マシン・イメージは、仮想マシン・インスタンスを起動するために使用するハード・ディスク・スナップショットです。 マシン・イメージ・アーカイブは、単一Rawディスク・イメージ(パーティション表およびカーネルを含みます)で、tarアーカイブのルートに格納し、gzipで圧縮する必要があります。 すべてのマシン・イメージは、Oracle Public Cloud Machineテンプレートに基づいている必要があります。 マシン・イメージ・テンプレートは、Oracle Cloud Administratorでのみ作成されます。 マシン・イメージおよびテンプレートの作成方法の詳細は、『Oracle Compute Cloud Serviceの使用』を参照してください。
このコマンドを使用すると、システムに新しいマシン・イメージを追加できます。
注意:
プライベート・マシン・イメージのみをシステムに追加できます。 システムにパブリック・マシン・イメージを作成するには、Oracle Cloud Administratorに問い合せてください。構文
oracle-compute add machineimage name file [--attributes] [--quota]
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
name | マシン・イメージの一意の階層名。 たとえば、/mytenant/public/mymachineimage です
オブジェクト名には、英数字、ハイフン、およびピリオドのみを使用できます。 オブジェクト名は大文字と小文字が区別されます。 |
file | ディスク・イメージを含むファイルの名前(.tar.gz ) |
--attributes |
(オプション)起動時にこのマシン・イメージのインスタンスに渡すことができるユーザー定義のパラメータ。 これらのパラメータはJSONオブジェクトとして渡されます。 構文(キー/値のペア): '{ "key1": "value1", "key2": "value2" }' 起動時にこのマシン・イメージのインスタンスに渡すことができるユーザー定義のパラメータ。 これらのパラメータはJSONオブジェクトとして渡されます。 たとえば、起動時にマシン・イメージに渡されるデータベース・サーバーの場所およびログインの詳細を指定できます。 属性の詳細は、『Oracle Compute Cloud Serviceの使用』のオーケストレーション・テンプレートに関する項を参照してください。 |
--quota | (オプション)このイメージが作成される割当て制限 |
例
$ oracle-compute add machineimage /mytenant/public/mymachineimage image.tar.gz
このコマンドを使用すると、既存のマシン・イメージを削除できます。
注意:
自分が作成したプライベート・マシン・イメージのみを削除できます。構文
oracle-compute delete machineimage name
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
name | マシン・イメージの一意の階層名。 たとえば、/mytenant/public/mymachineimage です |
例
$ oracle-compute delete machineimage /mytenant/public/mymachineimage
このコマンドを使用すると、1つ以上のマシン・イメージをダウンロードできます。
構文
oracle-compute download machineimage path [--outputdir]
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
path | マシン・イメージのフル・パス名。 単一のマシン・イメージのフル・パス名またはコンテナのいずれかを指定できます。 コンテナを指定した場合、そのコンテナにあるすべてのマシン・イメージがダウンロードされます。 |
--outputdir | (オプション)すべてのマシン・イメージがダウンロードされるディレクトリを指定します |
例
$ oracle-compute download machineimage /oracle/public/oel6
このコマンドを使用すると、特定のコンテナ内のマシン・イメージを検出できます。
構文
oracle-compute discover machineimage container
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
container | マシン・イメージの階層的な名前空間 |
例
$ oracle-compute discover machineimage /oracle/public
サンプル出力
$ oracle-compute discover machineimage /oracle/public entry /oracle/public/linux5_16.1.2_64 /oracle/public/linux6_16.1.2_64 /oracle/public/linux6_12.2.1.0.0_64_jaas_16.2.1.0.103
このコマンドを使用すると、特定のマシン・イメージの情報を取得できます。
構文
oracle-compute get machineimage name
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
name | マシン・イメージの一意の階層名。 たとえば、/mytenant/public/mymachineimage です |
例
oracle-compute get machineimage /oracle/public/linux6_16.1.2_64 -f json
サンプル出力
$ oracle-compute get machineimage /oracle/public/linux6_16.1.2_64 -f json { "list": [ { "name": "/oracle/public/linux6_16.1.2_64", "sizes": { "uploaded": 2176821211, "total": 2176821211, "decompressed": 19327352832 }, "no_upload": false, "quota": null, "uri": "https://api/machineimage/oracle/public/linux6_16.1.2_64", "state": "available", "signed_by": null, "file": "https://api:443/machineimage/oracle/public/linux6_16.1.2_64", "checksums": null, "attributes": {}, "error_reason": null, "audited": null } ] }
このコマンドを使用すると、特定のコンテナ内のマシン・イメージの情報を取得できます。
構文
oracle-compute list machineimage container [--quota]
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
注意:
このコマンドの出力は、オプション・パラメータに基づいてフィルタリングされます(指定されている場合)。パラメータ | 説明 |
---|---|
container | マシン・イメージの階層的な名前空間 |
--quota | (オプション)イメージに関連付けられる割当て制限 |
例
$ oracle-compute list machineimage /oracle/public
サンプル出力
$ oracle-compute list machineimage /oracle/public -F name,quota,state name quota state /oracle/public/linux5_16.1.2_64 None available /oracle/public/linux6_16.1.2_64 None available /oracle/public/linux6_12.2.1.0.0_64_jaas_16.2.1.0.103 None available