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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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ステップ3: パッチの適用が必要なコンポーネントの検証

oakcliを使用して、パッチのアップグレードを開始する前に問題がないか確認します。

パッチをインストールする前に、ノード0でoakcli validateコマンドを使用して、依存関係の欠落やパッチのインストールで問題が発生する可能性のある競合など、使用環境で発生する可能性のある問題がないか確認します。競合は、標準の構成をカスタマイズする場合に発生する可能性があります。oakcli validateコマンドは、パッチ適用を必要とするコンポーネントをリストするレポートを表示します。-verフラグを使用して示すサポートされるバージョンに対して、コンポーネントがUp-to-dateとして一覧に表示される場合、そのコンポーネントはパッチを適用する必要がありません。

次の構文を使用してoakcli validateコマンドを実行し、システムを検証します。ここで、patch_versionはシステムを検証するパッチのバージョンです。

oakcli validate -c ospatch -ver patch_version

例1-1 Oracle Database Applianceパッチ・セット12.1.2.7の準備状況の検証

12.1.2.7パッチ・バンドルをインストールする前に、次のコマンドを使用して、システムに問題がないか確認します。

12.1.2.7パッチ・セットに対してパッチの検証チェックを実行します。

# oakcli validate -c ospatch -ver 12.1.2.7.0

これらのコマンドの出力により、パッチを環境にインストールできるかどうかが通知されます。コマンドからの出力に(サーバーに欠落したRPM依存があるなどの)問題があることが示されている場合は、問題を解決して、oakcli validateをもう一度実行します。

注意:

これらのコマンドは、ローカル・ノードでのみ実行されます。Oracle Database Applianceの両方のノードを確認するには、両方のノードでコマンドを実行します。