Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス 12c (12.2.1.1) E77291-01 |
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wcs_properties.json
ファイルのCacheカテゴリに関連する各プロパティについて説明します。
Cacheカテゴリの下に分類されたプロパティは、BlobServerサーブレット、ページ・キャッシュ、結果セット・キャッシュ・クラスタ設定、下位互換性設定、satellite server設定、アセットのデフォルト設定、セキュリティ設定、セッション・タイムアウトおよびWebCenter Sitesサーブレットで使用するグローバル一意識別子などを構成するのに使用されます。
Cacheカテゴリには次のタイプのプロパティが含まれます。
Blob ServerプロパティはBlobServerサーブレットを構成します。BlobServerはBLOBを処理します。これは、表からBLOBを収集し、必要なセキュリティ・チェックをすべて実行します。BlobServerがBLOBを処理する場合、WebCenter SitesとSatellite Serverの両方にBLOBをキャッシュします。
ページ・キャッシュ・プロパティは、WebCenter Sitesのページ・キャッシュ設定を構成します。WebCenter Sitesのページ・キャッシュは、CacheManagerで監視および維持されます。WebCenter Sitesのキャッシュを使用すると、Webページとその個々のコンポーネント(ページレット)の両方をすべてキャッシュできます。WebCenter Sitesシステムでページ・キャッシュを設定するには、CacheManagerとSatellite Serverサーブレットのプロパティを構成します。
ページ・キャッシュの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesでの開発』を参照してください。
ResultSet Cachingプロパティは、WebCenter Sitesの結果セットのキャッシュを構成します。WebCenter Sitesシステムでの結果セットのキャッシュと問合せの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesでの開発』を参照してください。
Resultset Cachingプロパティには次のものが含まれます。
グローバル結果セットのキャッシュのプロパティ。WebCenter Sitesのインストール・プロセスで設定され、WebCenter Sitesデータベースのすべての表の結果セットのキャッシュを有効にします。同じプロパティが、後で作成されるすべての表に自動で適用されます。プロパティは、次のとおりです。
cc.cacheResults
: メモリーにキャッシュする結果セットの数
cc.cacheResultsTimeout
: メモリーにキャッシュされた結果セットを保持する時間
cc.cacheResultsAbs
: 結果セットのキャッシュで結果セットの有効期限を計算するメソッド
システム表の表固有の結果セット・キャッシュ・プロパティ。これらのプロパティは、WebCenter Sitesのインストール・プロセスで自動的に設定され、前述のグローバル結果セットのキャッシュのプロパティをオーバーライドします。
たとえば、表固有のプロパティcc.ElementCatalogCSz
およびcc.ElementCatalogTimeout
は、ElementCatalog
表に設定されます。プロパティの値の変更やプロパティの削除が可能です(表の結果セットのキャッシュでは、グローバル・プロパティの値が使用されます)。
Clusterプロパティは、WebCenter Sitesシステムをクラスタにインストールする場合に、クラスタのすべてのサーバーとの通信にWebCenter Sitesにより使用されます。
Satellite Serverプロパティは、Satelliteサーブレット(Satellite Server)と通信する方法、およびサーブレットがローカル・サーバーとリモート・サーバーのどちらで実行するかについて説明します。
Asset Defaultプロパティは、アセット・タイプ(キャッシュ情報、デフォルトのACL、CKEditorが存在するかどうかなど)に関するデフォルトの詳細の定義に使用されます。
表3-1では、Cacheカテゴリに関連するJSONファイルの各プロパティについて説明します。
表3-1 Cacheプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
(メモリーに)キャッシュ可能なBLOBのデフォルトの数を指定します。 デフォルト値: |
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BLOBをメモリーにキャッシュした状態にする秒数を指定します。BlobServerサーブレットを再起動する場合は必ずメモリー・キャッシュがクリアされることに注意してください。このプロパティは次のようにCacheManagerの動作に影響を与えます。構成依存関係が 可能な値: 負の整数、 デフォルト値: 最近使用されたBLOBでキャッシュが満杯になるためにBLOBが削除される場合を除き、BLOBはメモリーに永続的にキャッシュされたままになります。 注意: このプロパティの値は、次のように
詳細は、 |
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BlobServerで無視される無効なヘッダーのカンマ区切りリスト。 注意: ヘッダーを有効( 詳細は、 |
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BlobServerサーブレットがデータベースのアクセスとイメージの取得を許可する前にセキュリティをチェックするかどうかを指定します。セキュリティが有効な場合、イメージをメモリー内にキャッシュできません。BlobServerセキュリティを有効にする場合、BlobServerサーブレットは、次の例のように、 <IMG SRC="BlobServer?blobtable=MovieImages&blobcol=urlimage&blobkey=id&csblobid=SessionVariables.blobid&blobwhere=25"/> 可能な値: サブカテゴリ: |
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BlobServerで許可される有効なヘッダーのカンマ区切りリスト。 注意: ヘッダーを有効( 詳細は、 |
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WebCenter Sitesのインストールで作成されるオブジェクト表である デフォルト値: |
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メモリーにキャッシュされるBLOBの最大数を指定します。メモリーを重視する場合、このプロパティの値を減らします。 デフォルト値: |
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メモリー内のキャッシュされたBLOBのデフォルトの存続期間(分単位)を指定します。メモリーを重視する場合、このプロパティの値を減らします。 デフォルト値: |
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クラスタ・メンバーで表を更新する場合でも、WebCenter Sitesでキャッシュされるデータベース問合せのトランザクション・データを保持するかどうかを指定します。 デフォルト値: 次の形式でプロパティを追加することで、個々の表に対して表に固有の値を設定できます。
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メモリーにキャッシュする結果セットのデフォルトの数を指定します。これは結果セットのレコードの数ではなく、結果セットの数を意味する点に注意してください。注意: デバッグしている場合を除いて、このプロパティを0または-1に設定しないでください。設定した場合、WebCenter Sitesでアセットを適切に保存できません。(このプロパティを0または-1に設定すると、独自のキャッシング・プロパティを構成していないすべての表で結果セットのキャッシングが無効になります。) 可能な値: デフォルト値: 注意: 特定の表に異なる値を設定するには、形式 |
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結果セットのキャッシュ内にある結果セットの有効期限の計算方法を指定します。
デフォルト値: 注意: 特定の表に有効期限を設定するには、形式 |
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キャッシュされる結果セットをメモリー内に保持する時間を分単位で指定します。このプロパティを-1に設定すると、各自のキャッシュ・プロパティが構成されていない表に対するタイムアウト値はありません。 可能な値:: デフォルト値: 注意: 特定の表にタイムアウトを設定するには、形式 |
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WebCenter Sitesインストールでアセット・タイプに作成するオブジェクト表である、 デフォルト値: |
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デフォルト値: |
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デフォルト値: 60 |
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デフォルト値: |
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デフォルト値: |
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WebCenter Sitesインストールでアセット・タイプに作成されるコンテンツ表である デフォルト値: |
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デフォルト値: |
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デフォルト値: |
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デフォルト値: |
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デフォルト値: |
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メモリーにキャッシュ可能なページの最大数を指定します。ページはメモリーとディスク(データベース)の両方にキャッシュされます。このプロパティは、ディスクではなくメモリーにキャッシュされるページの数を指定します。 デフォルト値: 注意: このプロパティを-1に設定しないでください。 |
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キャッシュされたページをメモリーに保持する分数を指定します(キャッシュされるページはディスクとメモリーの両方にキャッシュされます)。 デフォルト値: |
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デフォルト値: |
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デフォルト値: |
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デフォルト値: サブカテゴリ: Pagecache |
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サーブレット・リクエスト情報にCookie変数を作成するかどうかを指定します。Cookie変数を生成すると、ページ・リクエストのページ基準が混乱する可能性があるため、生成は外部ページに対してのみ機能します。 デフォルト値: |
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アップロードされたファイルの投稿中にそのファイルをメモリー内に保持しておくためのサイズ制限をバイト数で指定します。アップロードされたファイルが指定の値よりも大きい場合、WebCenter Sitesは、ページの評価を終了するまでそのファイルを一時ファイルに送ります。これにより、メモリーが過剰に使用されることがなくなり、サービス拒否攻撃の防止に役立ちます。 デフォルト値: |
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古いページをキャッシュからどのように削除するかを制御します。このプロパティを 可能な値: デフォルト値: |
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キャッシュ・メンテナンス・イベントで期限切れのページをキャッシュから定期的に削除するかどうか、または該当ページがリクエストされる場合のみページの有効期限を確認するかどうかを指定します。イベントで期限切れのページをキャッシュから定期的に削除しないようにするには、値を デフォルト値: |
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CacheManagerで使用されるItemListインタフェースに使用されるファイルを定義します。IItemListインタフェースは、ページ・キャッシュに複合依存性を記録する場合に使用されます。このプロパティを有効なクラスに設定すると、依存性項目は、SystemItemCache表のページIDに対して記録されます。これにより、CacheManagerが有効になります。無効な値を設定するとCacheManagerは無効になります。 デフォルト値: 注意: デフォルト値は参照目的の場合のみ提供されます。このプロパティの値を変更しないでください。 |
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BLOBの有効期限がローカルBlobサーバー・キャッシュで切れた後、CacheServerサーブレットでblobkeyと構成上の依存関係のマッピングを 可能な値:
デフォルト値: 注意: このプロパティの有効化は、 |
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ディスクベースのすべてのページ・キャッシュを無効にする機能が提供されます(ページは引き続きメモリー内にキャッシュされます)。このプロパティを使用して、サイトのデバッグ時にページ・キャッシュを一時的に停止しますが、稼働しているシステムでこの値を デフォルト値: |
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このプロパティはすでに使用されていません。SiteCatalogエントリの キャッシュされたページはデータベースに格納されるので、 値が SiteCatalog 一般的な値は次のとおりです:
この値をインストール要件に一致するように編集します。 デフォルト値: |
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ページがページ・キャッシュに存在する分数を指定します。 デフォルト値: |
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ユーザーはBLOB依存性を使用できます。BLOBのインベントリを記録するには、このプロパティの値を デフォルト値: |
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セッションID情報をCookieに保持するかどうか、またはWebCenter Sitesでセッション・データをリンクにエンコードする必要があるかどうかを指定します。WebCenter SitesでセッションCookieが有効であると予測する場合、 デフォルト値: |
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結果セットのキャッシュ・メディアの切替えに使用されます。このプロパティはデフォルトで
インストール・プロセスが完了すると、「システム・ツール」ノード(管理インタフェースの「管理」タブにある)には、キャッシュとそのコンテンツに関する統計情報を提供するinCacheツールによって結果セットが表示されます。 可能な値: デフォルト値: 注意: inCacheによる結果セットのキャッシュは、inCacheによるページとアセットのキャッシュとは関係なく機能します。inCacheフレームワーク、そのキャッシュ・モデルおよびシステム・ツールの詳細は、『Oracle WebCenter Sitesの管理』のシステム・ツールを使用したトラブルシューティングに関する項を参照してください。結果セット・キャッシュの詳細は、『Oracle WebCenter Sitesでの開発』の結果セット・キャッシュおよび問合せの操作に関する項を参照してください。 |
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デフォルト値: このプロパティを、大多数のBLOBに適した値に設定し、 次の形式を使用して値を設定します。
このプロパティの詳細は、「expirationプロパティ」を参照してください。 |
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Satellite Serverキャッシュをどのようにフラッシュするかを制御します。このプロパティを 可能な値: デフォルト値: サブカテゴリ: Pagecache |
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キャッシュに有効なSiteEntryアセットとテンプレート・アセットのキャッシュ規則(ContentServer)フィールドのデフォルト値を指定します。「詳細」キャッシュ・オプションを選択すると、値が表示されます。値はオーバーライドできます。 キャッシュ規則(ContentServer)フィールドは、 デフォルト値: |
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デフォルト値: これらの変数の定義と、一般的なページ基準変数の詳細は、『Oracle WebCenter Sitesでの開発』のページの設計とキャッシュの理解に関する項を参照してください。 |
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SiteEntryアセットデフォルトのページ基準。 SiteEntryアセットにデフォルトで設定できるページ基準変数を指定します。このリストに変数を追加できますが、デフォルト値を削除しないでください。 デフォルト値:
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キャッシュに有効なSiteEntryアセットとテンプレート・アセットの「キャッシュ規則(Satellite)」フィールドのデフォルト値を指定します。「詳細」キャッシュ・オプションを選択すると、値が表示されます。値はオーバーライドできます。 「キャッシュ規則(Satellite)」フィールドは、 デフォルト値: |