はじめに

『Oracle Databaseオブジェクト・リレーショナル開発者ガイド』では、Oracle Database, 12cリリース2 (12.2.0.1)のオブジェクト・リレーショナル機能の使用方法について説明します。このマニュアルの内容は、すべてのプラットフォームで動作するOracle Databaseのバージョンに適用されますが、システム固有の情報は含みません。

対象読者

『Oracle Databaseオブジェクト・リレーショナル開発者ガイド』は、Oracle環境で実行するための新規アプリケーションの開発または既存のアプリケーションの変換を行うプログラマを対象としています。オブジェクト・リレーショナル機能は、コンテンツ管理、データ・ウェアハウス、データ/情報統合および複雑な構造のデータを処理するアプリケーションでよく使用されます。オブジェクト・ビュー機能は、既存のリレーショナル・スキーマ上に新しいC++、C#、JavaまたはXMLアプリケーションを作成する場合に役立ちます。

このマニュアルは、アプリケーション・プログラミングの実践的な知識があり、Structured Query Language (SQL)を使用してリレーショナル・データベース内の情報にアクセスする操作を理解していることを前提としています。『Oracle Database SQL言語クイック・リファレンス』『Oracle Database PL/SQL言語リファレンス』および『Oracle Database 2日で開発者ガイド』の情報と、オブジェクト指向プログラミング手法を熟知している必要があります。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

関連ドキュメント

詳細は、次のOracleドキュメントを参照してください。

このマニュアルの例の多くは、Oracle Databaseのインストール時に基本インストール・オプションを選択した場合にデフォルトでインストールされるサンプル・スキーマを使用しています。これらのスキーマがどのように作成されているか、およびその使用方法については、『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』を参照してください。

無料のリリース・ノート、インストール・ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の資料をダウンロードするには、Oracle Technology Network (OTN)を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/index.html

このガイドを含むOracleドキュメントの最新バージョンは、次の場所を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/documentation/index.html

表記規則

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味

太字

太字は、操作に関連するグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。

イタリック

イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。

固定幅フォント

固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。