oakcli configure vm
コマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォーム上の仮想マシンを構成し、ユーザー・ドメインへのリソース割当てを増加または削減します。
リソース割当ての変更を有効にするには、ドメインの再起動が必要です。
構文
oakcli configure vm name [-vcpu cpucount -maxvcpu maxcpu -cpuprio priority -cpucap cap -memory memsize -maxmemory max_memsize -os sys -keyboard lang -mouse mouse_type -domain dom -network netlist -autostart astart -disk disks -bootoption bootstrap -cpupool pool -prefnode 0|1 -failover true|false][-h]
パラメータ
パラメータ | 説明 |
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仮想マシンに割り当てられる名前。 |
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仮想マシンに割り当てられるノード数。範囲は、1から72です。この数はOracle Database Appliance構成によって異なります。
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仮想マシンが使用できるCPUの最大数。範囲は、1から72です。この数はOracle Database Appliance構成によって異なります。
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CPU使用の優先度。値が大きいほど優先度が高くなります。範囲は、1から65535です。 |
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仮想マシンが利用できるCPUのパーセンテージ。範囲は、10から100です。 |
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仮想マシンに与えられるメモリー容量: (1から248)Gから(1から760)Gまたは(1から253952)Mから(1から778240)M (RAMに基づく)。デフォルトは、Mです。 |
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仮想マシンに許容されるメモリーの最大容量: (1から248)Gから(1から760)Gまたは(1から253952)Mから(1から778240)M (RAMに基づく)。デフォルトは、Mです。 |
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仮想マシンで使用されるオペレーティング・システム(WIN_2003、WIN_2008、WIN_7、WIN_VISTA、OTHER_WIN、OL_4、OL_5、OL_6、RHL_4、RHL_5、RHL_6、LINUX_RECOVERY、OTHER_LINUX、SOLARIS_10、SOLARIS_11、OTHER_SOLARISまたはNONE) |
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仮想マシンで使用されるキーボード(en-us、ar、da、de、de-ch、en-gb、es、et、fi、fo、fr、fr-be、fr-ca、hr、hu、is、it、ja、lt、lv、mk、nl、n--be、no、pl、pt、pt-br、ru、sl、sv、thまたはtr) |
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仮想マシンで使用されるマウス・タイプ(OS_DEFAULT、PS2_MOUSE、USB_MOUSEまたはUSB_TABLET) |
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ドメイン・タイプ(次のオプション):
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仮想マシンによって使用されるMACアドレスとネットワークのリスト。 |
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仮想マシンの起動オプション(always、restoreまたはnever) |
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仮想マシンによって使用されるディスク(スロット、ディスクタイプおよび内容)のリスト。 |
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仮想マシンのブートストラップに使用されるブート・オプション(PXE、DISKまたはCDROM) |
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仮想マシンに割り当てる名前付きCPUプール。 |
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仮想マシンが開始を試みる優先ノード(ノード0またはノード1)。このパラメータは、共有リポジトリに作成された仮想マシンに対してのみ有効です。 |
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(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。 |
使用上の注意
すべてのパラメータ(name
を除く)は、オプションです。
コマンドが動作するには、1つ以上のオプションのパラメータを含める必要があります。
仮想マシンを作成するときに、Processor Capを10から100%の間の割合で選択します。デフォルトは100%です。この値は、仮想マシンのvm.cfg
ファイル内のCPU使用率制限に変換されます。vm.cfg
ファイルに設定された値により、ゲストが使用できるCPU量が制限されます。Oracle VMで「Processor Cap」が100%に設定されている場合、vm.cfg
で設定される値は0で、CPU使用率に制限がないことを意味します。
関連項目:
Oracle VMリリース3.1のドキュメントには、前の表に示すオプションに関する詳細情報が記載されています。次のURLにあるライブラリにアクセスします。
http://docs.oracle.com/cd/E27300_01
たとえば、-domain dom
オプションの詳細は、「2.8 仮想マシン」を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E27300_01/E27309/html/vmusg-ovm-vms.html
例
このコマンドの例では、odarep01
という名の仮想マシンの仮想CPUの数を3に、仮想メモリー・サイズを4GBに変更します。
oakcli configure vm odarep01 -vcpu 3 -memory 4196