Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic ServerにデプロイされたアプリケーションへのWebLogicロギング・サービスの追加 12c (12.2.1.1.0) E79365-01 |
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この章には次の項が含まれます:
メッセージ・エディタは、WebLogic Serverのインストール時にインストールされます。必要に応じて、XMLカタログはテキスト・エディタまたは任意のXML編集ツールで編集することもできます。
注意:
WebLogic Serverには独自のメッセージ・カタログがあり、WebLogic Serverのサブシステムおよび機能に関連するメッセージがすべて含まれます。これらのカタログは、編集できません。WebLogic Serverのカタログについては、エラー・メッセージを参照してください。
メッセージ・エディタで可能な作業は以下のとおりです。
XMLメッセージ・カタログを作成します
メッセージを作成および編集します
1つのカタログのすべてのメッセージを表示します
複数のカタログのメッセージを同時に表示します
メッセージを検索します
カタログ・エントリでXMLの有効性を検証します
メッセージをリタイア、およびリタイア解除します
注意:
メッセージ・エディタは、ローカライズされたカタログの編集はサポートしていません。
メッセージ・エディタを起動する前に、WebLogic Serverシステムをインストールして構成し、環境変数ORACLE_HOME
\user_projects\domains\wl_server\setExamplesEnv.cmd
を設定します。また、クラスパスの設定が正しいことを確認してください。これらのトピックの詳細は、Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成を参照してください。
サンプルのメッセージ・カタログ・ファイルは、ORACLE_HOME
/wlserver/samples/server/examples/src/examples/i18n/msgcat
ディレクトリにあります。
このサンプルのメッセージ・カタログをテンプレートとして使用し、独自のメッセージを作成できます。パッケージ名、クラス名などの与えられた情報を変更するだけです。次に、メッセージ・テキストを翻訳し、カタログを保存します。このトピックの詳細は、WebLogic Serverログへのメッセージの書込みを参照してください。
メッセージ・エディタを起動するには、次のコマンドのいずれかを入力できます。
java weblogic.MsgEditor
java weblogic.i18ntools.gui.MessageEditor
基本的なコマンド行ヘルプにアクセスするには、次のように入力します。
java weblogic.MsgEditor -help
ログ・メッセージ用のWebLogicメッセージ・エディタのメイン・ウィンドウが図6-1のように表示されます。
メッセージ・エディタを使用してカタログを管理します。以下の項では、メッセージ・エディタをカタログ管理に使用する方法について説明します。
WebLogicメッセージ・エディタのメイン・ウィンドウから、既存のカタログを検索するには、「メッセージ・カタログ」フィールドにフルパス名を入力するか、「参照」をクリックして「開く」ダイアログから既存のカタログに移動します。
WebLogic Serverのインストールに付属しているサンプル・カタログは、ORACLE_HOME
/wlserver/samples/server/examples/src/examples/i18n/msgcat
ディレクトリにあります。
注意:
ディレクトリ・パスは、WebLogic Serverのインストール先によって異なる場合があります。
ユーザー定義のカタログは、任意のディレクトリを指定して配置できます。
カタログの場所を指定すると、「パッケージ」、「サブシステム」、「バージョン」、および「開始ID」と「終了ID」(ある場合)が表示され、その表示されたカタログが、他のすべてのアクションが実行されるコンテキスト・カタログになります。
この時点で、カタログでは、新しいメッセージの入力、既存のメッセージの編集、メッセージの検索、またはすべてのメッセージの表示を行うことができます。
「メッセージ・カタログ」フィールドで、ログ・メッセージ・カタログを選択した場合、図6-3に示されているようなログ・メッセージ用のWebLogicメッセージ・エディタ・ウィンドウが表示されます。
「メッセージ・カタログ」フィールドで、シンプル・メッセージ・カタログを選択した場合、図6-4に示されているようなシンプル・メッセージ用のWebLogicメッセージ・エディタ・ウィンドウが表示されます。
WebLogicメッセージ・エディタには、メッセージ・ビューアが付属しており、このビューアを使えば、1つのカタログ内の全メッセージおよび複数のカタログ内の全メッセージを表示すること、さらに任意のメッセージを選択して編集することができます。
以下の項では、メッセージ・ビューアを使用して、メッセージを表示する方法、およびメッセージを選択して編集する方法を説明します。
現在のコンテキスト・カタログからメッセージを表示し、次に新しいカタログに移動してコンテキストを変更すると、別の「メッセージ・ビューア」ウィンドウが開いて、新しいカタログが表示されます。必要な(または画面に表示が収まる限りの)数のカタログを同時に表示できます。カタログごとに別々の「メッセージ・ビューア」ウィンドウが表示されます。新規カタログの参照の詳細は、既存のカタログの参照を参照してください。
メッセージ・エディタのウィンドウで、メッセージのリタイアおよびリタイア解除ができます。メッセージをリタイアしても、そのメッセージはマスタ・カタログからは削除されません。ユーザーから見えなくなるだけです。この機能は、使用しなくなったメッセージを削除する場合に役立ちます。リタイアしたメッセージを再び表示する必要がある場合は、リタイア解除できます。
メッセージをリタイア、またはリタイア解除するには、次の手順に従います。