を示します。

完了済タスク

現在のアクティビティ・ガイド・プロセスのタスクの合計数に対する、現在ログインしているユーザーが完了したタスクの数。

タスク・フィルタ

現在のアクティビティ・ガイド・プロセスについて、タスクの詳細ペインに表示するタスクのタイプを指定します。オプションは次のとおりです。

  • すべて

  • 必須

  • 進行中

  • 完了

  • オプション (プロセスの必須タスクではないものの、ユーザーが明示的にスキップする必要があるタスク)

アクティビティ・ガイドの右のセクションには、アクティビティ・ガイド・プロセス・ツリー内で選択したノードの詳細が表示されます。

タスクの詳細ページの詳細は、プロセス・ワークスペースのタスクの詳細ページの使用を参照してください。

4.3 「アクティビティ・ガイド」タブ・ページの表示または非表示

管理者は、「アクティビティ・ガイド」タブ・ページの表示と非表示を指定できます。表示を選択した場合は、ユーザーのログイン時にこのページをデフォルト・タブにするかどうかを指定できます。

「アクティビティ・ガイド」タブの表示と非表示およびデフォルト設定の指定手順は、「プロセス・ワークスペースでのデフォルトのタブ・ページを指定、表示または非表示にする方法」を参照してください。