アクティビティの実行のために定期的なバックアップ・スケジュールを一時的に無効にする必要がある場合には、システム全体の/etc/crontab
ファイルからスケジュール情報を削除します。
注意:
現在、スケジュールされたバックアップの無効化および再有効化は、Oracle Real Application Clusters (RAC)を使用するDatabase Database Serviceデータベース・デプロイメントに対してはサポートされていません。
スケジュールされたバックアップの無効化
スケジュールされたバックアップを無効化する手順:
opc
ユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。
$ sudo -s
#
システム全体のcrontab
ファイルを含む/etc
ディレクトリに移動します。
# cd /etc
構成を保存するためにcrontab
ファイルのコピーを作成します。例:
# cp crontab crontab.bak
元のcrontab
ファイルを編集し、ファイルから次の行を削除します:
データベース・バックアップの行。 この行の形式は次のとおりです:
MM HH * * * root /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api bkup_start --dbname=dbname
アーカイブ・ログのバックアップ行。 この行には、データベース・デプロイメントの経過時間に応じて、次のいずれかの形式があります:
0,30 * * * * root /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api bkup_archlogs --dbname=dbname
or
0,30 * * * * root /home/oracle/bkup/dbname/obkup -dbname=dbname -archivelog
すべての行で、dbnameは、処理したいデータベースの名前です。
注意:
これらの行をコメント化することはできません。削除する必要があります。ファイルを保存して、エディタを終了します。
rootユーザーのコマンド・シェルを終了し、計算ノードから切断します。
# exit $ exit
スケジュールされたバックアップの再有効化
スケジュールされたバックアップを再び有効化する手順:
opc
ユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。
$ sudo -s
#
バックアップ・スケジュールを無効化したときに作成したcrontab.bakファイルを、元の名前のcrontab
にコピーします。
# cp /etc/crontab.bak /etc/crontab
rootユーザーのコマンド・シェルを終了し、計算ノードから切断します。
# exit $ exit