用語集

属性

要素のプロパティ。等号で区切られた名前および値で構成され、開始タグ内の要素名の後に含まれます。

たとえば、<Price units='USD'>5</Price>では、units(単位)が属性でUSDがその値です。値は、一重または二重引用符で囲む必要があります。属性は、ドキュメントまたはDocument Type Definition (DTD)内に格納できます。要素には多くの属性を指定できますが、その取得順序は定義されません。

バイナリXML

簡潔なXMLスキーマ対応形式を使用したExtensible Markup Language (XML)表現。

コールバック

1つのプロセスに他のプロセスを開始させ、それを継続させるプログラム方法。2番目のプロセスは、アクションの結果、値または他のイベントとして1番目のプロセスを起動します。この方法は、継続的な対話を許可するユーザー・インタフェースを持つほとんどのプログラムに使用されています。

カートリッジ

JavaまたはProcedural Language/Structured Query Language (PL/SQL)のストアド・プログラム。データベースが新しいデータ型を理解および処理するために必要な機能を追加します。

カートリッジは、Oracle XML Developer's Kit (XDK)でのJava Architecture for XML Binding (JAXB)仕様バージョン8以上の実装内の拡張フレームワークでインタフェースの役割を担います。Oracle Textはこの種類のカートリッジであり、データベース内に格納されたテキスト・ドキュメントの読取り、書込みおよび検索のサポートを追加します。

「Oracle Text」も参照してください。

カスケード・スタイルシート(CSS)

「CSS」を参照してください。

CDATA

文字データ。ドキュメント内の解析対象外のテキストは、CDATAセクションに格納されます。これによって、&<>などの、他に特別な機能を持つ文字を含めることができます。CDATAセクションは、要素の内容または属性内で使用できます。

文字データ(CDATA)

「CDATA」を参照してください。

子要素

親要素という別の要素内に完全に含まれた要素。たとえば、<Parent><Child></Child></Parent>は、Child要素がそのParent要素内にネストされていることを示します。

「親要素」も参照してください。

Class Generator

Class Generatorは、入力ファイルを受け入れ、対応する機能を持つ一連の出力クラスを作成するユーティリティです。XML Class Generatorの場合、入力ファイルはDTDまたはXMLスキーマであり、出力は、それに準拠したXML文書を作成するために使用できる一連のクラスです。

CLASSPATH

アプリケーションの実行に必要なクラスを見つけるためにJava仮想マシン(JVM)で使用される、オペレーティング・システムの環境変数。

Common Oracle Runtime Environment (CORE)

「CORE」を参照してください。

CORE

Common Oracle Runtime Environment。Cで作成された関数のライブラリ。これによって開発者は、事実上すべてのプラットフォームおよびオペレーティング・システムに簡単に移植可能なコードを作成できます。

CSS

カスケード・スタイルシート。スタイル(フォント、カラー、間隔など)をWebドキュメントに追加するための単純なメカニズム。

データ定義言語(DDL)

「DDL」を参照してください。

データグラム

XSQLサーブレットが処理したSQL問合せから、HTMLページに埋め込まれたリクエスタに戻されるテキストのフラグメント。XML形式の場合もあります。

DDL

データ定義言語。データ構造を定義または変更する文。

DOCTYPE

XML文書内にDTDまたはその参照を指定するタグ名として使用される用語。たとえば、<!DOCTYPE person SYSTEM "person.dtd">では、ルート要素名がpersonとして、また外部DTDがperson.dtdとしてファイル・システム内に宣言されます。内部DTDは、DOCTYPE宣言内で宣言されます。

Document Object Model (DOM)

「DOM」を参照してください。

ドキュメント・タイプ定義(DTD)

「DTD」を参照してください。

DOM

Document Object Model。XML文書のメモリー内ツリーベースのオブジェクト表現。要素および属性へのプログラム・アクセスを可能にします。

Document Object Model (DOM)オブジェクトとそのインタフェースは、プログラムでのアクセスのためのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を含むXML文書のDOMに関するWorld Wide Web Consortium (W3C)勧告です。DOMは、解析対象文書をオブジェクトのツリーとして表示します。

DTD

Document Type Definition。XML文書の有効な構造を定義する一連の規則。DTDは、SGMLから書式を導出するテキスト・ファイルです。DTDは、DOCTYPE要素を使用するか、またはDOCTYPE参照を介して外部ファイルを使用して、XML文書内に含めることができます。

関連項目:

要素

XML文書の基本論理単位。子、データ、属性とその値などの他の要素に対するコンテナとして機能します。要素は、<name>などの開始タグ、および</name>などの終了タグ、または空要素の場合、<name/>によって識別されます。

空要素

テキスト内容または子要素のない要素。属性およびその値のみを含む場合があります。空要素の書式は、<name/>、または<name></name>(タグの間には空白なし)です。

エンティティ

別の文字列、またはドキュメントのキャラクタ・セットに属さない特殊文字を表すことができる文字列。エンティティ、およびパーサーによってエンティティの代替となるテキストは、DTDに宣言されます。

エピローグ

XML文書の最後の部分。エピローグはオプションです。

eXtensible Markup Language (XML)

「XML」を参照してください。

eXtensible Stylesheet Language (XSL)

「XSL」を参照してください。

eXtensible Stylesheet Language Formatting Object (XSL-FO)

「XSL-FO」を参照してください。

eXtensible Stylesheet Language Transformation (XSLT)

「XSLT」を参照してください。

FOP

Formatting Objects Processor: XSL-FOによって駆動される出力フォーマッタ。FOPは、書式設定オブジェクト・ツリーを読み取って結果ページをレンダリングするJavaアプリケーションです。サポートされる出力は、PDF、PCL、PS、SVG、XML (領域ツリー表現)、Print、AWT、MIFおよびTXTです。主な出力ターゲットはPDFです。

Formatting Objects Processor (FOP)

「FOP」を参照してください。

HTTP

Hypertext Transport Protocol。World Wide Web上でファイルを交換するための一連の規則。TCP/IPプロトコル・スイートに対して、HTTPはアプリケーション・プロトコルです。

HTTPS

Hypertext Transport Protocol, Secure。通常のHTTPアプリケーション・レイヤーの下のサブレイヤーとして、Secure Sockets Layer(SSL)が使用されます。

Hypertext Transport Protocol (HTTP)

「HTTP」を参照してください。

Hypertext Transport Protocol, Secure (HTTPS)

「HTTPS」を参照してください。

IDE

統合開発環境。ソフトウェア開発を支援するために設計された、ユーザー・インタフェースから実行されるプログラム・セット。Oracle JDeveloperは、エディタ、コンパイラ、デバッガ、構文チェッカおよびヘルプ・システムを含む、Java開発のためのIDEです。

infoset

複数の情報項目で構成される抽象データセットであるXML情報セットを示します。少なくとも1つの情報項目(文書ノード)がありますが、infosetは必ずしも有効なXMLである必要はありません。

W3C勧告については、http://www.w3.org/TR/xml-infoset/を参照してください。

インスタンス・ドキュメント

XML文書は、XMLスキーマに対して検証されます。インスタンス・ドキュメントがスキーマの規則に準拠する場合、有効であると考えられます。

インスタンス化

JavaやC++などのオブジェクト・ベース言語で使用される用語で、特定のクラスのオブジェクト作成を示します。

統合開発環境(IDE)

「IDE」を参照してください。

Java EE

Java Platform, Enterprise Edition。複数層のエンタープライズ・コンピューティングを定義するJavaプラットフォーム。

Java

アプリケーションをJava仮想マシン(JVM)という仮想マシン内で実行する、高水準のプログラミング言語。JVMは、オペレーティング・システムに対するすべてのインタフェースの役割を担います。このアーキテクチャにより、開発者は、JVMを搭載するすべてのオペレーティング・システムまたはプラットフォームで実行するJavaアプリケーションを開発できます。

関連項目:

JVM

Java Platform, Enterprise Edition (Java EE)

「Java EE」を参照してください。

Java API for XML Processing (JAXP)

「JAXP」を参照してください。

Java Architecture for XML Binding (JAXB)

「JAXB」を参照してください。

Java Database Connectivity (JDBC)

「JDBC」を参照してください。

Java Developer's Kit (JDK)

「JDK」を参照してください。

Java Naming and Directory Interface (JNDI)

「JNDI」を参照してください。

Java Specification Request (JSR)

「JSR」を参照してください。

Java仮想マシン(JVM)

「JVM」を参照してください。

JavaBeans

Java仮想マシン(JVM)内で実行する独立プログラム・モジュール。これは、通常、クライアントにユーザー・インタフェースを作成するために使用されます。

関連項目:

JVM

JAXB

Java Architecture for XML Binding。XML文書およびJavaオブジェクト間でマップするAPIおよびツール製品。JAXBはJSR-31勧告です。

JAXP

Java API for XML Processing。特定のXMLプロセッサの実装に依存しないAPIを使用して、アプリケーションでXML文書の解析および変換を可能にする、プログラミング・ツールです。

JDBC

Java Database Connectivity。Javaアプリケーションが、SQLを介してデータベースにアクセスできるようにするプログラムAPI。JDBCドライバは、プラットフォームに依存しないようにJavaで作成されていますが、各データベースに固有です。

JDK

Java Developer's Kit。Java開発環境を確立するJavaバージョン用の、Javaクラス、ランタイム、コンパイラ、デバッガおよびソース・コードのコレクション。JDKはバージョンで指定されます。

JNDI

Java Naming and Directory Interface。Javaプログラムを、DNS、LDAP、NDSなどのネーミング・サービスおよびディレクトリ・サービスに接続するプログラム・インタフェースです。

JSR

Java Specification Request。JAXBやXQJなどの、Java Community Process(JCP)組織などの勧告。

JVM

Java仮想マシン。コンパイル済Javaバイトコードをプラットフォームのマシン言語に変換し、それを実行するJavaインタプリタ。JVMは、クライアント側、ブラウザ内、中間層内、イントラネット上、アプリケーション・サーバー上、またはデータベース・サーバー内で実行できます。

リスナー

入力プロセスを監視する個別のアプリケーション・プロセス。

マーシャリング

Javaコンテンツ・ツリーを全検索し、ツリーのコンテンツを反映したXML文書を作成するプロセス。アンマーシャリングの逆です。

「アンマーシャリング」も参照してください。

ノード

XMLでは、DOMツリー内のアドレス指定可能な各エンティティを示す用語。

表記法宣言

XMLでは、パーサーが認識できないコンテンツ・タイプの宣言。これらの型には、オーディオ、ビデオおよび他のマルチメディアが含まれます。

OASIS

Organization for the Advancement of Structured Information Standardsの略称。会議、セミナー、展示会およびその他の教育イベントを通じて、パブリック情報標準の普及促進を目的として設立されたメンバーの組織。XMLとSGMLは、OASISが活発に普及を促進している標準です。

関連項目:

Oracle JDeveloper

Oracle JDeveloperは、アプリケーション、アプレットおよびサーブレットの開発を可能にするJava IDEで、エディタ、コンパイラ、デバッガ、構文チェッカ、ヘルプ・システム、統合UMLクラス・モデラーなどが含まれています。これは、エディタにXDK for Javaコンポーネントを含めることによって、XMLベースの開発をサポートしています。

Oracle Text

Oracleのツール製品。XPathに類似した検索機能とともに、文書の全文索引および複数の文書にまたがったSQL問合せを実行する機能を提供します。

Oracle WebLogic Server

オープン標準フレームワーク内で高パフォーマンスのN層トランザクション指向Webアプリケーションを構築、デプロイおよび管理するために必要な、すべての主要なサービスおよび機能を統合する製品です。

XDK

Oracle XML Developer's Kit。ソフトウェア開発者に、アプリケーションをXML対応にするための標準ベースの機能を提供する、一連のライブラリ、コンポーネントおよびユーティリティ。XDK Javaコンポーネントには、XML Parser、XSLT Processor、XML Class Generator、JavaBeansおよびXSQLサーブレットが含まれます。

Oracle XML DB

Oracle Databaseが提供する高性能なXMLストレージおよび検索テクノロジ。W3CのXMLデータ・モデルに基づきます。

Oracle XML Developer's Kit (XDK)

「XDK」を参照してください。

ORACLE_HOME

Oracleコンポーネントのインストール場所を識別するオペレーティング・システムの環境変数。

Organization for the Advancement of Structured Information Standards (OASIS)

「OASIS」を参照してください。

親要素

子要素という別の要素を囲む要素。たとえば、<Parent><Child></Child></Parent>は、Parent要素がそのChild要素をラップしていることを示します。

関連項目:

子要素

解析対象文字データ(PCDATA)

「PCDATA」を参照してください。

パス名

リポジトリ階層内でのリソースの位置を反映したリソースの名前。

パス名は、ルート要素(最初の/)、要素セパレータ(/)および様々なサブ要素(またはパス要素)で構成されます。パス要素は、スラッシュ(/)またはバックスラッシュ(\)を除いて、データベース・キャラクタ・セットの任意の文字で構成できます。これらの文字は、Oracle XML DBで特別な意味を持ちます。スラッシュは、パス名内のデフォルトの名前セパレータであり、バックスラッシュは、エスケープ文字として使用されます。

PCDATA

解析対象文字データ。解析する必要がありますが、タグまたは解析対象外データの一部ではないテキストで構成される要素内容。

「タグ」も参照してください。

プロローグ

XML宣言およびDTD、またはドキュメントを処理するために必要な他の宣言を含む、XML文書の最初の部分。プロローグはオプションです。

リポジトリ

パス名にマップされる、スキーマ内の一連のデータベース・オブジェクト。リポジトリには、それぞれパス名を持つ、一連のリソースを含む1つのルート(/)があります。

関連項目:

パス名

リソース

リポジトリ階層内のオブジェクト。

リソース名

親フォルダ内のリソースの名前。リソース名は、フォルダ内で一意(大/小文字が区別されない場合もあります)である必要があります。リソース名のキャラクタ・セットは、常にUTF-8(NVARCHAR2)です。

結果セット

1行以上のデータで構成されるSQL問合せの出力。

ルート要素

XML文書内にある他のすべての要素を囲む要素。オプションのプロローグとエピローグの間に存在します。XML文書には、1つのルート要素のみ置くことができます。

SAX

Simple API for XML。XMLパーサーによって提供され、イベント駆動型のアプリケーションによって使用されるXML標準インタフェース。

スキーマ

データベース内の構造およびデータ型の定義。スキーマは、XML SchemaのW3C勧告をサポートするXML文書も示します。

サーブレット

サーバー(通常はWebサーバーまたはアプリケーション・サーバー)内で実行するJavaアプリケーション。サーブレットは、CGIスクリプトに相当するJavaです。

SGML

Standard Generalized Markup Language。マークアップおよびDTDを使用して実装された、テキスト・ドキュメントの書式を定義するためのISO標準。

Simple API for XML (SAX)

「SAX」を参照してください。

Simple Object Access Protocol (SOAP)

「SOAP」を参照してください。

SOAP

Simple Object Access Protocol。非集中型の分散環境で情報を交換するためのXMLベースのプロトコル。

SQL

Structured Query Language。リレーショナル・データベース内のデータをアクセスおよび処理するために使用する標準言語。

SQL/XML

XMLをSQLで表すANSI仕様。Oracle SQLには、XMLを問い合せるSQL/XML関数が含まれています(ANSI/ISO/IEC 9075-14:2011, Information technology—Database languages—SQL—Part 14: XML-Related Specifications (SQL/XML))。

Standard Generalized Markup Language (SGML)

「SGML」を参照してください。

StAX

Streaming API for XML。

Streaming API for XML (StAX)

「StAX」を参照してください。

Structured Query Language (SQL)

「SQL」を参照してください。

スタイルシート

XSL処理命令で構成されるXML文書。XSL処理命令は、入力XML文書を出力XML文書に変換またはフォーマットするために、XSLTプロセッサによって使用されます。

タグ

XMLマークアップの単一のピース。要素の開始または終了を指定します。タグは、<で始まり>で終わります。XMLには、開始タグ(<name>)、終了タグ(</name>)および空タグ(<name/>)があります(nameはタグ名を表しています)。

TransX Utility

翻訳されたシード・データおよびメッセージのデータベースへのロードを簡単にするJava API。

Uniform Resource Identifier (URI)

「URI」を参照してください。

Uniform Resource Locator (URL)

「URL」を参照してください。

アンマーシャリング

XML文書を読み取り、Javaコンテンツ・オブジェクトのツリーを構築するプロセス。各コンテンツ・オブジェクトは、対応するスキーマ・コンポーネントの入力文書内のインスタンスに直接対応します。

「マーシャリング」も参照してください。

URI

Uniform Resource Identifier。URLおよびXPathを作成するために使用するアドレス構文。

URL

Uniform Resource Locator。インターネット上のファイルの場所およびルートを定義するアドレス。URLは、Webをナビゲートするためにブラウザによって使用され、プロトコル接頭辞、ポート番号、ドメイン名、ディレクトリ名とサブディレクトリ名、およびファイル名で構成されます。

妥当

XML文書の構造および要素内容が、関連付けられたDTDまたはXMLスキーマで宣言されたものと一貫している状態を示す用語。

W3C

World Wide Web Consortium。1994年に設立された、Webの規格を確立するための国際的な機関。W3CのWebサイトは、http://www.w3c.orgです。

「WWW」も参照してください。

整形式

XML宣言で宣言されたXMLバージョンの構文に準拠するXML文書。これには、ルート要素が単一か、タグが適切にネストされているかが含まれます。

Wireless Markup Language (WML)

「WML」を参照してください。

WML

Wireless Markup Language。ディスプレイ・サイズが小さく、メモリーが少量で、処理能力が限定された、携帯電話およびWireless Application Protocol (WAP)仕様を実装するその他のデバイス向けに開発されたタグベースのマークアップ言語。WML文書は、WML DTDに対して検証するXML文書です。

「DTD」も参照してください。

ワーキング・グループ(WG)

特定のインターネット・テクノロジ分野における勧告を実行する業界のメンバーで構成されたW3Cの委員会。

World Wide Web (WWW)

「WWW」を参照してください。

「W3C」も参照してください。

World Wide Web Consortium(W3C)

「W3C」を参照してください。

「WWW」も参照してください。

WWW

World Wide Web。インターネットおよびHTTPプロトコルを使用する世界規模のハイパーテキスト・システム。

「W3C」も参照してください。

XDM

W3C XQuery 1.0およびXPath 2.0 Data Model。XQueryのほとんどの機能をサポートする問合せデータ・モデル。主な例外は問合せプロローグ、要素および属性コンストラクタ、完全なFLWOR構文、Typeswitch表現です。

XLink

XML Linking言語。これは、XML文書内でのハイパーリンクの使用を制御する規則で構成されています。これらの規則は、W3Cの勧告プロセス下のXML Linking Groupによって定義されています。XMLがドキュメントの表示およびハイパーリンクの管理にサポートする3つの言語(XLink、XPointerおよびXPath)の1つです。

関連項目:

XML

eXtensible Markup Language。データ記述のオープン標準。SGML構文のサブセットを使用してWorld Wide Web Consortium(W3C)によって開発され、インターネットでの使用目的で設計されました。

関連項目:

XML Base

xml:base属性の使用方法を記述するW3C勧告。XML文書に挿入して、文書または外部エンティティのベースURI以外のベースURIを指定できます。ドキュメントのURIは、指定されたベースによって解決されます。

XML情報セット

「infoset」を参照してください。

XML Linking言語(XLink)

「XLink」を参照してください。

XML名前空間

XML文書内の関連する要素名または属性。名前空間の構文および使用方法は、W3C勧告によって定義されています。たとえば、要素<xsl:apply-templates/>は、XSL名前空間の一部として識別されます。名前空間は、XML文書またはDTD内で、属性の構文xmlns:xsl="http://www.w3.org/TR/WD-xsl"を使用して宣言してから使用されます。

XMLパーサー

XML文書を受け取り、その文書が整形式であるかどうか、およびオプションで文書が妥当であるかどうかを判断するソフトウェア・プログラム。Oracle XML Parserは、SAXおよびDOMインタフェースの両方をサポートします。

関連項目:

整形式

XMLパス言語(XPath)

「XPath」を参照してください。

XML Pipeline Definition Language

ユーザーがXMLリソース間の処理リレーションを記述できるようにする、W3C勧告。

XML Pointer言語(XPointer)

「XPointer」を参照してください。

XMLプロセッサ

XML文書を読み取って処理するソフトウェア・プログラム。文書に対して一連の規則に基づくアクションを実行します。プロセッサの例として、妥当性チェッカやXMLエディタがあります。

XML Query (XQuery)

「XQuery」を参照してください。

XMLスキーマ

XML Schema言語で作成された文書。

XML Schema

「XML Schema言語」を参照してください。

XML Schema定義

「XML Schema言語」と同等。

XML Schema言語

「XMLスキーマ」とも呼ばれるXMLスキーマ言語は、XML文書内で単純なデータ型および複合構造を使用するためのW3C勧告です。データ型の定義や妥当性など、現在DTDで不足している領域に取り組んでいます。

XML Schema Processor

オンライン取引などのE-Businessアプリケーションで使用される、XML文書およびデータの妥当性を自動的に検証するソフトウェア・プログラムです。XML Schemaは、XML文書に単純型および複合型を追加し、DTDの機能をXMLスキーマ定義のXML文書に置き換えます。

XMLSchemaインスタンスの名前空間

インスタンス・ドキュメントを特定のXMLスキーマによって定義されるクラスのメンバーとして識別する名前空間宣言属性。インスタンス・ドキュメントのルート要素に対して名前空間宣言を追加し、XMLSchemaインスタンスの名前空間を宣言する必要があります。例として、xmlns:xsi=http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instanceがあげられます。

XML SQL Utility (XSU)

「XSU」を参照してください。

XMLType

表またはビュー内のオブジェクト・リレーショナル列またはバイナリ形式を使用してXMLデータを格納するOracleデータ型です。

XMLTypeビュー

Oracle XML DBが提供する、既存のリレーショナル・データおよびオブジェクト・リレーショナル・データベースをXML形式にラップするメカニズム。特に、レガシー・データがXMLではなく、それをXML形式に移行する必要がある場合などに有効です。

XPath

XMLパス言語。XSLおよびXPointerで使用されるドキュメント内で要素を指定するための、オープン標準の構文。XPathはW3C勧告です。XSLT、XLinkおよびXML Queryに使用されるXML文書を操作するためのデータ・モデルおよび文法を指定します。

関連項目:

XPointer

XML Pointer言語。XML文書フラグメントへの参照を記述するためのW3C勧告。XPointerは、XPath形式のURIの終わりに使用できます。XPathナビゲーションを使用して、XML文書内の個別のエンティティまたはフラグメントの識別を指定します。

関連項目:

XQJ

Xquery API for Java。

XQSX

XQuery Scripting Extension。

XQuery

XML Query。W3Cが取り組む、XML文書を問い合せるための言語および構文の標準。

XQueryX

XML Syntax for XQuery。XQueryXはXQueryのXML表現です。JSR 225を参照してください。

XQUF

XQuery Update Facility。

XQVM

Oracle XQuery Virtual Machine。

XSL

eXtensible Stylesheet Language。XML文書を変換またはレンダリングするために、スタイルシート内で使用される言語。XSLスタイルシートは、XSL Transformations (XSLT)とXSL Formatting Objects (XSL-FO)という2つのW3C勧告で構成されています。
  • XSLTは、XML文書を変換するための言語です。

  • XSL-FOは、XML文書の表現を指定するためのXMLボキャブラリです。

XSLTスタイルシートは、書式設定用ボキャブラリを使用するXML文書へのクラスのインスタンスの変換方法を記述して、XML文書のクラス表示を指定します。

関連項目:

XSL-FO

XSL Formatting Objects。eXtensible Stylesheet Language Formatting ObjectsやXSLFOとも呼ばれます。書式設定セマンティクスを指定するためのXML用語を定義する、W3Cの標準仕様。

関連項目:

FOP

XSL Formatting Objects (XSL-FO)

「XSL-FO」を参照してください。

XSL Transformations (XSLT)

「XSLT」を参照してください。

XSLT

eXtensible Stylesheet Language Transformation。XSL-Tとも呼ばれます。XML文書を別のドキュメントに変換する変換言語を定義する、W3CのXSL標準仕様です。

XSLT Virtual Machine (XVM)

XSLT VMとも呼ばれます。「XVM」を参照してください。

XSLTVM

XSLT VMとも呼ばれます。「XVM」を参照してください。

XSQLページ

XSQLサーブレット用の命令を含むXMLページ。

XSQLページ・パブリッシング・フレームワーク

「XSQLサーブレット」を参照してください。

XSQLサーブレット

Javaベースのサーブレット。1つ以上のSQL問合せから動的にXML文書を生成でき、XSLTスタイルシートを使用してサーバー内のドキュメントを変換できます(オプション)。

XSU

XML SQL Utility。SQL問合せまたはJDBC ResultSetオブジェクトが指定されたXML文書(文字列またはDOM)を生成できるOracleユーティリティ。また、XML文書からデータを抽出し、データベース表で行の挿入、更新または削除を行うことができます。

XVM

XSLT Virtual Machine。XSLTVMやXSLT VMとも呼ばれます。OracleのXSLT Virtual Machineは、コンパイル済のXSLTコードの実行用に設計された、CPUのソフトウェア実装です。この仮想マシンの概念では、バイトコード・プログラムまたはXSLT CPUの機械命令にXSLTスタイルシートをコンパイルするコンパイラを想定します。