Oracleソフトウェア所有者ユーザーの作成

Oracleソフトウェア所有者ユーザー(oracleまたはgrid)が存在しない場合、または新規のOracleソフトウェア所有者ユーザーが必要な場合は、この項の説明に従って作成します。

  1. 次のコマンドを入力します。
    # smit security
    
  2. 次の情報を指定し、適切なメニュー・アイテムを選択してoracleユーザーを作成します。
    • 「Primary GROUP」フィールドに、Oracle Inventoryグループを指定します。たとえば、oinstallです。
    • 「Group SET」フィールドで、OSDBAグループを(必要に応じてOSOPERグループも)指定します。たとえば、dbaasmdbaoperなどです。

    ノート:

    oracleユーザーのUIDは、65536未満である必要があります。

  3. [F10]を押して終了します。
  4. oracleユーザーのパスワードを設定します。
    # passwd oracle
  5. Oracleソフトウェアの所有者ユーザー(oracleまたはgrid)で、CAP_NUMA_ATTACHCAP_BYPASS_RAC_VMMおよびCAP_PROPAGATEが可能であることを確認します。
    1. すでに設定されている権限を確認するには、rootとして次のコマンドを入力します。この例では、Oracle Databaseインストールのユーザー・アカウントはoracleです。
      # /usr/bin/lsuser -a capabilities oracle
    2. 権限を追加するには、次のコマンドを入力します。
      # /usr/bin/chuser 
      capabilities=CAP_NUMA_ATTACH,CAP_BYPASS_RAC_VMM,CAP_PROPAGATE oracle

インストール・ユーザーのユーザーID番号は、インストール前の作業で必要になるため、記録しておく必要があります。