現在のバックアップ構成をカスタマイズする方法は、データベース・デプロイメントで実行しているデータベースのタイプにより異なります。
自動バックアップ構成に関する特性の多くはカスタマイズ可能です。
データベースのバックアップ方法のカスタマイズ
Oracle Databaseのバックアップ方法を変更するには、RMANユーティリティを使用します。 RMANの使用の詳細は、リリース12.2、12.1または11.2のOracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
注意:
RMANユーティリティを使用して保持期間を変更しないでください。
現在のRMAN構成を表示するには、RMANコマンドSHOW ALLを使用します。
oracleユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
RMANセッションを開始します。
$ rman target=/
...
RMAN>
SHOW ALLコマンドを入力します。
RMAN> show all;
...
構成のリストが表示されます。
RMANコマンドを使用して、構成に任意の変更を加えます。
RMANセッションを終了します。
RMAN> exit;
$
バックアップするシステム・ファイルのカスタマイズ
バックアップするシステム・ファイルとディレクトリを変更する手順:
oracleユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
/home/oracle/bkup/oscfg.specファイルの内容を編集します。
Oracle Database Cloud Serviceによって提供されるバックアップ機能は、この仕様ファイルにリストされたファイルとフォルダをバックアップします。
デフォルト構成によるoscfg.specファイルの例を次に示します。
## OS Configuration Files # # Doc Spec oscfg.spec # # Directories /etc/rc.d /home/oracle/bkup # # Single files /home/oracle/.bashrc /etc/crontab /etc/sysctl.conf /etc/passwd /etc/group /etc/oraInst.loc /etc/oratab /etc/fstab
バックアップするデータベース構成ファイルのカスタマイズ
バックアップするデータベース構成ファイルを変更する手順:
oracleユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
/home/oracle/bkup/dbcfg.specファイルの内容を編集します。
Oracle Database Cloud Serviceによって提供されるバックアップ機能は、この仕様ファイルにリストされたファイルとフォルダをバックアップします。
デフォルト構成によるdbcfg.specファイルの例を次に示します。
### Oracle_Home configuration files. # # Doc Spec dbcfg.spec # DB id dbid # # Directories /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/admin/ORCL/xdb_wallet /u01/app/oracle/admin/ORCL/xdb_wallet /u01/app/oracle/admin/ORCL/opc_wallet # Note: tde_wallet must be backed up in a different location than DATA bkup. /u01/app/oracle/admin/ORCL/tde_wallet /u01/app/oracle/admin/ORCL/cat_wallet #/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs #/u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/network/admin #/u01/app/oraInventory # # Single files /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs/opcORCL.ora /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/dbs/orapworcl /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/network/admin/listener.ora /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/network/admin/sqlnet.ora /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/network/admin/tnsnames.ora /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/rdbms/lib/env_rdbms.mk /u01/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_1/rdbms/lib/ins_rdbms.mk
自動バックアップ頻度のカスタマイズ
Oracle Database Cloud Serviceによって提供されるバックアップ機能は、Linuxのcronジョブ・スケジューラを使用して自動バックアップを実行します。
自動バックアップが有効化されている場合、システム全体のスケジューラ・ファイル/etc/crontabで次のジョブ・エントリが定義されます。
MM HH * * * root /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api bkup_start --dbname=dbname
/etc/crontabのエントリにより、bkup_apiスクリプトが毎日HH:MM (24時間法)にrootユーザーによって実行されます。 bkup_apiスクリプトは、/home/oracle/bkup/log/obkup.logファイルにログ・メッセージを送信します。
データベース・デプロイメントの作成時に自動バックアップを有効化していない場合にこの頻度を変更、またはエントリを追加するには、/etc/crontabファイルを編集します。 このファイルを編集するにはrootユーザー・アクセス権限が必要なため、opcユーザーとして接続してコマンドsudo -sを実行し、rootユーザー・シェルを起動する必要があります。
バックアップ構成に関する特性の多くはカスタマイズ可能です。
トピック
データベースのバックアップ方法のカスタマイズ
Oracle Databaseのバックアップ方法を変更するには、RMANユーティリティを使用します。 RMANの使用の詳細は、リリース12.2、12.1または11.2のOracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
注意:
RMANユーティリティを使用して保持期間を変更しないでください。
現在のRMAN構成を表示するには、RMANコマンドSHOW ALLを使用します。
opcユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
oracleユーザーに変更します。
$ sudo -s # su - oracle
RMANセッションを開始します。
$ rman target=/
...
RMAN>
SHOW ALLコマンドを入力します。
RMAN> show all;
...
構成のリストが表示されます。
RMANコマンドを使用して、構成に任意の変更を加えます。
RMANセッションを終了します。
RMAN> exit;
$
バックアップするシステム・ファイルのカスタマイズ
バックアップするシステム・ファイルとディレクトリを変更する手順:
opcユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
/opt/oracle/dcs/rdbaas/config/oscfg.specファイルの内容を編集します。
Oracle Database Cloud Serviceによって提供されるバックアップ機能は、この仕様ファイルにリストされたファイルとフォルダをバックアップします。
バックアップするデータベース構成ファイルのカスタマイズ
バックアップするデータベース構成ファイルを変更する手順:
opcユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
/opt/oracle/dcs/rdbaas/config/dbcfg.specファイルの内容を編集します。
Oracle Database Cloud Serviceによって提供されるバックアップ機能は、この仕様ファイルにリストされたファイルとフォルダをバックアップします。
バックアップするGrid Infrastructure構成ファイルのカスタマイズ
バックアップするGrid Infrastructure構成ファイルを変更する際の手順:
opcユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
/opt/oracle/dcs/rdbaas/config/gicfg.specファイルの内容を編集します。
Oracle Database Cloud Serviceによって提供されるバックアップ機能は、この仕様ファイルにリストされたファイルとフォルダをバックアップします。
自動日次バックアップ時刻のカスタマイズ
自動日次バックアップが実行される時刻を変更する際の手順:
opcユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
このraccliコマンドを入力します。
$ raccli update backupconfig -params '{"cronDate" : "time"}'
ここで、timeは日次バックアップを実行する時間(24時間のHH:MM形式を使用)です。 たとえば、"02:45"は2:45AM、"14:45"は2:45PMです。