この章では、サーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ばれます)のパフォーマンスのトラブルシューティングまたは監視に使用できる診断ツールを紹介します。イベントでサービス・プロセッサ(SP)がハングした場合、またはアクセス不可になった場合にリセットする手順も紹介します。
注意:
この章で説明するほとんどのツールおよび手順は予約されており、Oracleサービス担当者から指示があった場合を除き、アプライアンス上で実行しないでください。Oracleには、サーバー・ノードとともに使用するために幅広く選択できる診断ツールが用意されています。これらのツールには、システムの消灯管理、サービス・プロセッサのリカバリ、電源投入時自己診断テスト(POST)、U-Boot診断起動テスト、UEFIまたはPc-Check診断の他、システム・コンポーネントのステータスを示すハードウェアのLEDも含まれます。
注意:
次の表内のリンクをクリックすると、Oracle Database Applianceライブラリの外部にある手順に移動します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。診断ツール | 主な機能 | 情報を探す場所 |
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Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) |
サーバーのステータスと環境の状態の監視、警告(SNMPトラップ、IPMI PET、リモートsyslog)の生成、障害の分離およびリモート・コンソールへのアクセスを行います。
注意 - Oracle Database Applianceのパッチ適用および更新はすべて、通常のOracle Database Applianceパッチ・セット・バンドルで実行されます。これにはBIOSおよびSPファームウェアが含まれます。これにより、ソフトウェアおよびファームウェアのコンポーネントのバージョンがすべて連携するようにサポートされます。パッチはMy Oracle Supportを通じて入手できます。 |
アプライアンスでサポートされているOraclel ILOMのバージョンに基づいて、適切なOracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)ドキュメント・ライブラリを参照してください。 |
Oracle ILOMの「Preboot」メニュー |
Oracle ILOMの「Preboot」メニューは、Oracle ILOMの実行中に解決できないOracle ILOMの問題を解決するために使用できるユーティリティです。Oracle ILOMの起動プロセスに割り込んで、設定を構成してから、Oracle ILOMの起動を続行できます。特に、Oracle ILOMルート・パスワードを工場出荷時のデフォルトにリセットし、シリアル・ポートへのOracle ILOMのアクセスをリストアできます。 |
アプライアンスでサポートされているOraclel ILOMのバージョンに基づいて、適切なOracle x86サーバー診断ガイドを参照してください。
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システムのインジケータおよびLED |
システムおよびそのコンポーネントのステータスを一目でわかるように表示します。 |
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電源投入時自己診断テスト(POST) |
システムのコア・コンポーネント(CPU、メモリーおよびマザーボードI/Oブリッジ統合回路)をテストします。 |
Oracle Database Appliance X3-2/X4-2/X5-2およびX6-2シリーズの場合は、アプライアンスでサポートされているOracle ILOMのバージョンに基づいて、適切なOracle x86サーバー診断ガイドを参照してください。
Oracle Database Applianceオリジナル・バージョンの場合は、次を参照してください。 |
U-Boot |
Oracle ILOMを起動する前に、SPの側面を初期化およびテストします。SPメモリー、SP、ネットワーク・デバイスおよびI/Oデバイスをテストします。 |
アプライアンスでサポートされているOraclel ILOMのバージョンに基づいて、適切なOracle x86サーバー診断ガイドを参照してください。
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UEFI診断(Oracle Database Appliance X4-2/X5-2およびX6シリーズ用) |
すべてのプロセッサ、メモリー、ディスク・ドライブおよびネットワーク・ポートに関する問題をテストおよび検出する、UEFIベースのユーティリティです。新しいOracleシステムで使用されます。 |
アプライアンスでサポートされているOraclel ILOMのバージョンに基づいて、適切なOracle x86サーバー診断ガイドを参照してください。
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Pc-Check (Oracle Database Appliance X3-2およびOracle Database Applianceオリジナル・バージョン用) |
すべてのマザーボード・コンポーネント(CPU、メモリーおよびI/O)、ポートおよびスロットをテストするDOSベースのユーティリティ。 |
アプライアンスでサポートされているOraclel ILOMのバージョンに基づいて、適切なOracle x86サーバー診断ガイドを参照してください。
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サービス・プロセッサのリセットが必要な場合(ファームウェアの更新後など)があります。ホストOSに影響を及ぼさずに、Oracle ILOMを使用してサーバー・ノードSPをリセットできます。ただし、この処理により現在のOracle ILOMセッションが切断され、リセットが完了するまで新しいセッションを開始できなくなります。
Oracle ILOM WebインタフェースまたはCLIを使用してSPをリセットする場合は、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)ドキュメント・ライブラリを参照してください。
http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs
注意:
アプライアンスでサポートされているOracle ILOMのバージョンに適用されるドキュメントを参照してください。『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』のサポートされているコンポーネントおよび機能に関する項を参照してください。Oracle ILOM WebインタフェースまたはCLIを使用してSPをリセットできない場合(SPがハングした場合など)は、次の表で説明されているSPリセット・ボタンを使用します。
注意:
次の表内のリンクをクリックすると、Oracle Database Applianceライブラリの外部にある手順に移動します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。Oracle Database Appliance X6-2シリーズの場合:
Oracle Database Appliance X6-2S | Oracle Database Appliance X6-2M |
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Oracle Database Appliance X3-2X4-2/X5-2およびOracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の場合:
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン) | Oracle Database Appliance X3-2 | Oracle Database Appliance X4-2 | Oracle Database Appliance X5-2 |
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