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Oracle® Fusion Middleware Oracle MapViewerユーザーズ・ガイド
12c リリース2 (12.2)
E79361-01
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新機能と変更された機能

この項では、以前のMapViewerリリース以降の主な新機能と変更された機能について説明します。この項では、新機能を「MapViewerの中核」「Oracle Maps HTML Javascript API (V2)」の小区分に分類しています。

MapViewerの中核

この項では、Map Builderツールなど、MapViewer全般に関連する機能について説明します。

リリース11gからリリース12.2.1.1へのMapViewerのアップグレード

MapViewerリリース11gの既存インストールがあり、そのMapViewer構成をOracle Fusion Middlewareリリース12.2.1.1で使用する場合は、1.5項「MapViewerのアップグレード」を参照してください。

マップ・タイルのUTFGrid

タイル層のUTFGridが有効になっていると、UTFGridという名前のデータセットは画像タイルの「コンパニオン」になります。コンパニオンは、画像タイル内の地物プロパティに関するテキスト情報を含んでいます。このテキスト情報は、Webアプリケーションのツールチップや情報ウィンドウとして、最新のOracle Maps HTML5 APIで表示できます。

詳細は、2.3.11項「線形参照システム(LRS)テーマ」を参照してください。

GeoRaster仮想モザイクのサポート

MapViewerサーバーにサポートが追加され、Oracle Spatial and GraphのGeoRasterデータベースに含まれる仮想モザイク機能に基づいた事前定義済テーマを作成できるようになりました。

Map BuilderでのSpatial and GraphデータのgeoJsonへのエクスポート

Map Builderでは、Spatial and Graphデータベースに保存されたベクター・データをgeoJsonファイルにエクスポートするオプションが使用できるようになりました。エクスポートには、非定型問合せ、または事前定義済テーマを使用します。

再記述されたWeb管理コンソール

MapViewerには、軽量のWeb管理コンソールが付属するようになりました。このコンソールは、純粋なHTMLとJavaScriptで記述されています。これにより、事実上すべてのJavaEEコンテナにMapViewerサーバーを簡単にデプロイできます。

Oracle Maps HTML Javascript API (V2)

この項では、Oracle Maps HTML5 Javascript API (V2)の機能について説明します。詳細は、第6章を参照してください。

動的なタイル層

新しいOracle Maps HTML5 JavaScript APIを使用すると、非定型問合せや、有効なMapViewer XMLマップ・リクエストに基づいて、簡単に動的なタイル層を作成できます。このようなタイルはクライアント側専用であり、データベースにメタデータを作成する必要はありません。

高度な編集機能

Oracle Maps JavaScript APIのレッドライン・ツールは、共有境界線の編集など、さらに強力な機能を提供するように強化されています。

SVGファイルベースのマーカー

OM.style.Markerクラスは、あらゆるSVGファイルをsrc属性として受け入れるようになりました。これまでは、画像ベースのマーカーについては、PNG画像とGIF画像のみがsrcとして使用可能でした。

サーバー側スタイル・サポートの強化

別のドメインで実行しているMapViewerからスタイルをロードできるようになりました。

toXMLStringメソッド

スタイル・クラスには、サーバー側スタイル定義への変換を簡単にするためのtoXMLStringメソッドが含まれるようになりました。外部マップ・サーバー・サポートの例(3.3.5項「外部マップ・ソース・アダプタ」を参照)では、このtoXMLStringメソッドを使用しています。