様々な方法で、オンプレミスのOracle Database 11gデータベースをOracle Database CloudのOracle Database 12cデータベースに移行できます。
一部の移行方法の適用は、オンプレミス・データベースのデータベース・バージョン、データベース・キャラクタ・セットおよびプラットフォームのエンディアン形式によって決まります。
まだ実行していない場合は、オンプレミス・データベースのデータベース・バージョンとデータベース・キャラクタ・セットを確認し、オンプレミス・データベースが存在するプラットフォームのエンディアン形式を特定します。 その情報を使用すると、適切な方法が簡単に選択できます。
従来のデータ・ポンプ・エクスポート/インポート
この方法は、エンディアン形式およびオンプレミス・データベースのデータベース・キャラクタ・セットに関係なく使用できます。
この方法に必要な手順は、「従来のデータ・ポンプ・エクスポート/インポート」を参照してください。
データ・ポンプ・トランスポータブル表領域
この方法は、オンプレミス・プラットフォームがリトル・エンディアンで、オンプレミス・データベースとOracle Database Cloud Serviceデータベースのデータベース・キャラクタ・セットに互換性がある場合にのみ使用できます。
この方法に必要な手順は、「データ・ポンプ・トランスポータブル表領域」を参照してください。
RMANトランスポータブル表領域とデータ・ポンプ
この方法は、オンプレミス・プラットフォームがリトル・エンディアンで、オンプレミス・データベースとOracle Database Cloud Serviceデータベースのデータベース・キャラクタ・セットに互換性がある場合にのみ使用できます。
この方法に必要な手順は、「RMANトランスポータブル表領域とデータ・ポンプ」を参照してください。
RMAN CONVERT
トランスポータブル表領域とデータ・ポンプ
この方法は、オンプレミス・データベースとOracle Database Cloud Serviceデータベースのデータベース・キャラクタ・セットに互換性がある場合にのみ使用できます。
この方法はデータ・ポンプ・トランスポータブル表領域方法と似ていますが、さらにRMAN CONVERT
コマンドによってエンディアンネスが異なるプラットフォーム間でのトランスポートが可能になります。 V$TRANSPORTABLE_PLATFORM
を問い合せて、オンプレミス・データベース・プラットフォームでクロスプラットフォームの表領域トランスポートがサポートされているかどうかを判別し、プラットフォームのエンディアン形式を確認します。 Oracle Database Cloudプラットフォームはリトル・エンディアン形式です。
この方法に必要な手順は、「RMAN CONVERTトランスポータブル表領域とデータ・ポンプ」を参照してください。
データ・ポンプのフル・トランスポータブル
この方法は、ソース・データベースのリリース・バージョンが11.2.0.3以上で、オンプレミス・データベースとOracle Database Cloud Serviceデータベースのデータベース・キャラクタ・セットに互換性がある場合にのみ使用できます。
この方法に必要な手順は、「データ・ポンプのフル・トランスポータブル」を参照してください。