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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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oakcli configure vm

oakcli configure vmコマンドを使用して、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォーム上の仮想マシンを構成し、ユーザー・ドメインへのリソース割当てを増加または削減します。

リソース割当ての変更を有効にするには、ドメインの再起動が必要です。

構文

oakcli configure vm name [-vcpu cpucount -maxvcpu maxcpu -cpuprio priority 
-cpucap cap -memory memsize -maxmemory max_memsize -os sys -keyboard lang -mouse 
mouse_type -domain dom -network netlist -autostart astart -disk disks -bootoption
bootstrap -cpupool pool -prefnode 0|1 -failover true|false][-h]

パラメータ


パラメータ 説明

name

仮想マシンに割り当てられる名前。

-vcpu cpucount

仮想マシンに割り当てられるノード数。範囲は、1から72です。この数はOracle Database Appliance構成によって異なります。

  • Oracle Database Appliance X5-2: 範囲は1から72です。

  • Oracle Database Appliance X4-2: 範囲は1から48です。

  • Oracle Database Appliance X3-2: 範囲は1から32です。

  • Oracle Database Appliance: 範囲は1から24です。

-maxvcpu maxcpu

仮想マシンが使用できるCPUの最大数。範囲は、1から72です。この数はOracle Database Appliance構成によって異なります。

  • Oracle Database Appliance X5-2: 範囲は1から72です。

  • Oracle Database Appliance X4-2: 範囲は1から48です。

  • Oracle Database Appliance X3-2: 範囲は1から32です。

  • Oracle Database Applianceバージョン1: 範囲は1から24です。

-cpuprio priority

CPU使用の優先度。値が大きいほど優先度が高くなります。範囲は、1から65535です。

-cpucap cap

仮想マシンが利用できるCPUのパーセンテージ。範囲は、10から100です。

-memory memsize

仮想マシンに与えられるメモリー容量: (1から248)Gから(1から760)Gまたは(1から253952)Mから(1から778240)M (RAMに基づく)。デフォルトは、Mです。

-maxmemory max_memsize

仮想マシンに許容されるメモリーの最大容量: (1から248)Gから(1から760)Gまたは(1から253952)Mから(1から778240)M (RAMに基づく)。デフォルトは、Mです。

-os sys

仮想マシンで使用されるオペレーティング・システム(WIN_2003、WIN_2008、WIN_7、WIN_VISTA、OTHER_WIN、OL_4、OL_5、OL_6、RHL_4、RHL_5、RHL_6、LINUX_RECOVERY、OTHER_LINUX、SOLARIS_10、SOLARIS_11、OTHER_SOLARISまたはNONE)

-keyboard lang

仮想マシンで使用されるキーボード(en-us、ar、da、de、de-ch、en-gb、es、et、fi、fo、fr、fr-be、fr-ca、hr、hu、is、it、ja、lt、lv、mk、nl、n--be、no、pl、pt、pt-br、ru、sl、sv、thまたはtr)

-mouse mouse_type

仮想マシンで使用されるマウス・タイプ(OS_DEFAULT、PS2_MOUSE、USB_MOUSEまたはUSB_TABLET)

-domain dom

ドメイン・タイプ(次のオプション):

  • ハードウェア仮想化ゲスト(XEN_HVM)

    - カーネルまたはオペレーティング・システムが仮想化対応ではなく、変更せずに実行できます。

    - デバイス・ドライバがエミュレートされます。

  • 準仮想化ゲスト(XEN_PVM)

    - このゲストは仮想化対応であり、仮想化環境に最適化されています。

    - PVゲストは一般の理想的なデバイス・ドライバを使用します。

  • ハードウェア仮想化ゲスト(XEN_HVM_PV_DRIVERS)

    PVドライバはハイパーバイザー対応であり、エミュレートされたデバイスの入力/出力を大幅に減少します。

  • ハードウェア仮想化ゲスト(UNKNOWN)

-network netlist

仮想マシンによって使用されるMACアドレスとネットワークのリスト。

-autostart astart

仮想マシンの起動オプション(always、restoreまたはnever)

-disk disks

仮想マシンによって使用されるディスク(スロット、ディスクタイプおよび内容)のリスト。

-bootoption bootstrap

仮想マシンのブートストラップに使用されるブート・オプション(PXE、DISKまたはCDROM)

-cpupool pool

仮想マシンに割り当てる名前付きCPUプール。

-prefnode 0|1

仮想マシンが開始を試みる優先ノード(ノード0またはノード1)。このパラメータは、共有リポジトリに作成された仮想マシンに対してのみ有効です。

-failover true|false

-prefnodeパラメータで定義したノード以外のノードで、仮想マシンの起動または再起動を許可(キーワードtrueを使用)または禁止(キーワードfalseを使用)します。このパラメータは、共有リポジトリに作成された仮想マシンに対してのみ有効です。

-h

(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。


使用上の注意

  • すべてのパラメータ(nameを除く)は、オプションです。

  • コマンドが動作するには、1つ以上のオプションのパラメータを含める必要があります。

  • 仮想マシンを作成するときに、Processor Capを10から100%の間の割合で選択します。デフォルトは100%です。この値は、仮想マシンのvm.cfgファイル内のCPU使用率制限に変換されます。vm.cfgファイルに設定された値により、ゲストが使用できるCPU量が制限されます。Oracle VMで「Processor Cap」が100%に設定されている場合、vm.cfgで設定される値は0で、CPU使用率に制限がないことを意味します。

関連項目:

Oracle VMリリース3.1のドキュメントには、前の表に示すオプションに関する詳細情報が記載されています。次のURLにあるライブラリにアクセスします。

http://docs.oracle.com/cd/E27300_01

たとえば、-domain domオプションの詳細は、「2.8 仮想マシン」を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E27300_01/E27309/html/vmusg-ovm-vms.html

このコマンドの例では、odarep01という名の仮想マシンの仮想CPUの数を3に、仮想メモリー・サイズを4GBに変更します。

oakcli configure vm odarep01 -vcpu 3 -memory 4196