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Oracle® Fusion Middleware高可用性ガイド
12c (12.2.1.1)
E77258-01
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12.3 BIのデプロイ

Oracle Business Intelligence (BI)をデプロイする際には、次の点を考慮します。

12.3.1 BIセッションのフェイルオーバーについて

BI管理対象サーバーまたはホスト(あるいはその両方)がクラッシュすると、再びログインが必要な場合があります。これは、クラッシュの発生時にどのアプリケーションを使用していたか、およびSSOを使用していたかどうかにより、異なります。

12.3.2 BI Essbaseについて

Essbaseは、高可用性構成をサポートしていません。サーバーで障害が発生した場合、Essbase Cubeをデプロイして障害をリカバリできます。

12.3.3 BI Studioについて

Studioは、高可用性構成をサポートしていません。xmlインポート/エクスポートを定期的に実行することを、お薦めします。これは、Studioのカタログ障害からリカバリするためのベスト・プラクティスです。

12.3.4 複数のノード・マネージャへのポートの指定について

マシンごとに1つ以上のノード・マネージャがある場合、ポートが指定されていることを確認してください。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』を参照してください。

12.3.5 RACデータベースのインストール後の構成について

Oracle BIでは、インストール後にサーバー全体を移行するための追加の構成手順が必要です。

これらの手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceエンタープライズ・デプロイメント・ガイドの「エンタープライズ・デプロイメントでのサーバー全体の移行およびサービスの移行の使用」を参照してください。

12.3.6 BI Publisherのスケール・アウトについて

BIのスケール・アウトを完了するには、通常のスケール・アウト手順の他に、追加のタスクが必要になります。

Oracle BIでは、トポロジのスケール・アウト(マシンのスケール・アウト)で説明するスケール・アウトの手順に従った後、追加の構成手順が必要です。Oracle BIでは、setDomainEnv.shを更新されたsingleton-data-directory設定(SDD)に変更する必要があります。

Oracle BIのスケール・アウトを完了するには、次のようにします。

  1. SDDをローカルから共有記憶域に移動し、すべてのホストが同一のパスを使用してSDDにアクセスできるようにします。たとえば、次のように移動します。

    DOMAIN_HOME/bidata/net/yoursystem/scratch/sdd

  2. DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/bienv/core/bi-environment.xml (要素 bi:singleton-data-directory)を開きます。
  3. xdo.server.config.dirパスを変更して、新しく作成したSDDパスを参照します。
  4. サーバーを再起動します。