この章の構成は、次のとおりです。
リンク・マネージャ・コンポーネントは、索引付きコンテンツのURLをデータベース表(ManagedLinks)への格納のために抽出する前に、このURLの評価、フィルタ処理および解析を実行します。抽出したURLリンクがManagedLinks表に移入されると、このコンポーネントはこの表を参照して、リンク検索結果、「コンテンツ情報」ページ用のリンク参照リストおよび「リンク情報」ページ用のリソース情報を生成します。
WebCenter Contentサービスの内容およびサービスの使用方法に関する情報は、「サービスの使用」で説明されています。基本的なサービスの構造、属性、アクションおよびサービスの例に関する情報は、「サービスのカスタマイズ」で説明されています。現在のサービスをカスタマイズするか、新しいサービスを作成する前に、この情報に精通しておく必要があります
個々のリンク・マネージャ・サービスの場所は、それぞれのサービスの説明の中で示します。
リンク・マネージャの詳細は、『Oracle WebCenter Contentのマネージング』を参照してください。
リンク・マネージャ機能では、次のサービスが使用されます。
このサービスは、リンク・マネージャが実行している現在のアクティビティを停止するために使用されます。
このサービスを実行するには、管理者の資格証明を使用してContent Serverインスタンスにログインする必要があります。このサービスは、リンク・マネージャの管理ページからも利用できます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
IdcService=ABORT_LINKS_ACTIVITY
このサービスは、特定の入力ファイルからHTMLリンクを抽出するために使用されます。コンテンツ・アイテムが索引付けされるときに自動的に実行されます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
IdcService=ADD_MANAGED_DOCLINKS
このサービスは、特定のコンテンツ・アイテムの管理されたリンクをデータベースから削除するために使用されます。コンテンツ・アイテムの削除時に自動的に実行されます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
IdcService=DELETE_MANAGED_DOCLINKS
このサービスは、特定のコンテンツ・アイテムのリンク情報を表示するために使用されます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
追加の必須サービス・パラメータ
dLkClassid: ManagedLinks表でリンクに割り当てられている一意のクラスID。
結果
ResultSet:
DOC_INFO (標準のメタデータ・フィールド)
LinkInfo:
dLkGUID: ManagedLinks表で行に割り当てられている一意のID。
dLkClassId: ManagedLinks表でリンクに割り当てられている一意のID。
dDocName: リンクが検出されたドキュメント名。
dLkType: リンクのタイプ。external、unknown、ss_link_rel、ss_link_page、ss_link_node、ss_link_page、ss_link_node、ss_link_internal、ss_link_page、ss_link_page、ss_link_node、ss_link_absのいずれかです。
dLkOriginalUrl: リンクの元のURL。
dLkContainerID: リンクが見つかったSite Studio siteId。
dLkResource: dID、dDocName、ssDocName、nodeIdのいずれかの値(dLkResourceType値に依存。外部リンクの場合これはnullです)。
dLkResourceAlias: docNameまたはnodeLabel。
dLdResourceType: id、doc、nodeのいずれか。
dLkHasAlias: (ブール)エイリアスが存在するかどうかを示します。
dLkState: YまたはN。Yは、リンクがチェックインされたコンテンツ・アイテムを参照しており、有効であることを意味します。Nは、リンクが削除されたコンテンツ・アイテムを参照しており、無効であることを意味します。
dLkCreateTs: リンクが作成されたときのタイムスタンプ。
dLkUpdateTs: リンクが最後に更新されたときのタイムスタンプ。
dLkCycle: このリンクの処理を行っているLinkManagerを示すために使用されるフラグ(A - リフレッシャ、D - デコーダ、null - なし)
例
IdcService=GET_LINK_INFO dLkClassId=652
サンプルの戻り情報。ResultSetの先頭では、存在するフィールド数(この例では14個)、各列の名前、データ型(文字列、日付、整数など)およびフィールド・サイズ(バイト単位)が示されます。これらのエントリに続いて、次の14行に、これらのフィールドの値が示されます。結果セット内に複数のエントリがある場合は、エントリごとにさらに14行のセットが含まれます。
@ResultSet LinkInfo14 dLkGUID 6 30 dLkClassId 3 38 dDocName 6 30 dLkType 6 20 dLkOriginalUrl 6 1024 dLkContainerId 6 50 dLkResource 6 50 dLkResourceAlias 6 50 dLkResourceType 6 50 dLkHasAlias 6 1 dLkState 6 1 dLkCreateTs 5 20 dLkUpdateTs 5 20 dLkCycle 6 1
このサービスは、現在のリンク・マネージャ・アクティビティのステータスを取得するために使用されます。ステータスの表示用にリンク・マネージャの管理ページで使用されます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
IdcService=GET_LINKS_ADMIN_PAGE
このサービスは、コンテンツ・アイテムへのリンクおよびコンテンツ・アイテムからのリンクを検索するために使用されます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
次の例では、送信されたときにLK_GET_SEARCH_RESULTSサービスを実行するフォームが開かれます。
IdcService=LK_SEARCH_FORM
このサービスは、索引付きドキュメントのURLリンクを抽出し、パターン・エンジンに従ってURLの評価、フィルタ処理および解析を実行して、データベース表に結果を格納するために使用されます。
このサービスを実行するには、管理者の資格証明を使用してContent Serverインスタンスにログインする必要があります。このサービスは、リンク・マネージャの管理ページからも利用できます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
IdcService=RECOMPUTE_MANAGED_LINKS
このサービスは、特定のドキュメントのリンクをリフレッシュするために使用されます。リフレッシュでは、リンクの再抽出は行われません。データベースにリストされたリンクが反復処理され、リンクの現在のステータスが判別されます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
IdcService=REFRESH_MANAGED_DOCLINKS
このサービスは、MANAGEDLINKSデータベース表に存在する管理されたリンクをリフレッシュするために使用されます。RECOMPUTE_MANAGED_LINKSとは異なり、コンテンツ・アイテムからの管理されたリンクの再抽出は行われません。
このサービスを実行するには、管理者の資格証明を使用してContent Serverインスタンスにログインする必要があります。このサービスは、リンク・マネージャの管理ページからも利用できます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
IdcService=REFRESH_MANAGED_LINKS
このサービスは、MANAGEDLINKS表に存在するコンテンツ参照に対して再カウントを実行するために使用されます。各コンテンツ・アイテムが表で参照されており、これらのアイテムが集計され、参照表に格納されます。
このサービスを実行するには、管理者の資格証明を使用してContent Serverインスタンスにログインする必要があります。このサービスは、リンク・マネージャの管理ページからも利用できます。
場所: IdcHomeDir
/components/LinkManager/resources/linkmanager_service.htm
例
IdcService=REFRESH_REFS_MANAGED_LINKS