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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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Oracle Database Applianceの構成エラー・メッセージ

Oracle Database Applianceの構成中にエラーが発生した場合、次のメッセージおよび処置を確認してください。

Error Encountered in Step 11 Validation VIP appears to be up on the network

原因: このメッセージが表示される可能性が高いのは、前のデプロイをクリーンアップせずにエンドユーザー・バンドルを再デプロイしようとする場合です。このエラーが発生するのは、Oracle Database Applianceに割り当てられたアドレスに既存のVIPが構成されていることが原因です。

処置: ノード0でcleanupDeploy.plを実行してから、Oracle Appliance Managerを再起動します。

Error CRS-4402: The CSS daemon was started in exclusive mode but found an active CSS daemon on node oda2-1, number 1, and is terminating

原因: このエラーが発生するのは、Oracle Grid Infrastructure CSSデーモンがノードをスタンドアロン・クラスタ・ノードとして開始しようとしたが、起動時に他のクラスタ・ノードが実行されていることを検出し、クラスタに結合するためにクラスタ・モードに変更しようとした場合です。

処置: このエラーは無視してください。

インストールにはハード・ドライブのパーティション化が必要です。

原因: このメッセージは、2つのオペレーティング・システム・ディスクのうち1つがインストールされていないが、オペレーティング・システムを再イメージしようとしている場合に、ノード上で発生します。

処置: 両方のオペレーティング・システム・ディスクがインストールされ、使用可能であることを確認します。

マシン・チェック例外 ...これはソフトウェアの問題ではありません。

原因: ハードウェア・システム・エラーがあります。

処置: Oracle ILOMリモート・コンソールにログインし、ハードウェア・エラーを特定します。

ボリューム・コントロールのGStreamerプラグインおよび/またはデバイスが見つかりません

原因: Oracle ILOMリモート・リダイレクション・コンソールのサウンド・カードに必要なオペレーティング・システムのプラグインがインストールされていません。

処置: このメッセージは無視してください。コンソールのボリューム・コントロールは必要ありません。

再起動して適切なブート・デバイスを選択するか、選択したブート・デバイスにブート・メディアを挿入してキーを押してください

原因: 1つまたは両方のオペレーティング・システム・ディスクが使用できません。このメッセージは、システムの再イメージ中に「デフォルトのハード・ディスク」を選択したが、そのディスクが使用できない場合に発生します。

処置: 両方のオペレーティング・システム・ディスクがインストールされ、使用可能であることを確認します。

そのディレクトリのAoDB Linuxインストール・ツリーは、ご使用のブート・メディアに一致していない可能性があります。

原因: イメージ化オプションに「Default (use BIOS settings)」を選択したが、ディスクの片方または両方が使用できない場合、かつ両方のオペレーティング・ディスクがインストールされ、オペレーティング・システム・ディスクを再イメージするよう選択した場合に、ノード上でこのメッセージが発生します。

処置: 両方のオペレーティング・システム・ディスクが使用可能であることを確認します。

ERROR: Gateway IP is not pingable

原因: Windowsプラットフォームでは、Oracle Appliance Managerコンフィギュレータはポート7でエコー・サービスを使用してゲートウェイに接続します。エコー・サービスが無効である場合、おそらくセキュリティ上の理由により、pingが失敗します。

処置: ネイティブ・プラットフォームのpingコマンドを実行します。pingが成功した場合、コンフィギュレータの検証出力は無視できます。

ACFS Resources Failed to Start After Applying 2.2 INFRA Patch

原因: Oracle Database Applianceオペレーティング・システムのアップグレードには、Oracle LinuxからUnbreakable Enterprise Kernel (UEK)へのアップグレードが含まれます。Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)はOracle Linuxのすべてのバージョンでサポートされているわけではないため、オペレーティング・システムのアップグレードが成功すると、Oracle ACFSが事実上無効になる可能性があります。

Oracle Database Appliance 2.2へのアップグレードには、—infra—giおよび—databaseという3つのオプションがあります。—infraオプションには、Oracle LinuxからUEKへのアップグレードが含まれます。—infraで2.2にアップグレードする前は、オペレーティング・システムは11.2.0.2.x Grid Infrastructureを備えたOracle Linuxです。—infraでのアップグレード後、オペレーティング・システムは、UEK、およびUEKと互換性のない11.2.0.2.x Oracle ACFSです。

たとえば、Oracle Linux 2.6.32-300.11.1.el5uekにアップグレードすると、reco.acfsvol.acfsおよびora.registry.acfsが一時的にOFFLINE状態になります。これは、2.6.32-300.11.1.el5uekがOracle 11.2.0.2.x ACFSをサポートしていないためです。ただし、Oracle Grid Infrastructureを11.2.0.3.2にアップグレードすると、これらのコンポーネントは再度オンラインになります。

処置: —giオプションを使用してOracle Database Appliance 2.2にアップグレードします。このバージョンのソフトウェアには、UEKと連携して動作するOracle ACFSモジュールが含まれるOracle Grid Infrastructure 11.2.0.3.2が含まれます。

詳細は、My Oracle Supportのノート1369107.1を参照してください。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=1369107.1