この章の内容は次のとおりです。
拡張機能プロジェクトを作成すると、OSGiバンドルを作成するための拡張機能デプロイメント・プロファイルも作成されます。詳細は、『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のデプロイメント・プロファイルに関する項を参照してください。
OSGiバンドル・プロファイルのパラメータは、「プロジェクト・プロパティ」ダイアログから設定します。
デプロイメント・プロファイルを編集する手順は、次のとおりです。
デプロイメント・プロファイルを編集したら、OSGiバンドルを作成できます。
OSGiバンドルを作成するには、次のようにします。
Oracle-home/jdeveloper/jdev/extensions
ディレクトリに、拡張機能を含んだOSGiバンドルが作成されます。
OSGiバンドルの実行とデバッグは、この場所から自動的に行えます。詳細は、「拡張機能のテストとデバッグ」を参照してください。
拡張機能をチームに配布するには、拡張機能をファイル・システム上で利用可能にした後、「更新の確認」ウィザード(「ヘルプ」メニューからアクセス)を使用して拡張機能をインストールするようユーザーに指示します。詳細は、『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』の拡張機能の操作に関する項を参照してください。
なお、拡張機能をWeb上の場所でホストして、より広範囲のユーザーがその拡張機能にアクセスできるようにすることもでき、オープンソース・プロジェクトとしてホストすれば、他のユーザーがその拡張機能にさらなる開発を加えて、機能の強化に協力できるようにすることもできます。
オラクル社では、複数のサード・パーティ製JDeveloper拡張機能をホストしています。これらは、http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/index-099997.html
から利用できます。このサイトに自作の拡張機能をアップロードする場合は、JDeveloperおよびADFフォーラム(https://forums.oracle.com/forums/forum.jspa?forumID=83
)にメッセージを投稿してください。
JDeveloper拡張機能の作成とテストが終われば、その拡張機能をJDeveloper更新センターに登録できます。ユーザーは、拡張機能を更新センターからダウンロードし、拡張機能が既存のJDeveloperに自働的に追加されるようにすることができます。
JDeveloper拡張機能を入手するための更新センターは、http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/index-099997.htmlからアクセスできます。サード・パーティおよび個人によって開発された拡張機能の一覧が掲載されている『Oracle JDeveloperサード・パーティ拡張機能入手ページ』にも、ここからアクセスできます。
ユーザーがJDeveloper更新センターで入手した内容をインストールする方法は、『JDeveloper拡張機能の開発』の「拡張機能マニフェストの操作」を参照してください。
開発した拡張機能をユーザーがJDeveloperの「更新のチェック」機能を使ってインストールできるようにするには次のようにします。ここでは、拡張機能のデプロイと配布に必要なbundle.xml
文書について述べます。
bundle.xml
次の例に示すようなbundle.xmlという名前の文書を作成します。
注意:
bundle.xml
のメタデータには、ここで示す例のようにu
ネームスペースが含まれている必要があります。<?xml version = '1.0' encoding = 'UTF-8'?> <update-bundle version="1.0" xmlns="http://xmlns.oracle.com/jdeveloper/updatebundle" xmlns:u="http://xmlns.oracle.com/jdeveloper/update"> <u:update id=" organization.dev.extension "> <u:name>Name of Extension</u:name> <u:version>1.0</u:version> <u:author>YourOrganization</u:author> <u:author-url> http://www.organization.com/dev/index.html/</u:author-url> <u:description>Provides support for a feature. </u:description> <u:requirements> <u:requires-extension id="oracle.jdeveloper" minVersion="12.1.2" maxVersion="12.2.1" /> </u:requires-agreement url="META-INF/agreement.html" /> </u:requirements> <u:destination>${oracle.home}</u:destination> </u:update> </update-bundle>
重要な要素および属性
oracle.home
(デフォルト)。JDeveloperディレクトリで、たとえばC:\oracle\middleware\jdeveloper
です。oracle.mw.home
。拡張機能やパッチを、JDeveloperディレクトリより上位のミドルウェア・ディレクトリ(たとえば、C:\oracle\middleware
)にインストールしたい場合に使用できます。ここでは、更新センターXML文書について説明します。このXML文書は、拡張機能をJDeveloperの更新のチェック機能を利用して更新センターから配布する場合に必要となるものです。
更新センターXMLファイル
更新センター・ファイルはbundle.xml
と似ていますが、拡張機能ZIPファイルが置かれている場所を指定するbundle-url
という要素が追加されています。bundle-url
の詳細は、を参照してください。
<?xml version = '1.0' encoding = 'UTF-8'?> <update-bundle version="1.0" xmlns="http://xmlns.oracle.com/jdeveloper/updatebundle" xmlns:u="http://xmlns.oracle.com/jdeveloper/update"> <u:update id=" organization.dev.extension "> <u:name>Name of Extension</u:name> <u:version>1.0</u:version> <u:author>YourOrganization</u:author> <u:author-url> http://www.organization.com/dev/index.html/</u:author-url> <u:description> </u:description> <u:requirements> <u:requires-extension id="oracle.jdeveloper" minVersion="12.1.2" maxVersion="12.2.1" /> </u:requires-agreement url="META-INF/agreement.html" /> </u:requirements> <u:destination>${oracle.home}</u:destination> <u:bundle-url> http://www.organization.com/dev/extension.zip/</u:bundle-url> </u:update> </update-bundle>