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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMSリソースの管理
12c (12.2.1.1.0)
E77273-01
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A JMSリソース定義要素リファレンス

この項では、次の各項で、Java EE JMSリソース定義要素およびプロパティについて説明します

JMSコネクション・ファクトリの定義要素とプロパティ

この項では、http://docs.oracle.com/javaee/7/api/javax/jms/JMSConnectionFactoryDefinition.htmlで説明するJMSリソース定義を使用してアプリケーション・モジュール内の接続ファクトリを構成する場合に指定する要素について説明します。

次の例では、@JMSConnectionFactoryDefinitionアノテーションを使用して、接続ファクトリを定義しています。

@JMSConnectionFactoryDefinition(
    name="java:global/jms/demoConnectionFactory",
    className= "javax.jms.ConnectionFactory",
    description="Sample description for Connection Factory",
    clientId="client_Id01",
    transactional=true,
    properties= {"UserName=myuser", "delivery-mode=Persistent", "load-balancing-enabled=true"}

JMSConnectionFactoryDefinitionアノテーションの詳細は、http://docs.oracle.com/javaee/7/api/javax/jms/JMSConnectionFactoryDefinition.htmlを参照してください。

表A-1は、@JMSConnectionFactoryDefinition.で使用できる要素を示しています

JMSアプリケーション・モジュールの要素定義の詳細は、http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-jms/1.4/weblogic-jms.xsd にあるweblogic-jms.xsdスキーマを参照してください

表A-1 @JMSConnectionFactoryDefinition要素

@JMSConnectionFactoryDefinitionにある要素 JMSアプリケーション・モジュールにある同等の要素 説明
name jndi-name

String

定義されるJMS接続ファクトリのJNDI名。

注意: これは必須要素です。
description notes

String

接続ファクトリの説明。

clientId clientId

String

接続に使用されるクライアントID。

transactional transaction-paramsxa-connection-factory-enabled

Boolean

接続がトランザクションに参加するかどうかを指定します。このプロパティの設定を、

false

にした場合、接続はトランザクションに参加しません。

デフォルトはTrueです。
resourceAdapter

なし

String

リソース・アダプタの名前。

className

なし

String

値は無視されます。

InterfaceName

なし

String

値は無視されます。

maxPoolSize

なし

integer

値は無視されます。

minPoolSize

なし

integer

値は無視されます。

user

なし

String

値は無視されます。

password

なし

String

値は無視されます。

JMS接続ファクトリ・プロパティ

注意:

この項で定義されるプロパティは、接続ファクトリ定義がアダプタを指定しない場合のみ適用されます。アダプタが指定されると、アダプタに対して一意であるプロパティが考慮されます。

表A-2は、@JMSConnectionFactoryDefinition.のproperties要素で使用できるプロパティを示しています

表A-2 @JMSConnectionFactoryDefinitionプロパティ

@JMSConnectionFactoryDefinitionProperty

JMSアプリケーション・モジュールにある同等の要素

説明

name name

Sting

接続ファクトリの名前。指定しない場合、名前は<module_name>_cfです。ここで、<module_name>は、リソースが定義されるJMSアプリケーション・モジュールの名前を表します。

jms-server-name sub-deployment-name

Sting

リソースに対してターゲットとして指定されるJMSサーバー。アプリケーションで指定されたjms-server-nameがデプロイメントのスコープ中に存在しない場合、デプロイメントは失敗し、障害の理由を示す例外が発生します。

default-targeting-enabled default-targeting-enabled

boolean

jms-server-nameが指定されていない場合は、このプロパティをtrueに設定します。jms-server-nameが指定されている場合、この値は無視されます。

表A-3は、@JMSConnectionFactoryDefinition.properties要素で指定できるデフォルト・メッセージ配信プロパティを示しています

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのJMS接続ファクトリ: 構成: デフォルト配信に関する項を参照してください。

表A-3 A-3 デフォルト・メッセージ配信のための@JMSConnectionFactoryDefinitionプロパティ

@JMSConnectionFactoryDefinitionProperty

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のdefault-delivery-params要素

説明

default-delivery-mode default-delivery-mode

String

定義される接続ファクトリを使用してプロデューサから送信されるすべてのメッセージに割り当てられる配信モード。受け入れられる値: PersistentまたはNon-persistent

default-time-to-deliver default-time-to-deliver

String

メッセージが生成されてからその宛先で表示できるようになるまでの遅延時間(ミリ秒)

default-time-to-live default-time-to-live

Long

メッセージの最大存在時間を示すミリ秒数。この値は、メッセージに優先度が明示的に定義されていない場合に使用されます。

default-priority default-priority

integer

メッセージに優先度が明示的に定義されていない場合に使用するデフォルトの優先度。

default-redelivery-delay default-redelivery-delay

Long

ロールバックまたは回復されたメッセージが再配信されるまでの遅延時間(ミリ秒)。

default-compression-threshold default-compression-threshold

integer

シリアライズされたメッセージ本文のバイト数。任意のメッセージがこの制限を超過すると、そのメッセージがJMSメッセージ・プロデューサまたはコンシューマによって送信または受信されたときに、メッセージが圧縮されます

default-unit-of-order default-unit-of-order

String

この接続ファクトリのデフォルトの順序単位プロデューサ。

オプション:「システム生成」および「ユーザー生成」

send-timeoutr send-timeoutr

Long

宛先に、送信されようとしているメッセージ用に利用できる領域が十分にない(割当てがない)場合に、送信側が待機する最長時間(ミリ秒)。

表A-4は、@JMSConnectionFactoryDefinitionproperties要素で指定できるクライアント・パラメータを示しています。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのJMS接続ファクトリ: 構成:クライアントに関する項を参照してください。

表A-4 A-4 @JMSConnectionFactoryDefinitionクライアント・プロパティ

@JMSConnectionFactoryDefinitionProperty

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のclient-params要素

説明

client-id-policy client-id-policy

String

複数のJMS接続が同じクライアントIDを使用できるかどうか。有効なオプションは、「制限付き」「制限なし」です。

subscription-sharing-policy subscription-sharing-policy

String

接続上のサブスクリプション共有ポリシー。

有効なオプションは、「排他」「共有可能」です。

acknowledge-policy acknowledge-policy

String

CLIENT_ACKNOWLEDGEモードを使用し、トランザクションが未処理のセッションに対するクライアント承認ポリシー。有効なオプションは、AllPreviousです。

allow-close-in-onMessage allow-close-in-onMessage

Boolean

close()メソッドをonMessage()メソッド呼出し内で発行できるようにするメッセージ・コンシューマを、接続ファクトリで作成するかどうか。

注意: このプロパティのデフォルト値は、JMS接続ファクトリ定義を使用して作成された接続ファクトリでは、falseです。接続ファクトリがJMSシステム・モジュール内、またはアプリケーションをスコープとするモジュール内に作成された場合、allow-close-in-onMessageのデフォルト値はtrueです。
messages-maximum messages-maximum

int

非同期セッション向けに存在でき、メッセージ・リスナーにまだ渡されていないメッセージの最大数

multicast-overrun-policy multicast-overrun-policy

String

未処理のマルチキャスト・メッセージ数がmessages-maximumで指定された値に達し、一部のメッセージを削除する必要があるときに使用するポリシー。

有効なオプションは、KeepOldKeepNewです。

synchronous-prefetch-mode synchronous-prefetch-mode

String

同期コンシューマが1回のサーバー・アクセスでメッセージ(つまり、サーバーからクライアントに送られるメッセージ)をプリフェッチするかどうか。

有効なオプションは、enabled、disabledまたはtopicSubscriberOnlyです。

reconnect-policy reconnect-policy

String

サーバーとのネットワーク接続が失われた後、またはサーバーの再起動時に、明示的および暗黙的にリフレッシュされるJMSクライアントのタイプ。

有効なオプションは、none、producerまたはallです。

reconnect-blocking-millis reconnect-blocking-millis

Long

同期JMSコールが、JMSクライアント上で進行中の再接続を諦める前に、コール元スレッドをブロックする時間の最大長(単位はミリ秒)。

total-reconnect-period-millis total-reconnect-period-millis

Long

最初のネットワーク切断、または最後の同期呼出しの試行のうち、いずれか最近に起こった方の後に、JMSクライアント(特に非同期コンシューマ)が、再試行を放棄せずサーバーに再接続しようとし続ける最長時間(ミリ秒)。

表A-5は、@JMSConnectionFactoryDefinitionproperties要素で指定できるトランザクション・パラメータを示しています。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのJMS接続ファクトリの構成のトランザクションに関する項を参照してください。

表A-5 A-5 @JMSConnectionFactoryDefinitionトランザクション・プロパティ

@JMSConnectionFactoryDefinitionProperty

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のtransaction-params要素

説明

transaction-timeout transaction-timeout

Long

接続ファクトリで作成された接続上のすべてのトランザクションのタイムアウト値(秒)。

このプロパティは、transactional要素がtrueに設定された場合のみ設定します。

表A-6は、@JMSConnectionFactoryDefinition.properties要素で指定できるフロー制御パラメータを示しています

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのJMS接続ファクトリの構成: フロー制御に関する項を参照してください

表A-6 A-6 @JMSConnectionFactoryDefinitionフロー制御プロパティ

@JMSConnectionFactoryDefinitionProperty

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のflow-control-params要素

説明

flow-minimum flow-minimum

integer

しきい値の条件に達したプロデューサで許可される秒当たりの最大メッセージ数。プロデューサがフロー制御されている場合、秒当たりFlowMaximumに指定されたメッセージ数よりも処理を高速化できません。

flow-maximum flow-maximum

integer

しきい値の条件に達したプロデューサで許可される秒当たりの最小メッセージ数。これはプロデューサのフロー制限の下限値。つまり、フロー制限がFlowMinimumに達したプロデューサの処理速度はWebLogic JMSによりそれ以上落とされません。

flow-interval flow-interval

integer

プロデューサがフローをFlowMaximumのメッセージ数からFlowMinimumに、あるいはその反対に調節するときの調節期間の秒数。

flow-steps flow-steps

integer

プロデューサが「最大フロー」のメッセージ数から「最小フロー」に、またはその反対にフローを調整するときに使用するステップ数。

flow-control-enabled flow-control-enabled

Boolean

接続ファクトリを使用して作成されたプロデューサでフローを制御できるかどうか。

one-way-send-mode one-way-send-mode

String

通常の非永続な非トランザクション・メッセージングのパフォーマンスを向上させるために、この接続ファクトリを使用して作成されたメッセージ・プロデューサに、一方向のメッセージ送信を許可するかどうか。

有効なオプションは、「有効」、「無効」またはtopicOnlyです。

one-way-send-window-size one-way-send-window-size

integer

One-Way Send Modeが、キュー・センダーやトピック・パブリッシャによるone-way送信を許可するように設定されている場合に、ウィンドウごとの送信されるメッセージの最大数。ウィンドウ・サイズでは、さらなる一方向送信を続行できるようになる前に、プロデューサを規定するため双方向メッセージが必要な場合が決定されます。

表A-7は、@JMSConnectionFactoryDefinitionproperties要素で指定できるロード・バランシング・パラメータを示しています。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのJMS接続ファクトリの構成: ロード・バランシングに関する項を参照してください。

表A-7 A-7 @JMSConnectionFactoryDefinitionロード・バランシング・プロパティ

@JMSConnectionFactoryDefinitionProperty

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のload-balancing-params要素

説明

load-balancing-enabled load-balancing-enabled

Boolean

接続ファクトリを介して作成された非匿名プロデューサが、分散宛先内で呼出し単位でロード・バランシングされるようにするかどうか。

server-affinity-enabled server-affinity-enabled

Boolean

サーバー・インスタンスで、分散宛先の複数のメンバー宛先にまたがってコンシューマまたはプロデューサのロード・バランシングを実行するときに、同じサーバー・インスタンス内で動作する他の物理宛先にまたがるロード・バランシングを最初に試行するかどうか。

表A-8は、@JMSConnectionFactoryDefinitionproperties要素で指定できるセキュリティ・パラメータを示しています。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのJMS接続ファクトリ: 構成のセキュリティに関する項を参照してください

表A-8 A-8 @JMSConnectionFactoryDefinitionロード・バランシング・プロパティ

@JMSConnectionFactoryDefinitionProperty

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のsecurity-params要素

説明

attach-jmsx-user-id attach-jmsx-user-id

Boolean

接続ファクトリを介して作成された非匿名プロデューサが、分散宛先内で呼出し単位でロード・バランシングされるようにするかどうか。

JMS宛先定義要素とプロパティ

この項では、JMSリソース定義を使用してアプリケーション・モジュール内のJMS宛先リソースを構成する場合に指定する要素について説明します(「Java EEリソース定義を使用したJMSリソースの定義」参照)。

次の例は、@JMSDestinationDefinitionアノテーションを使用して宛先を定義しています。

@JMSDestinationDefinition(
name="java:global/jms/demoDestination",
interfaceName="javax.jms.Queue",   
className= "javax.jms.Queue",
description="Sample description for Queue",
destinationName="myQueue",
properties= {"default-unit-of-order=true", "time-to-deliver=Persistent", "attach-sender=always"}

JMSDestinationDefinitionアノテーションの詳細は、http://docs.oracle.com/javaee/7/api/javax/jms/JMSDestinationDefinition.htmlを参照してください

表A-9は、@JMSDestinationDefinitionで使用できる要素を示しています。

JMSアプリケーション・モジュールの要素定義の詳細は、http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-jms/1.4/weblogic-jms.xsdを参照してください

表A-9 A-9 @JMSDestinationDefinition要素

@JMSDestinationDefinition内の要素

JMSアプリケーション・モジュールにある同等の要素

説明

name jndi-name

String

定義されるJMS宛先リソースのJNDI名。

注意: これは必須要素です。
interfaceName uniform-distributed-queue or uniform-distributed-topic

String

JMS宛先インタフェースの完全修飾名。有効なオプションは、javax.jms.Queueまたはjavax.jms.Topicです。

JMS宛先定義は、interfaceNameに指定された値に基づいて、タイプがuniform-distributed-queueまたはuniform-distributed-topicのエンティティを使用してJMSモジュールに変換されます。

注意: これは必須要素です。
description notes

String

定義されるJMS宛先の説明。

接続先名 name

String

キューまたはトピックのランタイムMBean名。指定しない場合、宛先名前は<module_name>_<queue/topic>です。ここで、<module_name>はリソースが定義されるJMSアプリケーション・モジュールの名前を表します。

className

なし

-

この値は無視されます。

resourceAdapter

なし

-

この値は無視されます。

表A-10は、@JMSDestinationDefinitionproperties要素を使用して定義できるプロパティを示しています。

表A-10 A-10 @JMSDestinationDefinitionプロパティ

@JMSDestinationDefinitionプロパティ

JMSアプリケーション・モジュールにある同等の要素

説明

jms-server-name sub-deployment-name

String

リソースに対してターゲットとして指定されるJMSサーバー。アプリケーションで指定されたjms-server-nameがデプロイメントのスコープ中に存在しない場合、デプロイメントは失敗し、障害の理由を示す例外が発生します。

default-targeting-enabled default-targeting-enabled

Boolean

jms-server-nameが指定されていない場合は、このプロパティをtrueに設定します。

jms-server-nameが指定されている場合、この値は無視されます。

表A-11は、宛先のバイト/メッセージしきい値の上限と下限を定義するプロパティを示しています。これらのパラメータは、@JMSDestinationDefinition.properties要素で定義できます

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプ共通分散トピック: 構成: しきい値と割当て制限に関する項を参照してください。

表A-11 A-11 @JMSDestinationDefiitionしきい値プロパティ

@JMSDestinationDefinitionプロパティ

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のthresholds要素

説明

bytes-high bytes-high

Long

ロギングやフロー制御イベントを発生させる上限しきい値(この宛先内の合計バイト数)。

bytes-low bytes-low

Long

ロギングやフロー制御イベントを発生させる下限しきい値(この宛先内の合計バイト数)。

messages-high messages-high

Long

ロギングやフロー制御イベントを発生させる上限しきい値(この宛先内の合計メッセージ数)。

messages-low messages-low

Long

ロギングやフロー制御イベントを発生させる下限しきい値(この宛先内の合計メッセージ数)。

表A-12は、宛先のメッセージ配信オーバーライドを定義するプロパティを示しています。これらのパラメータは、@JMSDestinationDefinitionproperties要素で定義できます。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプ共通分散トピック: 構成のオーバーライドに関する項を参照してください。

表A-12 A-12 @JMSDestinationDefinitionメッセージ配信オーバーライド・プロパティ

@JMSDestinationDefinitionプロパティ

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のdelivery-params-overrides 要素

説明

delivery-mode delivery-mode

String

メッセージ・プロデューサによって指定された配信モードに関わりなく、宛先に届くすべてのメッセージに割り当てられる配信モード。

有効なオプションは、「永続」または「非永続」です。
time-to-deliver time-to-deliver

String

メッセージが生成されてからそのターゲット分散宛先で表示できるようになるまでの配信遅延時間(ミリ秒単位またはスケジュールとして)。

time-to-live time-to-live

Long

メッセージ・プロデューサによって指定されたTimeToLive値に関係なく、宛先に届くすべてのメッセージに割り当てられる存続時間。

priority priority

Integer

メッセージ・プロデューサによって指定された優先度に関わりなく、宛先に届くすべてのメッセージに割り当てられる優先度。

redelivery-delay redelivery-delay

Long

コンシューマや接続ファクトリによって指定された再配信遅延に関わりなく、ロールバックまたは回復されたメッセージが再配信されるまでの遅延(ミリ秒単位)。

詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプ共通分散トピック: 構成: 再配信に関する項を参照してください。

表A-13は、宛先のメッセージ配信障害パラメータを示しています。これらのパラメータは、@JMSDestinationDefinitionproperties要素で定義できます。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプの、共通分散トピック: 構成: 再配信に関する項を参照してください。

表A-13 A-13 @JMSDestinationDefinitionメッセージ配信障害プロパティ

@JMSDestinationDefinitionプロパティ

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のdelivery-failure params要素

説明

redelivery-limit redelivery-limit

Integer

メッセージがエラー宛先に移動する前に再配信を試行できる回数。

expiration-policy expiration-policy

String

宛先で期限切れメッセージに遭遇したときに使用するメッセージの有効期限ポリシー。

有効なオプションは、「破棄」または「ログ」または「リダイレクト」です。

expiration-logging-policy expiration-logging-policy

String

有効期限ポリシーがLogに設定されている場合に、メッセージに関する情報が記録されます。

表A-14は、分散宛先のメッセージ・ライフサイクルのロギング・オプションを示しています。これらのパラメータは、@JMSDestinationDefinitionproperties要素で定義できます。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプ共通分散トピック: 構成のロギングに関する項を参照してください。

表A-14 A-14 @JMSDestinationDefinitionメッセージ・ロギング・プロパティ

@JMSDestinationDefinitionプロパティ

JMSアプリケーション・モジュールにある同等のmessage-logging-params要素

説明

message-logging-enabled message-logging-enabled

Boolean

モジュールで、メッセージのライフサイクルに関する情報をロギングするかどうか。

message-logging-format message-logging-format

String

メッセージに関する情報が記録されます。

このプロパティは、次の例に示すように定義されます。

このプロパティの有効値の詳細は、『Oracle WebLogic Server MBeanリファレンス』の、MessageLoggingParamsBeanMessageLoggingFormat属性についての説明を参照してください。

表A-15は、分散宛先用の高度な構成オプションを示しています。これらのパラメータは、@JMSDestinationDefinition.properties要素で定義できます

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプ共通分散トピック: 構成: 一般に関する項にある、詳細構成オプションを参照してください。

表A-15 A-15 @JMSDestinationDefinition詳細構成プロパティ

@JMSDestinationDefinitionプロパティ

JMSアプリケーション・モジュールにある同等の要素

説明

load-balancing-policy load-balancing-policy

String

この宛先のメンバーにメッセージが配信される方法

有効なオプションは、「ラウンドロビン」「ランダム」です
production-paused-at-startup production-paused-at-startup

Boolean

起動時に宛先で新しいメッセージの生成を休止するかどうか

insertion-paused-at-startup insertion-paused-at-startup

Boolean

起動時に宛先で新しいメッセージの挿入を休止するかどうか。

consumption-paused-at-startup consumption-paused-at-startup

Boolean

起動時に宛先で消費を休止するかどうか。

default-unit-of-order default-unit-of-order

Boolean

ドメイン、JMSサーバー、宛先名に基づいて、システムで生成される順序単位名をWebLogic Serverが作成するかどうかを指定します。

unit-of-order-routing unit-of-order-routing

String

順序単位の一部であるメッセージの宛先として分散宛先メンバーが選択される方法を指定します。

有効なオプションは、「ハッシュ」「パス・サービス」です。

attach-sender attach-sender

String

この宛先に届くメッセージに送信側ユーザーの資格証明が添付されている必要があるかどうか。有効なオプションは、「サポート」、「常時」および「なし」です。

jms-create-destination-identifier jms-create-destination-identifier

String

宛先の参照名または分散宛先のメンバーの参照名。JNDIを利用せずにjavax.jms.Session createQueueまたはcreateTopicを使用して宛先を検索する方法を提供します。

saf-export-policy saf-export-policy

String

ユーザーがストア・アンド・フォワードを使用する宛先にメッセージを送信できるかどうか。有効なオプションは、「すべて」「なし」です。

messaging-performance-preferenc messaging-performance-preferenc

Integer

宛先が、コンシューマに配信する消費可能なメッセージ(存在する場合)の完全なバッチを作成するまでに待機できる期間の長さ。

unit-of-work-handling-policy unit-of-work-handling-policy

String

この宛先で作業単位(UOW)機能を有効化するかどうか。

有効なオプションは、PassThroughSingleMessageDeliveryです。

incomplete-work-expiration-time incomplete-work-expiration-time

Integer

未完了のUOW内の未配信メッセージが期限切れになるまでの最長時間(ミリ秒)。

表A-16は、共通分散キューに固有のプロパティを示しています。これらのパラメータは、@JMSDestinationDefinition.properties要素で定義できます

注意:

これらのプロパティは、@JMSDestinationDefinitioninterfaceName要素がjavax.jms.Queueに設定されている場合のみ適用できます。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプ共通分散キュー: 構成: 全般に関する項を参照してください。

表A-16 A-16 @キュー宛先のための@JMSDestinationDefinitionプロパティ

@JMSDestinationDefinitionプロパティ

JMSアプリケーション・モジュールにある同等の要素

説明

forward-delay forward-delay

Integer

コンシューマを持たない共通分散キュー・メンバーが、コンシューマを持つ他の共通分散キュー・メンバーにメッセージを転送するまでに待機する秒数。

reset-delivery-count-on-forward reset-delivery-count-on-forward

Boolean

分散キュー・メンバー間でのメッセージ転送時に配信回数をリセットするかどうか。

表A-17は、共通分散トピックに固有のプロパティを示しています。これらのパラメータは、@JMSDestinationDefinitionproperties要素で定義できます。

注意:

これらのプロパティは、@JMSDestinationDefinitioninterfaceName要素がjavax.jms.Topicに設定されている場合のみ適用できます。

これらのプロパティの詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプ共通分散トピック: 構成: 全般に関する項と、共通分散トピック: マルチキャストに関する項を参照してください

表A-17 A-17 キュー宛先のための@JMSDestinationDefinitionプロパティ

@JMSDestinationDefinitionプロパティ

JMSアプリケーション・モジュールにある同等の要素

説明

forwarding-policy forwarding-policy

String

送信されたメッセージをすべてのメンバーに転送するかどうかを指定する共通分散トピックのメッセージ転送ポリシー。

有効なオプションは、「パーティション化」「レプリケート」です。

宛先がJMS宛先定義を使用して作成された場合、このプロパティのデフォルト値はPartitionedです。宛先が他の方法で作成された場合、デフォルト値は「レプリケート」です。

注意: 共通分散トピックがReplicatedに設定された転送ポリシーを持っている場合、リソース・グループまたはリソース・グループ・テンプレートにJMSモジュールをデプロイできません。このため、JMS宛先定義を含むアプリケーション・モジュールを、リソース・グループとリソース・グループ・テンプレートにデプロイする場合、デフォルトの転送ポリシー(Partitioned)を使用してください
multicast-address multicast-address

String

トピックが、マルチキャスト・コンシューマにメッセージを送信するために使用できるアドレス。

multicast-time-to-live multicast-time-to-live

Integer

マルチキャストの存続時間の値。メッセージがコンシューマに到達するまでに通過できるルーターの数を指定します。

multicast-port multicast-port

Integer

トピックが、マルチキャスト・コンシューマにメッセージを送信するために使用されるポート。