統合をクローニングし、事前作成済統合をカスタマイズするか、既存の統合をIntegration Cloud Serviceにインポートした後、統合環境の要件に応じて接続情報(WSDL、ユーザー名およびパスワード)を更新します。 指定する接続WSDLにカスタム・フィールドが含まれるか、接続WSDLが異なるバージョンを使用して更新されている場合、これらはマッパーに表示されません。 カスタム・フィールドまたは更新済フィールドをマッパーに表示するには、Oracle Integration Cloud Serviceでエンドポイントを再生成する必要があります。
例として、接続の1つ(Salesforce接続など)が設定されているWSDLが頻繁に変更されるため、最新のWSDLを統合に取り込める必要があるというシナリオがあるとします。 この場合、WSDLファイルを再生成することにより、インポートされたマッピングのカスタム・フィールドが削除されず、必要に応じて編集可能になります。 これにより、ソース要素とターゲット要素を完全に最初から再マッピングする必要がなくなります。
統合用のWSDLファイルを再生成するには、次のようにします。
注意:
新旧のWSDLの間でルート・レベルを異なるものにすることはできません。 異なる場合、WSDLの生成は失敗します。
- Integration Cloud ServiceのツールバーでDesignerをクリックします。
- 「Integrations」をクリックします。
Integrationsページが表示されます。
- WSDLを再生成する統合の名前をクリックします。 カスタマイズした統合は、統合名の右側の「BUILT BY ORACLE」と「Customized」という語で示されます。
個々のエンドポイントに対するWSDL、または統合のすべてのエンドポイントに対するWSDLを再生成できます。
- 統合の1つのエンドポイントに対するWSDLを再生成するには、適切なソース、ターゲット、リクエスト・エンリッチメントまたはレスポンス・エンリッチメントのアイコンをクリックします。
- Regenerate Artifactを選択します。

「図GUID-EF6009C7-B2C4-4803-857B-BB4D0F5928BC-default.pngの説明」
WSDLの再生成が統合のマッピングに影響することを知らせるメッセージが表示されます。
- 「Yes」をクリックします。
これによってWSDLとその依存アーティファクト(ある場合)が再生成され、マッピングの際にすべてのカスタム要素が表示されます。 事前作成された統合からインポートされたマッピングは削除されません。 マップが検証され、影響を受けたマップには警告(黄色のアイコン)またはエラー(赤色のアイコン)が表示されます。 警告とエラーの両方が1つのマッパーに存在する場合は、エラー・アイコンのみが表示されます。 マッパーがカスタマイズされていることを示すアイコン(青色のアイコン)は、マッパーの下部に表示されます。
- 統合のすべてのエンドポイントのWSDLを再生成するには、ページの一番上のActionsを選択します。

図GUID-654157A4-3AE6-43B1-9888-19A5B43FDB38-default.pngの説明
- 「エンドポイントを再生成」をクリックします。
WSDLの再生成が統合のマッピングに影響することを知らせるメッセージが表示されます。
- 「Yes」をクリックします。
これによってWSDLとその依存アーティファクト(ある場合)が再生成されます。動作は手順4の説明と同じです。