Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server WebLogic Webサービス・リファレンス 12c (12.2.1.1.0) E79377-01 |
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この章の内容は以下のとおりです。
注意:
この項の内容は、JAX-WS Webサービスのみに適用され、JAX-RPC Webサービスには適用されません。
WS-Policyファイルを使用すると、WebサービスのMakeConnectionを有効化し構成できます。Webサービスに関連付けられているWS-Policyファイルの名前を指定するには、そのWebサービスを実装しているJWSファイルで@Policy
JWSアノテーションを使用します。WS-Policyファイルとは、WS-Policy仕様(http://www.w3.org/TR/ws-policy/
)に準拠したXMLファイルです。
WS-Policyファイルのルート要素は、常に<wsp:Policy>
です。WebサービスのMakeConnectionを構成するには、単に<wsmc:MCSupported>
子要素を追加します。ポリシー・アサーションは、WS-PolicyAssertions仕様に準拠しています。
WebLogic Serverには、標準的なMakeConnectionアサーションを含むWS-Policyファイルがデフォルトで用意されているので、独自のWS-Policyファイルを作成しない場合は、このファイルを使用できます。デフォルトのWS-Policyファイルは、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のWebサービスの信頼性のあるメッセージングとMakeConnectionのためのあらかじめパッケージ化されたWS-Policyファイルに関する項で定義されています。
MakeConnectionの有効化および構成に関するタスク中心の説明は、『Oracle WebLogic Server JAX-WS Webサービスの開発』のファイアウォールを使用した非同期Webサービスのクライアントの使用(MakeConnection)に関する項を参照してください。
次の各項では、WS-MakeConnection仕様(http://docs.oasis-open.org/ws-rx/wsmc/200702
)に基づいたWebサービスのMakeConnectionサーションを含むWS-Policyファイルを作成する方法について説明します。
次の例では、WebLogic WebサービスのMakeConnectionの構成に使用する簡単なWS-Policyファイルを示します。WS-Policy 1.5のサポートを指定します。
<?xml version="1.0"?> <wsp15:Policy xmlns:wsp15="http://www.w3.org/ns/ws-policy" xmlns:wsmc="http://docs.oasis-open.org/ws-rx/wsmc/200702"> <wsmc:MCSupported wsp15:Optional="true" /> </wsp15:Policy>
WS-PolicyファイルにおけるWebサービスのMakeConnectionポリシー・アサーションの要素の階層構造を次に示します。各要素について、次の各項で詳細に説明します。
wsp:Policy wsmc:MCSupported
WS-Policyファイルでこのアサーションを指定すると、対応するWebサービスが、MakeConnectionをトランスポート・モデルとして使用します。
次の表は、wsmc:MCSupport
要素の属性をまとめたものです。
表5-1 <wsmc:MCSupport>の属性
属性 | 説明 | 必須? |
---|---|---|
|
Webサービス・クライアントでMakeConnectionを使用する必要があるかどうかを指定します。この属性の有効な値は、 |
いいえ |