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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverセキュリティの管理
12c (12.2.1.1.0)
E77388-02
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3 WebLogic Serverのセキュリティ標準

この章では、WebLogic Serverでサポートされるセキュリティ標準について説明します。

この章では、以下のトピックについて説明します。

サポートされるセキュリティ標準

WebLogic Serverでサポートされるセキュリティ標準を表3-1に示します。

表3-1 WebLogic Serverでのセキュリティ標準のサポート

標準 バージョン 追加の考慮事項

JAAS

JAASバージョンはJava SEバージョンによって異なります。

http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/security/jgss/tutorials/AcnOnly.htmlを参照してください。

「JAAS認可を使用するドメインの構成」を参照してください。

JASPIC

1.1

JASPICセキュリティの構成を参照してください。

JACC

1.5

JACC (Java Authorization Contract for Containers)の使用を参照してください。

Java EEアプリケーションのパッケージ化された権限

Java EE 7プラットフォーム仕様

 

JCE

1.4

RSA JCE: Crypto-J V6.2.0.1

JDK 8 JCEプロバイダ(SunJCE)もサポートされます。

nCipher JCEもサポートされます。

WebLogic ServerでのJCEプロバイダの使用を参照してください。

nCipher JCEの詳細は、http://www.ncipher.comを参照してください。

JSSE

JDK 8 Java Secure Socket Extension (JSSE)に基づくデフォルトのSSL実装。

RSA JSSEもサポートされます。

注意: JSSEはそのSSL実装でServer Name Indication(SNI)をサポートしますが、WebLogic ServerはSNIをサポートしません。

Kerberos

バージョン5

Microsoftのクライアントに対するシングル・サインオンの構成を参照してください。

LDAP

v3

SAML

1.1, 2.0

SPNEGO

http://tools.ietf.org/html/rfc4178によって指定されます。

Microsoftのクライアントに対するシングル・サインオンの構成を参照してください。

SSL

v3. (WebLogic ServerではSSL 2.0はサポートされません。)

バージョン固有の情報は、SSLプロトコル・バージョンの指定を参照してください。

SSO

Microsoftクライアントによる

SAMLによる

Microsoftのクライアントに対するシングル・サインオンの構成を参照してください。

SAMLを使用したWebブラウザとHTTPクライアントによるシングル・サインオンの構成を参照してください。

TLS

v1.0、v1.1、v1.2

注意: TLS V1.1が、WebLogic Serverで構成されるデフォルトの最小プロトコル・バージョンです。本番環境ではTLS V1.1以上の使用をお薦めします。

バージョン固有の情報は、SSLプロトコル・バージョンの指定を参照してください。

カバーされていないHTTPメソッド

Servlet 3.1

 

X.509

v3

WebLogic Serverでは4096ビットの鍵がサポートされます。(4096ビットの鍵は操作によっては計算時間がかなり長くなります。)

CertGenによって生成される証明書の鍵サイズはデフォルトの2048ビットです。鍵サイズは-strengthオプションで指定します。

WebLogic ServerデモCAの鍵サイズは2048ビットです。

JDK 8では、サイズが1024ビット未満のRSA鍵を含むx.509証明書の使用はブロックされています。

xTensible Access Control Markup Language (XACML)

2.0

認可プロバイダまたはロール・マッピング・プロバイダの構成を参照してください。

Core and Hierarchical Role Based Access Control (RBAC) Profile of XACMLの部分的な実装

2.0

http://docs.oasis-open.org/xacml/2.0/access_control-xacml-2.0-rbac-profile1-spec-os.pdfによって指定されます。

サポートされるFIPS標準と暗号スイート

表3-2は、サポートされるFIPSバージョンと暗号スイートを示します。

表3-2 暗号スイートとサポートされるFIPS 140-2バージョン

標準 バージョン 追加の考慮事項

FIPS 140-2

RSA Crypto-J V6.2.0.1

RSA SSL-J V6.2

RSA Cert-J V6.2

FIPSモードの有効化を参照してください。

RSA JSSEおよびJCEプロバイダは非FIPSモードでも使用できます。

「RSA JCEプロバイダの使用」を参照してください。

「WebLogic ServerでのRSA JSSEプロバイダの使用」を参照してください。

JSSE JDK 8用暗号スイート

優先されるネゴシエーション済の暗号の組合せは、AES + SHA2です。

JDK 8 SunJSSEによってサポートされる暗号スイートのセットは、http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/security/SunProviders.html#SunJSSEProviderを参照してください。

RSA JSSE用暗号スイート

製品に依存

http://www.emc.com/security/rsa-bsafe.htmを参照してください。

(削除済の) WebLogic Server Certicom SSL実装およびSunJSSE同等製品でサポートされる暗号スイート

製品に依存

下位互換性を保つための記載です。表38-2を参照してください。

Certicomを使用するとき、WebLogic ServerはSHA256ハッシング、またはSHA256を含む署名アルゴリズムをサポートしません。