Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのインストールと構成 12c (12.2.1.1) E77349-02 |
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この項の手順に従って、Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementを削除または再インストールしてください。
ソフトウェアを削除するときは、この項で説明する手順に必ず従うことをお薦めします。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する可能性があります。この項に示す手順に従うと、ソフトウェアは正常に削除されます。
Oracle Fusion Middlewareアンインストーラは、Oracleホーム・ディレクトリからソフトウェアを削除します。
次の表に、削除の手順と、対応するドキュメントのリンクを示します。
表9-1 製品のアンインストールのロードマップ
タスク | 説明 | ドキュメント |
---|---|---|
Oracle Fusion Middlewareの停止 |
アンインストーラ実行前に、ドメインにあるすべてのサーバーとプロセスが停止している必要があります。 |
「Oracle Fusion Middlewareの停止」を参照してください。 |
データベース・スキーマの削除 |
Repository Creation Utilityを実行してデータベース・スキーマを削除します。 |
「データベース・スキーマの削除」を参照してください。 |
ソフトウェアの削除 |
製品のアンインストーラを実行し、Oracle Fusion Middleware Infrastructureを削除します。 Oracleホームに複数の製品が含まれている場合は、アンインストーラを複数回(製品ごとに1回)実行する必要があります。 |
「ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。 |
Oracleホーム・ディレクトリの削除 |
アンインストーラでは、すべてのファイルとフォルダがOracleホーム・ディレクトリから削除されません。アンインストーラが終了した後、手動でOracleホームを削除して、製品の削除を完了させる必要があります。 |
「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」を参照してください。 |
ドメインおよびアプリケーション・データの削除 |
アンインストーラがOracleホーム内にある場合でも、ドメイン・ホーム・ディレクトリまたはアプリケーション・ホーム・ディレクトリに含まれるデータは削除されません。これらのディレクトリは手動で削除する必要があります。 |
「ドメインとアプリケーション・データの削除」を参照してください。 |
アンインストーラを実行する前に、削除するOracleホームに関連付けられたすべてのサーバーおよびプロセスを停止することをお薦めします。
詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middleware環境の停止に関する項を参照してください。
Oracleホームを削除する前に、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、このドメインに関連付けられたデータベース・スキーマを削除することをお薦めします。
各ドメインには、カスタム接頭辞で一意に識別された独自のスキーマのセットがあります(『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照)。これらのスキーマは、他のドメインで共有できません(『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のスキーマの作成計画に関する項を参照)。
データベースに複数のスキーマ・セットがある場合は、削除するドメインに関連付けられたスキーマ接頭辞を指定します。
スキーマを削除する手順については、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のスキーマの削除に関する項を参照してください。
この項の手順に従って製品のアンインストーラを起動し、ソフトウェアを削除します。
サイレント(コマンド・ライン)アンインストールを実行する場合は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・アンインストールのためのOracle Universal Installerの実行に関する項を参照してください。
UNIXまたはWindowsのいずれかでアンインストーラを起動できます。
アンインストーラを起動する手順は次のとおりです。
UNIXの場合
ORACLE_HOME
/oui/bin
ディレクトリに移動し、次のコマンドを入力してください。
./deinstall.sh
Windowsの場合
次のいずれかの操作を行います。
ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してORACLE_HOME
\oui\bin
ディレクトリに移動して、deinstall.cmd
をダブルクリックします。
コマンド行から、ORACLE_HOME
\oui\bin
に移動し、次のコマンドを入力します。
deinstall.cmd
「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」→「Oracle」→「OracleHome」→Oracleソフトウェアのアンインストールを選択します。
Oracleホームには複数の製品が存在するため、正しいOracleホームをアンインストールしていることを確認します。
アンインストーラの実行後、「アンインストールする配布」画面が開きます。ドロップダウン・リストで「BPM_SOA 12.2.1.1.0」を選択し、「アンインストール」をクリックします。アンインストール・プログラムによって、「アンインストール画面のナビゲート」に示されている画面が表示されます。
注意:
Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management ソフトウェアをアンインストールした後は、アンインストール・ウィザードを再度実行することで、Oracle Fusion Middleware Infrastructureをアンインストールできます。Oracle Fusion Middleware Infrastructureに依存するソフトウェアが他にない場合は、「アンインストールする配布」画面は表示されません。
アンインストーラには、ソフトウェアの削除を確認する一連の画面が表示されます。
表9-2に示したアンインストール画面の詳細情報が必要な場合は、画面上の「ヘルプ」をクリックしてください。
表9-2 アンインストール画面と説明
画面 | 説明 |
---|---|
ようこそ |
製品のアンインストーラの紹介画面です。 |
アンインストール・サマリー |
この画面は、アンインストールしようとしているOracleホーム・ディレクトリとその内容を示しています。このディレクトリが正しいことを確認します。 これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を入力します。後で、サイレント・アンインストール中にレスポンス・ファイルを使用できます。サイレント・アンインストールまたはコマンド・ライン・アンインストールの詳細は、『Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・アンインストールのためのOracle Universal Installerの実行に関する項を参照してください。 「アンインストール」 をクリックしてソフトウェアの削除を開始します。 |
アンインストールの進行状況 |
アンインストールの進行状況が表示されます。 |
アンインストール完了 |
アンインストールが完了するとこの画面が表示されます。画面上の情報を確認し、「終了」をクリックしてアンインストーラを終了します。 |
ソフトウェアのアンインストールの後、アンインストーラで削除されなかったOracleホーム・ディレクトリと既存のサブディレクトリを手動で削除する必要があります。
たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracleホーム・ディレクトリが/home/Oracle/product/ORACLE_HOME
の場合は、次のコマンドを入力します。
cd /home/Oracle/product rm -rf ORACLE_HOME
Windowsオペレーティング・システムでは、Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Product\ORACLE_HOME
である場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Product
ディレクトリに移動し、ORACLE_HOME
フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
Windowsオペレーティング・システムの場合は、プログラムのショートカットも手動で削除する必要があります(アンインストーラでは削除されません)。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Oracle\ORACLE_HOME\Product
ディレクトリに移動します。Oracleホームに1つの製品のみをインストールした場合は、ORACLE_HOME
ディレクトリを削除できます。Oracleホームに複数の製品がインストールされている場合は、ORACLE_HOME
を削除する前に、すべての製品を削除する必要があります。
この項に示す手順に従って(手動でのOracleホームディレクトリの削除も含めて)ソフトウェアをアンインストールした場合のみ、以前と同じOracleホームにソフトウェアを再インストールできます。
再インストールするときに、前回のインストールと同じOracleホームを指定できます。
Oracleホームが空ではない場合、次の事項を考慮します。
同じ機能セットを含む既存のOracleホームへのインストール。
インストール時に指定したOracleホームには、インストールしようとしているソフトウェアと同じソフトウェアがすでに含まれている旨がインストーラによって警告されます。
オプションは次のとおりです。
別のインストール・タイプを選択します。この場合、Oracleホーム・ディレクトリに存在しない機能セットのみがインストールされます。
別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。
空ではない既存のOracleホームへのインストール。
たとえば、ドメイン・ホームまたはアプリケーション・ホームを既存のOracleホーム内に作成するとします。このデータは、アンインストール・プロセスでは削除されないため、同じOracleホームにインストールしようとすると、インストーラによってインストールが拒否されます。選択肢は次のとおりです。
(この項の説明に従って) Oracleホームからソフトウェアをアンインストールしてから、Oracleホーム・ディレクトリを削除します。ソフトウェアをアンインストールしてOracleホーム・ディレクトリを削除したら、再インストールして同じOracleホームの場所を再利用できます。Oracleホームに存在していたドメインまたはアプリケーション・データは、再作成する必要があります。
別のOracleホーム・ディレクトリを選択します。