ノードのスケーリング
/paas/service/jcs/api/v1.1/instances/{identityDomainId}/{serviceId}/{serverName}
スケーリングできるのはWebLogic Serverクラスタ内の管理サーバー・ノードと管理対象サーバー・ノードのみです。 Oracle Java Cloud Serviceでは、サービス・インスタンス内の他のノード(Coherenceデータ層のロード・バランサ・ノードまたは容量単位ノードなど)についてはスケーリングをサポートしていません。
ブロック・ストレージを新しいボリュームまたは次のいずれかの既存ボリュームに追加できます。
- バックアップのストレージ・ボリューム(管理サーバー・ノードのみ)
- ドメイン・ホームのストレージ・ボリューム
- Oracle Fusion Middlewareホームのストレージ・ボリューム
ストレージ・ボリュームからブロック・ストレージを削除することはできません。
ノードのスケーリングは、Oracle Java Cloud Service - Virtual Imageインスタンスではサポートされていません。
リクエスト
- application/json
- identityDomainId
-
型:
string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceアカウントのアイデンティティ・ドメインID (Oracle Public Cloudの場合)。Oracle Java Cloud Serviceインスタンスのテナント名(Oracle Cloud Machineの場合)。
- serverName
型:string
必須:true
ブロック・ストレージ容量を増やすノード(管理サーバーまたは管理対象サーバー)の名前。- serviceId
型:string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの名前。ヘッダー・パラメータ- X-ID-TENANT-NAME
-
型:
string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceアカウントのアイデンティティ・ドメインID (Oracle Public Cloudの場合)。Oracle Java Cloud Serviceインスタンスのテナント名(Oracle Cloud Machineの場合)。
本文パラメータリクエスト本文では、ノードに対するスケーリング・リクエストの詳細を定義します。ルート・スキーマ: scalenode-request- additionalStorage
-
型:
string
ブロック・ストレージを増加する必要のあるサイズ(GB)。scalingVolume
属性を使用して、ストレージ・ボリュームを指定できます。 ストレージ・ボリュームが指定されていない場合、新しいストレージ・ボリュームが作成されます。 - ignoreManagedServerHeapError
-
型:
boolean
スケール・ダウン・リクエストを受け入れる前に、管理対象サーバーのヒープ違反を無視する(true
)か、ヒープ違反を実行する(false
)かを示すフラグ。 デフォルトはfalse
です。フラグが設定されていないか、
false
の場合は、スケーリングの前にヒープ違反が実行されます。 検証エラーが生成されない場合は、スケール・ダウン後の新しいシェイプで管理対象サーバーのJVMが再起動されます。フラグが
true
の場合、ヒープ違反は実行されません。 フラグにtrue
を設定する前に、スケール・ダウン後の新しいシェイプで管理対象サーバーのJVMを再起動するために、-Xms
値が十分に低いことを確認します。-Xms
値は、シェイプに関連付けられているメモリー・サイズの1/4より低くしてください。 必要に応じて、WebLogic Server管理コンソールを使用し、サーバー起動引数の値を編集します。 - scalingVolume
-
型:
string
ブロック・ストレージを追加する必要のあるストレージ・ボリューム。 この属性はリクエスト内でadditionalStorage
属性を指定する場合にのみ有効です。 指定されていない場合、新しいストレージ・ボリュームが作成されます。有効な値は次のとおりです。
backup
- ブロック・ストレージをバックアップ・ストレージ・ボリュームに追加します。 これは管理サーバー・ノードをスケーリングする場合にのみ有効です。domains
- ブロック・ストレージをドメイン・ホーム・ストレージ・ボリュームに追加します。middleware
- ブロック・ストレージをOracle Fusion Middlewareホーム・ストレージ・ボリュームに追加します。
- shape
-
型:
string
必須:true
必要なコンピューティング・シェイプ。この属性は必須です。 コンピューティング・シェイプを変更しない場合は、この値を現在のコンピューティング・シェイプと一致するように設定します。
有効なシェイプは次のとおりです。
- oc3: 1つのOCPU、7.5GBのメモリー
- oc4: 2つのOCPU、15GBのメモリー
- oc5: 4つのOCPU、30GBのメモリー
- oc6: 8つのOCPU、60GBのメモリー
- oc7: 16個のOCPU、120GBのメモリー
- oc1m: 1つのOCPU、15GBのメモリー
- oc2m: 2つのOCPU、30GBのメモリー
- oc3m: 4つのOCPU、60GBのメモリー
- oc4m: 8つのOCPU、120GBのメモリー
- oc5m: 16個のOCPU、240GBのメモリー
Oracle Public Cloudでのシェイプの詳細は、『Oracle Compute Cloud Serviceの使用 (for PaaS)』のマシン・イメージとシェイプに関する項を参照してください。
レスポンス
サポートされているメディア・タイプ- application/json
202 ResponseAccepted. 返される可能性のあるその他のHTTPステータス・コードの詳細は、「ステータス・コード」を参照してください。Location
ヘッダーは、スケール操作のステータスにアクセスする際に使用できるREST URIを返します(「ジョブID別サーバー操作のステータスの表示」を参照)。本文レスポンス本文には、ノードに対するスケール操作に関する情報が含まれます。ルート・スキーマ: scalenode-responseネストされたスキーマ: detailsタイプ:object
スケール操作の詳細をグループ化します。- jobId
-
型:
string
スケール操作のジョブID。 - message
-
型:
string
操作を説明するシステム・メッセージ。 たとえば、scaleup.job.submitted
です
例
次の例では、cURLを使用してRESTリソースに対するPUTリクエストを発行することによって管理サーバー・ノードをスケール・アップする方法を示しています。
注意: この例のコマンドでは、URL構造https://rest_server_url/resource-pathが使用されています。ここで、rest_server_urlはアイデンティティ・ドメインまたはテナント名を問い合せるためのOracle Public CloudまたはOracle Cloud MachineのRESTサーバーです。 Oracle Public CloudまたはOracle Cloud Machineに使用する適切なURL構造の詳細は、リクエストの送信を参照してください。
cURLコマンド
curl -i -X PUT -u username:userPassword1! -d @scale.json -H "Content-Type:application/json" -H "X-ID-TENANT-NAME:ExampleIdentityDomain" https://rest_server_url/paas/service/jcs/api/v1.1/instances/ExampleIdentityDomain/ExampleInstance/ExampleI_server_1
リクエスト本文の例
JSON形式のリクエスト本文の例を次に示します。
{ "additionalStorage": "1", "scalingVolume" : "backup", "shape": "oc4" }
レスポンス・ヘッダーの例
次にレスポンス・ヘッダーの例を示します。
Locationヘッダーは、スケール操作のステータスにアクセスする際に使用できるREST URIを返します(「ジョブID別サーバー操作のステータスの表示」を参照)。
HTTP/1.1 202 Accepted Date: Thu, 29 Jan 2015 21:20:52 GMT Transfer-Encoding: chunked Location: https://rest_server_url/paas/service/jcs/api/v1.1/instances/ExampleIdentityDomain/ExampleInstance/servers/history/job/17 Content-Type: application/json
レスポンス本文の例
JSON形式で返されるレスポンス・ドキュメントの例を次に示します。
{ "status": "New", "details": { "message": "scaleup.job.submitted", "jobId": "17" } }