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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成
12c(12.2.1.1)
E77344-02
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2 Oracle WebLogic ServerとCoherencのソフトウェアのインストール

この項では、Oracle WebLogic ServerとCoherenceのインストール・プログラムをグラフィカル・モードで起動する方法と、インストール・プロセスでの一連の画面について説明します。

この項には次のトピックが含まれます:

2.1 インストール・プログラムの起動

インストール・プログラムはシステムのJDKディレクトリから起動します。

インストール・プログラムを起動する手順は次のとおりです。

  1. ターゲットのシステムにログインします。
  2. インストーラでは動作保証されたJDKを必要とするため、動作保証されたJDKがシステムにすでに存在することを確認します。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様」を参照してください。JDKのダウンロードの詳細は、Oracle Fusion MiddlewareのインストールのためのJDK要件の理解を参照してください。
  3. インストール・プログラムがダウンロードされたディレクトリに移動します。
  4. システム上のJDKのディレクトリからjava -jarを実行して、インストール・プログラムを起動します。次の例を参照してください。

    UNIXオペレーティング・システムの場合:

    /home/Oracle/jdk/jdk1.8.0_77/bin/java -jar fmw_12.2.1.1.0_wls_generic.jar
    

    Windowsオペレーティング・システムの場合:

    C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_77\bin\java -jar fmw_12.2.1.1.0_wls_generic.jar
    

    これらの例にあるJDKの場所は、ご使用のシステムの実際のJDKの場所に読み替えてください。

インストール・プログラムが開くと、インストールを開始する準備ができています。「インストール画面のナビゲート」で、各画面について説明します。

2.2 インストール画面への移動

インストール・プログラムでは画面が連続して表示されます。

次の表では、インストール・プログラムの画面を表示順に説明しています。

インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、画面の名前をクリックしてください。

表2-1 Oracle WebLogic ServerとCoherenceのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムでは、このホストにOracle製品を初めてインストールする場合に、この画面が開きます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。

『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のOracle Central Inventoryの理解に関する項を参照してください。

Windowsオペレーティング・システムでは、この画面は表示されません。

自動更新

「自動更新」を有効にすると、このソフトウェアの新しいバージョンの有無がインストーラによって確認されます。

このときにソフトウェアの更新をシステムで確認しないようにするには、デフォルト設定「自動更新をスキップ」のままにします。

パッチ・ファイルをダウンロードした場合は、「ディレクトリからパッチを選択」を選択して、ローカル・ディレクトリに移動します。

My Oracle Supportアカウントを持っている場合にソフトウェアの更新を自動でダウンロードするには、「My Oracle Supportで更新を検索」を選択します。Oracle Supportの資格証明を入力して、「検索」をクリックします。インストーラがMy Oracle Supportにアクセスするようにプロキシ・サーバーを構成するには、「プロキシ設定」をクリックします。「接続のテスト」をクリックして接続をテストします。

ようこそ

製品のインストーラの紹介画面です。

インストールの場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

ディレクトリ構造の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』のインストールおよび構成のためのディレクトリの選択に関する項を参照してください。

インストール・タイプ

WebLogic ServerとCoherenceの標準インストール・トポロジを作成するには、「WebLogic Server」を選択します。

注意: このドキュメントのトポロジにはサーバーの例が含まれていません。例を本番環境にインストールしないことを強くお薦めします。

Coherenceインストール・タイプの詳細は、「Coherenceインストール・タイプについて」を参照してください。

Oracle WebLogic Serverのインストール・タイプの詳細は、「Oracle WebLogic ServerとCoherenceのディストリビューションについて」を参照してください。

前提条件チェック

システムが最小限の要件を満たしているかどうかを確認します。警告やエラー・メッセージが表示された場合は、「システム環境の確認のロードマップ」のいずれかのドキュメントを参照してください。

セキュリティの更新の指定

Oracle Supportアカウントをすでに所持している場合は、この画面を使用して、セキュリティ・アップデートの受取り方法を指定します。

アカウントを所持していないときに、この手順を省略してもかまわない場合は、チェック・ボックスの選択を解除して、その選択を後続のダイアログ・ボックスで確認します。

インストールの概要

この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。任意: これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、場所とファイル名を入力します。レスポンス・ファイルを後から使用して、サイレント・インストールを実行できます。

サイレント・インストールやコマンド行インストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストール』のサイレント・モードでのOracle Universal Installerの実行に関する項を参照してください。

インストールの進行状況

インストールの進行状況を表示します。

インストール完了

インストールが完了すると開きます。次の手順では、構成ウィザードを起動してWebLogicドメインを作成します。これを行うには、次の2つの方法があります。

  • 「構成ウィザードの自動起動」を選択します。「終了」をクリックすると、構成ウィザードが起動するため、ドメインを構成します。これを行うには、「ドメインを構成するための構成ウィザード画面のナビゲート」を参照してください。

  • 自動的に構成ウィザードを起動するをこの画面で選択しません。「終了」をクリックしたら、構成ウィザードを手動で起動して、ドメインを構成する必要があります。これを行うには、「構成ウィザードの起動」を参照してください。

「完全および例」インストール・タイプを選択すると、「クイック・スタート構成ウィザード」を起動するオプションが表示され、これによってサンプル・ドメインを作成します。『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のクイック・スタート構成ウィザードに関する項を参照してください。

2.3 Coherenceインストール・タイプについて

WebLogic ServerとCoherenceの標準インストール・トポロジの場合、「WebLogic Server」インストール・タイプを選択します。このインストール・タイプを選択してこのガイドの指示に従う場合、標準インストール・トポロジには、記憶域が有効な管理対象Coherenceサーバーが含まれるCoherenceクラスタがあります。

「Coherenceインストール」インストール・タイプは、WebLogic管理フレームワークを使用してCoherenceアプリケーションのデプロイと管理を行うユーザー向けに用意されています。詳細は、次を参照してください。

  • 『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの管理』のCoherenceアプリケーションのデプロイに関する項。

  • Oracle Fusion Middlewareの理解のWebLogic管理フレームワークとはに関する項。