Oracle Database Applianceは、最適化された、事前作成済の、すぐに使用できるクラスタ・データベース・システムで、デプロイ、操作および管理が容易です。Oracle Database Applianceでは、ハードウェアおよびソフトウェアを統合することにより、手動でアセンブルされた統合されていないソリューションの複雑さを解消します。Oracle Database Applianceを使用すると、インストールおよびソフトウェア・デプロイメント時間を数週間または数か月から数時間に短縮するとともに、最適状態には及ばず管理が困難なデータベース環境が構築される原因となることが多い構成エラーや設定エラーを防止できます。
このガイドは、Oracle Database Applianceを構成、管理および使用するユーザーを対象にしています。これには、次が含まれます。
システム管理者
ネットワーク管理者
データベース管理者
アプリケーション管理者およびユーザー
Oracle Databaseのアーキテクチャ、ツール、管理、またはアプリケーションのデプロイメントに関する情報は、Oracleドキュメントの本文に記載されており、Oracle Database Appliance固有の機能が含まれている場合を除き、このマニュアルには含まれていません。Oracle Database Applianceソフトウェアのユーザーは、その他のLinuxベースのOracle DatabaseおよびOracle Real Application Clustersインストールのユーザーと同等のスキルを有している必要があります。
このマニュアルでは次の表記規則を使用します。
規則 | 意味 |
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太字 |
太字は、グラフィカル・ユーザー・インタフェース要素を示します。 |
イタリック |
イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 イタリックは、新しい用語を示す場合もあります。 |
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段落内の固定幅フォントは、オペレーティング・システム・コマンドまたはファイル・パスを示します。別の行にある場合は、画面出力、またはコマンド例を示す可能性があります。 |
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固定幅フォントのイタリックは、コマンド・ライン内の変数を示します。その変数の場所に、ご使用のシステムに関する情報を入力します。 |
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ポンド (#) プロンプトは、Linuxオペレーティング・システムでスーパーユーザー(ルート・ユーザー)としてログインしていることを示します。 |