このコマンドを使用すると、新規ユーザーを追加できます。
注意:
テナント管理者のみが新規ユーザーを追加できます。構文
oracle-compute add user username fullname email [ --role] [ --password]
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
username | ユーザーの一意の階層名。 たとえば、/mytenant/myuser などです。
オブジェクト名には、英数字、ハイフン、およびピリオドのみを使用できます。 オブジェクト名は大文字と小文字が区別されます。 |
fullname | ユーザーのフル・ネーム |
有効な電子メール・アドレス | |
--role | (オプション)システム内のユーザーのロール。
Oracle Cloud管理者のみがこのオプションを指定できます。 ユーザーには、次のいずれかのロールを付与できます。
このオプションが指定されない場合、デフォルト・ロールの |
--password | (オプション)ユーザーのパスワード。 パスワードは、通常のファイルで指定するか、端末から入力する必要があります。
次のいずれかの方法でパスワードを指定できます。
このオプションを省略すると、パスワードの入力と確認を求められます。 パスワードは、暗号化された形式で保存されます。 ユーザーのパスワードは、次の要件を満たしている必要があります:
|
例
$ oracle-compute add user /mytenant/myuser “User name” name@example.com --password /root/myuser_pwd.txt
このコマンドを使用すると、既存のユーザーを削除できます。
注意:
テナント管理者のみがユーザーを削除できます。構文
oracle-compute delete user username
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
username | 削除するユーザーの階層名。 たとえば、/mytenant/myuser や/cloud/myuser などです。 |
例
$ oracle-compute delete user /mytenant/myuser
このコマンドを使用すると、ユーザー情報を更新できます。
注意:
テナント・ユーザーのみがパスワードと電子メール・アドレスを更新できます。構文
oracle-compute update user username [--fullname] [--email] [--role] [--password] [--blacklisted]
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
username | ユーザーの一意の階層名。 たとえば、/mytenant/myuser や/cloud/myuser などです。 |
--fullname | (オプション)ユーザーのフル・ネーム |
(オプション)有効な電子メール・アドレス | |
--role | (オプション)システム内のユーザーのロール。
Oracle Cloud管理者のみがこのオプションを指定できます。 ユーザーには、次のいずれかのロールを付与できます。
|
--password | (オプション)ユーザーのパスワード。 パスワードは、通常のテキスト・ファイルで指定するか、端末から入力する必要があります。
ユーザーのパスワードは、次の要件を満たしている必要があります:
|
--blacklisted | (オプション)ユーザーがブラックリストに登録されているかどうかを指定します。 |
例
$ oracle-compute update user /mytenant/myuser --email new.email@example.com
サンプル出力
uri username id fullname email customer role blacklisted https://api/user /mytenant/myuser f36f54ca-e8d2-4e56-9371-0acae392c4f1 myuserfull new.email@e mytenant /mytenant False
このコマンドを使用すると、ユーザーの認証資格証明を指定できます。
認証は、通常、ユーザーの資格証明をテストするために使用されます。 このコマンドによって、将来のCLIリクエストで使用できる認証Cookieが返されます。 このCookieをORACLE_COMPUTE_COOKIE環境変数にエクスポートできます。 Cookieをエクスポートすると、将来のCLIリクエストで-u
または-p
オプションを指定する必要がなくなり、かわりに、Cookieの認証情報が使用されます。
構文
次のコマンドのいずれかを使用して、ユーザーの認証資格証明を指定します。
oracle-compute auth user username password
oracle-compute authenticate user username password
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
username | ユーザーの名前 |
password | ユーザーのパスワード
注意: パスワードは、コマンドライン引数(この場合、値は、全ユーザーに対して読取り可能ではない、パスワードを含むテキスト・ファイルの名前である必要があります)として指定するか、コマンドから省略するか、端末から直接入力できます。 |
例
$ oracle-compute auth user /mytenant/administrator pwdfile.txt
サンプル出力
次のサンプルCookieが返されます。
export ORACLE_COMPUTE_COOKIE='{"identity": "{\"realm\": \"myExa-Site\", \"value\": \"{\\\"customer\\\": \\\"mytenant\...+Kpdvzg==\"}"}'
トピック:
このコマンドを使用すると、特定のコンテナ内のユーザーのリストを検出できます。
注意:
自分のテナント内のテナント・ユーザーのみを検出できます。構文
oracle-compute discover user container
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
container | ユーザーの階層的な名前空間 |
例
$ oracle-compute discover user /mytenant
サンプル出力
$ oracle-compute discover user /mytenant entry /mytenant/administrator /mytenant/myuser
このコマンドを使用すると、特定のユーザーの情報を取得できます。
注意:
自分のテナント内のテナント・ユーザーの情報のみを取得できます。構文
oracle-compute get user username
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
username | ユーザーの階層名。 たとえば、/mytenant/myuser や/cloud/myuser などです |
例
$ oracle-compute get user /mytenant/myuser
サンプル出力
$ oracle-compute get user /mytenant/myuser -F username,id,fullname,email,blacklisted uri username id fullname email blackisted https://api/.../ /mytenant/myuser b730fb22...e7 MyUser user@example.com False
このコマンドを使用すると、特定のコンテナ内のユーザーをリストできます。
注意:
自分のテナント内のテナント・ユーザーのみをリストできます。構文
oracle-compute list user container [--role]
パラメータおよびオプション
次のパラメータは、このコマンドに固有です。 一般的なコマンド・オプションで説明されている共通オプションを使用することもできます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
container | ユーザーの階層的な名前空間 |
--role | (オプション)システム内のユーザーのロール。
次のいずれかを指定することによって、ユーザー・ロールに基づいてリスト出力をフィルタできます。
|
例
$ oracle-compute list user /
サンプル出力
$ oracle-compute list user / -F username,role username role /mytenant/myuser1 /mytenant/users /mytenant/myuser2 /mytenant/users