Oracle SOA Cloud Serviceには、次のアプリケーションをクラウドで実行するためにPaaS (Platform as a Service)コンピューティング・プラットフォーム・ソリューションが用意されています。
Oracle SOA Suite
Oracle Service Bus
Oracle Managed File Transfer
Oracle Real-Time Integration Business Insight
Oracle Business Activity Monitoring
Oracle B2B
Oracle SOA Suiteにより、コンポジット・アプリケーションの設計、デプロイおよび管理のためのサービス・インフラストラクチャ・コンポーネントの完全なセットが提供されます。 スイートのコンポーネントの詳細は、「Oracle SOA Cloud Serviceのコンポーネントについて」を参照してください。
Oracle SOA Cloud Serviceは、インスタンスのコンピュート・ノードをプロビジョニングする際、アクティブ高可用性(HA)ポリシーを使用します。 アクティブ・ポリシーを使用すると、プライマリ・コンピュート・ノードが失敗した場合に仮想マシン(VM)が同じ計算ゾーンにある別の物理計算ノードに自動的にフェイルオーバーされます。
Oracle SOA Cloud Serviceでは、豊富な機能が提供され、次のような方法で時間と費用を節約できます。
コストの削減。 ITのメンテナンスや管理のコストを削減できます。 ユーザーには管理者ロールが付与されますが、プラットフォームのプロビジョニング、インストールおよびドメイン構成を、すべてオラクル社が処理します。 Oracle SOA Cloud Serviceはサブスクリプション・ベース、つまり、サービスを使用するときにのみ支払います。 ハードウェアやITの専門知識への大きな投資は必要ありません。 これにより、ユーザーは、設計、テスト、および統合ソリューションのデプロイメントに完全に集中できます。
クラウドにテスト環境を作成します。 プライベート・クラウドにアプリケーション・テスト環境をすばやく作成できます。
さらには、事業をクラウドに展開して、必要とするところにOracle SOA Suiteプロジェクトをデプロイできます。 たとえば、Oracle Sales Cloudの新規顧客アカウントをSiebelアプリケーションと統合できます。 これにより、Oracle Sales Cloudを介して商品を購入した顧客が、Siebelシステムを介してその製品のサポートを受けることが可能になります。 この同じOracle Sales Cloudのイベントにより、オンプレミスの金融アプリケーションに顧客アカウントの情報を同期させ、請求および売掛金モジュールで顧客からの支払いを確実に受け取ることができます。
非同期メッセージング用のOracle Messaging Cloud Serviceを介してオンプレミスのアプリケーションに接続でき、Webサービスにより、DMZ内のWebプロキシまたは仮想プライベート・ネットワークを介してオンプレミスのOracle Service BusまたはOracle SOA Suiteインフラストラクチャに接続できます