実行するアクティビティによっては、定期的にスケジュールされたバックアップを一時的に使用不可にする必要がある場合は、システム全体の/etc/crontab
ファイル「Exadata環境内の最初のコンピュート・ノード」からスケジューリング情報を除去することによって行うことができます。
スケジュールされたバックアップの無効化
スケジュールされたバックアップを無効化する手順:
Exadataシステム内の最初の計算ノードにopc
ユーザーとして接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
注意:
最初の計算ノードを決定するには、任意の計算ノードにgrid
ユーザーとして接続し、次のコマンドを実行します。
$ $ORACLE_HOME/bin/olsnodes -n
最初のノードには、ノード名の横に数字の1がリストされます。
rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。
$ sudo -s
#
システム全体のcrontab
ファイルを含む/etc
ディレクトリに移動します。
# cd /etc
構成を保存するためにcrontab
ファイルのコピーを作成します。例:
# cp crontab crontab.bak
元のcrontab
ファイルを編集して、ファイルから次の行を削除します。
01 01 * * * root /home/oracle/bkup/dbname/obkup -dbname=dbname
or
MM HH * * * root /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api bkup_start --dbname=dbname
ここで、dbnameは対象となるデータベースの名前であり、HH:MMはバックアップ時間(24時間制)です。
注意:
行はコメント・アウトできません。削除する必要があります。 Exadata環境で複数のデータベース・デプロイメントがサポートされる場合、削除する行が複数ある場合があります。 各エントリの形式は、データベースのデプロイメントが作成された時点のExadata Cloud Machine環境のクラウド・ツールのバージョンによって決まります。ファイルを保存して、エディタを終了します。
rootユーザーのコマンド・シェルを終了し、計算ノードから切断します。
# exit $ exit
スケジュールされたバックアップの再有効化
スケジュールされたバックアップを再び有効化する手順:
opc
ユーザーとして、計算ノードに接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。
$ sudo -s
#
バックアップ・スケジュールを無効化したときに作成したcrontab.bakファイルを、元の名前のcrontab
にコピーします。
# cp /etc/crontab.bak /etc/crontab
rootユーザーのコマンド・シェルを終了し、計算ノードから切断します。
# exit $ exit