Oracle Database Applianceの構成中にエラーが発生した場合、次のメッセージおよび処置を確認してください。
原因: このメッセージが表示される可能性が高いのは、前のデプロイをクリーンアップせずにエンドユーザー・バンドルを再デプロイしようとする場合です。このエラーが発生するのは、Oracle Database Applianceに割り当てられたアドレスに既存のVIPが構成されていることが原因です。
原因: このエラーが発生するのは、Oracle Grid Infrastructure CSSデーモンがノードをスタンドアロン・クラスタ・ノードとして開始しようとしたが、起動時に他のクラスタ・ノードが実行されていることを検出し、クラスタに結合するためにクラスタ・モードに変更しようとした場合です。
原因: このメッセージは、2つのオペレーティング・システム・ディスクのうち1つがインストールされていないが、オペレーティング・システムを再イメージしようとしている場合に、ノード上で発生します。
原因: Oracle ILOMリモート・リダイレクション・コンソールのサウンド・カードに必要なオペレーティング・システムのプラグインがインストールされていません。
原因: 1つまたは両方のオペレーティング・システム・ディスクが使用できません。このメッセージは、システムの再イメージ中に「デフォルトのハード・ディスク」を選択したが、そのディスクが使用できない場合に発生します。
原因: イメージ化オプションに「Default (use BIOS settings)」を選択したが、ディスクの片方または両方が使用できない場合、かつ両方のオペレーティング・ディスクがインストールされ、オペレーティング・システム・ディスクを再イメージするよう選択した場合に、ノード上でこのメッセージが発生します。
原因: Windowsプラットフォームでは、Oracle Appliance Managerコンフィギュレータはポート7でエコー・サービスを使用してゲートウェイに接続します。エコー・サービスが無効である場合、おそらくセキュリティ上の理由により、pingが失敗します。
原因: Oracle Database Applianceオペレーティング・システムのアップグレードには、Oracle LinuxからUnbreakable Enterprise Kernel (UEK)へのアップグレードが含まれます。Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)はOracle Linuxのすべてのバージョンでサポートされているわけではないため、オペレーティング・システムのアップグレードが成功すると、Oracle ACFSが事実上無効になる可能性があります。
Oracle Database Appliance 2.2へのアップグレードには、—infra
、—gi
および—database
という3つのオプションがあります。—infra
オプションには、Oracle LinuxからUEKへのアップグレードが含まれます。—infra
で2.2にアップグレードする前は、オペレーティング・システムは11.2.0.2.x Grid Infrastructureを備えたOracle Linuxです。—infra
でのアップグレード後、オペレーティング・システムは、UEK、およびUEKと互換性のない11.2.0.2.x Oracle ACFSです。
たとえば、Oracle Linux 2.6.32-300.11.1.el5uekにアップグレードすると、reco.acfsvol.acfs
およびora.registry.acfs
が一時的にOFFLINE状態になります。これは、2.6.32-300.11.1.el5uekがOracle 11.2.0.2.x ACFSをサポートしていないためです。ただし、Oracle Grid Infrastructureを11.2.0.3.2にアップグレードすると、これらのコンポーネントは再度オンラインになります。