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Oracle® Fusion Middleware Webサービスの理解
12c (12.2.1.1)
E79358-01
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目次

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1 Webサービスの理解

このドキュメントでは、Oracle Infrastructure WebサービスおよびJava EE (WebLogic) WebサービスなどのOracle Fusion MiddlewareのWebサービスについて説明します。

このマニュアルおよびこの他のマニュアルに、なじみのない用語が出てきた場合は、用語集で定義を確認してください。

1.1 Webサービスの概要

Webサービスとは緩やかに結合された分散型の環境であり、企業が社内の異種アプリケーションを統合したり、インターネット上で顧客や取引先にビジネス機能を公開したりすることを可能にするものです。

Webサービスは、様々な標準ベースの言語を使用してリモートにアクセスできるプログラムです。このプログラムで何を実行するか(どのような機能を実装するか)は、標準ボキャブラリで記述します。

Webサービスの主な利点は次のとおりです。

  • 多様なハードウェアおよびソフトウェア・プラットフォームにわたる分散型アプリケーション間の相互運用性

  • Webプロトコルを使用したファイアウォールによる、アプリケーションへの容易で幅広いアクセス

  • 異種分散アプリケーションの開発を容易にするクロス・プラットフォーム、クロス言語データ・モデル

Webサービスは、次の3つの要素で特徴付けられます。

  • 何をするか(公開するビジネス機能)

  • どこにあるか(その機能を公開するWebサイト)

  • どのようにアクセスするか(公開された機能を使用するには、一連の公開されたインタフェースが必要です)

要約すると、Webサービスとは緩やかに結合された分散型の環境であり、企業が社内の異種アプリケーションを統合したり、インターネット上で顧客や取引先にビジネス機能を公開したりすることを可能にするものです。Webサービスへのアクセスは、XMLやHTTPなどの標準のWebプロトコルを使用して行われるため、Web上の多種多様で異なる種類のアプリケーション(通常、もともとXMLやHTTPを解釈可能)は、そのままWebサービスにアクセスして相互に通信できます。

表1-1にサポートされているWebサービス・プロトコルを示します。


表1-1 サポートされているWebサービス・プロトコル

プロトコル 説明

Simple Object Access Protocol

Webサービスの実装において、構造化された情報を交換するためのプロトコル。詳細は、SOAP Webサービスについてを参照してください

Representational State Transfer (REST)

SOAPなどの追加メッセージング・レイヤーなしで、標準化されたインタフェース(HTTPなど)を介してデータを送信する単純なインタフェース。詳細は、RESTful Webサービスについてを参照してください


1.1.1 SOAP Webサービスについて

SOAPは、Webサービスの実装において、構造化された情報を交換するためのプロトコルです。

SOAP Webサービスは、次のXMLベースその他の業界標準に依存しています。

  • Simple Object Access Protocol (SOAP): Webサービスの実装において、構造化された情報を交換するためのプロトコルです。

  • eXtensible Markup Language (XML): Webサービス・コンシューマとWebサービス・プロバイダ間で、共通の通信を可能にするデータ・フォーマットです。

  • XMLスキーマ—ビジネス・トランザクションで使用されている、XMLボキャブラリを記述するフレームワークです。

  • Web Services Description Language (WSDL): SOAPベースのWebサービスを記述するためのモデルを提供する、XMLベースの言語です。

  • WS-Policy: WS-Policyフレームワークは、ポリシーを使用したWebサービスの機能、要件および全体的な特徴を記述するための、柔軟かつ拡張可能な文法を提供します。

  • Universal Description, Discovery, and Integration (UDDI): Webサービスをインターネット上で公開および検索するフレームワークです。

たとえば、銀行業務Webサービスは、口座の確認、取引明細書の印刷、資金の預入れや引出しを行う機能を実装します。これらの機能は、銀行Webサービスにアクセスするすべてのコンシューマが呼び出すことのできるWSDLファイル内に記述されています。このため、コンシューマ側でWebサービスについて把握しておく必要があることは、実行できる内容が記述されているWSDLファイルのことのみです。

Webサービス・コンシューマ(たとえば、デスクトップ・アプリケーション、Javaプラットフォーム、ポートレットなどのEnterprise Editionクライアント)からWebサービスを呼び出すには、Webサービス・プロバイダに対してXMLドキュメント形式のリクエストを送信します。次の例に示すように、Webサービス・プロバイダは、リクエストを処理し、その結果をXMLドキュメント形式でWebサービス・コンシューマに返します。

図1-1 Webサービスのコンシューマとプロバイダ間のSOAPメッセージ交換の例

図1-1の説明が続きます
「図1-1 Webサービスのコンシューマとプロバイダ間のSOAPメッセージ交換の例」の説明

この例では、Webサービス・コンシューマはリクエストをSOAPメッセージ(SOAPは、分散環境において異種アプリケーション間で構造化された情報の交換を可能にするよう設計された、XMLメッセージング・フレームワーク)の形式で送信しています。Webサービス・プロバイダ(www.xmethods.com)はリクエストを処理し、レスポンスを返します。この場合は、オラクル社の株価です。前述の例では、Webサービス・プロバイダはサービスにアクセスするため、ユーザー名とパスワードなどの資格証明を要求することがあります。また、Webサービス・プロバイダはレスポンス(株の価格)を暗号化することもあります。

1.1.2 RESTful Webサービスについて

RESTは、SOAPのように追加のメッセージ層を使用することなく、HTTPなどの標準化されたインタフェースでデータを転送するためのシンプルなインタフェースを記述したものです。RESTは、リソース(特定の情報のソース)と見なされて一意のURIによって特定できるステートレス・サービスを作成するための設計ルールを提供します。クライアントは、メソッドの標準化された固定セットであるURIを使用してリソースにアクセスし、リソースの表現が返されます。クライアントは、新しいリソース表現ごとに状態を転送するよう指示されます。

RESTful Webサービスは、RESTの原則に応じて構築されたサービスです。したがって、Web上で正しく動作するように設計されています。RESTful Webサービスは、Oracle WebLogic Server RESTful Webサービスの開発と保護のRESTアーキテクチャ・スタイルの概要に関する項で定義されたアーキテクチャ・スタイルの制約に準拠します。通常、RESTful WebサービスはHTTPプロトコル上に構築され、GET、POST、PUT、DELETEなどの共通HTTPメソッドにマップされる操作を実装し、リソースをそれぞれ作成、取得、更新、削除します。

Java API for RESTful Web Services (JAX-RS)は、RESTアーキテクチャ・スタイルに準じたWebサービスの作成をサポートします。JAX-RSでは、RESTful Webサービスの開発を単純化するために注釈を使用します。アノテーションをWebサービスに追加するだけで、リソースと、そのリソースで実行できるアクションを定義できます。

JAX-RSリソースは、リソースがバインドされるURIパスに対してHTTPリクエストを処理できるリソース・メソッドを提供する注釈付きのPOJOです。次に例を示します。

package com.example;
 
import javax.ws.rs.GET;
import javax.ws.rs.Path;
import javax.ws.rs.Produces;
import javax.ws.rs.core.MediaType;
 
/**
 * Root resource (exposed at "myresource" path)
 */
@Path("myresource")
public class MyResource {
 
    /**
     * Method handling HTTP GET requests. The returned object will be sent
     * to the client as "text/plain" media type.
     *
     * @return String that will be returned as a text/plain response.
     */
    @GET
    @Produces(MediaType.TEXT_PLAIN)
    public String getIt() {
        return "Got it!";
    }
}

この例では、リソースは:

  • HTTP GETリクエストを処理できる1つのリソース・メソッドを公開します。

  • /myresource URIパスにバインドされます。

  • text/plainメディア・タイプで表されたレスポンス・メッセージ・コンテンツを含むレスポンスを生成できます。

  • 同じ「Got it!」レスポンスをすべてのクライアント・リクエストに返します。

RESTful Webサービスは、次の業界標準に依存しています。

  • Web Application Description Language (WADL): RESTful Webサービスを記述するためのモデルを提供する、XMLベースの言語です。

  • WS-Policy: WS-Policyフレームワークは、ポリシーを使用したWebサービスの機能、要件および全体的な特徴を記述するための、柔軟かつ拡張可能な文法を提供します。

1.2 Oracle Fusion Middleware 12cのWebサービスの概要

Oracle Fusion Middleware 12cでは、2つのカテゴリのWebサービス(Oracle Infrastructure WebサービスおよびJava EE Webサービス)が存在します。

詳細な説明:

  • Oracle Infrastructure Webサービスは、SOA、Application Development Framework (ADFおよびWebcenter)、Oracle Service BusおよびOracle Enterprise Schedulerの各サービスです

  • Java EE Webサービスは、SOAP (Java API for XML Web Services (JAX-WS))およびRESTful (JAX-RS)のWebサービスです

次の図は、2つのWebサービス・カテゴリを示しています。

図1-2 Oracle Fusion Middleware 12cのWebサービス

図1-2の説明が続きます。
「図1-2 Oracle Fusion Middleware 12cのWebサービス」の説明

次の各項では、Oracle Fusion Middleware 12cのWebサービスのアーキテクチャについての詳細と、前述の図で示したWebサービスの各コンポーネントについての詳細を説明します。

すべてのWebサービスの開発、セキュリティおよび管理の各タスクの完全なロードマップの詳細は、Oracle Infrastructure Webサービスの実装のためのロードマップおよびJava EE (WebLogic) Webサービスの実装のためのロードマップを参照してください。

1.2.1 Oracle Fusion MiddlewareのWebサービスとクライアントのタイプ

すべてのWebサービスおよびクライアントを、Oracle WebLogic Server上で動作するOracle Fusion Middleware環境にデプロイできます。Oracle WebLogicのWebサービスは、スタンドアロンのOracle WebLogic Serverにもデプロイできます。

表1-2は、Oracle Fusion Middleware 12cでサポートされているWebサービスのタイプをまとめたものです。


表1-2 Oracle Fusion Middleware Webサービス

Webサービス 説明

ADFビジネス・コンポーネント(SOAP)

ADFビジネス・コンポーネントは、再利用可能なコンポーネントのライブラリの提供およびOracle JDeveloperの設計時機能のサポートを介して、Java EEプラットフォームのビジネス・アプリケーションの開発、配信およびカスタマイズを簡素化するものです。

開発者は、ADF Business Componentsを使用して次の作業を行う場合、通常のJava EEアプリケーションに必要なアプリケーション・インフラストラクチャ・コードを記述する必要はありません。

  • データベースへの接続。

  • データの取得。

  • データベース・レコードのロック。

  • トランザクションの管理。

また、Oracle JDeveloperの機能は、組み込まれたデータ操作とカスタム・メソッドをカプセル化するADF Business Componentのアプリケーション・モジュールをWebサービスとして公開するため、サービス対応のアプリケーション・モジュールはデプロイFusion Webアプリケーションの各モジュールで横断的に使用できます。

詳細は、『Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発』の次の項を参照してください。

  • アプリケーション・モジュールによるSOAP Webサービスの作成に関する項

Oracle Enterprise Schedulerのジョブ

Oracle Enterprise Schedulerは、同期インタフェース、一方向インタフェースおよび非同期インタフェースを使用するWebサービス・ジョブをサポートします。Oracle JDeveloperとOracle Enterprise Managerの両方に便利なグラフィカル・ユーザー・インタフェースが用意されていて、Webサービスのジョブ定義の作成に役立ちます。Webサービスのジョブ・タイプが選択されると、ウィザードによってWebサービス・ジョブを定義する簡単な手順セットに導かれます。このウィザードは、WSDL URLを取得し、WSDLサービス、ポート・タイプおよび操作の選択をユーザーに要求します。このウィザードは、ウィザードでユーザーが入力した値または入力した値から導かれた値をジョブ定義の事前定義済のシステム・プロパティのセットに入力します。

詳細は、Oracle Enterprise Scheduler用アプリケーションの開発のWebサービス・ジョブの作成および使用に関する項を参照してください。

Java EE Webサービス(SOAPおよびRESTful)

SOAP Java EE Webサービスは、http://www.jcp.org/en/jsr/detail?id=109で入手できる、Web Services for Java EE仕様に従って実装されます。この仕様は、JavaでWebサービスを実装するための標準Java EEランタイム・アーキテクチャを定義します。

RESTful Java EE Webサービスは、JSR-339 JAX-RS 2.0仕様に応じて実装されます。これはhttps://jcp.org/en/jsr/detail?id=339で定義されます

SOAP WebサービスおよびRESTful Java EE Webサービスの詳細は、次を参照してください。

  • Oracle WebLogic ServerのWebLogic Webサービスの理解

  • Oracle WebLogic ServerのJAX-WS Webサービスの開発

  • Oracle WebLogic ServerのRESTful Webサービスの開発および保護

  • Oracle WebLogic ServerのJAX-RPC Webサービスの開発

  • 『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のWebサービスの開発と保護に関する項

Oracle Service Busプロキシ・サービス(SOAPおよびRESTful)

Oracle Service Busは、サービス・プロデューサとサービス・コンシューマの間の中間サービスを提供し、メッセージのルーティングおよび送信を管理します。プロキシ・サービスは、Oracle Service Busがローカルに実装し、そのクライアントに公開する中間サービスの定義です。Oracle Service Busメッセージのブローカ処理によって、サービス・クライアントは、サービス・プロデューサと直接連携するのではなくプロキシ・サービスとメッセージを交換します。詳細は、『Oracle Service Busでのサービスの開発』の次の各項を参照してください:

  • プロキシ・サービスの作成と構成に関する項

  • Oracle Web Services Managerを使用したOracle Service Busの保護に関する項

  • ビジネス・サービスおよびプロキシ・サービスの保護に関する項

JCAアダプタを使用すると、Oracle Service Busのビジネス・サービスをデータベース、ファイル・システムなどのテクノロジと統合できます。詳細は、『Oracle Service Busでのサービスの開発』のJCAバインディング・リソースからプロキシ・サービスを生成する方法に関する項を参照してください。

SOAサービス・バインディング・コンポーネント

SOAサービス・バインディング・コンポーネントは、SOAコンポジット・アプリケーションへのエントリ・ポイントを備えた外部ワールドを提供します。サービスのWSDLファイルによって、そのサービスの機能が外部のアプリケーションに通知されます。これらの機能は、SOAコンポジット・アプリケーション・コンポーネントとの接続に使用されます。詳細は、『Oracle SOAスイートでのSOAアプリケーションの開発』を参照してください。

JCAアダプタを使用すると、SOAサービスをデータベース、ファイル・システムなどのテクノロジと統合できます。詳細は、Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発のJCAアダプタに関する項を参照してください。

SOAサービス・コンポーネント(SOAPおよびRESTful)

SOAコンポジット・アプリケーションには、SOAサービス・コンポーネントが含まれます。SOAサービス・コンポーネントは、SOAコンポジット・アプリケーションの基本となるビルディング・ブロックであり、全体的なビジネス・ロジック機能の一部を実装します。

次のSOAサービス・コンポーネントは、OWSMを使用して管理できます。

  • BPELプロセス: 同期プロセスおよび非同期プロセスの編成と格納を可能にします。

  • Oracle Mediator: 異なるコンポーネント間でイベント(メッセージ)をルーティングします。

  • ヒューマン・ワークフロー: ユーザーまたはグループがエンドツーエンドのプロセス・フローの一環として実行するタスクを記述するワークフローをモデリングできます。

  • ビジネス・ルール: ルールに基づいたビジネス・デシジョンを設計します。

SOAサービス・コンポーネントの開発および保護の詳細は、次を参照してください。

  • 『Oracle SOA Suiteを使用したSOAアプリケーションの開発』

  • Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理のサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントの管理に関する項

WebCenterサービス

WebCenterサービスは、ソーシャル・ネットワーキングや個人の生産性向上に役立つWeb 2.0テクノロジ(Wiki、RSS、ブログなど)を公開します。WebCenterが提供する一連の機能およびサービス(ポートレット、カスタマイズ、コンテンツ統合など)は、必要なものだけを選択してアプリケーションに追加できます。WebCenterサービスの統合の詳細は、Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発を参照してください。


表1-3は、Oracle Fusion Middleware 12cでサポートされているWebサービス・クライアントのタイプをまとめたものです。


表1-3 Oracle Fusion Middleware Webサービス・クライアント

Webサービス・クライアント 説明

Oracle ADF Webアプリケーション(SOAP)

ADF Webアプリケーションは、WebLogic Webサービス、SOAコンポジット・アプリケーション、サービス対応のADFアプリケーション・モジュールなどのサービスを起動できます。

また、ADF Webアプリケーションは、Webサービス・データ・コントロールを使用してユーザー・インタフェースによるWebサービスとの連携が可能です。サービス対応のアプリケーション・モジュールの生成、ADFアプリケーション・モジュールからのWebサービスの呼出し、Webサービスのデータ・コントロールの作成の詳細は、Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発を参照してください。

Oracle Service Busビジネス・サービス(SOAPおよびRESTful)

Oracle Service Busビジネス・サービスは、Webサービス、JMS接続先、EJBなどのビジネス・プロセス中にメッセージを交換するエンタープライズ・サービスの定義です。ビジネス・サービスは、メッセージがOracle Service Busを介してこのビジネス・サービスにルーティングされると、外部サービス・プロデューサを起動します。詳細は、『Oracle Service Busでのサービスの開発』の次の各項を参照してください:

  • ビジネス・サービスの作成と構成に関する項

  • Oracle Web Services Managerを使用したOracle Service Busの保護に関する項

  • ビジネス・サービスおよびプロキシ・サービスの保護に関する項

JCAアダプタを使用すると、Oracle Service Busのビジネス・サービスをデータベース、ファイル・システムなどのテクノロジと統合できます。詳細は、『Oracle Service Busでのサービスの開発』のJCAバインディング・リソースからビジネス・サービスを生成する方法に関する項を参照してください。

Webサービス・クライアント(SOAPおよびRESTful)

Java EE Webサービスを起動するクライアント・アプリケーションは、Java、Microsoft .NETなど、あらゆるテクノロジを使用して記述できます。

クライアント・アプリケーションには以下の2種類があります。

  • スタンドアロン: スタンドアロンのクライアント・アプリケーションは、Javaアプリケーション、.NETクライアントまたはWebサービスのリクエストを送信可能なその他のタイプのクライアントです。WebLogic Serverとは完全に別個に実行します。

  • WebLogic ServerにデプロイされたJava EEコンポーネント: このタイプのクライアントでは、Webサービスは、EJB、サーブレット、その他のWebサービスなど、WebLogic ServerにデプロイされたJavaプラットフォーム、Enterprise Edition (Java EE)バージョン5コンポーネント内で動作します。したがって、WebLogic Serverコンテナの内部で実行されます。

WebLogic Webサービス・クライアントの開発の詳細は、次を参照してください。

  • Oracle WebLogic ServerのJAX-WS Webサービスの開発のJAX-WS Webサービス・クライアントの開発

  • Oracle WebLogic ServerのRESTful Webサービスの開発のRESTful Webサービス・クライアントの開発

  • Oracle WebLogic ServerのJAX-RPC Webサービスの開発のJAX-RPC Webサービス・クライアントの開発に関する項

  • 『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のWebサービスの開発と保護に関する項

SOA参照バインディング・コンポーネント(SOAPおよびRESTful)

SOA参照バインディング・コンポーネントは、SOAコンポジット・アプリケーションを外部パートナに接続します。

SOA参照バインディング・コンポーネントの開発および保護の詳細は、次を参照してください。

  • 『Oracle SOA Suiteを使用したSOAアプリケーションの開発』

  • Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理のサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントの管理に関する項

JCAアダプタを使用すると、SOA参照をデータベース、ファイル・システムなどのテクノロジと統合できます。詳細は、Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発のJCAアダプタに関する項を参照してください。

WebCenterポートレット

WebCenterポートレットを使用すると、WebCenterサービスを表示できます。WebCenterポートレットの開発の詳細は、Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発を参照してください。


1.2.2 Oracle Fusion MiddlewareのWebサービス・ポリシーのタイプ

2つのタイプのポリシー(Oracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーおよびWebLogic Webサービス・ポリシー)をWebサービスにアタッチできます。

表1-4は、サポートされているポリシー・タイプに関する簡単な説明です。


表1-4 Webサービス・ポリシーのタイプ

ポリシーのタイプ 説明

Oracle Web Services Manager (OWSM)ポリシー

OWSMによって提供されるポリシー。OWSMポリシーおよび事前定義済ポリシーの詳細は、Oracle Web Services Managerの理解を参照してください。

Oracle Infrastructure WebサービスにOWSMポリシーをアタッチできます。OWSMセキュリティ・ポリシーは、Java EE JAX-WSおよびRESTful Webサービスに対してのみアタッチできます。

OWSMポリシーは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlから管理します。

WebLogic Webサービス・ポリシー

WebLogic Serverによって提供されるポリシー。WebLogic Webサービス・ポリシーの詳細は、『Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護』を参照してください。

WebLogic Webサービス・ポリシーのサブセットは、OWSMポリシーと相互運用できます。詳細は、Oracle Web Services Manager相互運用性ソリュー ション・ガイドのOracle WebLogic Server 12cのWebサービス・セキュリティ環境との相互運用性に関する項を参照してください。

WebLogic Webサービス・ポリシーは、WebLogic管理コンソールから管理します。


注意:

可能な場合、WebLogic Webサービス・ポリシーよりもOWSMポリシーを使用することをお薦めします。同じWebサービスで、OWSMポリシーとWebLogic Webサービス・ポリシーを混在して使用することはできません。

1.2.3 Webサービスの開発、セキュリティおよび管理のためのツール

Oracle Fusion Middleware Webサービスを開発するには、Oracle JDeveloper、Ant、WebLogic Server Scripting Tool (WLST)、Oracle Enterprise Pack for Eclipse (OEPE)、Oracle Infrastructure Webサービス、Java EE (WebLogic) Webサービスなどのツールを使用したり、優先IDEを使用できます。

表1-5および表1-6は、Oracle Fusion Middleware Webサービスを開発するためにサポートされているツールの簡単な説明です。


表1-5 Webサービス開発のためのツール

ツール 説明

Oracle JDeveloper

既存のWebサービスの検出と使用および、新規Webサービスの開発とデプロイに役立つ強力なツールを提供します。詳細は、『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のWebサービスの開発と保護に関する項を参照してください。

Ant

XMLベースの構成ファイル(デフォルトではbuild.xmlという名前)を使用して、Javaで作成されたタスクを実行します。AntはJavaベースのビルド・ツールで、makeコマンドに似ていますが、はるかに強力です。詳細は、Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービス・リファレンスのAntタスク・リファレンスに関する項を参照してください。

WebLogic Server Scripting Tool (WLST)

管理者がWebサービスを表示、構成し、コマンドラインからWebサービス・ポリシーを管理できるようにします。詳細は、WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンスを参照してください。

Oracle Enterprise Pack for Eclipse(OEPE)

Eclipse IDEプラットフォームのプラグインのコレクションを提供し、WebLogic Webサービスの開発を容易にします。詳細については、Eclipse IDEプラットフォームのオンライン・ヘルプを参照してください。


Webサービスを保護および管理するために使用するツールは、Webサービスのタイプにより様々です。


表1-6 Webサービスのセキュリティ・ツールおよび管理ツール

保護および管理対象 使用ツール

Oracle Infrastructure Webサービス

  • Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlをすべてのセキュリティ・タスクおよび管理タスク用に使用します。詳細は、Webサービスの管理を参照してください。

  • Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)を使用して、Oracle Infrastructure Webサービスを表示、構成および保護します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Scripting Tool』を参照してください。

Java EE (WebLogic) Webサービス

  • Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してOracle Web Service Manager (OWSM)を活用し、実行時のポリシーの施行およびWebLogic Webサービスのパフォーマンスのテストとモニターを行います。詳細は、Webサービスの管理を参照してください。

  • WebLogic Server管理コンソールを使用してWebLogic Webサービスをデプロイおよび管理し、ポリシーをアタッチ、管理および構成します。詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプを参照してください。


1.3 Oracle Infrastructure Webサービスの実装のためのロードマップ

ロードマップは、詳細情報のリンクとともにOracle Fusion Middleware Webサービスの開発、保護および管理に共通のタスクのリストを示します。

この項には、表形式の次のロードマップが含まれます。

1.3.1 ADFコンポーネントおよびクライアントの実装のためのロードマップ

このトピックでは、ADFコンポーネントおよびクライアントを実装するためのロードマップについて説明します。

ADFコンポーネントおよびクライアントのWebサービスは次のように実装します。


表1-7 ADFコンポーネントおよびクライアントの実装のためのロードマップ

タスク 詳細情報

ADFコンポーネントおよびクライアントの開発

  • Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発

  • Oracle ADFデータ・コントロールによるアプリケーションの開発

Webサービスのデプロイ

  • Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発のFusion Webアプリケーションのデプロイに関する項

  • Webサービスの管理のWebサービスのデプロイに関する項

Webサービスの管理

Webサービスの管理

ポリシーの作成

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のFusion Middleware ControlによるWebサービスのポリシーの管理に関する項

カスタム・アサーションの作成

Oracle Web Services Manager拡張ガイドのカスタム・アサーションの作成に関する項

ポリシーの添付(開発時—Oracle JDeveloper)

Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発

ポリシーの添付(開発時—Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control)

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のポリシーのアタッチに関する項

ポリシーの構成

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のWebサービスの保護に関する項

Webサービスのテスト

Webサービスの管理のWebサービスのテストに関する項

Webサービスのパフォーマンスをモニターする

Webサービスの管理のWebサービスのモニタリングおよび監査に関する項

環境間のアプリケーション移行の管理

Webサービスの管理の環境間のアプリケーション移行の管理に関する項

問題の診断

Webサービスの管理の診断およびメッセージ・ログの管理に関する項

その他のセキュリティ環境との相互運用

Oracle Web Services Manager相互運用ガイド


1.3.2 Oracle Enterprise Schedulerサービス・ジョブ実装のためのロードマップ

このトピックでは、Oracle Enterprise Schedulerサービス・ジョブを実装するためのロードマップについて説明します。

Oracle Enterprise SchedulerのWebサービス・ジョブは次のように実装します。


表1-8 Oracle Enterprise Schedulerサービス・ジョブ実装のためのロードマップ

タスク 詳細情報

ジョブ開発の計画

Oracle Enterprise Scheduler用アプリケーションの開発のジョブ開発の計画に関する項

Oracle Enterprise Schedulerのジョブの開発

Oracle Enterprise Scheduler用アプリケーションの開発のWebサービス・ジョブの作成および使用に関する項

Oracle Enterprise Schedulerのジョブの管理

Oracle Enterprise Scheduler用アプリケーションの開発のOracle Enterprise Managerを使用したジョブ定義の作成に関する項

ポリシーの作成

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のFusion Middleware ControlによるWebサービスのポリシーの管理に関する項

カスタム・アサーションの作成

Oracle Web Services Managerの拡張ソリューション・ガイドのカスタム・アサーションの作成に関する項

ポリシーの添付(開発時—Oracle JDeveloper)

Oracle Enterprise Scheduler用アプリケーションの開発のOracle JDeveloperを使用したジョブ定義の作成に関する項

ポリシーの添付(開発時—Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control)

  • Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のポリシーのアタッチに関する項

  • Oracle Enterprise Scheduler用アプリケーションの開発のOracle Enterprise Managerを使用したジョブ定義の作成に関する項

ポリシーの構成

  • Oracle Enterprise Scheduler用アプリケーションの開発のOracle Web Services Managerのポリシー構成に関する項

  • Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のWebサービスの保護に関する項

問題の診断

Webサービスの管理の診断およびメッセージ・ログの管理に関する項

その他のセキュリティ環境との相互運用

Oracle Web Services Manager相互運用性ソリュー ション・ガイド


1.3.3 Oracle Service Busサービスおよびクライアントの実装のためのロードマップ

このトピックでは、Oracle Service Busサービスおよびクライアントを実装するためのロードマップについて説明します。

Oracle Service BusサービスおよびクライアントのWebサービスは次のように実装します。


表1-9 Oracle Service Busサービスおよびクライアントの実装のためのロードマップ

タスク 詳細情報

Oracle Service Bus Webサービスおよび クライアントの開発

  • Oracle Service Busでのサービスの開発

  • Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発のSOAコンポジット・アプリケーションのREST操作の統合に関する項

Webサービスのデプロイ

Oracle Service Busでのサービスの開発のOracle Service Busサービスの開発に関する項

Webサービスの管理

  • Oracle Service Busの管理

  • Webサービスの管理

ポリシーの作成

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のFusion Middleware ControlによるWebサービスのポリシーの管理に関する項

カスタム・アサーションの作成

Oracle Web Services Managerの拡張ソリューション・ガイドのカスタム・アサーションの作成に関する項

ポリシーの添付(開発時—Oracle JDeveloper)

  • Oracle Service Busでのサービスの開発のJDeveloperでのポリシーのアタッチおよび構成に関する項

  • Oracle Service Busでのサービスの開発のOracle Web Services ManagerによるOracle Service Busの保護に関する項

  • Oracle Service Busでのサービスの開発のビジネス・サービスおよびプロキシ・サービスの保護に関する項

ポリシーのアタッチ(Oracle Service Bus Consoleの開発時またはデプロイ時)

  • Oracle Service Busでのサービスの開発のOracle Service Bus Consoleでのポリシーのアタッチおよび構成に関する項

  • Oracle Service Busでのサービスの開発のOracle Web Services ManagerによるOracle Service Busの保護に関する項

  • Oracle Service Busでのサービスの開発のビジネス・サービスおよびプロキシ・サービスの保護に関する項

ポリシーの添付(開発時—Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control)

Oracle Service Busの管理のセキュリティ・ポリシーの管理に関する項

ポリシーの構成

  • Oracle Service Busでのサービスの開発のビジネス・サービスおよびプロキシ・サービスの保護に関する項

  • Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のWebサービスの保護に関する項

Webサービスのテスト

  • Oracle Service Busでのサービスの開発のプロキシ・サービス、ビジネス・サービス、パイプラインおよび分割結合のテストに関する項

  • Webサービスの管理のWebサービスのテストに関する項

Webサービスのパフォーマンスをモニターする

  • 「Oracle Service Busの管理」のOracle Service Busサービス・ヘルスの監視に関する項

  • Webサービスの管理のWebサービスのモニタリングに関する項

環境間のアプリケーション移行の管理

Webサービスの管理の環境間のアプリケーション移行の管理に関する項

問題の診断

  • Oracle Service Busの管理のDiagnostic Frameworksを使用した問題の診断に関する項

  • Webサービスの管理の診断およびメッセージ・ログの管理に関する項

その他のセキュリティ環境との相互運用

Oracle Web Services Manager相互運用性ソリュー ション・ガイド


1.3.4 SOAコンポジット・サービスおよびクライアントの実装のためのロードマップ

このトピックでは、SOAコンポジット・サービスおよびクライアントを実装するためのロードマップについて説明します。

SOAコンポジット・サービスおよびクライアントのWebサービスは次のように実装します。


表1-10 SOAコンポジット・サービスおよびクライアントの実装のためのロードマップ

タスク 詳細情報

SOAコンポジットWebサービスおよびクライアントの開発

  • Oracle Infrastructure Webサービスの開発

  • 『Oracle SOA Suiteを使用したSOAアプリケーションの開発』

Webサービスのデプロイ

  • Oracle SOA SuiteによるSOAアプリケーションの開発のSOAコンポジット・アプリケーションのデプロイに関する項

  • Webサービスの管理のWebサービスのデプロイに関する項

  • Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド

Webサービスの管理

  • Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理のサービスおよび参照のバインディング・コンポーネントの構成に関する項

  • Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理のサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントの管理に関する項

  • Webサービスの管理

ポリシーの作成

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のFusion Middleware ControlによるWebサービスのポリシーの管理に関する項

カスタム・アサーションの作成

Oracle Web Services Managerの拡張ソリューション・ガイドのカスタム・アサーションの作成に関する項

ポリシーの添付(開発時—Oracle JDeveloper)

Oracle SOA SuiteによるSOAアプリケーションの開発のポリシーおよびメッセージ暗号化によるセキュリティの有効化に関する項

ポリシーの添付(開発時—Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control)

  • Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のポリシーのアタッチに関する項

  • Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理のポリシーの理解に関する項

ポリシーの構成

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のWebサービスの保護に関する項

Webサービスのテスト

Webサービスの管理のWebサービスのテストに関する項

Webサービスのパフォーマンスをモニターする

  • Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理のサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントのモニターに関する項

  • Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理のSOAインフラストラクチャのサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントの監視に関する項

  • Webサービスの管理のWebサービスのモニタリングに関する項

環境間のアプリケーション移行の管理

Webサービスの管理の環境間のアプリケーション移行の管理に関する項

問題の診断

Webサービスの管理の診断およびメッセージ・ログの管理に関する項

その他のセキュリティ環境との相互運用

Oracle Web Services Manager相互運用性ソリュー ション・ガイド


1.3.5 WebCenterサービスおよびクライアントの実装のためのロードマップ

このトピックでは、WebCenterサービスおよびクライアントを実装するためのロードマップについて説明します。

WebCenterサービスおよびクライアントのWebサービスは次のように実装します。


表1-11は、WebCenterサービスおよびクライアントの実装のためのロードマップ

タスク 詳細情報

WebCenterサービスおよびクライアントの開発

  • Oracle JDeveloperによる、WebCenter Portalアセットおよびカスタム・コンポーネントの開発

  • Oracle JDeveloperのオンライン・ヘルプにあるWebCenterフレームワーク・アプリケーションの開発に関する項

WebCenterサービスのデプロイ

  • Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発のWebCenterアプリケーションのテストおよびデプロイに関する項

  • Oracle WebCenter Portalの管理のWebCenterアプリケーションのデプロイに関する項

WebCenterサービスの管理

Oracle WebCenter Portalの管理

ポリシーの作成

Webサービスの管理のWebサービスのポリシーの管理に関する項

カスタム・アサーションの作成

Oracle Web Services Manager拡張ガイドのカスタム・アサーションの作成に関する項

ポリシーの添付(開発時—Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control)

  • Webサービスの管理のWebサービスへのポリシーのアタッチに関する項

  • Oracle WebCenter Portalの管理のセキュリティの管理に関する項

ポリシーの構成

  • Webサービスの管理のポリシーに合せた環境の設定に関する項

  • Webサービスの管理のポリシーの構成に関する項

WebCenterサービスのテスト

Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発のWebCenterアプリケーションのテストおよびデプロイに関する項

WebCenterサービスのパフォーマンスのモニター

Oracle WebCenter Portalの管理

環境間のアプリケーション移行の管理

Webサービスの管理の環境間のアプリケーション移行の管理に関する項

問題の診断

Webサービスの管理の問題の診断に関する項

次との相互運用:

  • Oracle WSM 10g

  • Oracle Containers for J2EE

  • Oracle Web Service Gateways 10g

  • WebLogic ServerのWebサービス・ポリシー

  • Microsoft .NET 3.5

  • Oracle Service Bus 10g

  • Axis 1.4およびWSS4J 1.5.8

  • Glassfish Enterprise Server リリース3.0.1

Oracle Web Services Manager相互運用ガイド


1.4 Java EE (WebLogic) Webサービスの実装のためのロードマップ

このトピックでは、Java EE (WebLogic) Webサービスを実装するためのロードマップについて説明します。

ロードマップは、Java EE (WebLogic) Webサービスの開発、保護および管理に共通のタスクを示し、詳細情報のリンクを提供します。

Java EE (WebLogic) WebサービスのWebサービスは次のように実装します。


表1-12 Java EE (WebLogic) Webサービスの実装のためのロードマップ

タスク 詳細情報

Java EE Webサービスおよびクライアントの開発

  • Oracle WebLogic ServerのWebLogic Webサービスの理解

  • Oracle WebLogic ServerのJAX-WS Webサービスの開発

  • Oracle WebLogic ServerのJAX-RPC Webサービスの開発

  • Oracle WebLogic ServerのRESTful Webサービスの開発および保護

  • 『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のWebサービスの開発と保護に関する項

Webサービスのデプロイ

  • WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのWebサービスのインストールに関する項

  • Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のWebサービスのデプロイに関する項

Webサービスの管理

WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのWebサービスに関する項

OWSMポリシーの作成

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のFusion Middleware ControlによるWebサービスのポリシーの管理に関する項

WebLogic Webサービス・ポリシーの作成

  • Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護のメッセージレベルのセキュリティの構成に関する項

  • Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護のトランスポート・レベルのセキュリティの構成に関する項

  • Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護のアクセス制御セキュリティ(JAX-RPCのみ)の構成に関する項

OWSMポリシーの構成

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のWebサービスの保護に関する項

WebLogic Webサービス・ポリシーの構成

  • Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護のメッセージレベルのセキュリティの構成に関する項

  • Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護のトランスポート・レベルのセキュリティの構成に関する項

  • Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護のアクセス制御セキュリティ(JAX-RPCのみ)の構成に関する項

カスタムOWSMポリシー・ファイルを作成する

『Oracle Web Services Manager拡張可能アプリケーションの開発』のカスタム・アサーションの作成に関する項

カスタムWebLogic Webサービス・ポリシー・ファイルを作成する

Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護のカスタム・ポリシー・ファイルの作成および使用に関する項

OWSMポリシーの添付(開発時—Oracle JDeveloper)

  • Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のポリシーのアタッチに関する項

  • Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のポリシーの添付に関する項

WebLogic Webサービス・ポリシーのアタッチ(Oracle JDeveloper開発時)

  • 『Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービスの保護』の「Oracle Webサービス・マネージャのセキュリティ・ポリシーの使用」

  • Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のポリシーの添付に関する項

  • Oracle WebLogic Server JAX-RPC Webサービスの開発のWebサービスの信頼性のあるメッセージングの使用に関する項

OWSMポリシーの添付(デプロイメント時)

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のポリシーのアタッチに関する項

WebLogic Webサービス・ポリシーのアタッチ(デプロイメント時)

WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのWS-PolicyファイルとWebサービスの関連付けに関する項

Webサービスのテスト

  • Webサービスの管理のWebサービスのテストに関する項

  • Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのWebサービスのテストに関する項

  • Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のWebサービスのテストおよびデバッグに関する項

Webサービスのパフォーマンスをモニターする

  • Webサービスの管理のWebサービスのモニタリングおよび監査に関する項

  • Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのWebサービスのモニターに関する項

WebLogicおよびOWSMの各Webサービス・ポリシーの相互運用

Oracle Web Services Manager相互運用性ソリュー ション・ガイド


1.5 関連するOracle Fusion Middleware 12cドキュメント

Oracle Fusion Middleware 12cをサポートするための追加ドキュメントが存在します。

次の表は、Webサービスの開発、セキュリティおよび管理に関連する追加ドキュメントをまとめたものです。


表1-13 関連ドキュメント

ドキュメント 説明

Webサービスの理解

このドキュメントです。Oracle Fusion MiddlewareのWebサービスの概要を示します。

Oracle WebLogic ServerのWebLogic Webサービスの理解

WebLogic Webサービスの概要、サポートされる標準、相互運用性、関連するサンプルおよびドキュメントについて説明します。

Oracle Web Services Managerの理解

Webサービスの保護およびポリシーの管理を行う、Oracle Web Services Manager (OWSM)について紹介します。

Oracle WebLogic ServerのJAX-WS Webサービスの開発

JAX-WSを使用したWebLogic Webサービスの開発方法について説明します。ユースケースおよび実例、反復型の開発手法、一般的なJWSプログラミング手順、データ型の情報およびWebサービスの起動方法について記載されています。

Oracle WebLogic ServerのRESTful Webサービスの開発および保護

JAX-RSを使用したWebLogic Webサービスの開発方法について説明します。ユースケースおよび実例、反復型の開発手法、一般的なJWSプログラミング手順、データ型の情報およびWebサービスの起動方法について記載されています。

Oracle WebLogic ServerのJAX-RPC Webサービスの開発

JAX-RPCを使用したWebLogic Webサービスの開発方法について説明します。ユースケースおよび実例、反復型の開発手法、一般的なJWSプログラミング手順、データ型の情報およびWebサービスの起動方法について記載されています。

Oracle Infrastructure Webサービスの開発

Oracle Infrastructure Webサービスの開発方法について説明します。

Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発

ADFコンポーネントの開発方法について説明します。

Oracle Service Busでのサービスの開発

Oracle Service Busのプロキシ・サービスおよびビジネス・サービスの開発方法について説明します。

『Oracle SOA Suiteを使用したSOAアプリケーションの開発』

SOAコンポジットサービスの開発方法について説明します。

Oracle JDeveloperによる、WebCenter Portalアセットおよびカスタム・コンポーネントの開発

WebCenterサービスの開発方法について説明します。

Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理

OWSMを使用したWebサービスの保護およびポリシー管理の方法について説明します。

Oracle WebLogic ServerのWebLogic Webサービスの保護

Webサービスの、メッセージレベル(デジタル署名および暗号化)、トランスポート・レベルおよびアクセス制御セキュリティのプログラム作成方法および構成方法について説明します。

Webサービスの管理

Webサービスの保護および管理の方法について説明します。

Oracle Web Services Manager拡張可能アプリケーションの開発

Oracle Web Services Manager (OWSM)のカスタム・アサーションのビルド方法について説明します。

Oracle Web Services Manager相互運用性ソリュー ション・ガイド

OWSMの最も一般的な相互運用性シナリオの実装方法が説明されています。

Oracle WebLogic ServerのWebLogic Webサービス・リファレンス

JWS注釈、Antタスク、WS-Policyの信頼できるメッセージ機能のアサーション、WS-Policyのセキュリティ・アサーションおよびデプロイメント・ディスクリプタの参照情報を示します。

『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のWebサービスの開発と保護に関する項

Oracle JDeveloperを使用したWebサービスの開発およびポリシーのアタッチの方法について説明します。