このページには、データベースで監視中のSQL文がリアルタイムで表示されます。
監視中のSQL文を確認する手順:
DBaaSモニターのホーム・ページの「Database」ドロップダウン・メニューで、「Real Time SQL Monitor」をクリックします。
「Real Time SQL Monitor」ページが表示されます。
このツールは、SQL文のランタイムの問題を特定し、その動作を監視するのに役立つ、2つの重要な機能を提供します。
監視中の文の要約ビュー
SQL実行詳細のビュー
監視中の文の要約ビュー
このページには、現在実行しているSQL文の表が含まれています。 この表には、次の情報が表示されます。
Status - SQL文の実行の現在のステータス。 たとえば、すでに実行が終了したSQL文はDONEのステータスを示します。
Duration - これは、SQL文の実行にかかっている(または、かかった)時間です。
SQL ID - 監視中の文のSQL識別子。
Session ID - SQL文を実行している(または、実行した)セッション識別子。
Session Serial Number - セッションのオブジェクトを一意に識別するために使用されます。
Instance Degree of Parallelism - この並列度(DOP)の列には、割り当てられているインスタンスとパラレル実行サーバーの数が示されます。 インスタンスの数 | パラレル・サーバーの数の形式で表示されます。
CPU Time - これは、問合せの実行で消費されたCPU時間です。
I/O Time - これは、問合せの実行で消費されたI/O時間です。
Start Time - これは、SQL文の実行が開始された時間です。
SQL Statement - これは、監視中のSQL文です。
詳細は、リリース12.2、12.1または11.2のOracle Database管理者ガイドのデータベースの監視を参照してください。
SQL実行詳細のビュー
メインの監視表からSQL文がドリルダウンされると、詳細ビューが表示されます。 「SQL ID」、「Start Time」および「SQL Execution ID」は、このSQL文を一意に識別する実行キーを表します。 詳細ビューは、SQL文の実行を特徴付ける一般的な要素で構成されます。
問合せ実行に関する一般的な情報が提供されます。
Execution Plan - SQL文の並列度
Execution Started - SQL文の実行が開始された時間
Last Refresh Time: -SQL文のSQL監視レジストリの最終更新時間
Execution ID - 実行識別子
User - USER@CONTAINER形式のユーザー
Fetch Calls - SQL文によって行われたフェッチ・コールの回数
SQL文の一般的な統計(実行の合計時間、バッファされたGETの数、I/Oリクエストおよびバイトの数)が提供されます。
時間の内訳には、SQL文実行の合計時間の比率が次の2種類の時間に分類されて表示されます。
Database Time - データベースの需要に関するあらゆる実行時間(CPU時間など)
Wait Time - 文の実行が完了するまでにかかる待機時間
「Show Detail」要素をクリックしてそれぞれの時間をドリルダウンすると、その時間の構成比率がゲージ・グラフに表示されます。
PLSQLおよびJavaの時間が提供されます。 これらの時間測定は、SQL文の時間には含まれません。
Detailed information of the statement - この領域には、文の実行に伴う実行計画、並列動作およびCPUアクティビティに相当する情報が示されます。
「SQLテキスト」 - 実行中または実行中のSQL文。
Plan Statistics - 表形式によるSQL文実行の実行計画。 それぞれの行は、SQL文の実行に伴う異なる操作であり、Operation列のテキストの冒頭にスペースを追加することで、階層的な従属関係が示されます。
Operation、Name、Estimated Rows、Cost、Actual Rows、Memory、Temp(Max)、IO Requests、IO Bytes
Graphic view of the Plan Statistics - Plan Statistics表のグラフィック表示。折りたたみ可能なツリー・マップとして階層が表示され、各ノードは1つの操作を表します。
Parallelism Details for the SQL statement - それぞれの実行は、1つのパラレル・コーディネータと1つ以上のパラレル・セットで構成されます。 各セットには、1つ以上のプロセスを含めることができます。 ある行に従属要素がある場合、対応する各列は、その従属要素の値の合計になります。 この場合は、シグマ・シンボルが表示され、値が他の要素の合計であることが示されます。 表示される列は次のとおりです。
Process Name、Buffer Gets、CPU Time、Elapsed Time、Other Wait Time、Server Set、Read Requests、Read Bytes
Activity Line Chart for the CPU Usage - SQL文の実行で登録された、様々なタイプのCPUアクティビティの数を示す折れ線グラフ。 Y軸はCPUアクティビティの数を表し、X軸はそのアクティビティに対して登録された時間を表します。 各アクティビティは、アクティビティに応じてカスタマイズした配色で表されます。