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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence移行ガイド
12c (12.2.1.1)
E77366-01
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2.2 BI移行ツール(bi-migration-tool.jar)の生成

BI移行ツール(bi-migration-tool.jar)は自動実行で自己包含です。BI移行スクリプト(migration-tool.sh|cmd)を使用して、BI移行ツールのjarファイルを生成する必要があります。12cドメインを構成した後、BI移行スクリプトが使用できるようになります。この手順では、11gシステムに容易に転送できるように、BI移行ツールのコンポーネントを単一の自動実行jarファイルにパッケージします。これを実行するためには、構成されたドメインで12cシステムに対するアクセスが必要です。BI移行ツールを実行し、それ自体を再パッケージできるように十分なインフラストラクチャを用意するために、12cドメインを設定する必要があります。12cドメインはこの時点では空の可能性があります。

BI移行ツールのjarを生成するには:
  1. 次の場所にあるBI移行スクリプトを見つけます。
    UNIXオペレーティング・システムの場合:
    $DOMAIN_HOME/bitools/bin/migration-tool.sh
    Windowsオペレーティング・システムの場合:
    %DOMAIN_HOME%\bitools\bin\migration-tool.cmd
    DOMAIN_HOMEを、12cのBIインスタンスを構成したときに作成した12cのドメイン・ホームへの実際のパスに置き換えます。
  2. 次のコマンドを実行してBI移行ツールを生成します。
    UNIXオペレーティング・システムの場合:
    $DOMAIN_HOME/bitools/bin/migration-tool.sh package bi-migration-tool.jar
    Windowsオペレーティング・システムの場合:
    %DOMAIN_HOME%\bitools\bin\migration-tool.cmd package bi-migration-tool.jar
    各パラメータの意味は次のとおりです

    表2-1 コマンドの説明

    オプション 説明
    $DOMAIN_HOME/bitools/bin BI移行スクリプトの場所を指定します。
    package パッケージ操作を実行するためにBI移行スクリプトを指定します。
    bi-migration-tool.jar 出力の書込み先となる移行ツールjarファイルのファイル名を指定します。このドキュメントでは、bi-migration-tool.jarファイルは「BI移行ツール」と呼ばれ、migration-tool.shスクリプトは「BI移行スクリプト」と呼ばれます。
  3. データをエクスポートする場所からホスト・システムにBI移行ツールをコピーします。