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Oracle® Fusion Middlewareドメイン・テンプレート・ビルダーによるドメイン・テンプレートの作成
リリース12.2.1.1
E77383-01
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4 ドメイン・テンプレート・ビルダーの画面

この章では、ドメイン・テンプレート・ビルダーの各画面について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

4.1 テンプレート・タイプ

「テンプレート・タイプ」画面

このページでは、ドメイン・テンプレートまたは拡張テンプレートを作成するかどうかを指定し、新しいテンプレートのソースと宛先を指定します。

オプション 説明

ドメイン・テンプレートの作成

インフラストラクチャ・コンポーネント、アプリケーション、サービス、セキュリティ・オプション、一般環境、オペレーティング・システムのパラメータなど、WebLogicドメイン内のリソース一式を定義する新しいドメイン・テンプレートを作成するには、このオプションを選択します。

構成ウィザード、WLSTまたはunpackコマンドでテンプレートを指定し、WebLogicドメインの作成のベースとしてテンプレートを使用できます。

拡張テンプレートの作成

既存のWebLogicドメインの拡張に使用できるアプリケーションとサービスを定義するテンプレートを作成するには、このオプションを選択します。

構成ウィザードを使用し、拡張テンプレートに保存しているアプリケーションおよびサービスを、既存のWebLogicドメインにインポートできます。

構成ウィザードの詳細は、構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成を参照してください

4.1.1 既存のドメインからのドメイン・テンプレートの作成

既存のドメイン・ディレクトリからドメイン・テンプレートを作成する手順は次のとおりです。

  1. 「ドメイン・テンプレートの作成(C)」を選択します。
  2. 「ドメインをソースとして使用(D)」を選択します。
  3. 「ソースの場所」フィールドにソース・ドメイン・ディレクトリのフルパスを入力するか、「参照」ボタンを使用してドメイン・ディレクトリ(たとえば、C:\domains\mydomain)に移動します。
  4. 「テンプレートの場所」フィールドに新しいテンプレートのフルパスとJARファイル名を入力するか、「参照」ボタンを使用して既存のディレクトリに移動します。JARファイル名(たとえば、C:\templates\domains\mynewtemplate.jar)は必ず指定してください。
  5. 「次へ」をクリックして続行します。

4.1.2 既存のドメインからの拡張テンプレートの作成

既存のドメイン・ディレクトリから拡張テンプレートを作成する手順は次のとおりです。

  1. 「拡張テンプレートの作成(E)」を選択します。
  2. 「ドメインをソースとして使用(D)」を選択します。
  3. 「ソースの場所」フィールドにソース・ドメイン・ディレクトリのフルパスを入力するか、「参照」ボタンを使用してドメイン・ディレクトリ(たとえば、C:\domains\mydomain)に移動します。
  4. 「テンプレートの場所」フィールドに新しいテンプレートのフルパスとJARファイル名を入力するか、「参照」ボタンを使用して既存のディレクトリに移動します。JARファイル名(たとえば、C:\templates\domains\mynewtemplate.jar)は必ず指定してください。
  5. 「次へ」をクリックして続行します。

4.1.3 既存のテンプレートからのドメイン・テンプレートの作成

既存のテンプレートからドメイン・テンプレートを作成する手順は次のとおりです。

  1. 「ドメイン・テンプレートの作成(C)」を選択します。
  2. 「テンプレートをソースとして使用(T)」を選択します。
  3. 「ソースの場所」フィールドにソース・ドメインJARファイルのフルパスを入力するか、「参照」ボタンを使用してドメイン・ディレクトリに移動し、JARファイル(たとえば、C:\domains\mydomain.jar)を選択します。
  4. 「テンプレートの場所」フィールドに新しいテンプレートのフルパスとJARファイル名を入力するか、「参照」ボタンを使用して既存のディレクトリに移動します。JARファイル名(たとえば、C:\templates\domains\mynewtemplate.jar)は必ず指定してください。
  5. 「次へ」をクリックして続行します。

4.1.4 既存のテンプレートからの拡張テンプレートの作成

既存のテンプレートから拡張テンプレートを作成する手順は次のとおりです。

  1. 「拡張テンプレートの作成(E)」を選択します。
  2. テンプレートのソースの選択を選択します。
  3. ソースの場所の選択フィールドにソース・アプリケーションJARファイルのフルパスを入力するか、「参照」ボタンを使用してアプリケーション・ディレクトリに移動し、JARファイル(たとえば、C:\applications\myapplication.jar)を選択します。
  4. テンプレートの場所の選択フィールドに新しいテンプレートのフルパスとJARファイル名を入力するか、「参照」ボタンを使用して既存のディレクトリに移動します。JARファイル名(たとえば、C:\templates\applications\mynewapplication.jar)は必ず指定してください。
  5. 「次へ」をクリックして続行します。

4.2 テンプレート情報

「テンプレート情報」画面

このページでは、テンプレートに関する基本情報を指定します。ここで入力する情報は、ドメイン・テンプレートまたは拡張テンプレートに対して生成されるtemplate-info.xmlファイルに格納されます。また、ドメインのconfig.xmlファイルにも格納されます。

新しいテンプレートまたは拡張テンプレートのソースとしてドメインまたはテンプレートを選択した場合、選択したテンプレートに関する情報が表示されます。情報を確認し、必要な場合は、ドメインまたは拡張テンプレートの要件にあわせて変更します。完了後、「次へ」をクリックします

フィールド 説明

名前

必須。テンプレートの有効な名前を入力します。名前は文字列であることが必要で、スペースを含むことができます。

バージョン

必須。テンプレートのバージョン番号を入力します。バージョン番号は、4桁または5桁で構成される任意の値を指定できます(12.1.2.0、12.1.2.0.0など)。

作成者

オプション。テンプレートの作成者の名前を入力します。

説明

オプション。テンプレートの詳細な説明を入力します。説明は、文字列または数字を使用し、スペースも使用可です。

4.3 サービスの選択

「サービスの選択」画面

「サービスの選択」画面は拡張テンプレートを作成している場合にのみ使用できます。この画面は、構成のカスタム・アプリケーションおよびサービスを確認し、拡張テンプレートに含めるものを選択するために使用します。

デフォルトでは、拡張テンプレートのソースとして指定したテンプレートまたはWebLogicドメインからのカスタム・アプリケーションおよびサービスのみがドメイン・テンプレート・ビルダーに組み込まれます。

内容を表示するには、各アプリケーションまたはサービスを展開します。リストから項目を選択し、右側の「詳細」ペインで関連付けられている詳細を確認します。確認したら、拡張テンプレートに含める要素を選択します。

終了したら、「次へ」をクリックして続行します。

4.4 トポロジの選択

「トポロジの選択」画面

「トポロジの選択」画面は拡張テンプレートを作成している場合にのみ使用できます。この画面は、構成のトポロジ要素を確認し、拡張テンプレートに含める要素を選択するために使用します。

デフォルトでは、拡張テンプレートのソースとして指定したテンプレートまたはWebLogicドメインからのすべてのトポロジ要素がドメイン・テンプレート・ビルダーに組み込まれます。

内容を表示するには、各トポロジ要素を展開します。リストから要素を選択し、右側の「詳細」ペインで関連付けられている詳細を確認します。確認したら、拡張テンプレートに含めるファイルを選択します。

終了したら、「次へ」をクリックして続行します。

4.5 テンプレートのサマリー

「テンプレートのサマリー」画面

「テンプレートのサマリー」画面では、新しいテンプレートを作成する前にその設定を確認できます。

  1. 左の「テンプレート・サマリー」ペインで項目を選択し、右の「詳細」ペインで詳細を確認します。以前のウィンドウで定義した設定を変更する必要がある場合は、戻るをクリックして、必要な構成ウィンドウに戻ります。

    注意:

    「ビュー」ドロップダウン・リストで、「テンプレートのサマリー」画面に表示する情報の種類を制限できます。

  2. 「作成」をクリックします。

    「構成の進行状況」画面が表示されます。

4.6 構成の進行状況

「構成の進行状況」画面

「構成の進行状況」画面には、テンプレート作成処理のステータス・メッセージが表示されます。ドメイン・テンプレート・ビルダーによって、指定したテンプレート設定も含めて、新しいドメインを生成するために必要なすべてのコンポーネントを含むJARファイルが生成されます。

処理が終了したら、「終了」をクリックします。

テンプレートに含まれるファイルは、基になるドメインまたはテンプレートによって異なります。

詳細は、『ドメイン・テンプレート・リファレンス』の通常、テンプレートに組み込まれているファイルを参照してください。

4.7 構成の終了

「構成の終了」画面

この画面には、最終的な構成のステータスが表示されます。

  • テンプレートが正常に作成された場合は、「テンプレートの場所」の下にテンプレートJARファイルへのリンクが表示されます。

  • テンプレートが正常に作成されなかった場合は、エラー・メッセージとエラー・コードが表示されます。その場合は、メッセージから失敗の原因を特定し、問題を修正してください。