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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesでの開発
12c (12.2.1.1)
E77292-01
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81 WebCenter Sitesのツールおよびユーティリティの概要

WebCenter Sitesには、Webサイトの開発および保持を行う際に、WebCenter Sitesのブラウザ・ベースのインタフェースとともに使用する各種ツールおよびユーティリティが用意されています。

WebCenter Sitesのツールおよびユーティリティの詳細は、次の項を参照してください。

81.1 Oracle WebCenter Sites Explorer

Oracle WebCenter Sites Explorerツールは、Microsoft Windowsのアプリケーションで、WebCenter Sitesデータベースにおける表および行の表示と編集を行ったり、XMLまたはJSPで記述された実行可能エレメント(またはファイル)の作成と編集を行ったりするためのものです。Oracle WebCenter Sites Explorerは、次の処理のために使用します。

  • 表にエントリを追加する

  • 表内の行を編集する

  • 表の行のリビジョンを追跡する

  • WebCenter Sitesの表を作成および削除する

  • 表およびフォルダをプロジェクトに編成する

  • ブラウザでSiteCatalogレコードをページとしてプレビューする

  • 統合された.cseタイプのファイルとしてレコードをエクスポートおよびインポートする

  • .zipファイルで表およびプロジェクトをエクスポートおよびインポートする

Oracle WebCenter Sites Explorerは、WebCenter Sitesとともにインストールされます。

81.2 WebCenter Sitesデータベースへの接続

WebCenter SitesがインストールされているコンピュータにあるOracle WebCenter Sites Explorerディレクトリ(<domain home>/wcsites/clients/oracle.wcsites.explorer.zip)をリモート・コンピュータ上のディレクトリにコピーするのみで、いずれのリモートMicrosoft WindowsコンピュータでもOracle WebCenter Sites Explorerを使用できます。次に、oracle.wcsites.explorer.zipを解凍し、Oracle WebCenter Sites Explorer実行可能ファイル(ContentServerExplorer.exe)を実行します。ユーザー名、パスワード、ホスト名、ポートおよびプロトコル情報を指定してWebCenter Sitesにログインします。

WebCenter Sitesを実行しているシステムに接続するには:

  1. Oracle WebCenter Sites Explorerを起動します。
  2. 「ファイル」「WebCenter Sitesを開く」を選択すると、「ログイン」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  3. 次の値を入力します。

    名前: WebCenter Sitesのユーザー名。

    パスワード: WebCenter Sitesのパスワード。(サイトのセキュリティによっては、名前とパスワードの入力が不要な場合もあります。)

    ホスト名: ホスト名またはIPアドレス。このフィールドは空白にできません。

    ポート: ポート番号(デフォルトは80)。

    プロトコル: 通常はHTTP。WebサーバーがSSLを実行している場合はHTTPSを選択できます。

    アプリケーション・サーバーのURLパス: サイトのアプリケーション・サーバーのタイプ。

  4. 「OK」をクリックしてログインします。

    Oracle WebCenter Sites Explorerユーティリティが開きます(図81-1)。

    図81-1 Oracle WebCenter Sites Explorer

    図81-1の説明が続きます
    「図81-1 Oracle WebCenter Sites Explorer」の説明

Oracle WebCenter Sites ExplorerへのショートカットをWindowsデスクトップに作成することもできます。Oracle WebCenter Sites Explorerの使用手順は、Oracle WebCenter Sites Explorerのオンライン・ヘルプ、およびこのマニュアルでOracle WebCenter Sites Explorerを必要とする具体的なタスクを記述している項を参照してください。

81.3 CatalogMover

CatalogMoverツールは、ElementCatalog表やSiteCatalog表など、WebCenter Sitesデータベースの表をエクスポートおよびインポートするために使用します。たとえば、CatalogMoverを使用すると、ページ・エレメントおよびコンテンツ・アセットを1つのシステムにエクスポートし、同じエレメントおよびアセットを別のシステム上のデータベースにロードできます。エクスポートおよびインポートするデータベース表は、HTMLファイルとZIPファイルのいずれにしてもかまいません。

CatalogMoverは、次の各項で説明するWindowsインタフェースを通じて使用することも、「コマンドライン・インタフェース」で説明するコマンドライン・インタフェースを通じて使用することもできます。

注意:

以前のバージョンのWebCenter Sitesでは、WebCenter Sitesデータベースの表はカタログと呼ばれていました。この用語は引き続き、一部のデータベース表の名前、およびCatalogMoverツール自体に該当しています。

この項には次のトピックが含まれます:

81.3.1 CatalogMoverの起動

CatalogMoverを起動するには、MS DOSプロンプトまたはUNIXシェルで次のスクリプトを実行します。

81.3.2 WebCenter Sitesへの接続

CatalogMoverを使用する前に、まずWebCenter Sitesのシステムに接続しておく必要があります。

  1. WebCenter Sitesに接続するには、「サーバー」「接続」の順に選択します。

    「サーバーに接続」ダイアログが開きます(図81-3)。

    図81-3 「サーバーに接続」ダイアログ

    図81-3の説明が続きます
    「図81-3 「サーバーに接続」ダイアログ」の説明
  2. 「サーバー」フィールドに、接続するHTTPサーバーの名前を入力します。
  3. 「保護」オプションで、「いいえ」(デフォルト・ポート80)または「はい」(デフォルト・ポート443)を選択します。ポート・フィールドに、サーバーが実行されているポート(デフォルトでない場合)を入力します。
  4. 「名前」フィールドに、ユーザー名を入力します。
  5. 「パスワード」フィールドに、パスワードを入力します。
  6. 次のいずれかのオプションを選択します。
    • 標準サーブレット: WebSphereまたはWebLogicを使用してシステムに接続する場合。

    • IAS 6.0: NAS-Appシステムに接続する場合。

    • CSベースのサーブレット: CSベースのサーブレットに接続する場合。

    • カスタム: 別のアプリケーション・サーバーに接続する場合は、フィールドに次の値を入力します(.shスクリプトまたは.batスクリプトを参照)。

      <ft.approot><ft.cgipath>/catalogmanager.

  7. 「接続」をクリックします。

81.3.3 CatalogMoverのメニュー・コマンド

CatalogMoverに含まれているメニュー・コマンドは次のとおりです。

「ファイル」メニュー

  • 終了: WebCenter Sitesとの接続を切断してCatalogMoverを閉じます。

「サーバー」メニュー

  • 接続: 「サーバーに接続」ダイアログを表示します。

  • 再接続: 「サーバーに接続」ダイアログを表示して、WebCenter Sitesの現在の接続を更新します。

  • 切断: WebCenter Sitesとの接続を切断します。

  • 一時表のパージ: インポート済の表をコミットする前にパージします。

  • 個別の表のコミット: インポート済の表をデータベースにコミットします。

  • エクスポート時にファイル名を正規化: CatalogMoverのファイル名の正規化動作を有効にします。その動作では、移動中のファイルの名前が、対応するID番号と一致する名前に変更されます。この機能が有効でない場合、ファイル名は変更されません。

「CatalogList」メニュー

  • ロード: データベース内のすべての表のリストを表示します。

81.3.4 「カタログ」メニュー

  • ロード: リストから表をローカル・メモリーにロードします。

    図81-4は、ロードされたElementCatalog表を示しています。

    図81-4 CatalogMover内のElementCatalog表

    図81-4の説明が続きます
    「図81-4 CatalogMover内のElementCatalog表」の説明

    「ElementCatalog」タブを選択して、その表の中の行をすべて表示し、エクスポートする特定の行を選択します。

  • リフレッシュ: WebCenter Sitesデータベースからロードされた表を更新します。

  • カタログの自動インポート: 以前にエクスポートされたZIPファイルをインポートします。

  • カタログのインポート: 別のWebCenter Sitesデータベースからエクスポートされた表をローカル・データベースにインポートします。

  • カタログの行のエクスポート: ロードされた表に、選択した行をエクスポートします。

「選択」メニュー

  • すべての行を選択: 現在表示されている表ですべての行を選択します。

  • すべての行を選択解除: 現在表示されている表ですべての行を選択解除します。

  • 部分文字列で行を選択: 一連の行を一意に識別する、フィールド値の任意の文字列の部分を入力することによって、現在表示されている表で行を選択します。

「ヘルプ」メニュー

  • バージョン情報: インストールされているWebCenter Sitesのバージョン情報を表示します。

81.3.5 表のエクスポート

エクスポートとは、表の行およびその内容をデータベースから取得し、ローカルHTMLファイル、および関連付けられたデータ・ディレクトリに保存するプロセスです。CatalogMoverでは、表当たり1つのHTMLファイルが作成されます。

この項には次のトピックが含まれます:

81.3.5.1 選択した表の行のエクスポート

選択した表の行をエクスポートするには、次の手順を実行します。

  1. 「WebCenter Sitesへの接続」で説明しているように、WebCenter Sitesに接続します。
  2. 「CatalogList」「ロード」を選択して、データベース内のすべての表のリストを表示します。
  3. 「カタログ」「ロード」を選択して表をロードし、「エクスポート対象の行の選択」で説明しているように行を選択します。
  4. 「カタログ」「カタログの行のエクスポート」を選択します。

    ダイアログが開き、エクスポートされた行を含むHTMLファイルに対し、ディレクトリを指定するように求められます。

  5. 選択したディレクトリに移動し、「保存」をクリックします。

    CatalogMoverによって、選択した行が、選択したディレクトリにエクスポートされます。

81.3.5.2 エクスポート対象の行の選択

ロードされた表でエクスポート対象の具体的な行をクリックして選択することも、部分文字列を指定して具体的な行を検索することもできます。

部分文字列に従って、行を検索および選択するには::

  1. 「選択」「部分文字列で行を選択」を選択します。

    Catalog Moverダイアログが開きます(図81-5)。

  2. テキスト・フィールドに、検索する部分文字列を入力します。たとえば、主キーElementCatalogを対象として、エレメント名にfolderという文字があるすべての行を検索するには、folderと入力して「OK」をクリックします。

    CatalogMoverでは、図81-6に示すように、表を検索し、その表の主キーに対する部分文字列問合せと一致する行を選択します。

    注意:

    部分文字列による行選択の対象となるのは、表の中で最も左にある列のみです。ただし、列の位置は変更可能なので、どの列でも最も左にある列になり得ます。そのためには、列ヘッダーをクリック・アンド・ドラッグするだけです。

81.3.5.3 ZIPファイルへのエクスポート

複数の表から複数の行を選択し、CatalogMoverの実行元であるローカル・コンピュータ上のZIPファイルにエクスポートできます。ZIPファイルを作成したら、そのファイルの内容をサーバーの表にインポートします。

CatalogMoverを使用してZIPファイルをエクスポートするには::

  1. 「CatalogList」「ロード」を選択して、データベース内のすべての表のリストを表示します。
  2. 「カタログ」「ロード」を選択して表をロードし、「エクスポート対象の行の選択」で説明しているように行を選択します。
  3. 「カタログ」「カタログの行のエクスポート」を選択します。

    「エクスポート対象のベース・ディレクトリの選択」ダイアログが開きます(図81-7)。

    図81-7 「エクスポート対象のベース・ディレクトリの選択」ダイアログ

    図81-7の説明が続きます
    「図81-7 「エクスポート対象のベース・ディレクトリの選択」ダイアログ」の説明
  4. ZIPファイルを保存するディレクトリに移動します。
  5. 「ファイル名」フィールドに、ファイルの名前を入力し、ファイル拡張子.ZIPを入力します。
  6. 「保存」をクリックします。表のすべてから選択した行が、選択したディレクトリ内のZIPファイルにエクスポートされます。

81.3.6 表のインポート

インポートとは、ローカルに格納されたHTMLファイルおよび関連付けられたデータをサーバーに送信するプロセスです。インポートする特定のHTMLファイルを選択することも、HTMLファイルをすべてインポートするように選択することもできます。

この項には次のトピックが含まれます:

81.3.6.1 以前にエクスポートされたHTMLファイルのインポート

以前に別の表からエクスポートされたHTMLファイルをインポートするには::

  1. 「WebCenter Sitesへの接続」で説明しているように、HTMLファイルのインポート先とするWebCenter Sitesインストールに接続します。
  2. 「CatalogList」「ロード」を選択して、データベース内のすべての表のリストを表示します。
  3. 「カタログ」「カタログのインポート」を選択します。
  4. 以前にエクスポートされた表の行を含むHTMLファイルに移動します。
  5. 目的のHTMLファイルを選択して、「開く」をクリックします。

    「エクスポート対象のベース・ディレクトリの選択」ダイアログが開きます(図81-7)。

  6. 現在存在していない新しい表の行をインポートするには、「データ・ディレクトリのカタログ化」フィールドと「ACLリストのカタログ化」フィールドに情報を入力します。

    既存の表の行をインポートされた表の行に置換する場合は、これらのフィールドを空白にしておきます。

  7. 「OK」をクリックします。以前にエクスポートされたHTMLファイルに含まれている表の行が、接続先のWebCenter Sitesデータベースにインポートされます。

    ダイアログが開き、インポートされた表の行が一覧表示されます。

    注意:

    新しい表は、接続先のサーバー上に存在しない表をインポートすると自動的に作成されます。

81.3.6.2 以前にエクスポートされたZIPファイルのインポート

CatalogMoverを使用して、エクスポートされたZIPファイルに格納されている表の行をサーバーにインポートできます。

以前にエクスポートされたZIPファイルをインポートするには::

  1. データベースに接続しているときに、「カタログ」「カタログの自動インポート」を選択します。
  2. ダイアログで、表の行を以前にエクスポートしたディレクトリに移動します。ZIPファイルを表示するには、「タイプ別ファイル」メニューを「すべてのファイル」に変更します。
  3. 目的のZIPファイルを選択して、「保存」をクリックします。ZIPファイルに含まれている行が、データベースに自動的にインポートされます。

81.3.6.3 CatalogMoverの既存のファイルのマージ

CatalogMoverファイルをマージするには、次のようにします。

  1. 「WebCenter Sitesへの接続」で説明しているように、HTMLファイルのインポート先とするWebCenter Sitesインストールに接続します。
  2. 「CatalogList」「ロード」を選択して、データベース内のすべての表のリストを表示します。
  3. 「カタログ」「ロード」を選択して表をロードし、「エクスポート対象の行の選択」で説明しているように、別のファイルにマージする行を選択します。
  4. 「カタログ」「カタログの行のエクスポート」を選択します。
  5. 行をマージするHTMLファイルに移動します。「保存」をクリックします。

    「上書き」ダイアログが開きます。

  6. 「エクスポートされた既存のデータの更新」をクリックします。CatalogMoverによって、エクスポートされた行が、選択したHTMLファイルにマージされます。

81.3.6.4 CatalogMoverの既存のファイルの置換

CatalogMoverファイルを置換するには、次のようにします。

  1. 「WebCenter Sitesへの接続」で説明しているように、HTMLファイルのインポート先とするWebCenter Sitesインストールに接続します。
  2. 「CatalogList」「ロード」を選択して、データベース内のすべての表のリストを表示します。
  3. 「カタログ」「ロード」を選択して表をロードし、「エクスポート対象の行の選択」で説明しているように、別のファイルにマージする行を選択します。
  4. 「カタログ」「カタログの行のエクスポート」を選択します。
  5. 行をマージするHTMLファイルに移動し、「保存」をクリックします。

    「上書き」ダイアログが開きます。

  6. 「エクスポートされた既存のデータの置換」をクリックします。

    CatalogMoverによって、選択したHTMLファイルの行が、既存の行にマージされます。

81.3.7 コマンドライン・インタフェース

CatalogMoverでは、表81-1で説明するパラメータによって、GUIを表示しないで機能を実行できます。パラメータには、空白、さらに値を続けます。

表81-1 コマンドライン・インタフェースのパラメータ

パラメータ 説明

-h

コマンドライン・パラメータを表示します

-u username

ユーザー名

-p password

パスワード

-s servername

接続先のサーバー名

-b baseurl

次のいずれかのベースURL

http://($host)/cgi-bin/gx.cgi/AppLogic+FTCatalogManager (NAS)

または

http://($host)/servlet/CatalogManager(WebLogic)

-t table

表名: エクスポートする際に、エクスポート対象の表を指定するために使用し、複数の表をエクスポートする場合は-tパラメータを複数使用します。

-x function

実行する機能: 有効な値はimportimport_allexportexport_all

-d directory

ディレクトリ: エクスポートの場合は、エクスポートされた表を含むディレクトリ。すべてインポートする場合は、インポートする表をすべて含むディレクトリ。

-f filename

インポートする表を含むファイル: HTMLファイルでも、エクスポートによって生成されるZIPファイルでもかまいません。

-c directory

表を作成する場合に使用されるアップロード・ディレクトリ。

-a aclone,acltwo,...

ACLリスト: 表を作成する場合に使用されるACLのカンマ区切りリスト

81.4 プロパティ管理ツール

プロパティ管理ツールには、wcs_properties.jsonファイル内のプロパティを検索、表示、変更および追加できる使いやすいフォームが用意されています。

この項には次のトピックが含まれます:

81.4.1 プロパティ管理ツールへのアクセス

  1. WebCenter Sitesにログインし、サイトの名前を選択し、Adminインタフェース・アイコンを選択します。
  2. 「一般的な管理」ツリーで、「システム・ツール」ノードを開きます。
  3. 「システム・ツール」ノードで、「プロパティ管理」をダブルクリックします。

    「プロパティ管理ツール」が開きます(図81-8)。

    図81-8 プロパティ管理ツール

    この図は、「プロパティ管理ツール」フォームを示しています。

「プロパティ管理ツール」「検索条件」セクションを使用して、プロパティの完全名または部分名を検索できます。また、wcs_properties.jsonファイル内のプロパティに割り当てられたカテゴリ別に検索することもできます。

「検索」をクリックすると、フォームの「プロパティ」セクションに、フォームの「検索条件」セクションに入力した検索条件と一致するプロパティがすべてリストされます。

「キー」列には、プロパティの名前が表示され、「カテゴリ」列には、プロパティに割り当てられたカテゴリが表示され、「サブカテゴリ」列には、プロパティに割り当てられたサブカテゴリ(存在する場合)が表示され、「値」列には、プロパティの現在の設定先の値が表示され、「デフォルト値」列には、プロパティの推奨値が表示されます。

注意:

wcs_properties.jsonファイルには、リリース番号の文字列ft.versionが含まれており、この文字列には、4.0.0.など、WebCenter Sitesによって設定された値が含まれます。

このプロパティは変更しないでください。これは参照のみを目的としたものです。

81.4.2 プロパティの設定

システムにWebCenter Sitesのプロパティを設定するには:

  1. 必要に応じて、プロパティ管理ツールを開きます。
  2. 「検索条件」セクションで、次のいずれかの操作を行います。
    • 「名前」フィールドに、変更するリソースの名前を入力します。

    • 「カテゴリ」ドロップダウン・メニューで、wcs_properties.jsonファイル内のプロパティに割り当てられたカテゴリを選択します。

  3. 「検索」をクリックします。
  4. 「キー」列で、プロパティの名前を選択します。
  5. 「値」フィールドで、新しい値を入力します。
  6. 「保存」をクリックします。
  7. 変更するすべてのプロパティに対して、手順2から6を繰り返します。
  8. アプリケーション・サーバーを停止してから再起動して、変更内容を適用します。

81.4.3 wcs_properties.jsonファイルへのプロパティの追加

場合によっては、wcs_properties.jsonファイルにプロパティを追加する必要があることがあります。このような場合は、プロパティ管理ツールを使用してこのファイルにプロパティを追加します。

  1. プロパティ管理ツールを開きます。
  2. フォームの「検索条件」セクションで、「追加」をクリックします。
  3. 新しいプロパティの値を入力します。フィールドの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス』を参照してください。
  4. 「保存」をクリックします。
  5. 新しいプロパティが有効になるように、アプリケーション・サーバーを停止して再起動します。

81.5 XMLPostを使用したインポートについて

XMLPostユーティリティは、WebCenter Sitesデータベースにデータをインポートします。このユーティリティは、WebCenter SitesFormPoster Javaクラスに基づき、WebCenter Sitesベースの製品で提供されます。これは、HTTP POSTプロトコルを使用してデータをインポートします。

アセットをインポートするには、WebCenter Sitesに付属している、ポストするエレメントとともにXMLPostを使用します。

XMLPostの使用によるアセットのインポートの詳細は、次の各章を参照してください。