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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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Oracle Database Applianceの管理グループおよびユーザー

Oracle Database Appliance構成は、そのメンバーにアプライアンスに対するシステム管理権限が付与されるオペレーティング・システムのグループおよびユーザーを作成します。

構成時に、2つの管理アカウントがOracle Database Applianceのために作成されます。それらは、ユーザーID (UID)が1000のgridユーザー、およびUIDが1001のoracleユーザーです。ユーザーgridは、Oracle Grid Infrastructureのインストール所有者です。ユーザーoracleはOracle Databaseのインストール所有者であり、すべてのOracle Databaseホーム(Oracleホーム)の所有者です。デフォルトで、これらのユーザーは、そのメンバーにOracle DatabaseおよびOracle Automatic Storage Managementを起動および管理する権限が付与されるオペレーティング・システム・グループのメンバーです。

次の表に、Oracleシステムの権限グループ、およびオペレーティング・システムの認証グループに関する情報を示します。


表2-1 Oracle Database Appliance上のオペレーティング・システムのグループおよびユーザー

Oracleシステムの権限 グループ名 グループID (GID) gridはメンバーである oracleはメンバーである
Oracleインベントリ・グループ(OINSTALL)

oinstall

1001

はい(主グループ)

はい(主グループ)

OSDBAグループ

dba

1002

いいえ

はい

Oracle RACグループのOSOPER

racoper

1003

はい

はい

ASMグループのOSDBA

asmdba

1004

はい

はい

ASMグループのOSOPER

asmoper

1005

はい

いいえ

Oracle ASMのOSASMグループ

asmadmin

1006

はい

いいえ


デプロイ時に初期データベースを作成する場合、SYSおよびSYSTEMユーザーのパスワードはwelcome1です。構成後に両方のユーザーのこのパスワードを速やかに変更し、これらの特権アカウントを使用したデータベースへの不正アクセスを防止します。

関連項目:

  • 『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイドfor Linux』

  • 『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』