184 DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYパッケージを使用すると、スナップショットやベースラインの管理などの操作を実行することで、自動ワークロード・リポジトリ(AWR)を管理できます。

この章の内容は次のとおりです。

参照:

自動ワークロード・リポジトリの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。

184.1 DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYの例

次の例では、データベースID 1557521192、インスタンスID 1、スナップショットID 5390と5391、およびデフォルト・オプションを指定し、DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYパッケージを使用してAWRテキスト・レポートを生成する方法を示します。

-- make sure to set line size appropriately
-- set linesize 152
SELECT output FROM TABLE(
   DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_REPORT_TEXT(
     1557521192,  1, 5390, 5392) ) ;

この例のように、DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYパッケージ・ファンクションを直接コールすることもできますが、パッケージ・ファンクション用に提供された、対応するSQLスクリプト(この場合はawrrpt.sql)を使用することをお薦めします。このスクリプトを使用すると、必要な情報の入力を求められます。

184.2 DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYのデータ構造

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYパッケージは、オブジェクト・タイプおよび関連する表タイプを定義します。

184.2.1 DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY AWR_BASELINE_METRIC_TYPEオブジェクト・タイプ

このタイプは、ベースラインに対応するメトリックの値を示します。

構文

TYPE awr_baseline_metric_type AS OBJECT (
   baseline_name      VARCHAR2(64),
   dbid               NUMBER NOT NULL,
   instance_number    NUMBER NOT NULL,
   beg_time           DATE NOT NULL,
   end_time           DATE NOT NULL,
   metric_id          NUMBER NOT NULL,
   metric_name        VARCHAR2(64) NOT NULL,
   metric_unit        VARCHAR2(64) NOT NULL,
   num_interval       NUMBER NOT NULL,
   interval_size      NUMBER NOT NULL,
   average            NUMBER NOT NULL,
   minimum            NUMBER NOT NULL,
   maximum            NUMBER NOT NULL);

フィールド

表184-1 AWR_BASELINE_METRIC_TYPEのフィールド

フィールド 説明

baseline_name

ベースラインの名前

dbid

スナップショットのデータベースID

instance_number

スナップショットのインスタンス番号

beg_time

その間隔の開始時間

end_time

その間隔の終了時間

metric_id

メトリックID

metric_name

メトリック名

metric_unit

測定の単位

num_interval

確認された間隔の数

interval_size

間隔の長さ(100分の1秒単位)

average

その期間の平均

minimum

検出された最小値

maximum

検出された最大値

184.2.2 DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY AWR_BASELINE_METRIC_TYPE_TABLE表タイプ

このタイプは、SELECT_BASELINE_METRICファンクションで使用されます。

構文

CREATE TYPE awr_baseline_metric_type_table AS TABLE OF awr_baseline_metric_type;

184.2.3 DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY AWRRPT_INSTANCE_LIST_TYPE表タイプ

この表タイプは、カンマ区切りリストのかわりに使用できます。

構文

CREATE TYPE awrrpt_instance_list_type AS TABLE OF NUMBER;

184.3 DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYサブプログラムの要約

この表は、DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYサブプログラムを示し、簡単に説明しています。

表184-2 DBMS_WORKLOAD_REPOSITORYパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

ADD_COLORED_SQLプロシージャ

色の付いたSQL IDを追加します。

ASH_GLOBAL_REPORT_HTMLファンクション

グローバルまたはOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)のASHスポット・レポートをHTML形式で表示します。

ASH_GLOBAL_REPORT_TEXTファンクション

グローバルまたはOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)のASHスポット・レポートをテキスト形式で表示します。

ASH_REPORT_ANALYTICSファンクション

ASH分析アクティブ・レポートを表示します。

ASH_REPORT_HTMLファンクション

ASHレポートをHTMLで表示します。

ASH_REPORT_TEXTファンクション

ASHレポートをテキストで表示します。

AWR_DIFF_REPORT_HTMLファンクション

AWR Diff-DiffレポートをHTMLで表示します。

AWR_DIFF_REPORT_TEXTファンクション

AWR Diff-Diffレポートをテキストで表示します。

AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_HTMLファンクション

グローバルAWR期間の比較レポートをHTMLで表示します。

AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_TEXTファンクション

グローバルAWR期間の比較レポートをテキストで表示します。

AWR_GLOBAL_REPORT_HTMLファンクション

グローバルAWRレポートをHTMLで表示します。

AWR_GLOBAL_REPORT_TEXTファンクション

グローバルAWRレポートをテキストで表示します。

AWR_REPORT_HTMLファンクション

AWRレポートをHTMLで表示します。

AWR_REPORT_TEXTファンクション

AWRレポートをテキストで表示します。

AWR_SET_REPORT_THRESHOLDSプロシージャ

レポートの行数などの指定されたレポートのしきい値を構成します。

AWR_SQL_REPORT_HTMLファンクション

AWR SQLレポートをHTML形式で表示します。

AWR_SQL_REPORT_TEXTファンクション

AWR SQLレポートをテキスト形式で表示します。

CONTROL_RESTRICTED_SNAPSHOTプロシージャ

制限付きのセッション・モードでのデータベースのAWRスナップショット作成を制御します。

CREATE_BASELINEファンクションおよびプロシージャ

単一のベースラインを作成します。

CREATE_BASELINE_TEMPLATEプロシージャ

ベースライン・テンプレートを作成します。

CREATE_REMOTE_SNAPSHOTファンクションおよびプロシージャ

リモート管理フレームワーク(RMF)を使用して、即時にマニュアル・リモート・スナップショットを作成します。

CREATE_SNAPSHOTファンクションおよびプロシージャ

マニュアル・ローカル・スナップショットを即時に作成します。

DROP_BASELINEプロシージャ

以前に定義したベースラインを削除します。

DROP_BASELINE_TEMPLATEプロシージャ

不要になったベースライン・テンプレートを削除します。

DROP_SNAPSHOT_RANGEプロシージャ

スナップショットの範囲を削除します。

LOCAL_AWR_DBIDファンクション

ローカルAWRデータベースのデータベース識別子を戻します。

MODIFY_BASELINE_WINDOW_SIZEプロシージャ

デフォルトの変動ウィンドウ・ベースラインのウィンドウ・サイズを変更します。

MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGSプロシージャ

スナップショット設定を変更します。

PURGE_SQL_DETAILSプロシージャ

SQL詳細をパージします。具体的には、WRH$_SQLSTATに対応する行(DBID、SQL_ID)がないWRH$_SQLTEXTおよびWRH$_SQL_PLANの行です。

REGISTER_REMOTE_DATABASEプロシージャ

リモート管理フレームワーク(RMF)を使用して、AWRでリモート・データベースを登録します。

REMOVE_COLORED_SQLプロシージャ

色の付いたSQL IDを削除します。

RENAME_BASELINEプロシージャ

ベースラインの名前を変更します。

SELECT_BASELINE_DETAILSファンクション

スナップショットの範囲について、ベースラインに対応するメトリックの値を示します。

SELECT_BASELINE_METRICファンクション

すべてのスナップショットについて、ベースラインに対応するメトリックの値を示します。

UNREGISTER_REMOTE_DATABASEプロシージャ

リモート管理フレームワーク(RMF)を使用して、AWRからリモート・データベースの統計、メタデータおよびパーティションをすべて削除します。

UPDATE_DATAFILE_INFOプロシージャ

AWRに格納されているデータファイルおよび表領域情報を、データベースの現在の情報で更新します。

UPDATE_OBJECT_INFOプロシージャ

ローカル・データベースのオブジェクトを表すWRH$_SEG_STAT_OBJ表の行を更新します。

184.3.1 ADD_COLORED_SQLプロシージャ

このプロシージャでは色の付いたSQL IDを追加します。

SQL IDに色が付いている場合、そのSQL IDはアクティビティのレベルに関係なく、すべてのスナップショットで取得され、必ずしもTOP SQLである必要はなくなります。スナップショット・タイムにカーソル・キャッシュでこのSQLが検出された場合、取得が発生します。このSQLの色を解除するには、REMOVE_COLORED_SQLプロシージャをコールします。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.ADD_COLORED_SQL(
   sql_id         IN VARCHAR2,
   dbid           IN NUMBER DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-3 ADD_COLORED_SQLプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

sql_id

13文字の外部SQL ID。

dbid

オプションのDBID (デフォルトはローカルDBID)。

184.3.2 ASH_GLOBAL_REPORT_HTMLファンクション

このテーブル・ファンクションは、グローバルまたはOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)のASHスポット・レポートをHTML形式で表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.ASH_GLOBAL_REPORT_HTML(
   l_dbid          IN NUMBER,
   l_inst_num      IN VARCHAR2((1023),
   l_btime         IN DATE,
   l_etime         IN DATE,
   l_options       IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_slot_width    IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_sid           IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   l_sql_id        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_wait_class    IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_service_hash  IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   l_module        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_action        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_client_id     IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_plsql_entry   IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_data_src      IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_container     IN VARCHAR2  DEFAULT NULL)
 RETURN awrrpt_html_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-4 ASH_GLOBAL_REPORT_HTMLのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

インスタンスのリスト('1,2,3'など)またはNULL(データベースのすべてのインスタンスについてレポートします)。

l_btime

開始時間。

l_etime

終了時間。

l_options

レポート・レベル(現在は使用されていません)。

l_slot_width

レポートの「トップ・アクティビティ」セクションで使用するスロットの幅(秒)を指定します。この引数はオプションで、これを指定しない場合、l_btimel_etimeの間の間隔は、10スロット以下に適切に分けられます。

l_sid

セッションID(「使用上の注意」を参照)。

l_sql_id

SQL ID(「使用上の注意」を参照)。

l_wait_class

待機クラス名(「使用上の注意」を参照)。

l_service_hash

サービス名のハッシュ(「使用上の注意」を参照)。

l_module

モジュール名(「使用上の注意」を参照)。

l_action

アクション名(「使用上の注意」を参照)。

l_client_id

エンドツーエンドのバックトレースのクライアントID(「使用上の注意」を参照)。

l_plsql_entry

PL/SQLエントリ・ポイント(「使用上の注意」を参照)。

l_data_src

レポートはディスク上のデータからのみ成り立っているため、無視されます。

l_container

レポート・アクティビティを制限する対象のコンテナの名前。NULL (デフォルト)以外の有効な値は、V$CONTAINERSに含まれるコンテナ名から得られます。動作は次のとおりです。

  • NULLの場合: ルート・コンテナに接続されている場合、レポートはすべてのコンテナを対象とします。PDBに接続されている場合、レポートはそのPDBのみを対象とします。

  • NULLでない場合: ルート・コンテナに接続されている場合、レポートは指定されたコンテナからのアクティビティを対象とします。PDBに接続されている場合、レポートは接続されたPDBに関するl_containerNULL値を指定した場合と同じです。

注意: PDBへの接続時に別のPDBからの情報を要求すると、空のレポートが作成されます。

戻り値

出力はVARCHAR2(1500)の1列です。

使用上の注意

  • このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるashrpti.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

  • 指定されていないオプションの引数は、レポート対象(SQL文、セッション、特定のサービス名/モジュール名の組合せなど)を指定するASHレポートを生成するために使用します。これらの引数は、レポートの生成に使用されるASH行を制限するために指定します。たとえば、特定のSQL文(SQL_ID 'abcdefghij123'など)に関するASHレポートを生成するには、次のように、そのsql_id値をl_sql_id引数に渡します。

    l_sql_id =>  'abcdefghij123'
    

    これらのオプションの引数はいずれの組合せでも渡すことができ、また、これらのすべてのレポート対象を満たすASHの行のみが使用されます。複数のレポート対象が指定されている場合は、条件ロジックのANDを使用してこれらの対象を連結します。たとえば、MODULE "PAYROLL"およびACTION "PROCESS"に関するASHレポートを生成するには、次の条件を使用します。

    l_module =>  'PAYROLL', l_action =>  'PROCESS'
    

    VARCHAR2タイプのすべての引数で、有効なSQLワイルドカードを使用できます。

    表184-5 ASH_REPORT_HTML: 引数でのワイルドカードの使用

    引数名 コメント ワイルドカードを使用できるかどうか

    l_sid

    セッションID(V$SESSION.SIDなど)。

    不可

    l_sql_id

    SQL ID(V$SQL.SQL_IDなど)。

    はい

    l_wait_class

    待機クラス名(V$EVENT_NAME.WAIT_CLASSなど)。

    はい

    l_service_hash

    サービス名のハッシュ(V$ACTIVE_SERVICES.NAME_HASHなど)。

    不可

    l_module

    モジュール名(V$SESSION.MODULEなど)。

    はい

    l_action

    アクション名(V$SESSION.ACTIONなど)。

    はい

    l_client_id

    エンドツーエンドのバックトレースのクライアントID(V$SESSION.CLIENT_IDENTIFIERなど)。

    はい

    l_data_src

    l_data_srcは数値データ・タイプであるため、ワイルドカードは使用できません。

    不可

184.3.3 ASH_GLOBAL_REPORT_TEXTファンクション

このテーブル・ファンクションは、グローバルまたはOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)のASHスポット・レポートをテキスト形式で表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.ASH_GLOBAL_REPORT_TEXT(
   l_dbid          IN VARCHAR2(1023),
   l_inst_num      IN NUMBER,
   l_btime         IN DATE,
   l_etime         IN DATE,
   l_options       IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_slot_width    IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_sid           IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   l_sql_id        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_wait_class    IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_service_hash  IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   l_module        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_action        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_client_id     IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_plsql_entry   IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_data_src      IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_container     IN VARCHAR2  DEFAULT NULL)
 RETURN awrrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-6 ASH_GLOBAL_REPORT_TEXTのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

インスタンスのリスト('1,2,3'など)またはNULL(データベースのすべてのインスタンスについてレポートします)。

l_btime

開始時間。

l_etime

終了時間。

l_options

レポート・レベル(現在は使用されていません)。

l_slot_width

レポートの「トップ・アクティビティ」セクションで使用するスロットの幅(秒)を指定します。この引数はオプションで、これを指定しない場合、l_btimel_etimeの間の間隔は、10スロット以下に適切に分けられます。

l_sid

セッションID(「使用上の注意」を参照)。

l_sql_id

SQL ID(「使用上の注意」を参照)。

l_wait_class

待機クラス名(「使用上の注意」を参照)。

l_service_hash

サービス名のハッシュ(「使用上の注意」を参照)。

l_module

モジュール名(「使用上の注意」を参照)。

l_action

アクション名(「使用上の注意」を参照)。

l_client_id

エンドツーエンドのバックトレースのクライアントID(「使用上の注意」を参照)。

l_plsql_entry

PL/SQLエントリ・ポイント(「使用上の注意」を参照)。

l_data_src

レポートはディスク上のデータからのみ成り立っているため、無視されます。

l_container

レポート・アクティビティを制限する対象のコンテナの名前。NULL (デフォルト)以外の有効な値は、V$CONTAINERSに含まれるコンテナ名から得られます。動作は次のとおりです。

  • NULLの場合: ルート・コンテナに接続されている場合、レポートはすべてのコンテナを対象とします。PDBに接続されている場合、レポートはそのPDBのみを対象とします。

  • NULLでない場合: ルート・コンテナに接続されている場合、レポートは指定されたコンテナからのアクティビティを対象とします。PDBに接続されている場合、レポートは接続されたPDBに関するl_containerNULL値を指定した場合と同じです。

注意: PDBへの接続時に別のPDBからの情報を要求すると、空のレポートが作成されます。

戻り値

出力はVARCHAR2(320)の1列です。

使用上の注意

  • このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるashrpti.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

  • 指定されていないオプションの引数は、レポート対象(SQL文、セッション、特定のサービス名/モジュール名の組合せなど)を指定するASHレポートを生成するために使用します。これらの引数は、レポートの生成に使用されるASH行を制限するために指定します。たとえば、特定のSQL文(SQL_ID 'abcdefghij123 'など)に関するASHレポートを生成するには、次のように、そのSQL_ID値をl_sql_id引数に渡します。

    l_sql_id =>  'abcdefghij123'
    

    表184-7 ASH_GLOBAL_REPORT_TEXT: 引数でのワイルドカードの使用

    引数名 コメント ワイルドカードを使用できるかどうか

    l_sid

    セッションID(V$SESSION.SIDなど)。

    不可

    l_sql_id

    SQL ID(V$SQL.SQL_IDなど)。

    はい

    l_wait_class

    待機クラス名(V$EVENT_NAME.WAIT_CLASSなど)。

    はい

    l_service_hash

    サービス名のハッシュ(V$ACTIVE_SERVICES.NAME_HASHなど)。

    不可

    l_module

    モジュール名(V$SESSION.MODULEなど)。

    はい

    l_action

    アクション名(V$SESSION.ACTIONなど)。

    はい

    l_client_id

    エンドツーエンドのバックトレースのクライアントID(V$SESSION.CLIENT_IDENTIFIERなど)。

    はい

    l_plsql_entry

    PL/SQLエントリ・ポイント("SYS.DBMS_LOB.*"など)。

    はい

    l_data_src

    l_data_srcは数値データ・タイプであるため、ワイルドカードは使用できません。

    不可

  • これらのオプションの引数はいずれの組合せでも渡すことができ、また、これらのすべてのレポート対象を満たすASHの行のみが使用されます。複数のレポート対象が指定されている場合は、条件ロジックのANDを使用してこれらの対象を連結します。たとえば、MODULE "PAYROLL"およびACTION "PROCESS"に関するASHレポートを生成するには、次の条件を使用します。

    l_module =>  'PAYROLL', l_action =>  'PROCESS'
    

    VARCHAR2タイプのすべての引数で、有効なSQLワイルドカードを使用できます。

184.3.4 ASH_REPORT_ANALYTICSファンクション

このファンクションは、ASH分析アクティブ・レポートを戻します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.ASH_REPORT_ANALYTICS(
   dbid           IN NUMBER DEFAULT NULL,
   inst_id        IN NUMBER DEFAULT NULL,
   begin_time     IN DATE,
   end_time       IN DATE,
   report_level   IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   filter_list    IN VARCHAR2 DEFAULT NULL)
 RETURN CLOB;

パラメータ

表184-8 ASH_REPORT_ANALYTICSのパラメータ

パラメータ 説明

dbid

データベース識別子。この値がNULLに設定されている場合は、ローカル・データベースのデータベース識別子が使用されます。デフォルト値はNULLです。

inst_id

統計が必要なデータベースのインスタンス番号。この値がNULLに設定されている場合は、ローカル・データベースの統計が戻されます。デフォルト値はNULLです。

begin_time

ASHレポートが必要な間隔の開始時間。

end_time

ASHレポートが必要な間隔の終了時間。

report_level

作成するコンポーネントのリストを示します。

filter_list

適用するフィルタのリストを示します。デフォルト値はNULLです(適用されるフィルタはありません)。

戻り値

ASH分析アクティブ・レポートを戻します。

184.3.5 ASH_REPORT_HTMLファンクション

このテーブル・ファンクションは、ASHスポット・レポートをHTMLで表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.ASH_REPORT_HTML(
   l_dbid          IN NUMBER,
   l_inst_num      IN NUMBER,
   l_btime         IN DATE,
   l_etime         IN DATE,
   l_options       IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_slot_width    IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_sid           IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   l_sql_id        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_wait_class    IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_service_hash  IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   l_module        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_action        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_client_id     IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_plsql_entry   IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_data_src      IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_container     IN VARCHAR2  DEFAULT NULL)
 RETURN awrrpt_html_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-9 ASH_REPORT_HTMLのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

インスタンス番号

l_btime

開始時間。

l_etime

終了時間。

l_options

レポート・レベル(現在は使用されていません)。

l_slot_width

レポートの「トップ・アクティビティ」セクションで使用するスロットの幅(秒)を指定します。この引数はオプションで、これを指定しない場合、l_btimel_etimeの間の間隔は、10スロット以下に適切に分けられます。

l_sid

セッションID(「使用上の注意」を参照)。

l_sql_id

SQL ID(「使用上の注意」を参照)。

l_wait_class

待機クラス名(「使用上の注意」を参照)。

l_service_hash

サービス名のハッシュ(「使用上の注意」を参照)。

l_module

モジュール名(「使用上の注意」を参照)。

l_action

アクション名(「使用上の注意」を参照)。

l_client_id

エンドツーエンドのバックトレースのクライアントID(「使用上の注意」を参照)。

l_plsql_entry

PL/SQLエントリ・ポイント(「使用上の注意」を参照)。

l_data_src

データ・ソースの指定に使用可能(「使用上の注意」を参照)。

  • 1 =>メモリー(V$ACTIVE_SESION_HISTORY)

  • 2 =>ディスク(DBA_HIST_ACTIVE_SESS_HISTORY)

  • 0 =>両方。これはデフォルト値です。開始時間パラメータと終了時間パラメータを使用して、適切なデータ・ソース(メモリー、ディスクまたはその両方)からサンプルを取得します。

l_container

レポート・アクティビティを制限する対象のコンテナの名前。NULL (デフォルト)以外の有効な値は、V$CONTAINERSに含まれるコンテナ名から得られます。動作は次のとおりです。

  • NULLの場合: ルート・コンテナに接続されている場合、レポートはすべてのコンテナを対象とします。PDBに接続されている場合、レポートはそのPDBのみを対象とします。

  • NULLでない場合: ルート・コンテナに接続されている場合、レポートは指定されたコンテナからのアクティビティを対象とします。PDBに接続されている場合、レポートは接続されたPDBに関するl_containerNULL値を指定した場合と同じです。

注意: PDBへの接続時に別のPDBからの情報を要求すると、空のレポートが作成されます。

戻り値

出力はVARCHAR2(500)の1列です。

使用上の注意

  • このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるashrpti.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

  • デフォルトでは、レポートは開始時間パラメータと終了時間パラメータ(l_btimel_etime)を使用して、その時間範囲にあるすべての列をメモリー、ディスクまたはその両方から検索します。ただし、l_data_srcを使用すると、それらのデータ・ソースのいずれかを明示的に指定できます。たとえば、l_btimel_timeの間にあるメモリー内のすべての列に関するASHレポートを生成するには、次の条件を使用します。

    l_data_src =>  1
    

    同様に、ディスク上のみにあるサンプルに関するレポートを生成するには、次の条件を使用します。

    l_data_src => 2
    
  • 指定されていないオプションの引数は、レポート対象(SQL文、セッション、特定のサービス名/モジュール名の組合せなど)を指定するASHレポートを生成するために使用します。これらの引数は、レポートの生成に使用されるASH行を制限するために指定します。たとえば、特定のSQL文(SQL_ID 'abcdefghij123'など)に関するASHレポートを生成するには、次のように、そのsql_id値をl_sql_id引数に渡します。

    l_sql_id =>  'abcdefghij123'
    

    これらのオプションの引数はいずれの組合せでも渡すことができ、また、これらのすべてのレポート対象を満たすASHの行のみが使用されます。複数のレポート対象が指定されている場合は、条件ロジックのANDを使用してこれらの対象を連結します。たとえば、MODULE "PAYROLL"およびACTION "PROCESS"に関するASHレポートを生成するには、次の条件を使用します。

    l_module =>  'PAYROLL', l_action =>  'PROCESS'
    

    VARCHAR2タイプのすべての引数で、有効なSQLワイルドカードを使用できます。

    表184-10 ASH_REPORT_HTML: 引数でのワイルドカードの使用

    引数名 コメント ワイルドカードを使用できるかどうか

    l_sid

    セッションID(V$SESSION.SIDなど)。

    不可

    l_sql_id

    SQL ID(V$SQL.SQL_IDなど)。

    はい

    l_wait_class

    待機クラス名(V$EVENT_NAME.WAIT_CLASSなど)。

    はい

    l_service_hash

    サービス名のハッシュ(V$ACTIVE_SERVICES.NAME_HASHなど)。

    不可

    l_module

    モジュール名(V$SESSION.MODULEなど)。

    はい

    l_action

    アクション名(V$SESSION.ACTIONなど)。

    はい

    l_client_id

    エンドツーエンドのバックトレースのクライアントID(V$SESSION.CLIENT_IDENTIFIERなど)。

    はい

184.3.6 ASH_REPORT_TEXTファンクション

このテーブル・ファンクションは、ASHスポット・レポートをテキストで表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.ASH_REPORT_TEXT(
   l_dbid          IN NUMBER,
   l_inst_num      IN NUMBER,
   l_btime         IN DATE,
   l_etime         IN DATE,
   l_options       IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_slot_width    IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_sid           IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   l_sql_id        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_wait_class    IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_service_hash  IN NUMBER    DEFAULT NULL,
   l_module        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_action        IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_client_id     IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_plsql_entry   IN VARCHAR2  DEFAULT NULL,
   l_data_src      IN NUMBER    DEFAULT 0,
   l_container     IN VARCHAR2  DEFAULT NULL)
 RETURN awrrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-11 ASH_REPORT_TEXTのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

インスタンス番号

l_btime

開始時間。

l_etime

終了時間。

l_options

レポート・レベル(現在は使用されていません)。

l_slot_width

レポートの「トップ・アクティビティ」セクションで使用するスロットの幅(秒)を指定します。この引数はオプションで、これを指定しない場合、l_btimel_etimeの間の間隔は、10スロット以下に適切に分けられます。

l_sid

セッションID(「使用上の注意」を参照)。

l_sql_id

SQL ID(「使用上の注意」を参照)。

l_wait_class

待機クラス名(「使用上の注意」を参照)。

l_service_hash

サービス名のハッシュ(「使用上の注意」を参照)。

l_module

モジュール名(「使用上の注意」を参照)。

l_action

アクション名(「使用上の注意」を参照)。

l_client_id

エンドツーエンドのバックトレースのクライアントID(「使用上の注意」を参照)。

l_plsql_entry

PL/SQLエントリ・ポイント(「使用上の注意」を参照)。

l_data_src

データ・ソースの指定に使用可能(「使用上の注意」を参照)。

  • 1 =>メモリー(V$ACTIVE_SESION_HISTORY)

  • 2 =>ディスク(DBA_HIST_ACTIVE_SESS_HISTORY)

  • 0 =>両方。これはデフォルト値です。開始時間パラメータと終了時間パラメータを使用して、適切なデータ・ソース(メモリー、ディスクまたはその両方)からサンプルを取得します。

l_container

レポート・アクティビティを制限する対象のコンテナの名前。NULL (デフォルト)以外の有効な値は、V$CONTAINERSに含まれるコンテナ名から得られます。動作は次のとおりです。

  • NULLの場合: ルート・コンテナに接続されている場合、レポートはすべてのコンテナを対象とします。PDBに接続されている場合、レポートはそのPDBのみを対象とします。

  • NULLでない場合: ルート・コンテナに接続されている場合、レポートは指定されたコンテナからのアクティビティを対象とします。PDBに接続されている場合、レポートは接続されたPDBに関するl_containerNULL値を指定した場合と同じです。

注意: PDBへの接続時に別のPDBからの情報を要求すると、空のレポートが作成されます。

戻り値

出力はVARCHAR2(80)の1列です。

使用上の注意

  • このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるashrpti.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

  • デフォルトでは、レポートは開始時間パラメータと終了時間パラメータ(l_btimel_etime)を使用して、その時間範囲にあるすべての列をメモリー、ディスクまたはその両方から検索します。ただし、l_data_srcを使用すると、それらのデータ・ソースのいずれかを明示的に指定できます。たとえば、l_btimel_timeの間にあるメモリー内のすべての列に関するASHレポートを生成するには、次の条件を使用します。

    l_data_src =>  1
    

    同様に、ディスク上のみにあるサンプルに関するレポートを生成するには、次の条件を使用します。

    l_data_src => 2
    
  • 指定されていないオプションの引数は、レポート対象(SQL文、セッション、特定のサービス名/モジュール名の組合せなど)を指定するASHレポートを生成するために使用します。これらの引数は、レポートの生成に使用されるASH行を制限するために指定します。たとえば、特定のSQL文(SQL_ID 'abcdefghij123'など)に関するASHレポートを生成するには、次のように、そのSQL_ID値をl_sql_id引数に渡します。

    l_sql_id =>  'abcdefghij123'
    

    表184-12 ASH_REPORT_TEXT: 引数でのワイルドカードの使用

    引数名 コメント ワイルドカードを使用できるかどうか

    l_sid

    セッションID(V$SESSION.SIDなど)。

    不可

    l_sql_id

    SQL ID(V$SQL.SQL_IDなど)。

    はい

    l_wait_class

    待機クラス名(V$EVENT_NAME.WAIT_CLASSなど)。

    はい

    l_service_hash

    サービス名のハッシュ(V$ACTIVE_SERVICES.NAME_HASHなど)。

    不可

    l_module

    モジュール名(V$SESSION.MODULEなど)。

    はい

    l_action

    アクション名(V$SESSION.ACTIONなど)。

    はい

    l_client_id

    エンドツーエンドのバックトレースのクライアントID(V$SESSION.CLIENT_IDENTIFIERなど)。

    はい

    l_plsql_entry

    PL/SQLエントリ・ポイント("SYS.DBMS_LOB.*"など)。

    はい

    l_data_src

    l_data_srcは数値データ・タイプであるため、ワイルドカードは使用できません。

    不可

  • これらのオプションの引数はいずれの組合せでも渡すことができ、また、これらのすべてのレポート対象を満たすASHの行のみが使用されます。複数のレポート対象が指定されている場合は、条件ロジックのANDを使用してこれらの対象を連結します。たとえば、MODULE "PAYROLL"およびACTION "PROCESS"に関するASHレポートを生成するには、次の条件を使用します。

    l_module =>  'PAYROLL', l_action =>  'PROCESS'
    

    VARCHAR2タイプのすべての引数で、有効なSQLワイルドカードを使用できます。

184.3.7 AWR_DIFF_REPORT_HTMLファンクション

このテーブル・ファンクションは、AWR期間の比較レポートをHTMLで表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_DIFF_REPORT_HTML(
   dbid1     IN NUMBER,
   inst_num1 IN NUMBER,
   bid1      IN NUMBER,
   eid1      IN NUMBER,
   dbid2     IN NUMBER,
   inst_num2 IN NUMBER,
   bid2      IN NUMBER,
   eid2      IN NUMBER)
  RETURN awrdrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-13 AWR_DIFF_REPORT_HTMLのパラメータ

パラメータ 説明

dbid1

1番目のデータベース識別子。

inst_num1

1番目のインスタンス番号。

bid1

1番目の開始スナップショットID。

eid1

1番目の終了スナップショットID。

dbid2

2番目のデータベース識別子。

inst_num2

2番目のインスタンス番号。

bid2

2番目の開始スナップショットID。

eid2

2番目の終了スナップショットID。

戻り値

出力はVARCHAR2(500)の1列です。

使用上の注意

このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるawrddrpt.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

184.3.8 AWR_DIFF_REPORT_TEXTファンクション

このテーブル・ファンクションは、AWR期間の比較レポートをテキストで表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_DIFF_REPORT_TEXT(
   dbid1     IN NUMBER,
   inst_num1 IN NUMBER,
   bid1      IN NUMBER,
   eid1      IN NUMBER,
   dbid2     IN NUMBER,
   inst_num2 IN NUMBER,
   bid2      IN NUMBER,
   eid2      IN NUMBER)
  RETURN awrdrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-14 AWR_DIFF_REPORT_TEXTのパラメータ

パラメータ 説明

dbid1

1番目のデータベース識別子。

inst_num1

1番目のインスタンス番号。

bid1

1番目の開始スナップショットID。

eid1

1番目の終了スナップショットID。

dbid2

2番目のデータベース識別子。

inst_num2

2番目のインスタンス番号。

bid2

2番目の開始スナップショットID。

eid2

2番目の終了スナップショットID。

戻り値

出力はVARCHAR2(500)の1列です。

使用上の注意

このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるawrddrpt.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

184.3.9 AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_HTMLファンクション

このテーブル・ファンクションは、グローバルAWR期間の比較レポートをHTML形式で表示します。

最初のオーバーロードでは、inst_num1およびinst_num2に対してインスタンス番号のカンマ区切りリストが受け入れられます。先頭に0 (ゼロ)は使用できず、また、1023文字以内という制限があります。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_HTML (
   dbid1        IN    NUMBER,
   inst_num1    IN    AWRRPT_INSTANCE_LIST_TYPE,
   bid1         IN    NUMBER,
   eid1         IN    NUMBER,
   dbid2        IN    NUMBER,
   inst_num2    IN    AWRRPT_INSTANCE_LIST_TYPE,
   bid2         IN    NUMBER,
   eid2         IN    NUMBER)
  RETURN awrrpt_html_type_table PIPELINED;

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_HTML (
   dbid1        IN    NUMBER,
   inst_num1    IN    VARCHAR2,
   bid1         IN    NUMBER,
   eid1         IN    NUMBER,
   dbid2        IN    NUMBER,
   inst_num2    IN    VARCHAR2,
   bid2         IN    NUMBER,
   eid2         IN    NUMBER)
  RETURN awrrpt_html_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-15 AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_HTMLファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

dbid1

1番目のデータベース識別子。

inst_num1

インスタンス番号の1番目のリスト。NULLに設定した場合、開始スナップショットと終了スナップショットが使用可能となり、スナップショット間で再起動されていないすべてのインスタンスがレポートに含まれます。

bid1

1番目の開始スナップショットID。

eid1

1番目の終了スナップショットID。

dbid2

2番目のデータベース識別子。

inst_num2

レポートに含まれるインスタンス番号の2番目のリスト。NULLに設定した場合、開始スナップショットと終了スナップショットが使用可能となり、スナップショット間で再起動されていないすべてのインスタンスがレポートに含まれます。

bid2

2番目の開始スナップショットID。

eid2

2番目の終了スナップショットID。

戻り値

出力はVARCHAR2(1500)の1列です。

184.3.10 AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_TEXTファンクション

このテーブル・ファンクションは、グローバルAWR期間の比較レポートをテキスト形式で表示します。

最初のオーバーロードでは、inst_num1およびinst_num2に対してインスタンス番号のカンマ区切りリストが受け入れられます。先頭に0 (ゼロ)は使用できず、また、1023文字以内という制限があります。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_TEXT (
   dbid1        IN    NUMBER,
   inst_num1    IN    AWRRPT_INSTANCE_LIST_TYPE,
   bid1         IN    NUMBER,
   eid1         IN    NUMBER,
   dbid2        IN    NUMBER,
   inst_num2    IN    AWRRPT_INSTANCE_LIST_TYPE,
   bid2         IN    NUMBER,
   eid2         IN    NUMBER)
  RETURN awrdrpt_text_type_table PIPELINED;

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_TEXT (
   dbid1        IN    NUMBER,
   inst_num1    IN    VARCHAR2,
   bid1         IN    NUMBER,
   eid1         IN    NUMBER,
   dbid2        IN    NUMBER,
   inst_num2    IN    VARCHAR2,
   bid2         IN    NUMBER,
   eid2         IN    NUMBER)
  RETURN awrdrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-16 AWR_GLOBAL_DIFF_REPORT_TEXTファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

dbid1

1番目のデータベース識別子。

inst_num1

インスタンス番号の1番目のリスト。NULLに設定した場合、開始スナップショットと終了スナップショットが使用可能となり、スナップショット間で再起動されていないすべてのインスタンスがレポートに含まれます。

bid1

1番目の開始スナップショットID。

eid1

1番目の終了スナップショットID。

dbid2

2番目のデータベース識別子。

inst_num2

レポートに含まれるインスタンス番号の2番目のリスト。NULLに設定した場合、開始スナップショットと終了スナップショットが使用可能となり、スナップショット間で再起動されていないすべてのインスタンスがレポートに含まれます。

bid2

2番目の開始スナップショットID。

eid2

2番目の終了スナップショットID。

戻り値

出力はVARCHAR2(320)の1列です。

184.3.11 AWR_GLOBAL_REPORT_HTMLファンクション

このテーブル・ファンクションは、グローバルAWRレポートをHTMLで表示します。

最初のオーバーロードでは、インスタンス番号のカンマ区切りリストが受け入れられます。先頭に0 (ゼロ)は使用できず、また、1023文字以内という制限があります。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_GLOBAL_REPORT_HTML (
   l_dbid        IN    NUMBER,
   l_inst_num    IN    AWRRPT_INSTANCE_LIST_TYPE,   
   l_bid         IN    NUMBER,
   l_eid         IN    NUMBER,
   l_options     IN    NUMBER DEFAULT 0)
  RETURN awrrpt_html_type_table PIPELINED;

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_GLOBAL_REPORT_HTML (
   l_dbid       IN    NUMBER,
   l_inst_num   IN    VARCHAR2,   
   l_bid        IN    NUMBER,
   l_eid        IN    NUMBER,
   l_options    IN    NUMBER DEFAULT 0)
  RETURN awrrpt_html_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-17 AWR_GLOBAL_REPORT_HTMLファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

レポートに含まれるインスタンス番号のリスト。NULLに設定した場合、開始スナップショットと終了スナップショットが使用可能となり、スナップショット間で再起動されていないすべてのインスタンスがレポートに含まれます。

l_bid

開始スナップショットID。

l_eid

終了スナップショットID。

l_options

レポート・レベル(現在は使用されていません)。

戻り値

出力はVARCHAR2(1500)の1列です。

184.3.12 AWR_GLOBAL_REPORT_TEXTファンクション

このテーブル・ファンクションは、グローバルAWRレポートをテキストで表示します。

最初のオーバーロードでは、インスタンス番号のカンマ区切りリストが受け入れられます。先頭に0 (ゼロ)は使用できず、また、1023文字以内という制限があります。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_GLOBAL_REPORT_TEXT(
   l_dbid        IN    NUMBER,
   l_inst_num    IN    AWRRPT_INSTANCE_LIST_TYPE,
   l_bid         IN    NUMBER,
   l_eid         IN    NUMBER,
   l_options     IN    NUMBER DEFAULT 0)
  RETURN awrdrpt_text_type_table PIPELINED;

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_GLOBAL_REPORT_TEXT(
   l_dbid       IN    NUMBER,
   l_inst_num   IN    VARCHAR2,
   l_bid        IN    NUMBER,
   l_eid        IN    NUMBER,
   l_options    IN    NUMBER DEFAULT 0)
  RETURN awrdrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-18 AWR_GLOBAL_REPORT_TEXTファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

レポートに含まれるインスタンス番号のリスト。NULLに設定した場合、開始スナップショットと終了スナップショットが使用可能となり、スナップショット間で再起動されていないすべてのインスタンスがレポートに含まれます。

l_bid

開始スナップショットID。

l_eid

終了スナップショットID。

l_options

レポートの出力を制御するために指定するフラグ。現在は使用されていません。

戻り値

出力はVARCHAR2(320)の1列です。

184.3.13 AWR_REPORT_HTMLファンクション

このテーブル・ファンクションは、AWRレポートをHTMLで表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_REPORT_HTML(
   l_dbid       IN    NUMBER,
   l_inst_num   IN    NUMBER,
   l_bid        IN    NUMBER,
   l_eid        IN    NUMBER,
   l_options    IN    NUMBER DEFAULT 0)
 RETURN awrrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-19 AWR_REPORT_HTMLのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

インスタンス番号

l_bid

開始スナップショットID。

l_eid

終了スナップショットID。

l_options

レポートの出力を制御するために指定するフラグ。現在、Oracleでは次の1つの値をサポートしています。

  • l_options - 8。レポートのADDM固有部分を表示します。これらのセクションには、バッファ・プール・アドバイス、共有プール・アドバイス、およびPGAターゲット・アドバイスが含まれます。

戻り値

出力はVARCHAR2(1500)の1列です。

使用上の注意

このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるawrrpt.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

184.3.14 AWR_REPORT_TEXTファンクション

このテーブル・ファンクションは、AWRレポートをテキストで表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_REPORT_TEXT(
   l_dbid       IN    NUMBER,
   l_inst_num   IN    NUMBER,
   l_bid        IN    NUMBER,
   l_eid        IN    NUMBER,
   l_options    IN    NUMBER DEFAULT 0)
 RETURN awrrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-20 AWR_REPORT_TEXTのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_insT_num

インスタンス番号

l_bid

開始スナップショットID。

l_eid

終了スナップショットID。

l_options

レポートの出力を制御するために指定するフラグ。現在、Oracleでは次の1つの値をサポートしています。

  • l_options - 8。レポートのADDM固有部分を表示します。これらのセクションには、バッファ・プール・アドバイス、共有プール・アドバイス、およびPGAターゲット・アドバイスが含まれます。

戻り値

出力はVARCHAR2(80)の1列です。

使用上の注意

このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるawrrpt.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

184.3.15 AWR_SET_REPORT_THRESHOLDSプロシージャ

このプロシージャは、レポートの行数などの指定されたレポートのしきい値を構成します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_SET_REPORT_THRESHOLDS(
   top_n_events         IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   top_n_files          IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   top_n_segments       IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   top_n_services       IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   top_n_sql            IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   top_n_sql_max        IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   top_sql_pct          IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   shmem_threshold      IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   versions_threshold   IN   NUMBER DEFAULT NULL,   
   top_n_disks          IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   outlier_pct          IN   NUMBER DEFAULT NULL,
   outlier_cpu_pct      IN   NUMBER DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-21 AWR_SET_REPORT_THRESHOLDSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

top_n_events

組み込まれる最も重大な待機イベント数

top_n_files

組み込まれる最もアクティブなファイル数

top_n_segments

組み込まれる最もアクティブなセグメント数

top_n_services

組み込まれる最もアクティブなサービス数

top_n_sql

組み込まれる最も重大なSQL文の数

top_n_sql_max

SQL文のアクティビティがtop_sql_pctで指定されたものより大きい場合に組み込まれるSQL文の数。

top_sql_pct

top_n_sqltop_n_sql_maxの間のSQL文の重要度しきい値。

shmem_threshold

共有メモリーの低しきい値。

versions_threshold

計画バージョン・カウントの低しきい値。

top_n_disks

I/Oが最大のセル・ディスクの数。

outlier_pct

Exadataセクションの外れ値を表示する前の最大容量のパーセント。

outlier_cpu_pct

外れ値を表示するためのCPUの平均パーセントのしきい値。

ユーザーへの注意

  • 各設定の影響は、生成されるレポートのタイプおよび基礎となるAWRデータによって異なります。各レポート・タイプに対してすべての設定が意味を持つわけではありません。無効な設定(負の数など)は無視されます。

  • 設定は、AWR_SET_REPORT_THRESHOLDSプロシージャを実行するセッションのコンテキストでのみ有効です。たとえば、デフォルトと比較して上位12個のセグメントを示すレポートを取得するには、次のようにプロシージャを起動できます。

    DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_SET_REPORT_THRESHOLDS (top_n_segments=>12);

184.3.16 AWR_SQL_REPORT_HTMLファンクション

このテーブル・ファンクションは、AWR SQLレポートをHTML形式で表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_SQL_REPORT_HTML(
   l_dbid       IN    NUMBER,
   l_inst_num   IN    NUMBER,
   l_bid        IN    NUMBER,
   l_eid        IN    NUMBER,
   l_sqlid      IN    VARCHAR2,
   l_options    IN    NUMBER DEFAULT 0)
 RETURN awrrpt_html_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-22 AWR_SQL_REPORT_HTMLのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

インスタンス番号

l_bid

開始スナップショットID。

l_eid

終了スナップショットID。

l_sqlid

分析する文のSQL ID。

l_options

レポートの出力を制御するために指定するフラグ。現在は使用されていません。

戻り値

出力はVARCHAR2(500)の1列です。

使用上の注意

このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるawrsqrpt.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

184.3.17 AWR_SQL_REPORT_TEXTファンクション

このテーブル・ファンクションは、AWR SQLレポートをテキスト形式で表示します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.AWR_SQL_REPORT_TEXT(
   l_dbid       IN    NUMBER,
   l_inst_num   IN    NUMBER,
   l_bid        IN    NUMBER,
   l_eid        IN    NUMBER,
   l_sqlid      IN    VARCHAR2,
   l_options    IN    NUMBER DEFAULT 0)
 RETURN awrrpt_text_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-23 AWR_SQL_REPORT_TEXTのパラメータ

パラメータ 説明

l_dbid

データベース識別子。

l_inst_num

インスタンス番号

l_bid

開始スナップショットID。

l_eid

終了スナップショットID。

l_sqlid

分析する文のSQL ID。

l_options

レポートの出力を制御するために指定するフラグ。現在は使用されていません。

戻り値

出力はVARCHAR2(120)の1列です。

使用上の注意

このファンクションを直接コールすることもできますが、ユーザーに必要な情報の入力を求めるawrsqrpt.sqlスクリプトを使用することをお薦めします。

184.3.18 CONTROL_RESTRICTED_SNAPSHOTプロシージャ

このプロシージャは、制限付きのセッション・モードでのデータベースのAWRスナップショット作成を制御します。このプロシージャが使用されない場合、デフォルトでは、制限付きのセッション・モードでデータベースのAWRスナップショットは作成できません。このプロシージャは、実行先のローカル・データベースに影響します。

注意:

制限付きのセッション・モードでのOracle RACのAWRスナップショットの作成を有効にするには、Oracle RACのすべてのデータベース・インスタンスでこのプロシージャを実行する必要があります。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CONTROL_RESTRICTED_SNAPSHOT(
   allow IN BOOLEAN);

パラメータ

表184-24 CONTROL_RESTRICTED_SNAPSHOTのパラメータ

パラメータ 説明

allow

このパラメータには、次のいずれかの値を指定できます。

  • TRUE: 制限付きセッション・モードでデータベースのAWRスナップショットを作成できます。

  • FALSE: 制限付きセッション・モードでデータベースのAWRスナップショットを作成できません。

184.3.19 CREATE_BASELINEファンクションおよびプロシージャ

このファンクションおよびプロシージャは、ベースラインを作成します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_BASELINE(
   start_snap_id    IN  NUMBER,
   end_snap_id      IN  NUMBER,
   baseline_name    IN  VARCHAR2,
   dbid             IN  NUMBER DEFAULT NULL,
   expiration       IN  NUMBER DEFAULT NULL);

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_BASELINE(
   start_snap_id    IN  NUMBER,
   end_snap_id      IN  NUMBER,
   baseline_name    IN  VARCHAR2,
   dbid             IN  NUMBER DEFAULT NULL,
   expiration       IN  NUMBER DEFAULT NULL)
 RETURN NUMBER;

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_BASELINE(
   start_time       IN  DATE,
   end_time         IN  DATE,
   baseline_name    IN  VARCHAR2,
   dbid             IN  NUMBER DEFAULT NULL,
   expiration       IN  NUMBER DEFAULT NULL);

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_BASELINE(
   start_time       IN  DATE,
   end_time         IN  DATE,
   baseline_name    IN  VARCHAR2,
   dbid             IN  NUMBER DEFAULT NULL,
   expiration       IN  NUMBER DEFAULT NULL);
 RETURN NUMBER;

パラメータ

表184-25 CREATE_BASELINEファンクションおよびプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

start_snap_id

ベースラインの開始スナップショット順序番号。

end_snap_id

ベースラインの終了スナップショット順序番号。

start_time

ベースラインの開始時間。

end_time

ベースラインの終了時間。

baseline_name

ベースラインの名前。

dbid

ベースラインのデータベースID。NULLの場合は、ローカル・データベースのデータベースIDになります。デフォルトはNULLです。

expiration

ベースラインの有効期限日数。NULLの場合、有効期限は無期限になり、ベースラインは削除されません。デフォルトはNULLです。

例外

  • システム内にすでにこのベースライン名が存在する場合は、エラーが戻されます。

  • このインタフェースに指定するスナップショットの範囲は、データベース内の既存の2つのスナップショットである必要があります。入力したスナップショットがシステムに存在しない場合は、エラーが戻されます。

次の例では、ローカル・データベースのスナップショット105から107までのベースライン('oltp_peakload_bl'という名前で)を作成します。

EXECUTE DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_BASELINE (start_snap_id => 105,
                                                  end_snap_id   => 107,
                                                  baseline_name => 'oltp_peakload_bl');

CREATE BASELINE操作後にDBA_HIST_BASELINEビューを問い合せると、ワークロード・リポジトリに新しく作成したベースラインが表示されます。

184.3.20 CREATE_BASELINE_TEMPLATEプロシージャ

このプロシージャでは、将来の期間でどのようにベースラインを作成するかを示すテンプレートを指定します。

構文

将来の単一の期間に基づいてベースラインを生成するためのテンプレートを指定します。

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_BASELINE_TEMPLATE(
   start_time              IN DATE,
   end_time                IN DATE,
   baseline_name           IN VARCHAR2,
   template_name           IN VARCHAR2,
   expiration              IN NUMBER,
   dbid                    IN NUMBER   DEFAULT NULL);

繰返し期間に基づいてベースラインを作成および削除するためのテンプレートは、次のように指定します。

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_BASELINE_TEMPLATE(
   day_of_week             IN VARCHAR2,
   hour_in_day             IN NUMBER, 
   duration                IN NUMBER,
   start_time              IN DATE,
   end_time                IN DATE,
   baseline_name_prefix    IN VARCHAR2,
   template_name           IN VARCHAR2,
   expiration              IN NUMBER,
   dbid                    IN NUMBER   DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-26 CREATE_BASELINE_TEMPLATEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

start_time

作成するベースラインの開始時間。

end_time

作成するベースラインの終了時間。

baseline_name

作成するベースラインの名前。

template_name

テンプレートの名前。

expiration

ベースラインの有効期限日数。NULLの場合、有効期限は無期限になり、ベースラインは削除されません。デフォルトはNULLです

dbid

ベースライン・テンプレートを使用する必要があるデータベースID。NULLの場合は、ローカル・データベースのデータベースIDになります。デフォルトはNULLです。

day_of_week

ベースラインを繰り返す曜日。SUNDAYMONDAYTUESDAYWEDNESDAYTHURSDAYFRIDAYSATURDAYのいずれかの値を指定します。

hour_in_day

ベースラインを開始する日中の時間を指定する0から23の値。

duration

日中の時間後にベースラインを継続させる期間(時間数)。

baseline_name_prefix

ベースライン接頭辞の名前。ベースライン作成時には、このベースライン名が接頭辞となり、日付情報が追加されます。

184.3.21 CREATE_REMOTE_SNAPSHOTファンクションおよびプロシージャ

このファンクションおよびプロシージャは、リモート管理フレームワーク(RMF)を使用してリモート・スナップショットを作成します。ファンクションはスナップショットIDを戻します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_REMOTE_SNAPSHOT(
   node_id     IN NUMBER,
   flush_level IN VARCHAR2 DEFAULT 'BESTFIT');

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_REMOTE_SNAPSHOT(
   node_id     IN NUMBER,
   flush_level IN VARCHAR2 DEFAULT 'BESTFIT')
 RETURN NUMBER;

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_REMOTE_SNAPSHOT(
   node_name      IN VARCHAR2,
   topology_name  IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   flush_level    IN VARCHAR2 DEFAULT 'BESTFIT');

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_REMOTE_SNAPSHOT(
   node_name      IN VARCHAR2,
   topology_name  IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   flush_level    IN VARCHAR2 DEFAULT 'BESTFIT')
 RETURN NUMBER;

パラメータ

表184-27 CREATE_REMOTE_SNAPSHOTのパラメータ

パラメータ 説明

node_id

スナップショットを作成する必要があるデータベースのRMFノード識別子。

node_name

スナップショットを作成する必要があるデータベースのRMFノード名。

topology_name

スナップショットを作成する必要があるデータベースのRMFトポロジ名。

flush_level

フラッシュ・レベルは次のいずれかです。

  • BESTFIT:

    取得されるスナップショットのタイプに応じたデフォルト値を使用します。

  • LITE:

    軽量スナップショット。最も重要な統計のみが収集されます。これは、プラガブル・データベース(PDB)およびアプリケーション・コンテナのデフォルトです。

  • TYPICAL:

    標準スナップショット。ほとんどの統計が収集されます。これは、コンテナ・データベース・ルート(CDBルート)および非CDBデータベースのデフォルトです。

  • ALL:

    重量スナップショット。使用可能なすべての統計が収集されます。これは大量のディスク領域を使用し、作成に長時間かかります。

この例では、RMFノード識別子が10であるデータベースのリモート・スナップショットを作成します。

EXECUTE DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_REMOTE_SNAPSHOT(10);

前述のプロシージャの実行後にDBA_HIST_SNAPSHOTビューを問い合せると、自動ワークロード・リポジトリ(AWR)に新しいスナップショット・レコードが追加されたことを確認できます。

184.3.22 CREATE_SNAPSHOTファンクションおよびプロシージャ

このファンクションおよびプロシージャは、スナップショットを作成します。ファンクションはスナップショットIDを戻します。このサブプログラムでデータベースIDおよびデータベース名のいずれも指定されない場合は、サブプログラムが実行されるローカル・データベースのスナップショットが作成されます。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_SNAPSHOT(
   flush_level IN VARCHAR2 DEFAULT 'BESTFIT',
   dbid        IN NUMBER   DEFAULT NULL,
   source_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_SNAPSHOT(
   flush_level IN VARCHAR2 DEFAULT 'BESTFIT',
   dbid        IN NUMBER   DEFAULT NULL,
   source_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL)
 RETURN NUMBER;

パラメータ

表184-28 CREATE_SNAPSHOTのパラメータ

パラメータ 説明

flush_level

フラッシュ・レベルは次のいずれかです。

  • BESTFIT:

    取得されるスナップショットのタイプに応じたデフォルト値を使用します。

  • LITE:

    軽量スナップショット。最も重要な統計のみが収集されます。これは、プラガブル・データベース(PDB)およびアプリケーション・コンテナのデフォルトです。

  • TYPICAL:

    標準スナップショット。ほとんどの統計が収集されます。これは、コンテナ・データベース・ルート(CDBルート)および非CDBデータベースのデフォルトです。

  • ALL:

    重量スナップショット。使用可能なすべての統計が収集されます。これは大量のディスク領域を使用し、作成に長時間かかります。

dbid

スナップショットを作成する必要があるデータベースのデータベースID。

source_name

スナップショットを作成する必要があるデータベースの名前。

この例では、フラッシュ・レベルがALLであるローカル・データベースのスナップショットを作成します。

EXECUTE DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.CREATE_SNAPSHOT('ALL');

前述のプロシージャの実行後にDBA_HIST_SNAPSHOTビューを問い合せると、自動ワークロード・リポジトリ(AWR)に新しいスナップショット・レコードが追加されたことを確認できます。

184.3.23 DROP_BASELINEプロシージャ

このプロシージャは、以前に定義したベースラインを削除します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.DROP_BASELINE(
   baseline_name  IN  VARCHAR2,
   cascade        IN  BOOLEAN  DEFAULT FALSE,
   dbid           IN  NUMBER   DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-29 DROP_BASELINEのパラメータ

パラメータ 説明

baseline_name

システムから削除するベースラインの名前。

cascade

TRUEに設定すると、ベースラインに関連付けられたスナップショットの組合せも削除されます。それ以外の場合、ベースラインのみが削除されます。

dbid

ベースラインを削除する必要があるデータベースID (デフォルトはローカルDBID)。

この例では、元のスナップショットを削除せずに、ベースライン'oltp_peakload_bl'を削除します。

EXECUTE DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.DROP_BASELINE (
       baseline_name => 'oltp_peakload_bl');

DROP_BASELINE操作後にDBA_HIST_BASELINEビューを問い合せると、指定したベースライン定義が削除されているのが確認できます。DBA_HIST_SNAPSHOTビューを問い合せて、元のスナップショットが変更されていないことを確認できます。

184.3.24 DROP_BASELINE_TEMPLATEプロシージャ

このプロシージャは、不要になったテンプレートを削除します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.DROP_BASELINE_TEMPLATE(
   template_name    IN VARCHAR2,   
   dbid             IN NUMBER   DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-30 DROP_BASELINE_TEMPLATEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

template_name

削除するテンプレートの名前。

dbid

ベースライン・テンプレートを削除する必要があるデータベースID。NULLの場合は、ローカル・データベースのデータベースIDになります。デフォルトはNULLです。

184.3.25 DROP_SNAPSHOT_RANGEプロシージャ

このプロシージャは、一定の範囲のスナップショットを削除します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.DROP_SNAPSHOT_RANGE(
   low_snap_id    IN  NUMBER,
   high_snap_id   IN  NUMBER,
   dbid           IN  NUMBER   DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-31 DROP_SNAPSHOT_RANGEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

low_snap_id

削除するスナップショットの最低のスナップショットID。

high_snap_id

削除するスナップショットの最高のスナップショットID。

dbid

データベースID (デフォルトはローカルDBID)。

この例では、ローカル・データベースのスナップショットID102から105までのスナップショットの範囲を削除します。

EXECUTE DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.DROP_SNAPSHOT_RANGE(102, 105);

Drop Snapshot操作後にdba_hist_snapshotビューを問い合せると、ワークロード・リポジトリからスナップショット102から105が削除されているのが確認できます。

184.3.26 LOCAL_AWR_DBIDファンクション

このファンクションは、ローカルAWRデータベースのデータベース識別子を戻します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.LOCAL_AWR_DBID()
 RETURN NUMBER;

184.3.27 MODIFY_BASELINE_WINDOW_SIZEプロシージャ

このプロシージャは、デフォルトの変動ウィンドウ・ベースラインのウィンドウ・サイズを変更します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.MODIFY_BASELINE_WINDOW_SIZE(
   window_size    IN   NUMBER,
   dbid           IN   NUMBER   DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-32 MODIFY_BASELINE_WINDOW_SIZEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

window_size

デフォルトの変動ウィンドウ・ベースラインの新しいウィンドウ・サイズ(日数)。

dbid

データベースID (デフォルトはローカルDBID)。

使用上の注意

ウィンドウ・サイズは、AWR保存期間の設定以下にする必要があります。ウィンドウ・サイズを保存期間以上にする必要がある場合は、MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGSプロシージャを使用してウィンドウ・サイズを調整できます。変動ウィンドウは、最大13週間に設定できます。

184.3.28 MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGSプロシージャ

このプロシージャは、スナップショット生成の3つの側面を制御します。

  • INTERVAL設定は、スナップショットが自動的に取得される間隔に影響を与えます。

  • RETENTION設定は、ワークロード・リポジトリにスナップショットが保持される期間に影響を与えます。

  • Top基準ごとに取得されるSQLの数。ユーザーがTop N SQLの値を手動で指定すると、AWR SQLコレクションは、自動および手動によるスナップショットの両方に対して、ユーザー指定の数を使用します。

2つのオーバーロードがあります。最初のオーバーロードはtopnsql引数のNUMBERを使用し、2番目のオーバーロードはVARCHAR2を使用します。これらの違いについては、パラメータの説明を参照してください。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGS(
   retention      IN  NUMBER    DEFAULT  NULL,
   interval       IN  NUMBER    DEFAULT  NULL,
   topnsql        IN  NUMBER    DEFAULT  NULL,
   dbid           IN  NUMBER    DEFAULT  NULL);

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGS(
   retention      IN  NUMBER    DEFAULT NULL,
   interval       IN  NUMBER    DEFAULT NULL,
   topnsql        IN  VARCHAR2,
   dbid           IN  NUMBER    DEFAULT  NULL);

パラメータ

表184-33 MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

retention

新しい保存期間(分単位)。値は、MIN_RETENTION(1日)からMAX_RETENTION(100年)の範囲で指定する必要があります。

ZEROを指定した場合、スナップショットは永久に保持されます。システム定義の大きい値が保存期間設定として使用されます。

NULLを指定した場合、古い保存期間の値が維持されます。

注意: 保存期間設定は、SYSTEM_MOVING_WINDOWベースラインのウィンドウ・サイズ以上にする必要があります。保存期間をウィンドウ・サイズ以下にする必要がある場合は、MODIFY_BASELINE_WINDOW_SIZEプロシージャを使用してウィンドウ・サイズを調整できます。

interval

スナップショット間の新しい間隔設定(分単位)。値はMIN_INTERVAL(10分)からMAX_INTERVAL(1年)の範囲で指定する必要があります。

ZEROを指定した場合、自動および手動によるスナップショットは無効になります。システム定義の大きい値が保存期間設定として使用されます。

NULLを指定した場合、現在の値が維持されます。

topnsql

  • NUMBERの場合: Top N SQLのサイズ。SQL基準(経過時間、CPU時間、解析コール、共有可能メモリー、バージョン・カウント)ごとにフラッシュするTop SQLの数。この設定の値は、統計レベルまたはフラッシュ・レベルによる影響を受けず、AWR SQLコレクションに対するシステムのデフォルト動作より優先されます。この設定の最小値は30で、最大値は50,000です。NULLを指定すると、現在の設定が維持されます。

  • VARCHAR2の場合: ユーザーは(DEFAULTMAXIMUMN)の値を指定でき、ここでNは、SQL基準ごとにフラッシュするTop SQLの数です。DEFAULTを指定すると、システムは統計レベルTYPICALのTop 30および統計レベルALLLのTop 100のデフォルト動作に戻ります。MAXIMUMを指定すると、システムはカーソル・キャッシュ内のSQLの完全なセットを取得します。数値Nを指定することは、NUMBERタイプを使用してTop N SQLを設定することと同じです。この引数にNULLを指定すると、現在の設定が維持されます。

dbid

スナップショット設定を変更するAWR内のデータベース識別子。NULLを指定した場合、ローカルのdbidが使用されます。デフォルトはNULLです。

この例では、ローカル・データベースのinterval設定を1時間に変更し、retention設定を2週間に変更します。

EXECUTE DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGS(
  interval  =>  60,
  retention =>  20160);

このプロシージャの実行後にDBA_HIST_WR_CONTROL表を問い合せると、これらの設定の変更を確認できます。

184.3.29 PURGE_SQL_DETAILSプロシージャ

このプロシージャは、SQL詳細をパージします。具体的には、WRH$_SQLSTATに対応する行(DBIDSQL_ID)がないWRH$_SQLTEXTWRH$_SQL_PLANおよびWRH$_SQL_BIND_METADATAの行です。

このサブプログラムは、パージを実行するDBIDをコールします。DBIDが指定されていない場合、データベースのDBIDが使用されます。表ごとにパージする行の最大数を指定することによって、ランタイムを制限できます。最大値が指定されていない場合、サブプログラムは、適用可能な行をすべてパージしようとします。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.PURGE_SQL_DETAILS(
   numrows IN NUMBER DEFAULT NULL,  
   dbid    IN NUMBER DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-34 PURGE_SQL_DETAILSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

numrows

行数。

dbid

データベースID(デフォルトはローカルDBID)。

184.3.30 REGISTER_REMOTE_DATABASEプロシージャ

このプロシージャは、リモート管理フレームワーク(RMF)を使用して自動ワークロード・リポジトリ(AWR)でリモート・データベースを登録します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.REGISTER_REMOTE_DATABASE(
   node_id  IN NUMBER);

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.REGISTER_REMOTE_DATABASE(
   node_name      IN VARCHAR2,
   topology_name  IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-35 REGISTER_REMOTE_DATABASEのパラメータ

パラメータ 説明

node_id

AWRで登録する必要があるデータベースのRMFノード識別子。

node_name

AWRで登録する必要があるデータベースのRMFノード名。

topology_name

AWRで登録する必要があるデータベースのRMFトポロジ名。

この例では、AWRで、RMFノード識別子が10であるリモート・データベースを登録します。

EXECUTE DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.REGISTER_REMOTE_DATABASE(10);

184.3.31 REMOVE_COLORED_SQLプロシージャ

このプロシージャでは色の付いたSQL IDを削除します。SQLを色なしにすると、そのSQLがTOPリストを作成しないかぎり、スナップショットに自動的に取得されることはありません。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.REMOVE_COLORED_SQL(
   sql_id         IN VARCHAR2,
   dbid           IN NUMBER DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-36 REMOVE_COLORED_SQLプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

sql_id

13文字の外部SQL ID。

dbid

オプションのdbid(デフォルトはローカルDBID)。

184.3.32 RENAME_BASELINEプロシージャ

このプロシージャは、ベースラインの名前を変更します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.RENAME_BASELINE(
   old_baseline_name     IN   VARCHAR2,
   new_baseline_name     IN VARCHAR2,
   dbid                  IN NUMBER   DEFAULT NULL);

パラメータ

表184-37 RENAME_BASELINEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

old_baseline_name

旧ベースライン名。

new_baseline_name

新規ベースライン名。

dbid

ベースラインの名前を変更する必要があるデータベースID (デフォルトはローカルDBID)。

184.3.33 SELECT_BASELINE_DETAILSファンクション

このテーブル・ファンクションは、スナップショットの範囲について、ベースラインに対応するメトリックの値を示します。

このテーブル・ファンクションは、AWR_BASELINE_METRIC_TYPEオブジェクト・タイプのオブジェクトを戻します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.SELECT_BASELINE_DETAILS(
   l_baseline_id   IN  NUMBER,   
   l_begin_snap    IN  NUMBER DEFAULT NULL,
   l_end_snap      IN  NUMBER DEFAULT NULL,
   l_dbid          IN  NUMBER DEFAULT NULL)
 RETURN awrbl_details_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-38 SELECT_BASELINE_DETAILSファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

l_baseline_id

統計を取得する必要があるベースラインのID。0の値を指定すると、変動ウィンドウ・ベースラインの統計が戻されます。

l_begin_snap

ベースラインの開始スナップショット順序番号。

l_end_snap

ベースラインの終了スナップショット順序番号。

l_dbid

ベースラインのデータベース識別子。この値がNULLに設定されている場合は、ローカル・データベースのデータベース識別子が使用されます。デフォルト値はNULLです。

184.3.34 SELECT_BASELINE_METRICファンクション

このテーブル・ファンクションは、すべてのスナップショットについて、ベースラインに対応するメトリックの値を示します。

このテーブル・ファンクションは、AWR_BASELINE_METRIC_TYPEオブジェクト・タイプのオブジェクトを戻します。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.SELECT_BASELINE_METRIC(
   l_baseline_name     IN VARCHAR2,
   l_dbid              IN NUMBER DEFAULT NULL,
   l_instance_num      IN NUMBER DEFAULT NULL)
 RETURN awr_metric_type_table PIPELINED;

パラメータ

表184-39 SELECT_BASELINE_METRICファンクションのパラメータ

パラメータ 説明

l_baseline_name

メトリックを表示する必要があるベースラインの名前。

l_dbid

ベースラインのデータベース識別子。NULLに設定されている場合は、ローカル・データベースのデータベース識別子が使用されます。デフォルトはNULLです。

l_instance_num

メトリックを表示する必要があるインスタンス番号。NULLに設定されている場合は、ローカル・データベース・インスタンスのメトリックが表示されます。デフォルトはNULLです。

184.3.35 UNREGISTER_REMOTE_DATABASEプロシージャ

このプロシージャは、自動ワークロード・リポジトリ(AWR)からリモート・データベースの統計、メタデータ、パーティションなどをすべて削除します。このプロシージャの実行後は、リモート・スナップショットの作成など、あらゆるAWR操作でリモート・データベースを使用できなくなります。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.UNREGISTER_REMOTE_DATABASE(
   node_id        IN NUMBER,
   remote_check   IN BOOLEAN  DEFAULT TRUE);

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.UNREGISTER_REMOTE_DATABASE(
   node_name      IN VARCHAR2,
   topology_name  IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
   remote_check   IN BOOLEAN  DEFAULT TRUE);

パラメータ

表184-40 UNREGISTER_REMOTE_DATABASEのパラメータ

パラメータ 説明

node_id

AWRからデータを削除する必要があるリモート・データベースの識別子。

node_name

AWRからデータを削除する必要があるリモート・データベースの名前。

topology_name

リモート・データベースのRMFトポロジ名。

remote_check

TRUEに設定した場合、リモート・データベースのデータをAWRから削除する前に、そのメタデータが検証されます。このオプションでは、リモート・データベースが使用可能である必要があります。

FALSEに設定した場合、リモート・データベースのメタデータを検証せずに、AWRからデータが削除されます。使用できないリモート・データベース(オフラインであるか、ネットワークの停止が発生している)の登録を解除する場合は、このオプションを選択する必要があります。

この例では、データベース識別子が10であるリモート・データベースに関連するAWRデータを削除します。

EXECUTE DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.UNREGISTER_REMOTE_DATABASE(10);

184.3.36 UPDATE_DATAFILE_INFOプロシージャ

このプロシージャは、自動ワークロード・リポジトリ(AWR)に格納されているデータファイルおよび表領域情報を、データベースの現在の情報で更新します。このプロシージャは、データファイルまたは表領域が削除されているか、その名前が変更されている場合に役立ちます。この変更が次のスナップショットで常に取得されるとはかぎらないため、AWRレポートには最新の情報が表示されない場合があります。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.UPDATE_DATAFILE_INFO();

184.3.37 UPDATE_OBJECT_INFOプロシージャ

このプロシージャは、ローカル・データベースのオブジェクトを表すWRH$_SEG_STAT_OBJ表の行を更新します。これは、ローカル・データベースに属しているすべてのオブジェクトの現在の名前を判別しようとします。ただし、名前列に'MISSING'値または'TRANSIENT'値(あるいはその両方)を含むものは除きます。

このルーチンの起動ごとに実行される作業の量は、入力パラメータを設定することによって制御できます。

構文

DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.UPDATE_OBJECT_INFO(
   maxrows   IN  NUMBER  DEFAULT 0);

パラメータ

表184-41 UPDATE_OBJECT_INFOプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

maxrows

更新する最大行数。デフォルトは0で、制限がないことを意味します。