ストレージ・アタッチメントの管理

ストレージ・アタッチメントは、ストレージ・ボリュームとインスタンス間の関連付けです。起動時(オーケストレーションで起動プランを使用して)またはインスタンスの実行後(UI、CLIおよびAPIを使用して)のいずれかに、インスタンスにストレージ・ボリュームをアタッチできます。各ボリュームは、一度に1つのインスタンスにのみアタッチできます。インスタンスからストレージ・ボリュームをデタッチするには、関連付けられたストレージ・アタッチメント・オブジェクトを削除します。

注意:

ストレージ・アタッチメントは、インスタンス所有者のテナント名前空間内に存在する必要があります。

トピック:

add storageattachment

このコマンドを使用すると、インスタンスにストレージ・ボリュームをアタッチできます。

構文

oracle-compute add storageattachment instance_name storage_volume_name index

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
instance_name	ボリュームがアタッチされるインスタンスの名前
storage_volume_name	インスタンスがアタッチされるストレージ・ボリュームの名前
index	ボリュームのインデックス番号。指定できる範囲は1から10までです。インデックスによって、このボリュームがインスタンスに公開されるときのデバイス名が決定されます(たとえば、`/dev/sdal1`)。デバイス・マッピングの索引は次のとおりです: 1-`/dev/xvdb` 2-`/dev/xvdc`、など

例

$ oracle-compute add storageattachment /mytenant/public/1a9ce3a1-ddba-44f7-9cc5-04c77f6523bc /mytenant/public/storagevolume-data 1

delete storageattachment

このコマンドを使用すると、特定のインスタンスからストレージ・ボリュームをデタッチできます。

インスタンスがrunning状態にある場合は、まずインスタンス内のストレージ・ボリュームをunmountする必要があります。インスタンスにログインしてストレージ・ボリュームを特定し、コマンドumount path-to-disk-mount-pointを使用してストレージ・ボリュームをアンマウントします。

構文

oracle-compute delete storageattachment name

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
name	削除されるストレージ・アタッチメントのシステム生成名

例

$ oracle-compute delete storageattachment /mytenant/public/1a9ce3a1-ddba-44f7-9cc5-04c77f6523bc/8a6551a2-af25-4616-98e8-50db17da8f64

ストレージ・アタッチメントの詳細の取得

CLIを使用することによって、ストレージ・アタッチメントの詳細を取得できます。

トピック:

discover storageattachment

このコマンドを使用すると、特定のコンテナまたはサブコンテナ内のストレージ・アタッチメントを検出できます。

構文

oracle-compute discover storageattachment container

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
container	ストレージ・アタッチメントを含む階層的な名前空間

例

$ oracle-compute discover storageattachment /mytenant/public/

サンプル出力

$ oracle-compute discover storageattachment /mytenant/public/ 
entry 
/mytenant/public/1a9ce3a1-ddba-44f7-9cc5-04c77f6523bc/

get storageattachment

このコマンドを使用すると、特定のストレージ・アタッチメントの情報を取得できます。

構文

oracle-compute get storageattachment name

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

パラメータ	説明
name	ストレージ・アタッチメントのシステム生成名

例

$ oracle-compute get storageattachment /mytenant/public/960adf49-eefd-4f93-a300-2c798ba4a123/a74237e5-53a5-49e9-9167-f09f3697a6bb

サンプル出力

$ oracle-compute get storageattachment /mytenant/public/960adf49-eefd-4f93-a300-2c798ba4a123/a74237e5-53a5-49e9-9167-f09f3697a6bb -F storage_volume_name,index,hypervisor,state,readonly -ftab

storage_volume_name        index hypervisor state     readonly
/mytenant/public/vm2_vol02 2     None       attached  False

list storageattachment

このコマンドを使用すると、特定のコンテナ内のストレージ・アタッチメントの詳細をリストできます。

構文

oracle-compute list storageattachment container [--name] [--instance_name] [--state] [--storage_volume_name]

パラメータおよびオプション

次のパラメータは、このコマンドに固有です。一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。

注意:

このコマンドの出力は、オプション・パラメータに基づいてフィルタリングされます(指定されている場合)。

パラメータ	説明
container	ストレージ・アタッチメントを含む階層的な名前空間
--name	(オプション)サーバーによって自動生成される、アタッチメントの名前
--instance_name	(オプション)ボリュームがアタッチされるインスタンスの名前
--state	(オプション)アタッチメント状態。次の値がサポートされています。 `attaching` ストレージ・アタッチメントはインスタンスへのアタッチ中です。 `attached` ストレージ・アタッチメントはインスタンスにアタッチされました。 `detaching` ストレージ・アタッチメントはインスタンスへのデタッチ中です。 `unavailable` ストレージ・アタッチメントは使用できません。 `error` ストレージ・アタッチメントはエラー状態です。
--storage_volume_name	(オプション)インスタンスがアタッチされるストレージ・ボリュームの名前

例

$ oracle-compute list storageattachment /mytenant/public/

サンプル出力

$ oracle-compute list storageattachment /mytenant/public/ -Fname,state
name                                                                                       state
/mytenant/public/960adf49-eefd-4f93-a300-2c798ba4a123/a74237e5-53a5-49e9-9167-f09f3697a6bb attached
/mytenant/public/960adf49-eefd-4f93-a300-2c798ba4a123/eaa6406a-49ce-4912-b2bc-4e5b410c3735 attached
/mytenant/public/ff94e915-a1d1-4f0f-88de-cc41b91394d3/5d28def6-10fc-4b9e-b80c-f3849f1490c0 attached
/mytenant/public/ff94e915-a1d1-4f0f-88de-cc41b91394d3/836b7374-e56a-4adb-a53c-403d20b7895f attached