どの検索ソリューションまたはデータベースが使用されているか、またフルテキスト索引の作成が有効化されているかどうかについては、システム管理者に問い合せてください。
この章の構成は、次のとおりです。
次のいずれかの方法を使用して、コンテンツを検索できます。
「クイック検索」フィールドを使用すると、コンテンツ領域に表示されているページとは関係なく検索を実行できます。「クイック検索」フィールドでは、タイトルおよびコンテンツIDメタデータの部分文字列検索を実行できます。また、システムでサポートされている場合は、索引付きのフルテキスト検索も実行できます。
部分文字列検索は、検索語の先頭および末尾にワイルドカードを配置した場合と同じです。たとえば、「クイック検索」フィールドにform
と入力した場合、タイトルまたはコンテンツIDメタデータ、あるいは索引付きのフルテキスト(システムでサポートされている場合)にforms
、performance
、reform
などの語が含まれるアイテムが返されます。
ユーザーまたはシステム管理者は、指定した1つ以上のメタデータ・フィールドを検索対象としたカスタム検索を作成し、「クイック検索」フィールドで使用できるようにすることもできます。対象を絞った検索は、クエリー・ビルダー・フォームまたは拡張フォームのいずれかで作成できます。
「クイック検索」フィールドでは、インターネット・スタイルの検索構文、複合構成および代替問合せフォーマットがサポートされています。詳細は、「その他の検索機能の使用」を参照してください。
「検索」トレイを使用すると、メタデータ検索、フルテキスト検索または組合せ検索を実行できます。「検索」トレイに用意されているのは、最も一般的に使用される検索フィールドのみです。
「検索」トレイの「条件」タブには、条件を入力するためのフォームが表示されます。検索結果は「結果」タブに表示されます。
「拡張検索」ページでは、使用可能なすべてのフィールドを対象にして、メタデータ検索、フルテキスト検索、またはその2つの組合せを実行できます。
このページにアクセスするには、「検索」トレイの「詳細」リンクをクリックするか、ツールバーの「検索」メニューを使用します。
拡張検索ページの展開されたフォームには、使用可能なすべての検索フィールドが1つのページに表示されます。検索ページの上部にある「検索フォーム」メニューを使用して、拡張フォームとクエリー・ビルダー・フォームを切り替えることができます。
また、「プロファイルの切替え」メニューから別の検索プロファイルを選択することもできます(システム管理者がそれらを定義済の場合)。「拡張検索」ページを使用するデフォルトの検索フォームを指定できます。
注意:
拡張フォームを使用して作成する問合せでは、<AND>演算子でメタデータ・フィールドを区切ります。結果が返されるのは、各フィールドに入力した各検索条件を満たした場合のみです。たとえば、「タイトル」フィールドにJanuary
と入力し、「タイプ」フィールドにpresentation
と入力した場合、タイプがpresentation
であり、タイトルがJanuary
である場合にのみ、コンテンツが返されます。
注意:
コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用する場合、「拡張検索」ページの拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに複合検索問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームを使用する必要があります。
クエリー・ビルダー・フォームでは、一連のリストからオプションを選択して、複合問合せを作成および保存できます。問合せを作成した後、その問合せを直接編集したり、検索を実行することができます。また、問合せを保存して「保存済問合せ」から簡単にアクセスできるようにすることもできます。
クエリー・ビルダー・フォームでは、メタデータ・フィールドを<AND>演算子または<OR>演算子のいずれかで区切ることができます。<AND>演算子を使用する場合は、各フィールドに入力した検索条件がすべて満たされた場合に結果が返されます。
<OR>演算子を使用する場合は、各フィールドの条件のうち1つを満たすだけでかまいません。たとえば、「タイトル」フィールドにJanuary
と入力し、「タイプ」フィールドにpresentation
と入力し、<OR>で区切った場合、タイプがpresentation
であるか、タイトルがJanuary
である場合に、コンテンツが返されます。
注意:
コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用する場合、「拡張検索」ページの拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに複合検索問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームを使用する必要があります。
ページごとに返すコンテンツ・アイテムの数やその順序を決めることで、検索結果の表示方法を指定できます。たとえば、条件を満たす最新のファイルを検索する場合は、結果をリリース日順にソートできます。changed address
などの特定のテキストを検索する場合は、スコア順に検索結果をソートできます。
「拡張検索」ページの「結果オプション」領域を使用して、「検索結果」ページの表示方法を制御できます。
検索結果の表示方法を指定するには、次の手順で行います。
注意:
「クリア」ボタンを使用すると、検索フィールドがクリアされます。ただし、「結果オプション」の設定はクリアされません。
システム管理者は、コンテンツ・サーバー構成マネージャを使用して、ソート可能なフィールドを追加または削除できます。ソート可能なフィールドを変更する方法については、システム管理者に問い合せてください。
検索結果に表示するメタデータの情報をカスタマイズできます。さらに、様々な保存済問合せに対して異なる検索結果テンプレートを使用するように指定できます。検索結果の表示方法をパーソナライズするには、「ユーザー・プロファイル」ページのリストまたは「検索結果」ページからオプションを選択します。デフォルトで3つのテンプレートを使用でき、提供されている3つのテンプレートに基づいて新しいビューを作成することもできます(ユーザーの「検索結果テンプレート」ページを使用し、情報を識別して表示オプションを指定します)。
クラシック・テンプレートには、ユーザー・プロファイル・ページで設定されたデフォルトのソート・フィールドと順序に基づいて、単一行のコンテンツ・アイテムが順に一覧表示されます。
列 | 説明 |
---|---|
コンテンツ・アイコンまたはサムネイル・イメージ |
コンテンツ・タイプに基づいてアイコンが表示されます。オプションで、システム管理者がコンテンツのサムネイル・イメージを作成するようにコンテンツ・サーバーを設定した場合は、サムネイル・イメージが表示されます。 |
説明 |
タイトルとコンテンツID: コンテンツ・アイテムのタイトルと一意の識別子が表示され、コンテンツのWeb表示可能バージョン(使用可能な場合)にリンクしています。使用可能なWeb表示可能バージョンがない場合は、そのネイティブ・ファイルにリンクします。 タイトルおよびコンテンツIDは、クラシック表示に基づいて、検索結果のクラシック表示テンプレートの作成/検索結果のクラシック表示テンプレートの編集ページの「クラシック表示」テンプレート・セクションからフィールドが明確に選択されていない場合でも、すべてのカスタム検索結果テンプレートに表示されます。 作成者: コンテンツ・アイテムをチェックインしたユーザー。 リビジョン: コンテンツ・アイテムのリビジョン番号を識別します。 リリース日: コンテンツ・アイテムがリリースされた日付。 コメント: アイテムのチェックイン時に入力されたコメント(存在する場合)。 コンテンツ・フォーマット: ネイティブ・ファイルのフォーマット。 |
改訂 |
コンテンツ・アイテムのリビジョン番号を表示します。 |
アクション |
アイテムの「アクション」メニューと「コンテンツ情報」アイコンを表示します。 「アクション」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムに対するアクションのメニューが開きます。 「コンテンツ情報」アイコン: このアイコンをクリックすると、「コンテンツ情報」ページが表示されます。 |
ヘッドライン・テンプレートには、デフォルトでは単一行のアイテムがリストされ、最小限の情報が表示されます。ヘッドライン・テンプレートでは、「ユーザー・プロファイル」ページのソート・フィールド、ソート順および結果数のフィールドを使用して結果が整列されます。
列 | 説明 |
---|---|
ID |
コンテンツ・アイテムの一意の識別子が表示され、コンテンツのWeb表示可能バージョン(使用可能な場合)にリンクしています。使用可能なWeb表示可能バージョンがない場合は、そのネイティブ・ファイルにリンクします。 |
タイトル |
リンクが関連付けられていないコンテンツ・アイテムのタイトルが表示されます。 |
日付 |
コンテンツ・アイテムがリリースされた日付が表示されます。 |
作成者 |
コンテンツ・アイテムをチェックインしたユーザーのユーザー名が表示されます。 |
アクション |
アイテムの「アクション」メニューと「コンテンツ情報」アイコンを表示します。 「アクション」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムに対するアクションのメニューが開きます。 「コンテンツ情報」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムの「コンテンツ情報」ページが表示されます。 |
サムネイル・テンプレートには、デフォルトではアイテムがグリッドの左から右、上から下へ順にリストされ、コンテンツ・タイプに基づくアイコン、システム管理者がサムネイル・イメージを作成するようにコンテンツ・サーバーを設定している場合にはコンテンツのサムネイル・イメージが表示されます。このテンプレートは、特に、イメージや他のグラフィック・コンテンツの表示に適しています。グリッドでは、「ユーザー・プロファイル」ページで設定されたソート・フィールドおよびソート順に基づいて結果が整列されます。
アイテム | 説明 |
---|---|
アイコン |
アイテムの「アクション」メニューと「コンテンツ情報」アイコンを表示します。 「アクション」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムに対するアクションのメニューが開きます。 「コンテンツ情報」アイコン: このアイコンをクリックすると、選択したコンテンツ・アイテムの「コンテンツ情報」ページが表示されます。 |
サムネイル・アイコンまたはイメージ |
コンテンツ・タイプに基づくアイコン、またはコンテンツのサムネイル・イメージ(システム管理者がそのサムネイル・イメージを作成するようにコンテンツ・サーバーを設定している場合)が表示され、これらはコンテンツ・アイテムのWeb表示可能バージョン(使用可能な場合)にリンクしています。使用可能なWeb表示可能バージョンがない場合は、そのネイティブ・ファイルにリンクします。 |
タイトル |
リンクが関連付けられていないコンテンツ・アイテムのタイトルが表示されます。グリッド構造を維持するために、長いタイトルは1行に収まるように切り捨てられます。タイトルの上でマウスを動かすと、テキストが展開されてタイトル全体が表示されます。 |
検索問合せは保存して、再利用できます。
頻繁に実行する検索の結果をすばやく表示するには、検索を「コンテンツ・サーバー」トレイの「保存済問合せ」フォルダに保存します。
問合せリンクを保存した後、「保存済問合せ」ページでリンクを変更または削除できます。
ユーザーまたはシステム管理者は、指定した1つ以上のメタデータ・フィールドを検索対象としたカスタム検索を作成し、「クイック検索」フィールドで使用できるようにすることもできます。
対象を絞った検索は、クエリー・ビルダー・フォームまたは拡張フォームのいずれかで作成できます。問合せの文字列を直接カスタマイズするには、この手順に示されているように、クエリー・ビルダー・フォームを使用する必要があります。
「クイック検索」フィールドから使用できる対象を絞った検索を作成するには、次の手順を実行します。
Oracle Text Search(Oracle Database 11g)またはOracle Secure Enterprise Search 11gを使用するためのライセンスを保有している場合は、Oracle Text Searchオプションによって、Oracle WebCenter Contentサーバーの主要フルテキスト検索エンジンとしてこれらのテクノロジを使用できるようになります。
Oracle Text Searchでは、各種言語の様々なドキュメント・フォーマットのコンテンツをフィルタ処理して抽出できます。Microsoft Officeファイル形式、Adobe PDF、HTML、XMLなど、多数のドキュメント・フォーマットがサポートされています。検索結果は、未フォーマットのテキスト、検索語を強調表示するHTML、元のドキュメント・フォーマットなど、様々なフォーマットでレンダリングできます。
システム管理者がOracle Text Searchを構成している場合は、このオプションを使用すると、ファイルに関する情報またはファイル内の実際のテキスト(あるいはその両方)に基づいて、1つ以上のコンテンツ・アイテムを検索できます。システム管理者は、Oracle Text Searchのバックエンド検索エンジンとしてOracle Secure Enterprise Search (Oracle SES)を構成することもできます。
システム管理者がOracle Text Searchオプションを構成している場合は、フルテキスト検索やメタデータ検索を指定したり、検索結果をカテゴリ別にフィルタ処理するためのオプションを選択できます。
拡張フォームでは、メタデータ検索またはフルテキスト検索(あるいはその両方)を指定して、検索対象の1つ以上のコンテンツ・アイテムを識別できます。結果オプションを指定することもできます。
図19-1に、Oracle Text Searchの問合せを指定するための拡張フォームの一部を示します。
図19-1 Oracle Text Searchの拡張フォーム
拡張フォームで検索を指定するには、次の手順を実行します。
検索条件と一致する1つ以上のコンテンツ・アイテムが「検索結果」ページに表示されます。
検索結果ページには、検索結果のフィルタ処理に使用できるメタデータ・カテゴリを示すメニュー・バーが表示されます。各カテゴリには、特定の検索結果に対して有効な値が一覧表示されます。システム管理者は、カテゴリを追加または削除できます。デフォルトのカテゴリ・セットには、「コンテンツ・タイプ」、「セキュリティ・グループ」および「アカウント」があります。
図19-2 検索結果とOracle Text Searchのデフォルト・メニュー
カテゴリ名の横の矢印は、検索結果にそのカテゴリの複数の値が含まれていることを示します。オプション名の上にカーソルを移動すると、そのカテゴリの検索結果に含まれる値のリストと各値のコンテンツ・アイテム数を示すメニューが表示されます。値をクリックすると検索結果ページがフィルタ処理され、選択したカテゴリで選択した値を持つアイテムのみが一覧表示されます。
図19-3は、Security Groupのカテゴリのリストと各カテゴリで検索されたアイテム数を示しています。
図19-3 検索結果とOracle Text Searchの拡張メニュー
クエリー・ビルダー・フォームでは、必要に応じてメニューから検索条件を選択できます。一連のリストからオプションを選択して、複雑な問合せを作成および保存できます。また、問合せテキストを手動で編集することもできます。
注意:
コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用している場合は、拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに自由形式のメタデータ問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームの詳細オプションを使用する必要があります。詳細は、「クエリー・ビルダー・フォームでの検索」を参照してください。
図19-4に、Oracle Text Searchの問合せを指定するためのクエリー・ビルダー・フォームを示します。
図19-4 Oracle Text Searchのクエリー・ビルダー・フォーム
クエリー・ビルダー・フォームで検索を指定するには、次の手順を実行します。
「拡張検索」ページでは、検索演算子を使用して検索条件を絞り込むことができます。これらの演算子は、各フィールドの左側のリストにオプションとして表示されます。
次の表に、使用される検索語の説明と使用例を示します。
演算子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
指定した語全体または句全体がメタデータ・フィールドに含まれるコンテンツ・アイテムを検索します。 この演算子はOracle Text Searchでのみ有効です。また、オプションのDBSearchContainsOpSupportコンポーネントを有効化したOracle DatabaseおよびMicrosoft SQL Serverデータベースに対してのみ使用できます。詳細は、システム管理者に問い合せてください。 |
「タイトル」フィールドに |
|
指定した値と完全に一致する値がメタデータ・フィールドに含まれるアイテムを検索します。 |
「タイトル」フィールドに 非最適化フィールドに対してMATCHES演算子を使用する問合せは、CONTAINS演算子を使用する問合せと同様に動作します。 たとえば、 |
|
指定した接頭辞がメタデータ・フィールドの少なくとも1語の先頭に含まれるコンテンツ・アイテムをすべて検索します。 |
「タイトル」フィールドに |
メタデータ検索は、図書館で著者、タイトルまたは主題を検索して本を探すことと同様です。メタデータで検索する場合、ファイルまたはファイルのグループについて知っている情報をすべて指定します。たとえば、自部門の責任者によって作成され、2002年1月1日以降にリリースされたすべてのファイルを検索するには、検索ページで次のように指定します。
作成者: 責任者のユーザー名
部門: 部門名
リリース開始日: 2002年1月1日
注意:
メタデータを検索する場合の大/小文字の区別は、システム管理者によるコンテンツ・サーバーの構成方法によって異なります。特定の構成については、システム管理者に問い合せてください。
フルテキスト検索を使用する場合、メタデータの検索では大/小文字が区別され、フルテキストの検索では大/小文字は区別されません。ただし、コンテンツIDについては、小文字が大文字に変換されるため、小文字を使用して検索することはできません。
データベースのフルテキスト検索により、ファイル内の実際のテキストに基づいてコンテンツ・アイテムを検索できます。データベース・フルテキスト検索を使用できるのは、システム管理者がそのオプションを構成している場合です。
デフォルトでは、すべてのセキュリティ・グループに対する書込み権限を持っている場合、「有効期限が切れたコンテンツ」ページにアクセスして、有効期限が切れたコンテンツを検索できます。検索結果には、少なくとも読取り権限を持つコンテンツのみが含まれます。
有効期限が切れたか、または有効期限が切れるように設定されているコンテンツを検索するには、次の手順を実行します。
この項の内容は次のとおりです。
ワイルドカードは、検索語内の不明な文字または特定されない文字のかわりに使用します。「クイック検索」フィールドを使用する場合でも、メタデータ検索でワイルドカードを使用できます。
使用できるワイルドカード文字とその動作は、使用している検索エンジンとコンテンツ・サーバーの構成方法によって異なります。使用できるワイルドカードとその動作については、システム管理者に確認してください。アスタリスク(*
)と疑問符(?
)は、多くの場合にワイルドカードとして使用されますが、常に使用されるとはかぎりません。ワイルドカード文字として使用できる場合は、アスタリスクと疑問符をメタデータ検索フィールドに入力すると、通常は次のように動作します。
アスタリスク(*
)は、0文字以上の英数字を示します。次に例を示します。
form*
は、form
やformula
と一致します。
*orm
は、form
やreform
と一致します。
*form*
は、form
、formula
、reform
、performance
と一致します。
疑問符(?
)は、1文字の英数字を示します。次に例を示します。
form?
は、forms
やform1
と一致しますが、form
やformal
とは一致しません。
??form
は、reform
と一致しますが、perform
とは一致しません。
注意:
アスタリスクと疑問符はワイルドカードとして使用されることがよくあるので、ドキュメントをチェックインする際にタイトルやコンテンツIDなどのメタデータ・フィールドで使用することはお薦めしません。
通常のインターネット検索エンジンで一般的な検索手法はコンテンツ・サーバーでもサポートされています。たとえば、「クイック検索」フィールドにnew product
と入力すると、new <AND> product
と解釈されます。また、new, product
と入力すると、new <OR> product
と解釈されます。次の表に、一般的な文字がコンテンツ・サーバーでどのように解釈されるかを示します。
文字 | 解釈方法 |
---|---|
スペース( ) |
AND |
カンマ(,) |
OR |
マイナス(-) |
NOT |
二重引用符で囲まれた句(" |
入力した句と正確に一致する句 |
次の表に、フルテキスト検索でインターネット・スタイルの構文がどのように解釈されるかの例を示します。
問合せ | 解釈方法 |
---|---|
|
new <AND> product |
|
(new <OR> product) <AND> images |
|
(new <AND> product) <AND> <NOT> images |
|
"new product" <OR> "new images" |
次の表に、substring演算子を使用してタイトル・メタデータを検索する場合にインターネット・スタイルの構文がどのように解釈されるかの例を示します。
問合せ | 解釈方法 |
---|---|
|
dDocTitle <substring> 'new' <AND> dDocTitle <substring> 'product' |
|
dDocTitle <substring> 'new' <OR> dDocTitle <substring> 'product' |
|
dDocTitle <substring> 'new' <AND> <NOT> 'product' |
|
dDocTitle <substring> 'new product' |
注意:
インターネット・スタイルの検索構文はデフォルトでは有効ですが、システム管理者によって無効化されている場合があります。不明点については、システム管理者に問い合せてください。
コンテンツ・サーバーでは、問合せの作成時に、カッコを使用して複合問合せを構成したり、フィールド:値
およびサイト:値
のフォーマットを使用できます。これらの代替手法を使用すると、必要に応じて複数のサーバーを対象に目的のメタデータ・フィールドを簡単に検索できます。また、検索結果を絞り込むこともできます。たとえば、「拡張検索」ページに移動せずにタイトル・メタデータとしてnew product
のみを検索する場合、「クイック検索」フィールドにdDocTitle:"new product"
と入力します。この検索対象は、コロンの前に指定したフィールドに限定されます。この場合、検索対象のメタデータ・フィールドに関するコンテンツ・サーバーの識別子を把握している必要があります。
注意:
コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle Text Searchを使用する場合、「拡張検索」ページの拡張フォームの「フルテキスト検索」フィールドに複合検索問合せを入力することはできません。かわりに、クエリー・ビルダー・フォームの詳細オプションを使用する必要があります。
次の表に、複合問合せおよび代替問合せのフォーマットの例を示します。
問合せ | 解釈方法 |
---|---|
|
dDocTitle <contains> `New` |
|
(dDocTitle <contains> `New`) <AND> <ftx>`product`</ftx> |
|
dDocTitle <contains> `New` <AND> dDocTitle <contains> `product` |
|
dDocTitle <contains> `New` <AND> dDocTitle <contains> `product` |
|
dDocTitle <contains> `New` <AND> dDocType <contains> `Presentations` |
|
dDocTitle <contains> `New` <OR> dDocType <contains> `Test Plan` |
オプションのリンク・マネージャ・コンポーネントをインストールすると、索引付きドキュメントのURLリンクが評価、フィルタ処理および解析され、その後、これらのリンクが抽出されてデータベース表に格納され、検索が可能になります。抽出されたURLリンクが表に移入された後、この表に基づいて、リンク検索結果、「コンテンツ情報」ページのリンク参照のリスト、および「リンク情報」ページのリソース情報が生成されます。リンク・マネージャ・コンポーネントによって、次の項目が表示されます。
特定の検索条件に基づくリンクのリスト
特定のリンクに関する詳細情報
特定のコンテンツ・アイテムの他のドキュメントや、このアイテムを参照するドキュメントへのリンク
検索結果、リンク参照リストおよびリンク情報ページは、コンテンツの追加、変更またはリビジョン削除の影響を受けるドキュメントを調べる場合に便利です。たとえば、コンテンツ・アイテムを削除する前に、含まれているURL参照が重要でないことを確認できます。また、コンテンツ・アイテムがどのように使用されているかを監視することもできます。
注意:
URLリンクはリンク・マネージャ・コンポーネントによってコンテンツ・サーバーの索引付けサイクル中に抽出されるため、抽出されるのはリリース済ドキュメントのURLリンクのみです。複数のリビジョンがあるコンテンツ・アイテムの場合、検索可能なのは最新のリリース済リビジョンのみです。
この項の内容は次のとおりです。
「リンクの検索」ページを使用すると、リポジトリ・データベースに格納されている条件に基づいてリンクを検索できます。このページは、リンクを検証して、リソースが使用されている場所を確認したり、コンテンツ・アイテムの削除が他のドキュメントに及ぼす影響を確認する場合などに使用します。
リンク検索結果ページには、検索条件と一致するアイテムが表示されます。無効または破損しているリンクは、太字で表示されます。アイテムごとに、リンク・アイテムの「アクション」メニューと「情報」アイコンがあり、このアイコンを使用すると、「リンク情報」ページが表示されます。
「参照」オプションを使用すると、コンテンツ・アイテムが他のコンテンツ・アイテムを参照しているのか、他のコンテンツ・アイテムから参照されているのかを確認できます。「参照」には、次の2つのオプションがあります。
表示: デフォルトでは、コンテンツ情報ページが開かれている場合、リンクは非表示です。「表示」をクリックすると、該当するすべてのリンクが表示されます。このコンテンツ・アイテムに他のドキュメントへの参照が1つ以上含まれている場合、「このコンテンツ・アイテムに含まれるリンク」セクションにこれらのリンクが表示されます。他のドキュメントがこのコンテンツ・アイテムを参照している場合、「このコンテンツ・アイテムへのリンク」セクションにそれらの参照が表示されます。
無効または破損しているリンクは、太字で表示されます。「アクション」列の「情報」リンクをクリックすると、その特定のリンクの「リンク情報」ページが表示されます。
コンテンツ・アイテムに関するリンク情報にアクセスするには、「コンテンツ情報」アイコンをクリックして、「コンテンツ情報」ページおよび「参照」オプションを表示します。または、リンク・アイテムの「アクション」メニューから「コンテンツ情報」または「ターゲット・コンテンツ情報」のいずれかを選択して、「コンテンツ情報」ページと「参照」オプションを表示します。
注意:
コンテンツ・アイテムのリビジョンが他のコンテンツ・アイテムによって参照されている場合、システム管理者がAllowForceDelete構成変数をtrueに設定していないかぎり、このリビジョンは削除できません。コンテンツ・アイテムのリビジョンを削除すると、このコンテンツ・アイテムが他のコンテンツ・アイテムによって参照されているかどうかを示すメッセージが表示され、削除するかどうかを確認されます。この場合、他のコンテンツ・アイテムによって参照されているコンテンツ・アイテムを削除すると、それらのリンクは切断され、無効になります。
リンク・マネージャがインストールされている場合、期限切れの通知ページには、まもなく期限が切れる各コンテンツ・アイテムの追加情報が表示されます。電子メール通知には、次のように、期限が切れるコンテンツ・アイテムが別のコンテンツ・アイテムによって参照されているかどうかが示されます。
参照: はい
参照: いいえ
電子メールでは、まもなく期限が切れるドキュメントを参照しているコンテンツ・アイテムのリストは示されません。この情報は、「コンテンツ情報」ページの「参照」セクションに表示されます。詳細は、「コンテンツ・アイテムのリンク参照の確認」を参照してください。
コンテンツ・サーバー構成変数(EnableExpirationNotifier
)が有効化されている場合、コンテンツの期限が切れるときに、電子メール通知がそれぞれの作成者に送信されます。この構成変数の設定の詳細は、『Oracle WebCenter Content構成リファレンス』の「EnableExpirationNotifier」を参照してください。
注意:
コンテンツ・アイテムは、期限が切れても、コンテンツ・サーバーに残ります。期限が切れると、アイテムが索引から削除されるだけです。そのため、期限が切れたコンテンツ・アイテムに関連付けられたリンクも、有効なドキュメントが関係しているかぎり、すべて機能します。
図19-5 作成者に期限切れを伝える電子メール通知
コンテンツ情報ページを使用すると、特定のコンテンツ・アイテムに関連付けられたすべてのリンク参照を表示、確認および検証できます。次の各トピックで説明しているように、2つのページのいずれかから、コンテンツ・アイテムの「コンテンツ情報」ページにアクセスできます。
Content Trackerは、システムの使用状況に関する情報を提供するオプションのコンポーネントです。
Content Trackerでは、システムが監視され、様々なアクティビティに関する情報が記録されます。このような情報は、様々なソースから収集され、マージ後、コンテンツ・サーバー・データベースの一連の表に書き込まれます。収集する情報のタイプは、Content Trackerをカスタマイズして変更または拡張できます。Content Trackerでは、次の情報に基づいてアクティビティが監視されます。
コンテンツ・アイテムへのアクセス:
Content Trackerでは、Webフィルタのログ・ファイル、コンテンツ・サーバー・データベースおよびその他の外部アプリケーション(ポータルやWebサイトなど)から、コンテンツ・アイテムの使用状況に関する情報が収集されます。コンテンツ・アイテムへのアクセスに関するデータとしては、日付、時刻、コンテンツID、現在のメタデータ、ユーザー名、ユーザーのプロファイル情報などがあります。
コンテンツ・サーバー・サービス:
Content Trackerでは、コンテンツを返すサービスや検索リクエストを処理するサービスがすべてトラッキングされます。またContent Trackerでは、簡単な構成変更により、カスタム・サービスも含めてほとんどすべてのコンテンツ・サーバー・サービスを監視できます。