Exadata Cloud MachineのIPアドレス要件について説明します。
Exadata Cloud Machineには、初期構成時に多くのホスト名およびIPアドレスが必要です。 Oracle Cloud管理ネットワークなどの特定のネットワークに必要なIPアドレスの正確な数は、システムのサイズによって異なります。 インストール中に使用されるネットワーク構成(ホスト名、IPアドレスなど)は、お客様がオラクル社に提供した情報から生成されます。
オラクル社の担当者とともに構成情報を記入するまでは、既存のネットワークで新しいIPアドレスを構成しないでください。 さらに、すべてのIPアドレスは、動的に割り当てられる(DHCP)アドレスではなく、静的に割り当てられるIPアドレスである必要があります。
次の表は、IPアドレス要件の概要を示しています。
ネットワーク・タイプ | IPアドレス要件 | 1/8ラックまたはクオーター・ラック | ハーフ・ラック | フル・ラック |
---|---|---|---|---|
Oracle Cloud管理ネットワーク |
各データベースおよびストレージ・サーバーのNET0インタフェースに1つのIPアドレス 各データベースおよびストレージ・サーバーのILOMインタフェースに1つのIPアドレス InfiniBandおよびEthernetネットワーク・スイッチに3つのIPアドレス(各スイッチに1つ) 電力配分装置(PDU)に2つのIPアドレス(各PDUに1つ) |
15 | 25 | 45 |
クライアント・アクセス・ネットワーク |
各データベース・サーバーのクライアント・アクセスに1つのIPアドレス 各データベース・サーバーのOracle Clusterware仮想IP (VIP)に1つのIPアドレス SCAN (Single Client Network Access) VIPに3つのIPアドレス |
7 | 11 | 19 |
バックアップ・ネットワーク | 各データベース・サーバーに1つのIPアドレス | 2 | 4 | 8 |
カスタマ管理ネットワーク | 各データベース・サーバーに1つのIPアドレス | 2 | 4 | 8 |
InfiniBandプライベート・ネットワーク | 各データベース・サーバーまたはExadata Storage Serverに2つのIPアドレス | 10 | 20 | 40 |