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Oracle® Fusion Middleware Oracle Real-Time Integration Business Insightの管理
12cリリース(12.2.1.1.0)
E79342-01
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3 データ接続

Oracle Real-Time Integration Business Insightでは、ビジネス・ユーザーがアプリケーションの抽象モデルを作成し、そのモデルをSOAスイートやService Busなどの様々なOracle Fusion Middlewareテクノロジ上の実装にマップできます。マップされたモデルをアクティブ化すると、システムがアプリケーションのビジネス・アクティビティを監視します。メトリックのマッピングと実行時抽出は、どちらも接続を使用して行われます。システムはデータ接続によってランタイム・エンジンと通信できるようになります。データ接続は、適切な場所と認証情報を使用して構成する必要があります。これらの統合は、SOAやService Busなどの各種のテクノロジ上でホストされます。

InsightAdminまたはInsightConnectionCreatorのロール権限を持つユーザーは、接続を作成して管理する権限を持っています。データ接続の詳細は、Oracle Real-Time Integration Business Insightの使用のデータ接続の操作を参照してください。

3.1 データ接続の作成

InsightConnectionCreator/InsightAdminロールを持つユーザーのみが接続を作成できます。

データ接続を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」タブまたは「ホーム」ページのナビゲーション・ショートカットをクリックします。
    「データ接続」ページが開きます。
  2. 「接続の作成」をクリックします。
    「接続の作成」ダイアログが開きます。
  3. 次の詳細を入力します:
    1. 「名前」: 接続の適切な名前
    2. 「ID」: 自動的に生成される接続の一意識別子。必要に応じて変更できます。
    3. 「説明」: 接続の適切な説明を入力します
    4. 「タイプ」: 接続のタイプ(SOAまたはService Bus)を選択します
    5. 「ホスト名」: 接続のホスト名

      注意:

      同じドメインまたは異なるドメイン内で実行されているSOA SuiteサーバーまたはService Busへの接続を作成できます。Insightのデータ接続によってSOA Suite/Service Bus Insightエージェントに接続するには、これらのエージェントがSOA Suite/Service Busサーバー上で実行されている必要があります。Insightのこのバージョンでは、単一のエージェントにマップされる複数のInsightインスタンスがサポートされないことにも注意してください。
    6. 「ポート番号」: 接続の適切なポート番号
    7. SSLを使用して接続を有効にする場合は、「SSL有効」を選択します。
    8. 「ログイン」: 接続に使用するユーザー名
    9. 「パスワード」: 接続に使用するパスワード
  4. 「接続のテスト」をクリックして、指定したパラメータでサーバーへの正常な接続が確立されるかどうかをテストします。
    接続が正常に確立された場合は、「構成済」メッセージが表示されます。

    詳細は、データ接続のテストを参照してください。

  5. 「作成」をクリックします。

    図3-1 「接続の作成」ダイアログ

    図3-1の説明が続きます
    「図3-1 「接続の作成」ダイアログ」の説明
接続の作成後、接続が取り得る状態は3つあります。
  • 接続がまだテストされていない場合の「ドラフト」状態

  • 接続が作成時または編集時にテストされ、テストに合格した場合の「構成済」状態

  • 接続が作成時または編集時にテストされ、テストに失敗した場合の「切断済」状態。

3.2 データ接続の編集

InsightConnectionCreator/InsightAdminロールを持つユーザーのみが接続を編集および更新できます。

接続を編集するには、次のようにします。
  1. 「管理」タブまたは「ホーム」ページのナビゲーション・ショートカットをクリックします。
    「データ接続」ページが開きます。
  2. 編集する接続の横にある「編集」アイコン(鉛筆アイコン)をクリックします。
    「接続の編集」ダイアログが開きます。

    図3-3 「接続の編集」ダイアログ

    図3-3の説明が続きます
    「図3-3 「接続の編集」ダイアログ」の説明
  3. 更新する必要があるフィールドを変更します。
  4. 「接続の再テスト」をクリックして、変更された接続をテストします。
    テストに合格した場合は、接続の状態が「構成済」に変更され、テストに失敗した場合は、状態が「切断済」に変更されます。
  5. 「保存」をクリックして変更をコミットします。
データ接続が変更内容で更新されます。

3.3 データ接続のテスト

データ接続のテストでは、入力された資格証明が有効であり、新しいモデルの実装マッピングに接続を使用できることが検証されます。InsightConnectionCreator/InsightAdminロールを持つユーザーのみが接続をテストできます。
データ接続をテストするには、次の手順を実行します。
  1. 「管理」タブまたは「ホーム」ページのナビゲーション・ショートカットをクリックします。
    「データ接続」ページが開きます。
  2. テストする接続の「接続のテスト」アイコンをクリックします。
    テストに合格した場合は、接続の状態が「構成済」に変更されます。テストに失敗した場合は、状態が「切断済」に変更されます。テストは次のいずれかの理由で失敗します。
    • 指定された資格証明が正しくない

    • 接続で参照されているサーバーが使用できない

    図3-4 テストされた接続

    図3-4の説明が続きます
    「図3-4 テストされた接続」の説明
  3. すべての接続をまとめてテストするには、「データ接続」ページの「すべてテスト」をクリックします。

    注意:

    接続が「ドラフト」状態になっている場合は、「すべてテスト」ボタンを使用して接続をテストできません。

3.4 データ接続の削除

データ接続を削除するには、次の手順を実行します。
  1. 「管理」タブまたは「ホーム」ページのナビゲーション・ショートカットをクリックします。
    「データ接続」ページが開きます。
  2. 削除する接続の「接続の削除」アイコンをクリックします。
    「接続の削除」アイコンは、データ接続が次の状態になっている場合にのみ有効になります。
    • 「切断済」状態

    • 「ドラフト」状態

    • 「構成済」状態だが、アクティブなモデルで使用されていない。

    注意:

    アクティブ化されたモデルで使用されているデータ接続は、削除できません。

    図3-5 データ接続の削除アイコン

    接続の削除アイコン
選択したデータ接続が削除されます。