7 OLTPの構成
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ご使用の通信プロトコルがSNAの場合: SNA環境用のOLTPの構成 SNA環境用のOLTPの構成に進みます。
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通信プロトコルがTCP/IPの場合: TCP/IP環境用のOLTPの構成 TCP/IP環境用のOLTPの構成に進みます。
注意:
TCP/IP support for IMS Connectを使用するゲートウェイでは、入力で大文字と小文字を区別する必要がある場合、IMS
TRANSACT
マクロでEDIT=ULC
と指定する必要があります。 SNAサポートを使用する場合、IMSTRANSACT
マクロでEDIT=ULC
と指定する必要はありません。
7.1 SNA環境用のOLTPの構成
Oracle Database Gateway for APPCと通信するようにOLTPを構成する手順は、使用するOLTPや、OLTPを実行するプラットフォームによって異なります。 現在サポートされているOLTPは、CICS Transaction Server for z/OS、IMS/TM、APPC/MVSおよびz/OSです。 次の各項から、使用するOLTPに応じた説明を選択してください。
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注意:
そのOLTPを初めて構成する場合は、OLTP用の構成手順を実行するだけでかまいません。
CICS Transaction Server for z/OSの構成
OLTPがCICS Transaction Server for z/OSの場合、次の手順を実行して、ゲートウェイと通信できるように構成します。
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システムにAPPC接続するSNAサーバー用にMVS VTAMを構成します。 ゲートウェイで1つ以上の独立LUを使用できる必要があります。
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CICS Transaction Server for z/OSにより使用されるVTAM logmode表をチェックします。 (CICSの場合、表名はVTAM APPL定義の
MODETAB
パラメータで指定されます。) 並行セッションと同期レベルをサポートするAPPCセッションのエントリが存在することを確認します。%ORACLE_HOME%\dg4appc\sna
ディレクトリのoraplu62.asm
ファイルには、モード・エントリに必要な値を示すコメントを含むサンプル・モード・エントリが含まれています。 -
ファイル転送機能を使用して、以下のファイルを
%ORACLE_HOME%\dg4appc\demo\CICS
ディレクトリから、z/OS用CICS Transaction Serverを実行するz/OSシステムに転送します: -
dfhcsdup.jcl
ファイルのコメントを参照してシステム・セットアップに合せてJCLとinput文を変更し、送信してバッチ実行します。 この手順を実行すると、Transaction Server for z/OSのシステム定義が更新されます。 -
pgaflip.jcl
ファイルのコメントにある指示を参照してシステム・セットアップに合せてJCLを変更し、送信してバッチ実行します。 この手順を実行すると、CICS起動手順でDFHRPL
DD文を使用してTransaction Server for z/OSにアクセスできるロード・モジュール・ライブラリに、pgaflip.asm
ファイルがアセンブルおよびリンクエディットされます。 -
CICS Transaction Server for z/OSにログオンし、次のトランザクションを入力します。
CEDA INSTALL GROUP(ORAPGA)
このトランザクションにより、Windows上のゲートウェイとのAPPC通信のためのCICS接続とセッション定義がインストールされます。 また、ゲートウェイに付属しているサンプルのCICSプログラムとトランザクションのための定義もインストールされます。
CICS Transaction Server for z/OSの構成はこれで完了です。
IMS/TMの構成
OLTPがIMS/TMの場合、次の手順を実行して、ゲートウェイと通信できるようにIMS/TMとz/OSを構成します。
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IMSシステムをAPPCで使用するように構成します。
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MVS VTAMを、WindowsへのSNA APPC接続用に構成します。 LU6.2アプリケーション用のIMS LU6.1アダプタを使用していない限り、少なくとも1つの 独立LUがゲートウェイで使用可能でなければなりません。 この場合、同時セッションごとに1つの 依存LUが定義されている必要があります。 たとえば、10個の同時セッションをサポートする場合は、10個の依存LUを定義する必要があります。
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IMS/TMが使用するVTAM logmode表をチェックします。 表名はVTAM APPL定義の
MODETAB
パラメータで指定されます。APPC/IMSの場合、並行セッションと同期レベルをサポートするAPPCセッションのエントリが存在することを確認します。
%ORACLE_HOME%\dg4appc\sna
ディレクトリのoralu62.asm
およびoraplu62.asm
ファイルには、それぞれ単一セッションと並行セッションをサポートするサンプルのモード・エントリが含まれます。 サンプルには、モード・エントリで必須の値を示すコメントも含まれます。 -
ファイル転送機能を使用して、次のファイルを
%ORACLE_HOME%\dg4appc\demo\IMS
ディレクトリからIMS/TMを実行するz/OSシステムに転送します: -
imsgen.asm
ファイル内の文をIMSステージ1 genに追加し、IMSステージ1とステージ2 gensを実行します。 オンライン変更ユーティリティを使用して、新しいトランザクション定義を有効化します。 -
pgaflip.jcl
ファイルのコメントを参照してシステム・セットアップに合せてJCLを変更し、送信してバッチ実行します。 これにより、pgaflip.asm
ファイルがアセンブルされ、IMS/TMシステムにアクセス可能なロード・モジュール・ライブラリにリンクされ、FLIP
トランザクション用のPSBおよびACBが作成されます。 -
使用するシステムで必要なタスクを実行して、IMS/TMで使用できる新しいトランザクションを作成します。 システムのセットアップによっては、IMSを再起動する必要があります。
これでIMS/TMの構成は完了です。
APPC/MVSの構成
OLTPがAPPC/MVSの場合、次の手順を実行して、ゲートウェイと通信できるようにAPPC/MVSを構成します。
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MVS VTAMを、WindowsへのSNA APPC接続用に構成します。 ゲートウェイが1つ以上の独立LUを使用できる必要があります。
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APPC/MVSが使用するVTAMログ・モード表を確認してください。 (表名は、APPC/MVSのVTAM APPL定義の
MODETAB
パラメータで指定されます)。SYNCLEVEL
と並列セッションをサポートするAPPCセッションのエントリが存在することを確認します。%ORACLE_HOME%\dg4appc\sna
ディレクトリのoraplu62.asm
ファイルには、モード・エントリに必要な値を示すコメントを含むサンプル・モード・エントリが含まれています。 -
パーティション化されたデータセット(PDS)を、サンプル・ファイルがあるz/OSに割り当てます。 PDSは、
RECFM=FB
、LRECL=80
およびそれがあるデバイス・タイプに適切なBLKSIZE
という構成で割り当ててください。 1つのディレクトリ・ブロックに3390
ディスク領域がおよそ2トラック必要です。 このパーティション化されたデータセット(PDS)には、ORAPGA.APPCMVS.SAMPLIB
と名前を付けることをお薦めします。 -
ファイル転送機能を使用して、次の指定されたメンバー名を使用して、前のステップで割り当てた
%ORACLE_HOME%\dg4appc\demo\MVS
ディレクトリからz/OS PDSに次のファイルを転送します:-
pgaflip.jcl
: APPC/MVS TPプロファイルを追加し、トランザクションの実行環境を定義するためのJCL。 このファイルは、メンバーPGAFLIPJ
としてz/OS PDSに格納します。 -
pgaflip.rex
: APPC/MVSPGAFLIP
トランザクションのREXXソース。 このファイルは、メンバーPGAFLIP
としてz/OS PDSに格納します。
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pgaflip.jcl
ファイルのコメントを参照してシステム・セットアップに合せてJCLを変更し、送信してバッチ実行します。 この手順を実行すると、PGAFLIP
トランザクションのためのAPPC/MVS TPプロファイルが定義され、APPC/MVSプロファイル・データセットに格納されます。 手順3で割り当てたz/OS PDSの名前に一致するようにJCLでデータセット名を変更したことを確認します。
これでAPPC/MVSの構成は完了です。
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これで、SNAプロトコルを使用してゲートウェイ上のネットワークの構成を完了したので、「SNA通信プロトコルを使用したゲートウェイ構成」に進みます。
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Commit-Confirmを構成する場合は、この構成の手順は「Commit-Confirmの構成」にあります。
7.2 TCP/IP環境用のOLTPの構成
TCP/IP for IMS Connectを使用してOracle Database Gateway for APPCと通信できるようにOLTPを構成する手順を次に示します。 このリリースのゲートウェイでは、IMS Connectを介したIMS/TMが、サポートされている唯一のOLTPです。
ゲートウェイと通信できるようにIMS/TMとz/OSを構成するには次の手順を実行します。
これでIMS/TMの構成は完了です。
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この時点で、「TCP/IP通信プロトコルを使用したゲートウェイ構成」に進み、ゲートウェイとそのコンポーネントの構成を完了します。