Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.1) E79319-01 |
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この章では、印刷済フォームに出力するレポートについて学習します。この章の手順に従うと、図32-1に示すレポート出力を生成できます。
概要
ペーパー・レイアウト・ビューおよびペーパー・デザイン・ビューの各種ツールを使用すると、レポートをフォーマットして印刷済フォームに印刷できます。
注意: この例の多くの概念は、次のサンプル・レポートで使用されています。
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データ・リレーションシップ
このレポートでは、マスター/ディテール・リレーションシップでリンクされた2つの問合せを使用します。ディテール・グループでは1つのブレーク、マスター・グループでは2つのサマリー列を作成します。
レイアウト
このレポートは、メール・ラベル・フォーマットと表形式フォーマットの2つのデフォルト・レイアウトで構成されます。フィールドをページの正確な位置に移動し、マスター繰返し枠が各フォームで1回表示されるように制限します。
使用例
この例では、コンピュータで読込み可能なバージョンのフォームを使用できない場合に、印刷済フォームにレポートを印刷するためのフォーマット方法を学習します。このようなレポートは、フォームの正確な位置にデータが印刷されるように設計する必要があります。このサンプル・レポートのデータは、フォーマットされ、印刷済の販売注文書の対応するフィールドにすべての値が正確に収まります。フォームのページは、標準サイズの8.5×11インチ(21.6センチメートル×27.9センチメートル)です。ページ上部の領域には、従業員名と顧客名および住所を表示する必要があります。注文品目の詳細情報は、40文字しか表示できません。40文字を超えた部分は、フォームの次のページに出力されます。この例の最後では、ページ番号を追加します。ただし、フォームによってはページ番号が不要なため、該当の項はオプションです。
注意: この例で使用するフォームの寸法は、前述のとおりです。オンラインで接続できない場合や、コンピュータで読込み可能なバージョンの印刷済フォームを使用できない場合は、フォームの寸法を自分で測定し、後述の手順に従ってレポート定義を独自に作成する必要があります。 |
このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。
2つの問合せを手動作成するための、データ・モデル・ビューのツールを使用したレポートのデータ・モデルの手動作成。また、2つの問合せのリンク、ブレーク・グループの作成および2つのサマリー列の作成。
ペーパー・レイアウト・ビューのツールを使用したレポートのレイアウトの作成。また、レポート・ブロック・ウィザードを使用した、レポートのメール・ラベル部分と、注文詳細情報を表示する表形式レポートの作成。
書式マスクを追加しレポートの外観を調整するための、ペーパー・デザイン・ビューのツールを使用したペーパー・デザイン・ビューでのレポートのフォーマット。
ページ番号付けフィールドを追加するための、ペーパー・レイアウト・ビューのツールを使用したページ番号の追加(オプション)。
印刷済フォームを使用するレポートのサンプルを表示するには、サンプル・フォルダpreprint
を開き、Oracle Reportsのサンプルpreprint.rdf
を開きます。このファイルの開き方の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。