Oracle Appliance Manager (oakcli
)を使用して、サーバーにパッチを適用します。自動的なパッチ適用、または手動でのパッチ適用を使用できます。
サーバーにパッチを適用するには、自動的なパッチ適用の手順を選択するか、手動でのパッチ適用の手順を選択します。
My Oracle SupportからOracle Database Applianceパッチ・バンドルをダウンロードする必要があります。直接ダウンロードするか、USBメモリーにダウンロードし、それを使用してサーバー・ノードにファイルをコピーします。
自動的なサーバー・パッチ手順
サーバーの自動的なパッチ適用プロセスは、ノード1にパッチを適用したら自動的にノード0にパッチを適用するローリング・アップグレードです。この自動的な手順により、パッチ適用中もOracle Grid Infrastructureがノードのいずれかで動作し続けることができます。
My Oracle Supportからノード0にOracle Database Applianceパッチ・バンドルをダウンロードします。
rootユーザーとしてノード0にログインします。
コマンドoakcli update -patch version --server
を実行します。ここで、version
はパッチ・セット・バンドルのバージョンです。
次に例を示します。
#/opt/oracle/oak/bin/oakcli update -patch 12.1.2.7.0 --server
このコマンドは、ノード1のサーバーにパッチを適用します。このパッチ更新が完了したら、自動的にノード0にパッチを適用します。
パッチ・ステータス・レポートを確認します。
パッチの実行に合わせて、インストールの進捗状況を示す出力が表示されます。サーバーのパッチ更新の一部として、ノード1を再起動し、その後ノード0を再起動する必要があります。ノード0が停止して再起動を完了するまで待ってから、次の手順に進みます。
手動でのサーバー・パッチ手順
手動でのサーバー・パッチ手順では、ノードにログインし、ローカル・ノードのサーバー・パッチ更新を使用してOracle Appliance Manager (oakcli)を実行する必要があります。最初のノードでパッチ手順を実行した後で、2番目のノードにログインしてパッチを適用します。
My Oracle Supportからノード0にOracle Database Applianceパッチ・バンドルをダウンロードします。
rootユーザーとしてノード0にログインします。
Oracle Appliance Managerのコマンドoakcli update -patch version --server --local
を実行します。ここで、version
はパッチ・セット・バンドルのバージョンです。
次に例を示します。
#/opt/oracle/oak/bin/oakcli update -patch 12.1.2.7.0 --server --local
Oracle Appliance Managerコマンドは、ノード0でパッチを実行します。パッチの実行に合わせて、インストールの進捗状況を示す出力が表示されます。
Oracle Appliance Managerにより、ノードの再起動を求めるプロンプトが表示されます。ノードを再起動し、ノード0が停止して再起動を完了するまで待ってから、次の手順に進みます。
ノード0からログアウトし、rootユーザーとしてノード1にログインします。
--local
フラグを使用して、Oracle Appliance Managerをノード1で実行し、サーバーにパッチを適用します。
次に例を示します。
#/opt/oracle/oak/bin/oakcli update -patch 12.1.2.7.0 --server --local
Oracle Appliance Managerにより、ノードの再起動を求めるプロンプトが表示されます。ノードを再起動し、ノード0が停止して再起動を完了するまで待ちます。
両方のサーバーにパッチが適用されて再起動したら、次の手順に進みます。