クラスタのスケール・アウト
/paas/service/jcs/api/v1.1/instances/{identityDomainId}/{serviceId}/servers/{name}
?createClusterIfMissing=true
問合せパラメータを使用して、クラスタが存在しない場合にクラスタを作成します。 デフォルトでは、管理対象サーバーの名前はドメイン名の最初の8文字から生成され、first8charsOfDomainName_server_n
という形式になります(nは1から始まり、それぞれが一意の名前になるように管理対象サーバーを追加するたびに1ずつ増分されます)。
この項は、Oracle Coherenceが有効なサービス・インスタンスをスケーリングする場合、アプリケーション層のスケール・アウトのみに適用されます。 Coherenceデータ層をスケール・アウトするには、「Coherenceデータ層のスケーリング」を参照してください。
クラスタのスケーリングは、Oracle Java Cloud Service - Virtual Imageインスタンスではサポートされていません。
クラスタのスケーリングは、WebLogic Server Standard Editionに基づくOracle Java Cloud Serviceインスタンスではサポートされません。
Oracle Public Cloudの場合: Oracle Exadataデータベースを使用するサービス・インスタンスをスケール・アウトしている場合は、問合せパラメータ?ipReservation=ip_reservation_name
を使用して、予約されたIPアドレスを新しいノードに割り当てる必要があります。 スケールアウトする前に、追加するマネージド・サーバーのIP予約を取得する必要があります。IP予約なしでクラスタをスケールアウトすることはできません。 IP予約のリクエストを発行する方法の詳細は、Database Exadata Cloud ServiceでJava Cloud Serviceをプロビジョニングするための認証されたIPをリクエストする方法(MOSノート2163568.1)というMy Oracle Supportのドキュメントを参照してください。
リクエスト
- identityDomainId
-
型:
string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceアカウントのアイデンティティ・ドメインID (Oracle Public Cloudの場合)。Oracle Java Cloud Serviceインスタンスのテナント名(Oracle Cloud Machineの場合)。
- name
型:string
必須:true
管理対象サーバーの追加先のクラスタの名前。- serviceId
型:string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの名前。問合せパラメータ- createClusterIfMissing
-
型:
boolean
スケール・アウト操作中に新しいクラスタを作成するかどうかを示すフラグ。 このフラグのデフォルトはfalse
です。 指定しない場合、管理対象サーバーは既存のクラスタに追加されます。- ipReservation
型:string
必須:true
この属性は、Oracle Public Cloudでのみ使用できます。 Oracle Exadataデータベースを使用するサービス・インスタンスをスケール・アウトする場合にのみ必要であり、有効となります。未使用のIP予約の名前。 スケール・アウト操作中に、事前割当てされたIPアドレスが新しい管理対象サーバー・ノードに割り当てられます。
ヘッダー・パラメータ- X-ID-TENANT-NAME
-
型:
string
必須:true
Oracle Java Cloud Serviceアカウントのアイデンティティ・ドメインID (Oracle Public Cloudの場合)。Oracle Java Cloud Serviceインスタンスのテナント名(Oracle Cloud Machineの場合)。
レスポンス
サポートされているメディア・タイプ- application/json
202 ResponseAccepted. 返される可能性のあるその他のHTTPステータス・コードの詳細は、「ステータス・コード」を参照してください。本文レスポンス本文には、スケール操作に関する情報が含まれます。ルート・スキーマ: scale-responseネストされたスキーマ: detailsタイプ:object
スケール操作の詳細をグループ化します。- jobId
-
型:
string
スケール操作のジョブID。 - message
-
型:
string
操作を説明するシステム・メッセージ。 たとえば、scaleup.job.submitted
です
例
次の例では、cURLを使用してRESTリソースに対するPOSTリクエストを発行することによって、Oracle Java Cloud Serviceインスタンスをスケール・アウトする方法を示しています。 スケール・アウト・リクエストごとに、1つのノードのみが追加されます。
注意: この例のコマンドでは、URL構造https://rest_server_url/resource-pathが使用されています。ここで、rest_server_urlはアイデンティティ・ドメインまたはテナント名を問い合せるためのOracle Public CloudまたはOracle Cloud MachineのRESTサーバーです。 Oracle Public CloudまたはOracle Cloud Machineに使用する適切なURL構造の詳細は、リクエストの送信を参照してください。
cURLコマンド
curl -i -X POST -u username:userPassword1! -H "X-ID-TENANT-NAME:ExampleIdentityDomain" https://rest_server_url/paas/service/jcs/api/v1.1/instances/ExampleIdentityDomain/ExampleInstance/servers/ExampleI_cluster
IP予約名の問合せパラメータを指定したcURLコマンド(Oracle Public Cloudの場合のみ)
Oracle Exadataデータベースを使用しているサービス・インスタンスをスケールアウトする場合は、queryパラメータを指定した次のコマンドが必要です。 これはOracle Public Cloudにのみ適用されます。
curl -i -X POST -u username:userPassword1! -H "X-ID-TENANT-NAME:ExampleIdentityDomain" https://rest_server_url/paas/service/jcs/api/v1.1/instances/ExampleIdentityDomain/ExampleInstance/servers/ExampleI_cluster?ipReservation=ipres04
レスポンス・ヘッダーの例
レスポンス・ヘッダーの例を次に示します。
HTTP/1.1 202 Accepted Date: Thu, 29 Jan 2015 21:20:52 GMT Transfer-Encoding: chunked Location: https://rest_server_url/paas/service/jcs/api/v1.1/instances/ExampleIdentityDomain/servers/history/job/17 Content-Type: application/json
レスポンス本文の例
JSON形式で返されるレスポンス・ドキュメントの例を次に示します。
{ "status": "New", "details": { "message": "JASS-SCALING-037: Scale out Job (ID: 17) for service [ExampleInstance] in cluster [ExampleI_cluster] submitted", "jobId": "17" } }